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円安で輸入企業の倒産が増加
10月9日 4時10分

円安で輸入企業の倒産が増加
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このところの円安ドル高傾向により、先月、原材料などを海外から輸入する企業の倒産が前の年の同じ月と比べて18%増え、調査した信用調査会社は今後、円安を理由とする倒産が増えるおそれがあるとしています。

民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、先月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は785件で、前の年の同じ月と比べて3.9%減りました。
倒産件数が前の年を下回るのは、これで14か月連続です。
一方、このうち原材料などを海外から輸入する企業の倒産は52件で、前の年と比べて8件、率にして18%増えました。
信用調査会社は、1ドル=110円台まで進んだ最近の円安ドル高傾向で、輸入価格が上昇し、収益が悪化したことが影響したと見ています。
また、別の信用調査会社「東京商工リサーチ」のまとめでも、先月、円安が理由の1つとなった倒産の件数は28件で、前の年の同じ月と比べて2.8倍に増えました。円安は、輸出を中心とする企業の収益を押し上げる効果がある一方、輸入に依存する企業にとっては収益を圧迫する要因になり、信用調査会社は「中小企業を中心に今後、円安を理由とした倒産が増えるおそれがある」と話しています。

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