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米捜査官、実在女性の偽SNSページ作成で訴訟に

2014年10月09日 10:04 発信地:ニューヨーク/米国

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米捜査官、実在女性の偽SNSページ作成で訴訟に ▲ キャプション表示
×米テキサス(Texas)州ヒューストン(Houston)で撮影された、米麻薬取締局(US Drug Enforcement Administration、DEA)捜査官のバッジ(2009年7月22日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Eric Kayne
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【10月9日 AFP】米国の女性が、自身の氏名で交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)に偽アカウントを作成され、肌を露出した写真などを掲載されたとして、米政府と連邦捜査官を提訴していたことが分かった。写真は女性から押収した携帯電話に保存されていたもので、偽のフェイスブックページは当局が麻薬密売人らをわなに掛けるために使用されていた。

 原告のソンドラ・アーキエット(Sondra Arquiett)さん(28)は昨年、米北東部の学園都市シラキュース(Syracuse)の連邦地方裁判所に訴えを起こした。裁判については、米ニュースサイト「バズフィード(BuzzFeed)」が今週初めて報じるまでほとんど知られていなかった。

 アーキエットさんは2010年7月、コカインの分配計画に関与した疑いで逮捕され、携帯電話を押収された。逮捕の1か月後、米麻薬取締局(US Drug Enforcement AdministrationDEA)のティモシー・シニゲン(Timothy Sinnigen)捜査官が、犯罪者らと接触を図る目的で、アーキエットさんの結婚後の名前「ソンドラ・プリンス(Sondra Prince)」でフェイスブックのアカウントを作成。押収した携帯電話から、肌をあらわにした姿を含むさまざまなポーズのアーキエットさんの写真や、幼い息子やめいの写真までもを回収し、フェイスブックに投稿した。

 このページは、今週初めまでインターネット上での閲覧が可能だったが、バズフィードの報道後に削除された。アーキエットさんは、憲法上の権利の侵害と感情的・精神的苦痛に対する損害賠償として75万ドル(約8100万円)の支払いを要求している。(c)AFP

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