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産経新聞前ソウル支局長を在宅起訴
10月8日 21時22分

産経新聞前ソウル支局長を在宅起訴
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産経新聞のコラムが韓国のパク・クネ(朴槿恵)大統領の名誉を傷つけたとする市民団体の告発を受けて捜査を進めてきた韓国の検察は「根拠もなしに大統領の名誉を傷つけた」などとして、コラムを執筆した前ソウル支局長を8日、在宅のまま起訴しました。

これは8月3日に産経新聞のウェブサイトに掲載されたコラムがパク・クネ大統領の名誉を傷つけたとして韓国の市民団体が、コラムを執筆した加藤達也前ソウル支局長(48)を告発していたもので、ソウル中央地方検察庁は、加藤前支局長を出国禁止にするとともに3回にわたって事情聴取するなどして捜査を進めてきました。
その結果、ソウル中央地検は、記事の内容は客観的な事実と違っており、根拠もなしに大統領の名誉を傷つけたうえ、反省や謝罪の意向を見せていないなどとして、8日、加藤前支局長をインターネットを使って名誉を毀損した罪で在宅起訴しました。
この問題を巡っては、日本新聞協会が「報道機関の取材・報道活動の自由、表現の自由が脅かされることを強く懸念する」という談話を発表しているほか、ジャーナリストの国際団体などからも韓国政府の対応を批判する声が上がっていました。
また、8月にミャンマーで行われた日韓外相会談では岸田外務大臣が韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相に直接、懸念を伝えていました。

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