ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇・名城大教授は、名古屋大教授時代に取得した特許で、名大に約14億円の特許収入をもたらした。

 名大によると、赤崎さんは1959~64年と、81~92年に在籍。最初の特許は85年で、これまでに青色LEDの基礎となる基板の作製など、基本的なものだけで六つの特許を取得したという。

 主な特許は2007年で期限が切れたが、そのほかの関連する特許もあわせ、収入は計14億3千万円に上った。06年には大学構内に赤崎さんの業績を顕彰して「赤崎記念研究館」が建てられ、研究拠点として活用されている。