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「女性の名前見てどんな子かと想像した」…配達前のはがき盗んだ容疑、郵便局元契約社員を逮捕

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「女性の名前見てどんな子かと想像した」…配達前のはがき盗んだ容疑、郵便局元契約社員を逮捕

 勤務していた郵便局内ではがき3枚を盗んだとして、大阪府警港署は8日、窃盗容疑で、日本郵便大阪港郵便局元契約社員、加田裕之容疑者(28)=大阪市大正区千島=を逮捕した。加田容疑者は容疑を認め、「受取人が女性のものばかりを盗んだ。名前を見て、どんな子なのかを想像して楽しんでいた」などと供述。「他にも200枚くらい盗んだ」とも話しており、同署が余罪を調べる。

 逮捕容疑は昨年1月上旬と3月中旬、勤務していた大阪港郵便局内で年賀状とはがき計3枚を盗んだとしている。

 同署などによると、今年8月下旬、同市港区八幡屋のマンションで、集合ポストのうちの空き部屋の郵便受け1つに100枚以上のはがきがたまっているのを住人が見つけた。同郵便局が地域の配達担当者だった加田容疑者に事情を聴くと、過去に盗んだはがきや封書をこのポストに隠していたことを認めたという。

 加田容疑者はあて名が女性とみられるはがきなどを配達前に抜き取り、大半をこのマンションのポストに隠していたとみられる。加田容疑者の局内のロッカーと自宅からもはがきなどが見つかり、同署は計124枚を押収した。

 加田容疑者は9月9日付で懲戒解雇となり、同郵便局は今月1日に被害届を提出した。日本郵便近畿支社は「指導を徹底し、再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。

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