女性切りつけ容疑工藤会を捜索10月06日 20時34分
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去年１月、福岡市博多区の路上で女性が切りつけられてけがをし、指定暴力団、工藤会の最高幹部ら１６人が逮捕された事件で、警察は６日、北九州市の工藤会トップの自宅などを捜索しました。
この事件は、去年１月、福岡市博多区の路上で当時４５歳の看護師の女性を殺害しようと刃物で切りつけけがをさせたとして、北九州市に本部がある指定暴力団、工藤会のトップで総裁の野村悟容疑者ら１６人が刑法より罰則が重い組織犯罪処罰法の殺人未遂の疑いで逮捕されたものです。
警察は、容疑を裏付けるため捜査員およそ２００人の態勢で関係先およそ４０か所を捜索し、このうち、北九州市小倉北区の野村容疑者の自宅では、機動隊が警戒に当たるなか、およそ８０人の捜査員が午前１０時すぎから３時間あまりにわたって捜索を行いました。
捜索は午後６時半までにすべて終わり、組員の名簿や連絡先が書かれた書類などおよそ１００点を押収したということです。
この事件は野村容疑者が通っていたクリニックでの看護師との個人的なトラブルが発端と見られていて警察のこれまでの調べで、事件の数日前、工藤会系の暴力団員が看護師を尾行する姿がＪＲ小倉駅や博多駅など複数の防犯カメラに映っていたほか、事件当日も現場付近の防犯カメラに工藤会系の暴力団員が確認されたということです。
警察は、工藤会が事件に組織的に関与していたとみてさらに詳しく調べています。