カンブリア宮殿【5坪のラーメン屋から一大チェーンへ!客も従業員も幸せにする男】 2014.09.25

8月12日東京墨田区のJR両国駅前
ここに最近駅前でよく見かけるあの店がオープンした。
店の前には行列ができるほどの人気。
その店の名は…
熱烈中華食堂日高屋!
それから1か月後目黒駅
歩いて1分のところにまた日高屋がオープンした。
こちらも大行列。
実に10日に1店舗という猛烈な勢いで出店している。
出店場所はとにかく駅前。
巨大ターミナル池袋駅を出てすぐのところにもやっぱりあった
いったいどんな店なのか?
ちょうどランチタイムとあって店内は満席
日高屋の看板メニューはなんといってもこれ
ほとんどの客が頼む人気商品だ
こちらは
ボリュームたっぷり
安さとメニューの豊富さにひかれお客はサラリーマンから家族連れまで実に幅広い
安さとおいしさを実現するため厨房にはさまざまな工夫がある
タンメンの注文が入った。
野菜にはこだわっているほとんどが
こちらもこだわりの
1分後…。
え?ザルが勝手に上がってきた
あっという間にタンメン一丁あがり!500円なり
こだわるところにはこだわりつつ効率化を図りながら安さを実現している
ごはんにも工夫が…。
ん?白くない
茶色いけどこれは?
こちらは日高屋の自社工場
日高屋では食材のほとんどを
こちらはぜ〜んぶギョーザ
自社で生産することで徹底した効率化と
さまざまな取り組みで安さとおいしさを実現している日高屋
外食不況のなか
ラーメンで
そんな一大チェーンを一からつくり上げたのが店の片隅でラーメンをすするこの男
神田の昼食はほぼ毎日日高屋。
やっぱり自分のところのラーメンはおいしいんでしょうね
えっ普通なの?
日高屋で昼食をとる実はこんな理由もある
いろいろな店を回って店長と面談するのだ
話し込んでるけど売り上げの話でもしているのかな?
休み取れてます。
6回7回は。
今4年ですね。
…子供できないんだ。
話すのはもっぱら体のことや家族のことだ
VTRを見た村上龍は神田の人間性にすっかり惚れ込んだ
村上龍も思わず黙る
神田のラーメン人生はここから始まった
神田が案内してくれたのは…
そこは大宮駅から歩いて5分
いくつかの店で修業を積んだ神田は
客が6人も入ればいっぱいの小さな店だった
当時はまだコンビニも深夜営業のファミレスもなかった時代
この成功で神田はある確信を持つ
神田の駅前戦略は時代に逆行する考えだった。
しかし神田には勝算があった
そう信じて40年。
神田は駅前に店を出し続けた
駅前の便利さがお客に支持されてどの店も大繁盛。
神田の読みは的中したのだ
徹底して駅前にこだわる日高屋。
新しい店の物件選びは今でも神田の役目だ
といろいろあるが…
神田の勘ピューター始動。
すると…
シャッターの閉まった店を発見
隣には牛丼屋。
なぜここがいいのか?
ライバルは同じラーメンではなく駅前によくあるハンバーガーや牛丼の店。
日高屋のラーメンが390円なのもライバルに対抗するための値段なのだ
不動産屋は必ずチェック。
目に留まったのは…
お得物件。
しかし神田は…
奥まで見通せるほうが客も安心というわけ
なぜ安いラーメンなのに高い家賃のところでもやっていけるのか?
その答えは夜にあった。
午後10時池袋の店を訪ねてみた
この店は24時間営業。
他の店もほとんどが深夜早朝まで営業している
お疲れ!
店内は昼とはうって変わって居酒屋状態。
仕事帰りのOLやサラリーマンが至福の一杯を楽しんでいた
日高屋は夜も格安
他にもアルコール類が充実。
サワーや日本酒もあってどれも200円台から300円台。
更には…
冷奴とメンマです。
つまみも格安
どれもリーズナブルな価格
更にしめの1杯にちょうどいい…
同僚と2人で飲んでいたサラリーマン。
レシートを見せてもらうと…
確かに安い
こちらの二人連れは…
(スタッフ)お料理は?
まさにちょい飲み
一般的に
そして1杯飲んでも駅はすぐそば。
さっと飲んでさっと帰れる。
明日もお仕事頑張ってください
私が今73ですけど
今宵ははい普通とおっしゃってましたね。
お昼食べてる映像がありましたけど。
そうだねまぁ普通よりちょっとおいしい。
10人食べて7名くらいおいしいって言ってもらえればありがたいなと思ってるんですけどね。
飽きるんですね。
ちょっと抜けたような味というかね。
だからこだわりの味は追求しないとかっておっしゃってましたもんね。
そうだね。
でも普通ってなかなか難しいですよね。
そうですよね。
もう少し味のほううまくできればいいんだけど。
今研究してますけど一生懸命。
でも今でも物件は神田さん決めるんでしょう?だいたい。
これはやっぱし…。
担当の人が決めるとやはりっておっしゃいますけど本当は不動産屋のウィンドーとか見たりはり紙とか見たりちょこちょこって歩いて閉まってる店舗とか見たりするのがお好きなんじゃないですか?それがそのとおりです。
一番の理由でしょ?全部入ってるんですか?入ってます。
そういうときにここはいけるからここの駅前にまだ店がないからここで出そうっていう一番のキーポイントは何なんですか?だから自分の勘みたいなもんだっておっしゃいますけど本当は全部頭の中にデータがあってですね今までの…。
そうだけど村上さんだって…。
他のラーメン屋さんとかに比べるとちょっと飲みにいく人が多いみたいなんですけど。
おでん屋では飲んでましたもんね日本酒かなんか。
飲んで脇にはラーメン屋があってそれを一緒にしちゃったんだけどね。
たいしたことやってないんですよ。
いえいえ…。
たいしたことやってないって…。
屋台のような親しみやすさをお客さまに感じてもらえるっていうのはすごく狙いでもあるしそう言っていただくと嬉しいっていうことなんですか。
そのコツはどういうことですか?いっぱいいますよ。
食べたいんですよね。
別腹みたいで。
そこをついたんだけどね。
僕九州だからお酒飲んだあとによく屋台の九州ラーメン食べに行くんですよね。
夜中の1時頃食ったらうまいんですよね。
まぁ健康にはあんまりよくないだろうけどね。
でもそういうこう何て言うのかな終電とかでお腹空かして降りて屋台があって赤ちょうちんがあってなんかやっぱり腹も減ってるしほっとするじゃないですか。
そのほっとするっていうのがあれでしょ?日高屋の大きなテーマっていうか。
それでまぁちょい飲みですよね。
低価格の居酒屋さんなんかはライバルにはならないんですか?駅前にいるような。
上には行かないんだよ。
はぁ〜。
そういうところがあるみたいね。
神田さんは自分でああやってお昼とか食べに行かれるんでしょ?ええ。
お客さんとか見ててお客さんがどういう態度っていうかどういう言葉とかどういう感じだったらいちばん嬉しいですか?嬉しいですね。
たとえば新しく出店したときに。
そう。
前横浜のほうの店出たときねあるおばあちゃんがあっそう。
あとは千葉県のほうで明るくなったから。
そうそう。
だから生きがいはそこ。
お店を出すのが好きなんですね。
好きだね。
そっちをやっていくと利益もついてくるんじゃないですか?
このあと神田が衝撃のひと言
だから私正直言って恥ずかしいけどほんとに村上さん。
いやほんとに。
思わぬ言葉に村上龍も絶句
いまや年商300億円を超える日高屋の会長となった神田だが自宅から20分かけ歩いて出勤している
ここがさいたま市にあるおはようございます。
(一同)おはようございます。
神田は根っからの倹約家
鉛筆1本もムダにしない。
そんな神田の自慢は…
1軒のラーメン屋から上場企業の会長に上り詰めた神田。
しかしその人生は決して順風満帆ではなかった
4人兄弟の長男として生まれ現在の埼玉県日高市で育った。
日高屋という店の名はここからきている。
父が戦争で深い傷を負って働けなかったため
運送会社や工場の作業員などさまざまな仕事に就いたがどれも長続きしない
そんな暮らしを10年近くも続けた神田だが
そこで人生の転機を迎えることになる。
それは初めて出前を届けに行ったときのこと
(玄関チャイム)こんちは〜ラーメン4つとギョーザ2皿お持ちしました。
ご苦労さまじゃあ570円。
ちょうどね。
主婦が手のひらに置いてくれた数枚の硬貨。
貧乏育ちの神田はそのわずかな重さに働く実感を感じたのだ
大繁盛させる。
当時の屋号は来来軒。
2年後2軒目を出すとここも繁盛した。
勢いに乗った神田は私はここでやってるときね
そんな神田を創業時から支えたのが
以来40年2人の弟は神田とともに日高屋を大きくしてきた。
去年功は引退したが高橋は現役
5年前神田のあとを継いで社長となった。
その高橋に聞いてみた
こうして大宮からスタートした日高屋はその後京浜東北線の沿線に出店を重ね20年かけて東京の中心部に進出。
今では首都圏240もの駅前に店を持つ一大チェーンに成長した
村一番の貧乏だった神田。
家族にも支えられ300億円企業をつくり上げたのだ
歩いて出勤されてましたけどもほんとに社用車ないんですね。
ないですね。
このスタジオは天王洲っていうところにあるんですけどここまでも電車で来られたんでしょ?えっ上場のときに?そうそう。
東証一部上場に…なるときに地下鉄で来た?そう地下鉄で行ったんですよ。
車嫌いなわけじゃないでしょ?酔うとか。
いや大好きですよ。
なんか嫌なんですか。
嫌なんですよ。
電車で?そう。
それもね結構してますよ。
それがね結構聞こえるの黙ってこう乗ってるとね。
そういう人たちの話を聞くのも好きだと。
ああまた話してんなってね。
オフィスも借りてらっしゃるんですもんね。
そこにお金かける必要はないってことですか。
神田さんの生き方とかに関しても非常に興味があって…。
飽きっぽいらしいじゃないですか?ほんとに。
仕事いっぱい変わったんですよね?何かやるときはものすごく一生懸命やるんですよね?他の人の何倍も。
そうそう。
でもそれも飽きるんでしょ?いつか。
ラーメンだけなんで飽きなかったんですか?面接行ったら…。
まかないで自分の作って…。
それが1点ともう1つはね…。
最初に出前とかで勤めたラーメン屋さんがたとえばお寿司屋さんだったら今日高屋は寿司屋チェーンになってますかね?なってたかもしれないね。
なってた!?どうしてもラーメンをしたいっていう気はなかった。
でもね神田さんおっしゃってるんですけど高級外車も豪邸もいらないと。
いらない。
1杯300円の生ビールを出してパート従業員の自給が1,000円前後。
そういった金銭感覚とかけ離れた暮らしをしてしまうとお客さんや従業員の気持がわからなくなると。
そういうこともあるんですか?ありますよ。
えっ!?お金何に使われてるんですか?だって…もったいないね。
首都圏に
そこで働く
そして出世の道も平等に開かれている
社員のひとり
丸山は幼いときに母を亡くし
店の2階に住み込みながら働いた。
ことあるごとに神田に目をかけてもらったという
働きぶりが認められ今では
社員だけではない。
神田は6600人いるパートやアルバイトも大事にしている。
日高屋では感謝を込めて
フレンド社員の仕事は洗い物や接客だけではない。
やる気があればどんな仕事も任せてもらえる。
更にはこんなご褒美も…
これは外食業界では異例のことだという
人を大事にする日高屋。
それを象徴するイベントがある
神田は一人ひとりに声をかけて感謝の気持を伝える
新小岩ね。
あっそう。
もうね数えたこともないんだけど17〜18…20年近い。
はいそうです。
20年だって。
あれを見てもう自分人間としてねもう耐えられなくなっちゃってね。
人手不足にあえぐ飲食サービス業界
宴のしめはフレンド社員自作のこの歌
「熱烈メッセージチゲ味噌ラーメン」
日高屋躍進の原動力は神田の人情経営にあった
ほんとにありがたい。
涙出ちゃった。
これほんと。
感謝します。
ありがとね。
涙ぐんでらっしゃいましたけどほんとVTRを拝見しててもありがとうねとか感謝っていう言葉ほんとによく神田さんの口から出てくるお言葉ですね。
能力なんか何もないですもん。
そんなことはありませんけど自分だけの力だと思わないわけですね。
今後の成長も人…。
人にもいろんな人がいますけど神田さんが基本的に人を信頼するっていうか人を信頼しようというような印象を受けるんです。
この業界もこれも大切な言葉ですけど当たり前じゃなくてありがとうというようなこれは当たり前のことではなくてありがとうというようなことを心がけたいとおっしゃってましたもんね。
結局うちもなんかよくわかんないけどあの小さいへんぴなところからやっていって…だってああいうへんぴなところでやるとでもそうやってそういうことをずっと続けられていくと日高屋ってこういう会社だよっていうのが周りで話題になったりしてまた入ってくるわけじゃないですか。
そうすると入ってきてこう働いてくれる従業員のことをたぶん神田さんは信頼してると思うんですよまず。
客も従業員も大切にする神田。
ここにきて新たな店を始めた
そこはなんと焼き鳥屋。
その心は?
客も従業員も大切にする日高屋。
会長の神田は最近こんな店もつくった
中に入ってみると…。
そこは立ち飲みの焼き鳥屋
はい14番さん出ます。
はい。
なぜ神田はこんな店をつくったのか?
年をとって中華鍋を振るのは無理でも焼き鳥の串なら扱える。
シニア社員も生き生き働ける場を作ろうと考えた。
今は19店舗だが今後増やしていく予定だ
収録を終えて村上龍はこんなことを考えた
2014/09/25(木) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
カンブリア宮殿【5坪のラーメン屋から一大チェーンへ!客も従業員も幸せにする男】[字]

外食不況が続く中、11期連続増収増益!首都圏を中心に約320店舗を展開するラーメン店「熱烈中華食堂日高屋」を一代で築き上げた男の波瀾万丈人生に迫る!

詳細情報
番組内容
首都圏を中心に約320店舗、駅前によく見かけるラーメン店がある。ハイデイ日高が運営する「熱烈中華食堂日高屋」だ。「中華そば」は390円、「餃子」は210円。野菜炒めやニラレバなどの定食も600円前後だ。店には老若男女問わず、ひっきりなしに客が入っていく。そして夜になると、今度はサラリーマンであふれる。その秘密は、生ビール310円を筆頭に、安くて種類が豊富なドリンク。
番組内容つづき
一皿200円程度のおつまみも充実し、仕事帰りに“ちょいと一杯”を楽しみたいサラリーマンの心をがっちり掴んでいる。外食不況が続く中、11期連続増収増益を達成した日高屋。このラーメンチェーンを一代で築き上げたのが神田正・73歳だ。わずか5坪のラーメン店から始めて40年。一大チェーンにまで成長させた神田の波乱万丈の人生に迫る。
出演者
【ゲスト】ハイデイ日高会長 神田正
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
関連情報
【ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

【公式Facebook】

http://www.facebook.com/cambrian.palace

【公式Twitter】

https://twitter.com/cambrian_palace

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 討論・会談
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32118(0x7D76)
TransportStreamID:32118(0x7D76)
ServiceID:41008(0xA030)
EventID:27484(0x6B5C)