2014.10.6 21:27

マエケン、痛恨3失点でマツダでの初CS逃す…広島19年ぶり2位ならず

ゲームセット後も一人ベンチの最前列でぼう然とした表情の広島・前田=マツダスタジアム(撮影・森田達也)

ゲームセット後も一人ベンチの最前列でぼう然とした表情の広島・前田=マツダスタジアム(撮影・森田達也)【拡大】

 (セ・リーグ、広島1-4巨人、最終戦、巨人13勝10敗1分け、6日、マツダ)広島は先発したエース・前田健太投手(26)が8回10安打3失点で、今季9敗目(11勝)を喫した。広島はこの日の最終戦で勝てば、1995年以来の2位となり、本拠地マツダスタジアムで初となるクライマックスシリーズ(CS)を開催できたがエースで勝てず。2年連続の3位で、11日から始まる阪神とのCSファーストステージ(甲子園)を戦う。

 マエケンが、マウンドで悔しさを隠しきれなかった。同点で迎えた八回、二死から安打と四球で一、二塁のピンチを背負う。ここで迎えたアンダーソンに投じた初球、低めの変化球を中越え二塁打され、痛恨の2点を失った。1点リードの六回には二死三塁からボークで三走の生還を許し同点。8回118球の気迫の投球を見せたが、白星には届かなかった。

 降板後もベンチで味方に声をかけ続けたマエケンは、試合終了後もしばらく動けずグラウンドを見つめ続けた。これで今季の巨人戦は6試合に登板し、1勝4敗となった。最終戦で敗れた野村監督は「勝って2位を決めたかったが、(ファンに)申し訳ありません。CSでは昨年の経験をいかし、必ず選手たちがやってくれると信じている」とファンにあいさつ。レギュラーシーズンで味わった悔しさは、巨人が待つCSファイナルステージで晴らすしかない。

エルドレッド(三、五回の好機で三振)「タイミングを外された。CSは新しいスタート。甲子園で昨季と同じことを繰り返すだけ」

広島・山内投手コーチ(前田に)「重圧はあったと思う。アンダーソンへの初球は注意していたと思うが、打たれてしまった」

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