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独で「イスラム国」支持者とクルド人衝突
10月9日 4時46分

独で「イスラム国」支持者とクルド人衝突
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ドイツでは、イスラム過激派組織「イスラム国」を支持する過激派のメンバーとクルド人のデモ隊が衝突して、これまでに20人以上がけがをし、シリアやイラクでの戦闘が続くなか影響を不安視する声が高まっています。

イスラム過激派組織「イスラム国」が、トルコと国境を接するシリア北部のクルド人の都市で攻勢を強めるなか、ドイツでは国内に60万人いると言われるクルド人が「イスラム国」やその支援者に対する抗議デモを各地で行っています。このうちドイツ北部のハンブルクでは、7日から8日にかけて、クルド人と「イスラム国」を支持する過激派のメンバーの間で衝突が起き、20人以上が拘束されたほか、これまでに14人がけがをしました。
また別の町でも、クルド人のデモ隊と「イスラム国」の支持者らが衝突し、デモの参加者や警備に当たっていた警察官合わせて9人がけがをする事態となっており、市民の間ではシリアやイラクでの戦闘が続くなか影響を不安視する声が高まっています。
ドイツ政府は、「イスラム国」に対抗するイラク国内のクルド人勢力に対し武器の供与を行う一方で、ドイツ国内で、戦闘員の勧誘やイスラム国を支援することにつながるあらゆる行為を禁止する方針を打ち出すなど、国内に住むイスラム過激派の動向に神経をとがらせています。

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