(テーマ音楽)中国で生まれ磁器の最高峰とされる青磁。
皇帝にこよなく愛されてきました。
南宋時代の皇帝の墓から発掘された青磁です。
青磁は国家の儀式を行う青銅器を模して作られ最も高貴な器とされました。
その青磁を1700年間にわたって生み出してきたのが龍泉市です。
南宋時代に最盛期を迎え世界へと輸出されました。
現在1万人を上回る人々が製造に関わっています。
青磁作りの第一人者毛正聰さん。
息子とともに工房を構えています。
青磁とは鉄を含んだ釉薬が焼かれて青く発色した磁器の事です。
その青は玉つまり翡翠の色を模しました。
その中で人々が理想とした青は雨過天青といわれます。
雨上がりの雲間から見える空の青。
これが青磁の最高の色とされたのです。
青い色は表面を覆う泡によるものです。
釉薬を満たす泡がやわらかい光を発します。
表面に入ったヒビ。
貫入と呼ばれます。
窯から出されたあと釉薬と地の部分の収縮率に差があるため生じます。
この作品は墨につけて貫入を際立たせました。
世界にその名をはせた青磁ですが一時途絶える危機がありました。
人々の興味は白磁に移りまた戦乱によって龍泉青磁は衰退していきます。
この間貴重な技法のいくつかが失われていきました。
長く続いた青磁の衰退。
しかし1957年時の周恩来首相は青磁の生産回復の指示を出します。
これ以降活気を取り戻し南宋時代に並ぶといわれる作品が出始めます。
氷裂紋。
幾重にも氷にヒビが入ったような神秘的な模様。
1000年の時を経て現代によみがえりました。
こちらは魚鱗紋。
全体を覆う魚の鱗のような貫入。
高度な技法を必要とします。
偶然毛さんの窯から生み出されました。
魚鱗紋の技法を確立するには長い年月が必要とされます。
時を超え人々を魅了してきた青磁。
龍泉ではその伝統がしっかり受け継がれています。
2014/09/26(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「龍泉青磁の伝統工芸技術〜中国〜」[字]
1700年の美を求めて ▽無形文化遺産 ▽青磁作りで1700年の歴史を刻んできた龍泉。伝統的な工芸技術を継承しながら、創意を重ねる龍泉青磁の今を伝える。
詳細情報
番組内容
中国の「龍泉青磁の伝統工芸技術」は、2009年に無形文化遺産に登録された。青磁は、中国歴代皇帝の器として作られ、磁器の最高位に位する特別な存在だった。中国浙江省龍泉市は、青磁作りで1700年の歴史を刻んできた。青磁の大きな特徴は、その柔らかい青色。中でも理想とされたのは「雨過天青」。雨上がりの雲間から見える空の青が、最高の色とされた。伝統的な技術を継承しながら、創意を重ねる龍泉青磁の今を伝える。
出演者
【語り】松平定知
音楽
【音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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