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土砂崩れ 対応放置は引き継ぎミスが原因10月8日 18時44分
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6日、台風による大雨で土砂崩れが起き、1人が死亡した横浜市の裏山で宅地造成を行った業者に対して、横浜市が4年前、必要な安全対策を取るよう指導しながらその後の対応を放置していた問題は、人事異動の際の引き継ぎミスが原因だったことが分かりました。
6日、住宅地の裏山の土砂が崩れて1人が死亡した横浜市緑区の現場では、不動産業者が必要な安全対策を取らずに宅地造成を行っていたとして、4年前に市から是正指導を受けましたが、横浜市はその翌年以降、対応を放置していたことが分かっています。
これについて、横浜市の林文子市長は記者会見で、担当者が人事異動で交代した際の事務の引き継ぎミスが原因だったことを明らかにしました。
そのうえで、今回のケースと同じように、宅地造成が行われた裏山や崖で市が是正を指導していながらその後の対応が徹底されていないケースがないか、早急に確認作業を進める考えを示しました。
林市長は「不動産業者への対応を放置してしまったことに責任を感じており、おわび申し上げたい。二度とこうしたことがないよう事務の引き継ぎを完璧にやっていきたい」と述べました。