(最終回)<木曜劇場>昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 #11【妻が選ぶのは夫か恋人か】 2014.09.25

(北野)週末には必ず帰るから。
約束。
(紗和)
小さいころ『眠り姫』の話が好きでした
イバラの森で100年も待ち続け助けてくれた王子さまと結ばれた眠り姫
たった3日で寂しくなってしまった私にはとうていなれそうもありません
(北野)片付けたら行くよ。
離婚に対する条件は全てのむ。
(乃里子)飛び降りたら簡単に死ねるよね。
ハハハ…。
手首じゃ死にきれなかったから。
(乃里子)あなたは2つの命を殺すのよ。
(北野)もうやめようよ嘘つくの。
ねえ。
(乃里子)嘘じゃない。
ホントに赤ちゃんいるんだってば。
(北野)もし妊娠してたら死のうとなんかしないよ。
君はそういう人じゃない。
(乃里子)アハハ。
こんなときにずいぶん冷静ね。
(乃里子)そうよ。
妊娠なんて真っ赤な嘘。
安っぽい嘘よね。
ああ。
これも本当はあなたの生徒にやられたの。
(乃里子)《やめて。
それ》
(啓太)《何だよ?》
(乃里子)《やめてってば!》
(啓太)《何だよ》
(乃里子)《痛い!うっ!?》
(乃里子)あの子のために黙っておこうって思ったのに。
ハッ…。
やなことに使っちゃった。
どんどん最低な女になっていく。
(北野)ノリ。
向こうに…。
(乃里子)そんな目で見ないでよ。
さっさと行けよ。

(北野)何だよもう。
青過ぎる空が罪を犯した私を不安にさせました
もしあの人が戻ってこなければ私は本当に独りぼっちになります
(紗和)眼鏡ゴリラ。
何もかも失ってみなければその痛みは絶対に分からない
そう言った利佳子さんの言葉が身に染みました
(利佳子)陽菜をよろしくね。
(真菜)家政婦としてなら置いてやってもいいけど。
(真菜)お父さんだって勝手なことしてたんだし。
(利佳子)ごめんね。
真菜。
本当にごめんなさい。
(利佳子)戸締まりちゃんとするのよ。
(真菜)陽菜?
(真菜)何やってんの?陽菜!陽菜。
早く出て。
陽菜。
(陽菜)やだ。
(真菜)陽菜。
早く出て!また熱出ちゃうよ。
(陽菜)だって熱出たらお母さん帰ってくるもん。
お母さん!お母さん!
(真菜)陽菜。
陽菜。
陽菜。
(陽菜)お母さん!
(真菜)陽菜。
お願い。
出て。
お母さん!
(真菜)お願いだから早く…。
(陽菜)やだ!お母さん!
(真菜)お願い。
(慶子)裏切られたことって忘れられないのよ。
割り切れるもんじゃない。
(俊介)お母さんだって親父とやり直したじゃないか。
(慶子)あんた育てるためよ。
心の中じゃ早く死ねばいいのにって思ってた。
一つ屋根の下にいる人を憎み続けんのはつらいものよ。
あんな思いあんたにさせたくないの。
(慶子)離婚しなさい。
ほら。
早く食べてもう。
お昼過ぎてんだから。
ほら。
起きて。

(車の走行音)
(北野)ごめん。
遅くなって。
(北野)携帯切れちゃって。
全然。
私待ってないから。
(北野)嘘だ。
嘘だ。

なぜこんなに涙がこぼれるのでしょう?
彼が戻ってきてくれたのに
いとしい胸に抱かれているのに
私は海になりました

(車の走行音)どうかした?
(北野)いや。
何かすっかり寝ちゃったなと思って。

(車の走行音)
(北野)行こう。
えっ?
(北野)いいから。
いいから!えっ?何?ど…どうした?お父さん。
はっ。
(俊介)何やってんだ!?あっ。
やだ。
(俊介)来い!来い!
(北野)乱暴はやめてください。
(俊介)乱暴はどっちだ!
(折原)裕一郎君。
やめなさい。
やめて!
(俊介)放して!嫌!パパ。
ごめんなさい。
許してください。
許してください。
許してください。
ごめんなさい。
(慶子)この!この恥知らず!ええい。
恥知らず!ごめんなさい。
(俊介)痛い!痛っ…。
(北野)紗和ちゃん。
紗和ちゃん。
(慶子)こら!俊ちゃんに謝りなさい!
(折原)いいかげんにしろ。
出るんだ。
出るんだ。
(北野)紗和!紗和!
(折原)出るんだ。
出るんだ。
嫌。
(北野)紗和!
(折原)来るんだ。
嫌。
(北野)紗和!紗和ちゃん。
ああっ。
先生。
先生!
(北野)放せ!紗和!紗和!先生!先生…。
ああっ。

(滝川)盗作?これは…。
あんた絵の世界から追放されるぞ。
このことを知ってるのは?
(加藤)亜紀が公表するかもしれません。
(滝川)何で?彼女あんた…。
(滝川)分かりました。
亜紀さんとの間には私が立ちます。
絶対公表しないように説得しますよ。
その代わり利佳子とは別れろよ。
もしノーなら私が公表します。
編集長としての良心ですよ。
盗作を表紙に使ったことを世間にわびます。
悪い取引じゃないでしょう。
あんたもやっと日の目を見たんだ。
人の女房のために画家生命を棒に振ることはないね。
(真菜)迷うの?
(滝川)こら。
お前たち。
大人の話をしてるんだよ。
行ってなさい。
(真菜)あなた絵を盗んだだけじゃなくて私たちのお母さんをとったんだよ。
(滝川)ちょっ…。
おい。
おい。
(真菜)なのにお母さん選ばないっていうの?
(滝川)よしなさいよ。
最低!
(陽菜)大嫌い!死んじゃえ!
(滝川)もういいから。
(真菜)お父さんも最低。
(滝川)いいから。
(真菜)お母さんが出てったのお父さんのせいなんだよ!
(滝川)いいから。
いいから。
(陽菜)お父さんも死んじゃえ!
(滝川)分かった。
(真菜)お母さんを返してよ!
(陽菜)お母さんを返して!
(滝川)来なさい!
(真菜・陽菜)お母さんを返して!
(滝川)落ち着いて。
ねっ。
(利佳子)あした早いでしょ。
気を付けてねもう。
(男性)帰ります。
(利佳子)ありがとうございます。
(従業員)ああ。
もう。
(従業員)駄目ですよ。
(利佳子)またね。
(従業員)ありがとうございました。
(俊介)・「あるー貧血森のなかん腸」・「くまさんに」
(美鈴)こんばんは。
課長飲み会で悪酔いしちゃったみたいで。
あっ。
(俊介)・「花咲く森のみちんぽこどっこいしょ」アハハ!パパ。
ねえ。
パパ。
起きて。
(美鈴)ほら。
課長。
ほら。
ちょっと。
立てますか?
(俊介)お嬢さんて…。
(美鈴)ああ。
こっちこっち。
(俊介)どこへお逃げなさった?わっ。
(美鈴)もう。
課長。
(俊介)ねえどこに?うーっ。
(美鈴)ああ。
ちょっともう。
はい。
課長。
もう寝て…。
(俊介)どこに…。
(美鈴)ちょっともう。
駄目。
(俊介)ちょっと水だけ飲ませて。
(美鈴)もう寝なさい。
はい。
奥さま。
(美鈴)大変な旅行だったんですってね。
あなたには…。
(俊介)・「鼻くそ森の道…」関係のないことです。
(俊介)・「どっこいしょー」
(美鈴)はい。
私もういいです。
課長がマジで離婚するかもって思ったら何か急に冷めちゃった。
(美鈴)奥さま。
会社でも不倫してるおばさんいますけど夫がいるくせに畑を荒らさないでください。
男の数は限られてますから。
(俊介)・「はなさくもりのみち」うるさい!
(乃里子)研究生のときみたいだね。
こうやって食べるの。
(北野)ノリ。
(乃里子)今は話したくないの。
(北野)いや聞いてほしい…。
(乃里子)木曜日に弁護士さんのところで話し合いましょう。
感情的になりたくないの。
もし全てを巻き戻せるなら私はそうするでしょうか?
(乃里子)うーん。
おいしい!裕一郎も食べてよ。
はい。
罪から始まった恋でした
私の恋はみんなの笑顔を奪いました
一番大事なあの人の笑顔も
(乃里子)あーん。
早く。

(乃里子)私からの要求は一つです。
夫と紗和さんには今後絶対に会わない電話やメールでの連絡も一切取らないと誓っていただきます。
笹本さんも同じお立場なので慰謝料は相殺してはどうでしょうか?
(慶子)ちょっと待って。
男の人の方が責任も慰謝料も大きいはずよ。
(俊介)結構です。
金なんかもらいたくありません。
私も色々考えた結果離婚は選ばないと決めました。
えっ?
(乃里子)私も同じです。
結婚っていうのはそんなに軽いものじゃありません。
2人には全てリセットしていただきます。
(俊介)リセット?私たちは転居します。
いつどこへ転居するかはあえて申しません。
また夫には夏休み中に高校を退職していただきます。
待てよ。
学校のことは…。
(乃里子)紗和さんにも転居およびパートを退職してもらいます。
偶然にでも会うことを避けていただきたいのです。
あっ。
わ…分かりました。
すぐには無理ですが家を探したいと思います。
(乃里子)もしこの条件を破って会ったときは…。
たとえ一瞬でも。
私は紗和さんに毎月30万円の慰謝料を死ぬまで支払っていただくことを要求します。
死ぬまで?
(乃里子)お金が欲しいわけじゃありません。
ただそれ以外に決着をつける方法がないので。
(折原)残酷と思われるかもしれませんが娘は夫を奪われた被害者ですからね。
(北野)分かっております。
(北野)誓います。
私は笹本紗和さんに会うことはもう二度とありません。
(折原)ホントだね?裕一郎君。
(北野)はい。
こんな言い方したら身もふたもありませんが遊びでした。
今までずっと真面目に生きてきて一度くらい女遊びしたかったんです。
なので金輪際会うことはありません。
正直本気になられて困っていたんです。
こんな形ではありますが清算できてよかったと思ってます。
何せ私は彼女に対して一度も好きという言葉を発したことがありません。
ホントです。
《それまで好きもお預け?》《ごめん。
堂々と言いたい》フフッ。
笑わせないでよ。
こっちだって暇つぶしだったわよ。
毎日パートと家事でつまらなかったから刺激が欲しかっただけ。
はやりの昼顔妻をやってみたかったの。
だから家庭を壊す気もなかったし。
引きずるような関係じゃありません。
絶対に会いません。
っていうか会いたくないわもう。
北野先生。
これでいいんですよね?
私が諦められるように別れを言ってくれたんですよね?
(乃里子)紗和さん。
2人の分もお願いします。

それとも…
お世話になりました。
峰子さん。
(峰子)何これ?店長にお渡しいただけませんか?最後まで甘えてすみません。
(峰子)ハァー。
分かったわよ。
(峰子)まあ頑張って。
(峰子)痛っ!智也君?智也君。
ねえ。
ちょっとどうしたの?
(智也)あの野郎。
裏切りやがったんだ。
(亜紀)いいえ。
私が公表したのではありません。
むしろこちらが損害を被りました。
はい。
失礼いたします。
(亜紀)滝川編集長怒ってるわよ。
(バイブレーターの音)
(亜紀)こっちも朝から鳴りっ放し。
(バイブレーターの音)
(加藤)すまない。
迷惑掛けて。
どうして自分から公表なんかしたの?
(加藤)泥棒のままいたくないんだ。
(亜紀)待って修。
持ってって。
あっ。
いや。
いいよもう。
(利佳子)おかえりなさい。
遅かったわね。
(加藤)すぐに出ていけ。
家に帰るんだ。
知ってるんだろ?盗作で騒ぎになってる。
ここも引き払う。
だったら一緒に行きましょう。
聞こえないのか?出てけ。
私のこと飽きたの?そういうことだ。
ふーん。
だったらこっち見て言って。
私を見て言ってよ。
私余計に好きになったわよ。
わざわざホントのこと言って全部ぶち壊して。
こんなにあなたらしいことないじゃない。
ねえ。
お金をためてお絵描き教室をやらない?私が助手を務めるわ。
子供たちに絵を教えるの。
画用紙とクレヨンから。
あなた顔は怖いけど頭の中は子供だからきっと子供たちに慕われるわよ。
放せ。
放せ。

(バイクのエンジン音)智也。
(智也)利佳子を泣かすなって言ったろ?何とか言えよいんちき野郎。
俺は盗作なんかどうだっていい。
あんたが自分で告ったことに対してムカついてんだよ!やめてよ。
(智也)利佳子が好きなら死んでも隠し通せよ。
世の中だましてでも成功してめちゃくちゃ金持ちになって利佳子を幸せにしろよ!おい!お願いやめて。

(ドアをたたく音)
(智也)おい。
・開けて!
(加藤)やれよ。
(智也)何?
(加藤)何してんだよ?やれよ。
口ほどにもないな。
泣き虫野郎が。
(智也)この野郎!・
(智也)うりゃあ!やめて!ねえ?無事なのよね?
(智也)命に別条はないって。
ただ…。
ただ?
(智也)右手の神経を損傷して元通りに絵筆を握れないかもしれないって。
(智也)俺警察に行くって言ったんだけどあのおっさん絶対に行くなって。
男と男のケンカだからって。
あいつマジで殴ってきた。
本気で。
だから俺…。
(智也)《この野郎!うわーっ!》ちゃんと負けろってことかな?
(加藤)もうやめてくれ。
これが審判の結果だよ。
帰るんだ。
一人の女を不幸にしたと思いながら生きたくない。
それでもいいじゃないかと割り切れるほど強くないんだよ。
子供だからな。
利佳子。
うん?帰れ。
家に帰って母親に戻るんだ。
さよなら。
お前が好きだよ。
何言っちゃってるの。
あなたなんて遊びよ。
紗和ちゃん。

2人のさよならに胸が詰まりました
せめて最後に気持ちを伝えて別れたかった
燃え残した思いが私を彼のいた場所へ連れてきました
(北野)ちゃんと別れが言いたいのです。
お願いします。
(校長)2つ条件がある。
(校長)一つは研究に戻るために職を退くと言いなさい。
余計な詮索を招かないためだ。
はい。
(校長)もう一つは生徒に謝るな。
教師は簡単に頭を下げてはならない。
正義不正義に限らず信念をもって生徒に相対するのが教師だからだ。
それが私の考えだ。
(北野)誠に急ですがこの学校を辞めることになりました。
(生徒)俺かよ。
(生徒)マジか。
(北野)3年生の卒業式までいられず…。
(生徒たち)待って。
おなかすいた。
どうした?北野。
どうした?
(生徒)北野先生。
言いたいこと…。
とても残念に思っています。
(生徒たち)残念ね。
こちらも残念です。
(北野)どうかみんな元気でいてください。
(生徒たち)はい。
はーい。
(北野)残りの高校生活がよりよい…。
よりよいものになるよう祈っています。
(まなみ)何?そのうわべだけの挨拶。
(啓太)不倫して辞めさせられたんだろ?女とどうなったのか報告しろよ。
俺のお母ちゃんの参考にするからさ。
(生徒たち)いいじゃん。
そうだよ先生。
聞きたい。
どうだった?北野先生。
どうだった?こっち見て。
話して。
秋は…。
(生徒たち)秋は?いきなり?入試にとってとても大切な時期です。
みんな頑張ってください。
(生徒たち)頑張りまーす。
はーい。
何だよそれ?答えろよ。
俺あんたからまだ何も教わってねえぞ。
(北野)漫画は持ち込み禁止だ。
職員室に預けておく。
(生徒たち)先生。
逃げんの?見損なったな。
(北野)お世話になりました。
(生徒)ねえおなかすいたからご飯食べていこうよ。
(生徒)でもさカラオケでしょ。
(生徒)やだ。
(生徒)何で?
(生徒)そんな気力ありません。
(生徒)カラオケで食べれるじゃん。
(チャイム)
(北野のせきばらい)
(北野)あー。
生物の北野です。
言い忘れたことがあるので…。
(生徒たち)何?何か聞こえる。
(北野)マイクを借ります。
先生は生物の教師として君たちに…。
(生徒たち)何なんだよ。
だっせえ。
(生徒)言い忘れたことって何?すいません。
君たちにお願いしたいことがあります。
一つの生き物としてこの世に生を受けた以上将来誰かを真剣に愛してください。
(北野)誰かを愛すると見慣れた景色がいつもと全然違って見えます。
自分以外の人間の幸せを願う。
そんな大きな喜びを知ります。
(北野)愛情はヒト以外の哺乳類や鳥類にも存在しますがヒトにとって愛情は特別な存在です。
(北野)先生もある人に出会い愛し別れることによってその喜びを知りました。
(北野)ただ会って抱き合う。
それだけが愛の営みではない。
先生そんなふうに思います。

(ドアをたたく音)
(教頭)北野先生?北野先生?開けなさい!
(北野)そんなふうに思います。
たとえ離れ離れになっても相手の幸せを願い続ける。
それこそが心を持ったホモサピエンス。
人間という生物の愛なんだと。
だから君たちにはいつか誰かを真剣に愛してほしい。
そう願ってます。
(北野)途中で去ることを…。
(教頭)校長!
(北野)謝ります。
ごめんなさい。
そして…。
(北野)ありがとう。
(北野)さよなら。

(教頭)呼んできます。
ったく。
(校長)もういい。
(校長)ホントに男は幾つになっても青臭いな。
(教頭)校長。
(校長)だから私は大人の女が好きだ。
お疲れ。
(北野)ご迷惑お掛けしました。
(北野)すいません。
すいません。
(啓太)マジ過ぎ。
だせえんだよ。
やっぱり?
(北野)うん?
(啓太)俺ちゃんと高校卒業すっから。
まだ母親に会う気にはなれねえけど。
(北野)んっ。
もう先生じゃなかった。

できるならあの人に駆け寄りたかった
でも私たちは会うことは許されないのです

あの日見た火事は不倫の清算のためじゃなかったのだと思いました
自らの家に火を付けた奥さんは許されない恋を断ち切りたかったのではないでしょうか?
罪を犯して捕らわれれば会いたいと思っても会えないから
私が火を付けました。
(西沢のせきばらい)
(西沢)あなたの行動が明らかになったのでどうぞお帰りください。
どうしてですか?私は放火をしたんです。
(西沢)掃除中の失火だったとご主人がおっしゃってるんです。
(西沢)ぼやで済んでよかった。
ご主人が消し止めてくれたおかげですね。
違います。
夫は私をかばってるんです。
(西沢)奥さん。
今回のことは法律では裁けません。
刑にならない罪は自分で償わなければならないんですよ。
体は?大丈夫?
(俊介)座って。
(俊介)ママ。
離婚しよう。
(俊介)僕はママと穏やかに無理することなく生きていきたかった。
(俊介)それが結婚だと思ってた。
(俊介)でもママが僕に求めてたものは違ったんだな。
(俊介)ママはもっと…。
(俊介)紗和。
悲しいよな。
何で一番そばにいる人の気持ちが分からないんだろな?ああそうだ。
ぼや騒ぎのせいかどうか知らないけどはむみが戻ってきたよ。
(俊介)あいつバカだよな。
遅いよな。
はむすけ。
はむみ。
みはむ。
パパのことよろしくね。
(慶子)俊介。
あなたに会うと未練が残ると思ったのね。
会社休めないんですって。
鍵はポストに入れておきます。
私は決してあなたを許したわけじゃないから。
でも元気でね。
お互い前向きにね。
あなたとのおしゃべり楽しかったから。
やだもう。
何甘いこと言ってんのかしら?ああーやだ。

(ドアの開閉音)行くの?はい。
やっとアパートと仕事が見つかったので。
終わったのね。
あなたの恋も。
私の恋も。
私たちまた誰かを好きになることあるのかしらね?私は…。
さみしいけど私紗和ちゃんに連絡しないわね。
私も。
ねえ?この恋で何か変わった?・
(滝川)利佳子。
利佳子。
はーい。
ごめん。
主人が呼んでるから。
じゃあ。
元気でね。
利佳子さんも。

いいえ。
一つだけ変わりました
一人で靴のひもを結べるようになったのです
これでもう立ち止まることはありません

(鍵を掛ける音)・
(鍵の落ちる音)
(乃里子)どうかした?
(北野)いや。
季節外れのセミの声したから。
気のせいかな?よいしょ。
(男性)お願いします。
(乃里子)裕一郎。
(北野)うん?
(乃里子)ごめんね。
今なら私…。
(北野)ノリ。
向こう着くの遅くなっちゃうよ。
(乃里子)じゃあ掃除して待ってるね。
後で。
不倫。
みだらで薄汚く非常識な欲望
家族を裏切り周囲を傷つけ友達を失い自らも苦しみの淵に落とす罪
足を踏み入れたが最後出口がないことに気付いても引き返せない
全てを破壊する許されない恋
(児童)下手くそ。
(加藤)おい。
(児童)うるせえ!
(加藤)動くなよ。
動くな!くそがき。

(警鐘)
(警鐘)
(警鐘)
神様ごめんなさい
またいつか私はあなたを怒らせるかもしれません
2014/09/25(木) 22:00〜23:09
関西テレビ1
[終]<木曜劇場>昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 #11[字]【妻が選ぶのは夫か恋人か】

北野が乃里子に妊娠を告げられた事を知らずに帰りを待ち続ける紗和に約束の朝がやってくる。利佳子はバルセロナへ元妻と行ってしまった加藤と別れるべきか迷う。

詳細情報
番組内容
 紗和(上戸彩)は、貸別荘で北野(斎藤工)の帰りを待っていた。紗和の夫・俊介(鈴木浩介)、妻の乃里子(伊藤歩)と会って思いを伝えた北野は、約束通り紗和の元へと戻る。ところがその夜、紗和たちの元に探偵会社の調査員(神農直隆)とともに俊介や乃里子、慶子(高畑淳子)らが現れ、ふたりは無理矢理引き離され、連れ戻されてしまう。
 数日後、紗和は利佳子(吉瀬美智子)と再会する。
番組内容2
紗和が北野を諦められずにいることを知った利佳子は、ここまできたら自分の意思で決めるしかないと助言する。しかし、利佳子自身は、加藤(北村一輝)と別れるべきかどうか悩んでいるという。スポットライトを浴びる加藤の隣に立つのは、離婚でもめている子持ちの人妻ではないと言うのだ。
 そんな中、加藤がバルセロナから帰国する。一方、笹本家と北野家は、弁護士を間に入れて話し合うが・・・。
出演者
笹本紗和: 上戸彩 
滝川利佳子: 吉瀬美智子 
北野裕一郎: 斎藤工 
北野乃里子: 伊藤歩 
長谷川美鈴: 木南晴夏 
滝川徹: 木下ほうか 
萩原智也: 淵上泰史 
笹本俊介: 鈴木浩介 
笹本慶子: 高畑淳子 
加藤修: 北村一輝 

ほか
スタッフ
【脚本】
井上由美子 

【プロデュース】
三竿玲子 
清水一幸 

【演出】
西谷弘