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スクエニ『ハイスコアガール』著作権侵害の事実はないとしてSNKプレイモアを民事提訴!

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これまでの経緯

SNKプレイモアは、スクウェア・エニックスが出版している漫画『ハイスコアガール』が「自社のキャラクターを無断使用し著作権を侵害している」として刑事告訴。

8月5日、大阪府警が著作権法違反の疑いでスクエア・エニックス本社を家宅捜索した。

それを受けて、スクウェア・エニックスは『ハイスコアガール』の雑誌連載休止を決定、コミックを自主回収・電子書籍も配信停止している。

詳細な経緯は以前記事を参照願います。
漫画『ハイスコアガール』ゲームキャラクター無断使用、著作権法違反容疑でスクウェア・エニックスに家宅捜索

漫画『ハイスコアガール』月刊ビッグガンガン連載も一時休載


スクエニ「著作権侵害の事実はない」として刑事告訴したSNKを民事告訴



10月8日、スクウェア・エニックスが『ハイスコアガール』に「著作権侵害の事実はない」として刑事告訴したSNKプレイモアを民事告訴。

自社公式ページで発表。
訴訟提起のお知らせ | スクウェア・エニックス

株式会社スクウェア・エニックス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下「当社」)は、本日、株式会社SNKプレイモア(以下「被告」)を相手方として、債務不存在確認請求訴訟を大阪地方裁判所に提起いたしましたので、お知らせします。


提訴内容は「債務不存在確認請求訴訟」
著作権侵害の事実はないということは・・・

・キャラクターの引用は著作権侵害に当たらない。
・キャラクターは架空のものであり、実在ゲームとは関係ありません。
・『ハイスコアガール』での漫画表現はキャラクター引用に当たらない。

いずれかの訴えだろか?詳細が気になる…


スクエニは不利そうだが…?
ただ、漫画『ハイスコアガール』で登場するキャラクター・ゲームタイトル名は実名表記で、クレジット(スペシャルサンクス)欄にも『SNKプレイモア』とバッチリ明記しているので、SNKキャラクターとは関係ないという言い訳は苦しい…。
スクエニ側は「引用の範疇」、「漫画業界の慣例の範疇」と訴えるしか無い気はする。


どちらにせよ、スクエニは徹底抗戦の構えで、泥沼化・長期化すると可能性も出てきた。



まとめ


盗作での民事訴訟の判例は多くあるが、今回のような引用、または「著作権的にグレーだが漫画業界の慣習の延長上にあるきわどい事象」の訴訟で、しかも刑事訴訟は前代未聞。
どのような判決が行なわれるか注目される。

・・・泥沼化して変な判例を作ってしまうより、できればさっさと和解して無かったことにして欲しいところ。

おわり

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ハイスコアガール(1) (ビッグガンガンコミックススーパー)
押切 蓮介
スクウェア・エニックス (2012-02-25)

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