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販売目的容疑で男逮捕 危険ドラッグ原料密輸事件

 危険ドラッグの原料麻薬が中国から密輸されたとされる事件で、東海北陸厚生局麻薬取締部が麻薬取締法違反(営利目的所持)の疑いで、兵庫県高砂市の元雑貨店経営田(でん)勝徳被告(51)=韓国籍、覚せい剤取締法違反(使用)罪で公判中=を逮捕していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

 同事件の逮捕者は3人目で、販売先の摘発は田容疑者が初めて。麻薬取締部は密輸した原料麻薬を使った危険ドラッグの製造過程を含め、事件の全容解明を進める。

 捜査関係者によると、田容疑者は7月、兵庫県西宮市で経営していた雑貨店で、危険ドラッグの原料麻薬「XLR−11」を含んだ植物片約200グラムを、販売目的で所持していたとされる。「(店で扱っていた)商品から麻薬が検出されても不思議ではない」と、おおむね容疑を認めている。

 麻薬取締部は6月末以降、「XLR−11」を中国から密輸しようとしたなどとして、東京都稲城市の音楽制作業趙顕夫(48)、石川県七尾市の映像クリエーター岡田実(43)の両被告=いずれも薬事法違反罪などで起訴=を逮捕。2人が拠点にしていた七尾市内の納屋から危険ドラッグの製造に使ったとみられる機材などを押収し、商品の卸先を調べ、田容疑者が浮上した。

 田容疑者は7月、経営する店に指定薬物入りの液体を置いていたとして、近畿厚生局麻薬取締部が薬事法違反(販売目的所持)容疑で逮捕。その後、覚せい剤取締法違反容疑でも逮捕、起訴された。

(中日新聞)

 

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