最近はFacebookでの新店情報に煽られることが多い。
ラーメン屋の店主さんだったり、私より遥かにラーメンの造詣が深い人が「わざわざ」一日掛けて行く店が投稿されていたりすると、気になって夜も眠れないので、自宅でぐっすり寝てゆっくり起きて、出発。
三島駅に着いたのは10時半、一軒目まで歩いて40分、開店時間が11時30分なのでちょうどいい感じ。
駅の南口には河とか湧き水にちなんだ伊豆半島の名所が多く紹介されていて、今日のラーメン屋さん巡りの途中で立ち寄れたら立ち寄りたい。
訪問する予定のラーメン屋さんは、三島駅から出ている伊豆箱根鉄道に乗って行くべきですが、まあ、全行程歩いてみるか。
最寄り駅の三島広小路駅からなら徒歩25分ですが、天気もいいしと三島駅から徒歩50分。
猪のしし@静岡県駿東郡清水町、着いたのは開店10分前だったので、近くをぶらっとして戻ってくると、10人以上が並んでいました。
1994年創業ですので、ちょうど開店20周年、店内はカウンター9席にテーブル14席と、いわゆる中華食堂。
ラーメンのメニューは醤油、塩、味噌と揃っています。
スタミナは味噌、醤油、あんかけは塩、醤油、とんこつラーメンもあり、平日にはつけ麺も販売されています。
ラーメンマップ静岡に掲載されていた料理を注文し、店内を見渡しながらラーメンの出来上がりを待ちます。
20分ほど待ってスタミナラーメン(味噌)750円。
旨味だけを煮出した清湯の豚骨出汁、ゲンコツや鶏ガラも合わせてあり、このスープが美味しいことが、猪のししのウリですね。
やや縮れた中細麺は短め、小さい子供でも食べにくくない。
甘辛に炒めた豚バラと玉ねぎが乗せられていて、ニンニクを利かせることで「スタミナ」なのでしょう。
取り立てて何がどうというコトの無いラーメンですけど、このレベルを10年以上、四季を通じて維持することはとても大変なコトだと思います。
美味しかったなあ、御馳走様でした。
柿田川公園にある柿田川湧水群。
『柿田川は柿田川公園の「わき間」から湧き出る湧き水に源を発し清水町役場付近で狩野川に合流する清流です。 水温は一年を通して約15度前後で安定しています。またミシマバイカモなどが有名です。 柿田川湧水郡は名水百選にも選ばれる名水で、湧水量は日に70万トンから100万トン程度で東洋一を誇っています。』(ホームページより引用)
第二展望台から真下を望むと、こんこんと湧き出る湧き水、吸い込まれるように奇麗。
公園奥の八つ橋、ここにも湧き水が沸いている場所があって、とても神秘的。
県道沿いを南下すること45分で麺処田ぶし三島店@静岡県三島市安久、45分も歩くならレンタカーを借りたらいいと言う話しもありますが。
私の歳では10分で移動してもすぐにラーメンを食べられないので、この位歩くのは苦ではありません。
この交差点には2007/10に来ていて、藤堂、まる井、鈴福は食べたけど田ぶしだけ残していて。
都内からのチェーン店だから一生食べにくることは無いと思っていましたが、世の中、分からないものですね。
ロードサイドなのでカウンターは13席、4人掛けテーブルが4卓、6人掛けテーブルが3卓と店内は広く、休みの日とは言え、アイドルタイムで半分の入りは如何に流行っているかと言うこと。
台湾まぜそばは秋の限定メニューとして、三島店、沼津店が9/18から、富士店、静岡店は9/24よりの発売が始まりました。
終了日は不明ながら「秋」というのだから10月いっぱいくらいまでかな、よく分からないけど。
程なくして台湾まぜそば800円、大盛無料でしたが並盛りでお願いしました。
トッピングはニラキムチ、刻みタマネギ、刻みネギ、海苔、魚粉。豚挽き肉に卵黄。
箸を差し入れて麺を絡めようとすると、唐辛子を練り込んだ自家製麺の「とんがらし麺」が一玉、試しに麺だけ食べてみましたか、あんまり辛くない。
そのままかき混ぜるとタレが多いのでかき混ぜやすいです。
全体的に唐辛子で辛さ強調ですが、辛くするなら、むせかえるほど辛くして欲しいですね。
意味は分からないけど、タレがかなり多くて餡や韮が麺に絡むのを滑らせてしまい、自然と追い飯用に餡が残ります。
麺を食べ終わって追い飯をお願いしたら、小鉢にちょこっとのワイズ方式。
たっぷり残っている餡とともに美味しく頂き、御馳走様でした。
次のお店は向かってきた大通りをそのまま北上する方が近道ですが。
それではつまらないので、川沿いに北上するルートとします。
先の店から50分歩いて次郎長本店(味の終着駅)@静岡県三島市、「味の終着駅」とは大きく出ましたね。
結構大きめの店構えですが、カウンター4席、4人掛けテーブルが3卓、6人掛けの小上がりが2卓と意外に少なめ。
空いていたカウンター席に座ってメニューを見ていると「お決まりになりましたら、伝票にお書き下さい」と声を掛けられます。
注文を自分で伝票に書くラーメン屋さんは初めてで、試しに「蒙古タンメンの野菜多め」って書いてみたくなりました。
何とも年季の入ったテーブル、麺茹では男性店員さんでしたが、他は全員が女性店員さんでした。
程なくしてラーメン600円、なんともたっぷりのスープです。
物の本によると「ボリュームが多く、コストパフォーマンスがいい」とありましたが、見た感じではスープは多いけど麺は少しだけ多め、みたいな。
透き通ったスープは煮干しダシ全開で、あっさりした中にもしっかりした味わい。
中細の縮れ麺は「このスープになぜ」的な側面を持ちつつ、麺単体でもするすると食べらます。
大きめのチャーシューが3枚、固めのメンマが数本、薬味ネギがバッと散らされていて。
スルッと食べてしまってご馳走様、今日は3杯で打ち止めにします。
そのまま三島駅に向かうと40分ほど、途中、奇麗な水路がとても印象的でした。
三島駅から真っ直ぐに帰宅、ふう、なんとかノルマ消化しました。