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朝日「事実誤認」と抗議 週刊新潮の除染問題記事
朝日新聞は8日、福島県の放射性物質除染作業を報じた同紙の記事に、週刊新潮の10月16日号が「自作自演の闇がある」との見出しで報じたことに対し、事実誤認があり抗議したとする記事を8日付朝刊に掲載した。
週刊新潮の記事は、朝日新聞が13年1月に「手抜き除染 横行」の見出しで、福島県で汚染物質が回収されずに現場周辺の山や川に捨てられている実態を報じた記事や朝日新聞の取材の手法などを取り上げた。
手抜き除染の実態を告発する元作業員が、12年12月に環境相に送った文書は、朝日新聞記者が提出を主導したとの内容を掲載。これに対し、朝日新聞は元作業員の意思によるものと否定し、送った文書は記者が元作業員に頼まれパソコンでまとめたとしている。
また、週刊新潮は除染現場でのやりとりの録音は、朝日新聞記者がプレゼントしたボイスレコーダー(音声記録装置)によるものとしたが、朝日新聞は元作業員から「機械を貸してくれれば、作業の指示を記録する」と提案があったため渡したとしている。
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