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韓国の専門家「有罪になる可能性」
10月8日 23時18分

産経新聞の前ソウル支局長が、インターネットを使って名誉を毀損した罪で起訴されたことについて、韓国の専門家は裁判の見通しについて、有罪になる可能性があるとしています。

報道と国家権力の問題に詳しい韓国のパク・チュミン(朴柱民)弁護士は、「今回の報道は朝鮮日報を基にしているにも関わらず、産経新聞だけ起訴するのは、言論の自由を弾圧することであり、公平性を欠いた起訴だ」と強く批判しました。
そして「このような疑惑を提起することが起訴につながるのなら、当然、言論は今後、萎縮してしまうだろう」と述べて、メディアに与える今後の影響について懸念を示しました。
また、裁判の見通しについて「被告は、報道内容が事実だと信じた根拠を立証しなければならない。これは容易ではなく、有罪になる可能性がある」と指摘しています。また、刑法に詳しいチェ・ジンニョン(崔秦寧)弁護士は、名誉毀損の罪を問うには、故意に名誉を傷つけようとしたかどうかがポイントになるとしたうえで、「結果的に、名誉を毀損しても仕方がないという未必の故意があったと判断される可能性が非常に高いと思う」と述べ、有罪になる可能性が高いのではないかとしています。一方で、「大統領府としては、単純な政策批判というよりは、大統領のリーダーシップをおとしめようとする意図があると考えたのではないか」と述べて、政府への批判とパク大統領個人に関する報道を区別して対応しているのではないかと推測しています。

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