黙々と楽しむ事が出来る美文字練習、今回は飽きずに続けたい

以前「ネガティブ思考の時に没頭出来そうな物を見つけた」という記事で、マンダラの塗り絵を買ったと書いた。大人の塗り絵はとても細かくて、色やデザインのセンスが無い私でも綺麗に仕上げる事が出来て楽しかった。が、数枚やったら飽きてしまった。

黙々と出来る趣味を以前から探していて「塗り絵!楽しそう!」と思ったので、早々と飽きてしまった自分にガッカリだ。やる気満々で色鉛筆まで購入したのに、それほどハマる事なくそっと本棚にしまう…なんて、私にはよくある話。

何か没頭出来そうなモノは無いか…と考えていた時、羊毛を専用の針でひたすらツンツンツンツンツンツン…と刺して作る動物の人形(羊毛フェルト)に挑戦してみようとも考えた。

ただ私はぬいぐるみが好きというわけではないし、部屋にモノが増える事も好きではないし、ホコリのアレルギーもあるので、そうなると一体何をモチベーションに作成すればいいのか…。そんな事を考えて、やめた。

こんな風に出来上がれば可愛いのだけどね。

次に考えたのはクロスステッチ。クッションカバーなどの布に×印の刺繍をして様々な絵を描いていくもの。しかし、これも作成したモノをどうすればいいか分からないのでやめた。私は部屋に不要なモノを増やしたくないので、そういう意味では塗り絵がちょうど良かったのだけど…。

何か他に良いものは無いか…と考えている時にふと、かなり前に購入したペン字練習帳の事を思い出した。私は字を書く事が好きなのだけれど、そのわりに下手クソだ。字のバランスが悪く、丁寧にゆっくり書いてもどうにも大人の素敵な字にならない。

なので基礎から癖を直していこうと思い購入したのだが、買って中身をペラペラとめくったらそれだけで満足してしまい、さらに面倒くさくなり結局1度も使わずにいた。

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で、最近この本を使って美文字練習を始めたのだが、これが意外と楽しい。ラジオを聴きながら黙々と出来るし、想像以上に集中する事が出来る。練習中は文字の事だけを考えているので、雑念を取り払う事も出来る。

塗り絵と何が違うのかを考えてみると、字の練習の場合は「上達する事」を目的としているので、"止め・はね・はらい"や線の長さや角度など、手を動かしながら頭でも考える必要があり、想像以上に脳が忙しいのだ。

さらに少しずつ上達していくと「技術が身に付いている」という実感が湧くので「もっとやりたい」と思える。塗り絵に飽きてしまったのは、やってもやっても何も身に付かない為、それに"意義"を感じられなくなったからだろう。

美文字練習はペン字が上手くなってもそれで終わりではなく、興味を持つことが出来れば筆ペンや書道にも繋がるので、道のりが長いというところも良い。字が綺麗になれば、それは"人に言える特技"になるところも良い。

良いことだらけの美文字練習。何でも形から入りたい私は今、書きやすくて素敵なボールペンが欲しいと思っている。今度、文房具店に見に行くつもりだ。そしてきっと、筆ペンや水で書ける習字半紙も買ってしまうかもしれない。

楽しみが1つ増えた事は嬉しいが、反面少し自分が心配だ。とりあえず今のところは楽しんでいるが、飽きっぽい性格なので続けられるかどうか…。どうにか飽きずに続けたい。そして私の少ない趣味の1つにしたい。