投資銀行に入社して三年目の若手社員は、大体、幾らくらい貰っているのでしょうか?

就活関係サイトの持ち株会社、ダイス・ホールディングス(ティッカーシンボル:DHX)のサイトのひとつ、イー・フィナンシャル・キャリアーズによると、投資銀行入社一年目の社員の基本給は平均して785万円、ボーナスは384万円なのだそうです。(但しこれはいわゆるフロント・オフィスとよばれる、営業部、トレーディング部、調査部、法人部に配属された新人の平均。管理部門などは含みません。また勤務地はロンドンです)

しかし入社三年目になると、配属部署によってかなり報酬に差が出てくるとヘッドハンティング会社、ジ・オプションズ・グループは指摘しています。

下はいわゆる「アソシエート」レベルの社員の典型的な報酬です。調査地域はグローバルです。なお基本給とボーナスの原典データはレンジで示されていますが、ここでは単純にそれぞれの中値を採りました。

1

ここで最も高いのはシンジケート部の3,392万円でした。なおボーナス部分は部署全体の業績や個人の成績に大きく左右されます。

アメリカやイギリスでは、投資銀行の場合、早ければ大学2年生の時から就職活動が始まります。特に大学3年生のサマー・インターンシップへの応募は、とても難関です。

今はちょうど2015年のサマー・インターンシップの願書受付が各投資銀行で始まったばかりです。現在の大学3年生は2016年6月頃に卒業ということになりますが、就職活動にあたっては2015年の夏にサマー・インターンシップを終了していることが必要になります。その願書受付が、今だというわけです。

【参考】
UBSの「インサイツ」プログラムの紹介ページ