「このままでは持たない。一度、今の宅配のシステムを作り直さねば」。ヤマト運輸の持ち株会社、ヤマトホールディングス社長、木川真(64)の危機感は強い。
ヤマト運輸元社長の故小倉昌男が宅配便を生み出したのは1976年。築き上げた効率的な配送システムを組み替えねばならない事態とは、「物流のパンク」の危機だ。
インターネット通販の普及で宅配物の国内取扱個数は昨年、36億個と20年前の3倍に達した。このペ…
持ち株会社、ヤマトホールディングス、木川真、小倉昌男、中谷康夫、ヤマト運輸、物流、インターネット通販、経済、クロノゲート、日立製作所、ユニ・チャーム、ファクトセット、フェデックス、日立物流、ヤクルト本社