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【山谷氏への「懇ろ」やじ】
「懇ろ」やじに逃げの一手 問われる民主党の品格
一夜明けたらさすがに態度が変わると思っていたが、この党に対してはその考えも甘かった。
8日午前。枝野幸男幹事長は記者団に「現場に任せている。私自身は報道で間接的にしか報告を受けていない。報告が必要な事態であれば報告があると思う」と述べ、“われ関せず”の姿勢を貫いた。そもそも間接的な報告を受けていながら詳細な報告を求めないということは、幹事長が出るまでの事態ではないという判断なのだろう。
午後には、榛葉賀津也参院国対委員長が自民党の参院国対委員長との会談で「巷間(こうかん)いわれているような意味ではないが、まことに申し訳なかった」と陳謝した。だが、普段は立ち止まって記者の取材に応じる榛葉氏も、都合が悪いからか歩きながらの対応で、「注意があり、重く受け止めてこちらからしっかりと整理をしたい」と述べるだけ。さらに質問を投げかける記者を無視して国対部屋に逃げ込んだ。
そもそも、民主党は6月に東京都議会で自民党議員が女性議員に「早く結婚した方がいい」と発言した際は、「女性の尊厳、人格を踏みにじるやじ」(当時の大畠章宏幹事長)と糾弾したはずだ。身内の不適切な発言には自発的な処分もせず、対応は本人任せで、当人もマスコミに追及されてはじめて謝罪する。大層立派な政党である。