あのヒット番組、作ったのは私です。

プロデューサーが語る「徹子の部屋」の秘密

『徹子の部屋』プロデューサー 田原敦子氏に聞く

父は田原総一朗!徹子さんとの共通点は?

――田原さんは父親がジャーナリストの田原総一朗さんですが、黒柳さんと田原さんはどちらも「聞く」ことに関するプロ。2人に共通点はありますか。

父とは世代が一緒というのもありますが、人一倍“好奇心”がありますね。「へぇ~」だけではすまされない。普通は流してしまうような質問でも、自分が納得いかないと何度も何度も聞いていく。ある意味しつこい(笑)。

それに若い世代にも関心があり、「今、人気な人がどうして人気があるか知りたい」というところも似ていますね。父は「AKB」ですが、黒柳さんもジャニーズが大好きで、先日も「A.B.C-Z」という男性アイドルユニットをゲストに呼びましたが、発案は「パフォーマンスもできるすごいグループがいるから」という徹子さんからでした。一方、硬派な面もあって、戦争を伝えなければという使命感もある。「徹子の部屋」では、毎年8月15日あたりは戦争経験者をゲストに呼ぶ日を必ず作っています。

ただ最近、2人とも相手の話を最後まで聞かないんです(笑)。特にうちの父なんかはそうなのですが、黒柳さんも「だからあなたはこうなのね」と自分で結末を話してしまうので、もう少し話を聞いてくださいと(笑)。

――インタビューする前は、「黒柳さんにどう立ち向かっているか」をお聞きしたかったのですが、そうではないのですね。

すごい失礼な言い方ですが、「お友達」という感じでやらせていただいています。プライベートでは、私は黒柳さんの“ガールズ仲間”。黒柳さんはメール魔で、メールの最後にさくらんぼの「絵文字」がついたメールがしょっちゅうきます。趣味もスパンコールなどの“キラキラ好き”と一緒。洋服や時計、携帯電話、名刺入れにも“キラキラ”をつけていて、プレゼントしあったりしています。

「徹子の部屋」はスタッフ同士がとても仲がいいです。主要メンバーの8割が女性で、第1回目からディレクターをしている先輩スタッフもいて、多くは年上のスタッフですが、20代のADも含めて、「全員公平な立場」というのが黒柳ルール。「みんなで一緒」というのが好きで、スタッフで旅行に行ったり、食事に行ったりするのですが、そのときは「全員」で行きます。旅行は積み立て貯金をしていて、現地でかかる費用はみんなで割り勘。そして旅行の計画は黒柳さんが立てます。ちょうど今も、「徹子の部屋」のスタッフみんなで映画を見て、イタリアンの店でディナーを食べようと企画しているところです。

(撮影:梅谷 秀司)

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