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エボラ出血熱 米で初めて患者死亡
10月9日 4時10分

エボラ出血熱 米で初めて患者死亡
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西アフリカからアメリカに入国し、その後、エボラ出血熱を発症した男性が、8日、治療を受けていた南部テキサス州の病院で死亡しました。
アメリカ国内でエボラ出血熱の患者が死亡するのは初めてです。

亡くなったのは、エボラウイルスの感染が広がっている西アフリカのリベリアから、先月20日、アメリカに入国し、その後、体調を崩してエボラ出血熱を発症した男性です。
テキサス州の保健当局によりますと、男性は10日間病院で治療を受けていましたが、8日朝、亡くなりました。
アメリカ国内でエボラ出血熱の患者が死亡するのは初めてです。
男性への病院側や当局の対応を巡っては、男性を隔離する2日前に、診察していたにも関わらず、感染を疑わずに帰宅させていたことや、男性の治療を始めてからもしばらくの間、未承認薬を投与しなかったことを疑問視する声が上がっています。
また、男性と接触するなどして、エボラウイルスに感染している可能性のある人がこれまでに48人に上っていて、保健当局は1日に2度、体温を測り体調に変化がないか、監視を続けるなど対応に追われています。
医療設備が整ったアメリカでもエボラ出血熱による死者が出たことで、今後、感染拡大を防ぐための対策強化を求める声がいっそう高まることも予想されます。

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