産経に謝罪と訂正要求、韓国保守系団体がデモ

　韓国の大統領に関する記事をめぐり産経新聞の前ソウル支局長が検察の捜査を受け、出国できない状況が続く中、保守系の団体が謝罪と訂正記事を求めるデモを行いました。

　産経新聞は８月３日付の電子版で、旅客船沈没事故当日の朴（パク）大統領の行動を報道。これが「大統領に対する名誉毀損」にあたると告発した保守系の団体などが８日、デモを行い、記事の訂正と謝罪を求めました。

　デモでは「殺す、殴って捕らえろ」などの言葉も連呼され、一時、警備に当たる警官と激しくもみ合う事態になりました。

　記事を書いた前ソウル支局長に対しては、韓国の検察がこれまでに３回事情聴取を行い、出国禁止措置を続けており、外国メディアを中心に「報道の自由や人権を脅かすものだ」と非難の声が上がっています。（08日20:54）