音楽配信大手のUSENが8日発表した2014年8月期連結決算は、純利益が67億円と前の期比39%増えた。主力の音楽配信事業は、個人向けの苦戦が続くが飲食店向けが堅調だった。病院やホテル向けの自動精算システムや法人向けインターネット接続サービスの販売も好調だった。
売上高は2%増の692億円だった。病院やホテルに納入している料金支払いを自動化するシステムの販売が増え、収益を押し上げた。営業利益は98億円と13%増加した。売上高の半分強を占める音楽配信事業は、個人向けの落ち込みが響き減収だったが、利益面では営業体制強化の投資が一巡、増益を確保した。新規事業の飲食店向け集客支援事業も伸びた。
15年8月期は売上高が前期比1%増の700億円、純利益は11%減の60億円を見込む。飲食店向けの音楽配信やネット接続サービスは堅調で増収を見込むが、人材採用の強化を予定しており人件費増が利益を圧迫する。
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