元世界3階級王者の亀田興毅(27)=UNITEDジム=が11月1日にアメリカ・シカゴのUICパビリオンでノンタイトル戦を行うことが7日、決まった。
興毅にとってはWBA世界バンタム級王者時代の昨年11月19日、韓国で孫正五(韓国)に2−1の判定勝ちを収めて以来の試合。相手は元WBA世界ライトフライ級王者ロベルト・バスケス(31)=パナマ。当日はWBO世界バンタム級王者和毅が同級暫定王者アレハンドロ・エルナンデス(メキシコ)と王座統一戦となる3度目の防衛戦を行うが、興毅の試合はその前座となる。
WBAは世界スーパーフライ級王者河野公平(ワタナベ)と同級2位興毅の指名試合を指示していたが、興毅に国内ライセンスがないため、暗礁に乗り上げた状態。結局、河野は年末に別の選手と防衛戦を行う予定だが、その勝者が興毅と戦う案も浮上。興毅がこのまま試合をしなければ、ランキングが下がって挑戦権を失いかねないため、ノンタイトル戦を挟んだようだ。悲願の4階級制覇へ、興毅が動きだした。 (竹下陽二)
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