昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 #08【いよいよ明日最終回!恋の結末は?】 2014.09.24

(乃里子)どうなの?紗和ちゃん。
(紗和)えっ?どっちから誘ったの?
(紗和)どっちだったかな。
(乃里子)覚えてないわけないでしょ。
正直に白状しなさいよ。
(北野)おい。
(乃里子)いいじゃない。
お似合いのご夫婦だからなれ初めを聞いてみたいの。
(俊介)あーっ。
恥ずかしながらあのう。
私の方から声を掛けました。
あのう。
紗和は同じ会社の後輩で忘年会の帰りに「今度2人で忘年会しよう」って。
(乃里子)わあ。
すてきね紗和ちゃん。
ご主人やりますね。
(俊介)若気の至りですよ。
そちらはどうなんですか?美男美女だからやっぱり恋愛結婚ですか?
(乃里子)フフフ。
(北野)はあ。
まあ。
(俊介)あっ。
(乃里子)主人は私の王子さまなんです。
ねっ?紗和ちゃん。
えっ?王子さま?
(乃里子)話したじゃない。
私結婚する前奥さんのいる人を好きになって悲しい恋をしてたんです。
それを主人が叱って泥沼の不倫から救い出してくれたんです。
あっ。
やだ。
ごめんなさい。
ぺらぺら自分のこと…。
不倫なんて軽蔑されちゃいますよね。
(俊介)ああ。
いえいえ。
あのね。
そんな石頭じゃありませんよ。
若いときはね色々あります。
むしろドラマチックでうらやましいぐらいですよ。
僕たちはもう平凡な出会いだから。
なあ?仕方ないでしょ。
人間が平凡なんだから。
(俊介)おーい。
(乃里子)でもこれあつあつじゃない。
(俊介)あっ。
ちょっ…。
やめて。
もうホントに。
(俊介)まずいまずい。
(乃里子)イェーイ!やめてよ。
(俊介)それはまずい。
(乃里子)うちもすてきだし。
(俊介)ああそうですか?
(乃里子)家具もすてきですよね。
(俊介)こう見えてあのう。
ミノワファニチャーっていう家具屋に勤めてるんで。
(乃里子)知ってます。
センスいいですよね。
(俊介)わあ。
うれしいな。
(乃里子)あのう。
あっちの部屋も見ていいですか?
(北野)ノリ。
(俊介)ああ。
大丈夫ですよ。
隠すものないんで。
(乃里子)えーっ。
やった。
(俊介)どうぞ。
(乃里子)やーっ。
へえー。
これもそうですか?
(北野)すみません。
お代わり飲まれます?
(北野)じゃあお願いします。
喉がからからでした
乃里子さんが明るく笑えば笑うほど全てを知っているように聞こえました
そんなはずはないのに
(利佳子)ホントに何もないのね。
(加藤)ああ。
すごいな。
(加藤)いいのか?こんなとこいたらろくなもん食えないぞ。
(利佳子)でしょうね。
(加藤)子供どうするんだ?
(利佳子)引き取りたいけどついてきてくれるはずないわよね。
(加藤)無責任だろう。
(利佳子)言われなくても分かってる。
最低の母親よ。
(加藤)開き直んのか。
(利佳子)食べましょう。
いただきます。
(加藤)俺はくずだ。
あんたの人生は背負えない。
(利佳子)どうしたの?いきなり。
(加藤)昔人生を台無しにされたって言われたことがある。
(利佳子)誰に?別れた女房だ。
知らなかった。
結婚してたの?金持ちの娘だ。
親に反対されて駆け落ちした。
彼女はいつか俺が売れると信じてた。
だが鳴かず飛ばずだった。
結局金の無い生活に耐え切れず3年足らずで出てったよ。
フッ…。
よくある話だ。
一緒にいた日々は最悪だったって言われた。
私そんなことあなたに言わない。
主人にも言いたくない。
フッ。
フフフ。
フフフ…。
何がおかしいのよ?ハハハ。
だっておかしいだろ。
遊びの関係のくせにこんな真面目くさった話して。
フッ…。
ホントね。
ただの遊びだったのにね。
初めて笑った。
(乃里子)抱き締めたい。
うーん。
これ紗和ちゃんのですか?
(俊介)ええ。
はい。
(乃里子)へえー。
プロは違うわ。
落ち着く寝室ですね。
(俊介)ああ。
うれしいな。
あんまりお世辞言わないで。
すぐその気になるから。
(乃里子)お世辞じゃないわよ。
あっ。
それドレッサーですか?
(俊介)ああ。
これ結構シンプルで使いやすいんですよ。
(乃里子)ああ。
ホント。
あっ。
カワイイ。
ああ。
どうしてしまってるの?何でかな?
(俊介)こんなの持ってたっけ?うん。
ずいぶん前にね友達にもらったの。
(乃里子)へえー。
マウンテンゴリラかな?
(北野)そろそろ失礼しようか?
(乃里子)もう?
(北野)夕食の時間だし仕事もあるからさ。
(乃里子)あっ。
ホントだ。
こんな時間。
調子に乗ってごめんなさい。
チュッ。
フフフ。
会えてよかった。
(乃里子)うん。
(俊介)またいつでもどうぞ。
(乃里子)はい。
(北野)お邪魔しました。
(乃里子)お邪魔しました。
もうこんな時間だったんだね。
あっ。
いいよ。
(北野)あっ。
いいよ。
(乃里子)そうだ。
紗和ちゃんに聞き忘れてた。
何?どうして主人の名字知ってたの?えっ…。
だって初対面なのに。
私結婚前の名字を使ってるから主人の名字は知らないはずよね?そ…それは。
僕から言うよ。
実は…。
僕と笹本さんは…。
(俊介)昨日は驚いたよ。
ママと北野さんのご主人が知り合いだったなんて。
ホント。
私もびっくりしちゃった。
《実は僕と笹本さんは初対面じゃないんだ》《どういうこと?》
(北野)《6月にうちの生徒が車上荒らしを起こして警察沙汰になったんだ》《そのとき車に乗ってたのが笹本さん》
(乃里子)《車?》《利佳子さんの車だったの》《生徒が逃げる際にもみ合いになって笹本さんはケガをされた。
それで示談のために滝川さんと3人でお会いしたんだ》
(俊介)《ああ。
前に利佳子さんが言ってたやつ》《そう》
(俊介)《世間は狭いな》
(乃里子)《何だ。
そうだったの?すごい偶然だね》《だから乃里子さんのご主人が北野先生って知って驚いちゃった》《でもだったら何でさっき黙ってたの?》《すぐにあのときの先生って言ってくれればよかったのに》《生徒さんのために黙っておいた方がいいかなって思ったの》
(北野)《すいません。
ご配慮いただいて》《いいえ。
その節は丁寧に対応いただいて》
(北野)《いえ》
あの人は意外にも上手にお芝居をしました
そして私も
悲しいけれど嘘をつくことが2人の初めての共同作業でした
じゃあ行ってくんね。
(乃里子)あっ。
夏期講習?
(北野)うん。
(乃里子)ごめん。
起きれなくて。
(北野)大丈夫。
パン食べたし。
(乃里子)あっ。
待って。
(北野)うん?
(乃里子)送っていく。
(北野)いいよ。
(乃里子)私だけ夏休みなんて悪いもん。
ねっ?着替えてくるから。
(乃里子)まだ暑いよね外。
短パンがいいかな。
やっぱり短パンはまずいか。
何で全部消してるの?動物園。
おはようございます。
(従業員たち)おはようございます。
(智也)どう?その後先生と。
別に。
(智也)何か困ったら言えよ。
こないだ先生に励まされてさ。
俺もそろそろけじめつけなきゃなって思ってたから。

(従業員)萩原さん。
こっちお願いします。
(智也)はい。
(滝川)今日はお願いがあって来ました。
私にですか?
(滝川)はい。
利佳子が出ていきました。
どこにいるかは分かっています。
(滝川)私の気持ちを伝えてもらえませんか?
(滝川)「これまでのことは水に流す。
全部」「だから戻ってきなさい」と。
今は熱病に浮かされているようなものでしょうが利佳子は一生貧しい生活ができるような女ではありません。
(滝川)あっ。
これを。
お願いします。
主人が?私の勤務先まで来るんですからよっぽどですよね。
そうね。
ずいぶん心配されてる様子でした。
ホントに許してくれるつもりじゃないでしょうか?許せないから戻ってこいって言ってるのよ。
妻が不倫して離婚したなんてプライドの高いあの人が受け入れられるはずないわ。
ずっとここにいるんですか?生活できるんですか?
(加藤)絵の具買ってくる。
ごゆっくり。
どうも。
「ごゆっくり」とか言う人だったんですね。
ああ見えて人の気持ちは分かる人よ。
でも確かにお金は無いわね。
一緒にいるなら彼が絵を辞めて他の仕事をするか私が働くかしなきゃ。
そこまでして…。
私もう主人のところへは戻れない。
子供たちにはもう一度会ってちゃんと謝りたいけど。
私真菜ちゃんたちのところへ行ってきます。
会えるようにします。
このままじゃよくないですよ。
ほっといて。
人のおせっかい焼いてるときじゃないでしょ。
北野先生とのこと絶対にバレないようにしなきゃ。
家を飛び出した人が言っても説得力ないんですけど。
それもそうね。
今の私は全て失ったんだものね。
全てを失った
利佳子さんはそう言ったけど私にはつらそうになんて見えませんでした
校長先生から聞いたぞ。
(啓太)よく撮れてただろ?
(北野)木下。
あの人は普通の家庭を持つ主婦だ。
絶対におかしなこと考えるんじゃないぞ。
(啓太)やけに強気だね。
おかしなことしてるくせに。
あの人とは不適切な関係ではない。
(啓太)かばってんだ?そんなに好きなんだ?やめなさい。
お前の考えるような薄汚い関係じゃない。
(啓太)誓える?
(北野)ああ。
分かったよ。
信じるよ。
俺母親のことあるから大人は汚く見えるんだよね。
木下。
ねえ。
先生んち行ってもいい?ゆっくり話がしたいんだ。
ああ。
いいよもちろん。
あしたどうだ?ご飯ごちそうするよ。
あざっす。

(美鈴)課長!
(美鈴)あれ?課長?
(俊介)迷惑なんだよ。
おふくろはとうとう君のことを僕の愛人だと思い込んじゃったじゃないか。
(美鈴)へえー。
うれしい。
(俊介)僕はホントにうれしくない!
(美鈴)そんな言い方…。
(俊介)あっ。
いや。
あのう。
何というかあのう…。
君に勘違いさしたら申し訳ないんだけど。
(俊介)エッチしてないから潔白とかそういうんじゃなくてそもそも僕たち付き合ってないじゃないか。
(美鈴)付き合う気もないくせに。
ずっと私に好きでいてほしかったの?えっ?
(美鈴)男として自信を持つ道具にしたかった。
そういうこと?セコッ。
そういうんじゃなくて。
(美鈴)だったらちゃんと私を見てください。
でなきゃ部長に言いますよ?
(俊介)おい。
じゃあまたあしたね。
課長。
(乃里子)笹本さん?やっぱり笹本さんだ。
奇遇ですね。
(俊介)あっ。
ど…どうも。
(乃里子)心配しないで。
今見たことは紗和ちゃんには黙っておきます。
(俊介)あっ。
いやいやいや。
(乃里子)その代わりお茶ごちそうしてくださいね。
ちょっとお話ししたいことがあるので。
(チャイム)すみません。

(陽菜)紗和ちゃん。
あっ。
陽菜ちゃん。
元気だった?
(陽菜)うん。
はい。
お土産。
どうぞ。
(陽菜)あっ。
ありがとう。
(真菜)陽菜。
ご用は何でしょうか?お母さんのことなんだけど。
(真菜)母の話はしないでください。
陽菜。
あっち行ってな。
(陽菜)やだ。
紗和ちゃんと遊びたい。
(真菜)松下さんお願いします。
(松下)陽菜ちゃん。
私と絵日記書きましょう。
真菜ちゃん。
何と言っていいか。
大変だったね。
(真菜)別に。
お母さんねちゃんと謝りたいって言ってるの。
一度会ってくれない?会いません。
でもあなたたちのこととても心配してて。
私たちは大丈夫です。
家政婦さんもいますから。
そんな…。
お母さんと家政婦さんは違うよね?はい。
不倫した人の作ったご飯より家政婦さんの方が100倍おいしいです。
真菜ちゃんの言葉はそのまま私にも突き刺さりました

(加藤)子供んとこ行ってたのか?やっぱり拒否されたか。
はい。
利佳子には俺から言うよ。
待ってください。
利佳子さんを幸せにしてください。
お願いします。
気持ち悪い。
女の友情か?利佳子さんは私なんです。
私も同じことしてたかもしれません。
これもらっていいか?お母さん。
また来てたんですか?
(慶子)ちょっと話があってね。
おから持ってきたわよ。
最近話し過ぎじゃないですか?私たち。
(慶子)他でもない俊介の浮気のことなんだけどね。
あっ。
その話だったら俊介さん誤解だって言ってましたよ。
お母さんのところに来た女性はただの部下で何でもないって。
わあ。
おいしそうおから。
(慶子)「浮気してる?」って聞いて「してる」って言う男がいると思うの?俊介さんなら言うかも。
(慶子)冗談言ってんじゃないの。
ちょっとこっちへ座って。
何ですか?お母さん。
ちょっと痛い。
痛いです。
な…何ですか?
(慶子)ごめんなさい紗和さん。
やだ。
お母さん。
(慶子)今日はあなたに母親として謝りに来たの。
息子としてホントに情けない。
お父さんのような浮気者だけにはなるなって言って育ててきたんだけど厳しくし過ぎたのがかえってよくなかったのかもしれないわ。
私の責任です。
誠に…。
誠に申し訳ありません。
やめてくださいお母さん。
お母さんのせいじゃないです。
私が…。
私が至らなかったんです。
紗和さん。
姑には申し訳ないけれど私はむしろ夫が浮気をしてくれていることを望みました
そうすれば私の罪悪感も少しは減るのです
自分のずるさにぞっとして涙が出ました
紗和さん。
やっぱりつらかったのね。
私に任せなさい。
女同士運命共同体よ。
お母さん。
紗和さん。

(ドアの開く音)・
(俊介)ただいま。
ちょっと。
また来て…。
はっ!あっ…。
今度は何事?・
(足音)ただいま。
ああ。

(加藤)なあ。
はい。
髪切ってくんないか?えっ?私が?できるだろ?子供の髪なら切ったことあるけど。
あした旦那に会ってくるよ。
盗っ人のままじゃ嫌なんだよ。
どれぐらいいきますか?ばさっとやってくれ。
いいの?ああ。
虎刈りになっても恨まないでよ?娘。
二度と会わないって。
そう。
分かった。
(乃里子)どうぞ。
(まなみ)うわぁ。
うまそう。
(啓太)先生。
めちゃめちゃいい奥さんいるじゃん。
(乃里子)実はねほとんど主人に手伝ってもらったの。
(北野)ああ。
いや。
(乃里子)生徒さんが来るなんて初めてだからいっぱいいっぱいになっちゃって。
(北野)ほら。
遠慮すんな。
似合わないぞ。
ほら。
(啓太)いただきます。
(まなみ)いただきます。
(乃里子)どうぞ。
よいしょ。
(啓太)うめえ。
俺こういうの久しぶりだわ。
(乃里子)そうなの?
(啓太)うちの母親男と逃げたから。
ひどいっしょ。
ある日突然洋服だけ持って俺には何にも言わないで。
いつか会ったらぼこぼこにしてやるよ。
そんなこと言うな。
お母さんにはお母さんしか分からない理由があるんだ。
恨むとお前が苦しくなるぞ。
家族捨てていい理由なんかあんのかな?
(乃里子)ないわよね。
結婚っていうのは他の人を好きにならないって約束だもの。
私は最低だと思うな。
(北野)おい。
(啓太)奥さん。
先生よりよっぽど分かってんじゃん。
(まなみ)じゃあ奥さんは不倫とかしないんだ?当たり前でしょ。
一生夫を愛するわよ。
だって。
先生。
よかったね。
何?
(啓太)いいえ。
ただ先生こう見えてモテるから。
大丈夫かなって。
大丈夫に決まってるじゃない。
私は夫を信じてる。
これから子供を産んで幸せな家庭を築いていくわ。
ああ。
めんどくせえ。
俺こういう自信満々な女いらつく。
(北野)木下。
(啓太)じゃあ。
(北野)おい。
木下。
(北野)おい。
待て。
戻れ。
せっかく来たんだ話そう。
(啓太)子供つくんなら不倫相手と別れろよ。
あの写真のことは忘れてやるから。
(まなみ)えっ?いいの?啓君。
離婚されたら生まれちゃった方はいい迷惑なんだよ。
乃里子さんが?
(俊介)うん。
偶然ってこと?ああ。
お茶飲んだよ。
あれ?焼きもち焼いてんの?ちょっとね。
乃里子さんほら。
美人だから。
まだおふくろの言ったこと気にしてんの?俺ホントに不倫してないから。
隠し事してんのは紗和の方じゃないのか?えっ?利佳子さん不倫してるそうだな。
ママにいつもアリバイづくり頼んでるんだって?それ乃里子さんが言ってたの?うん。
ママのこと心配してたよ。
利用されて苦しんでるんじゃないかって。
そんな。
誤解よ。
もう隠さなくたっていいよ。
花火の日も一緒にケーキバイキング行ったの嘘だったんだって?ホントはどこに行ったの?
確信しました
やはり乃里子さんは知っているのです
だから友達を売ったのです
そして私も…
ごめん。
今は言えない。
僕にも?利佳子さんのおうちに関わることでしょ。
これからどうなるか分からないから。
そっか。
そうだよな。
友達だもんな。
うん。
でももう不倫の片棒担ぐようなまねはやめろよ。
滝川さんに恨まれてもバカバカしいから。
しかし昼顔妻を特集してる雑誌の編集長の妻が不倫なんて何てこったよ。
女は怖いよな。
うちはママみたいな奥さんでよかったよ。
なっ?はむすけ。
みはむ。
ハハハ。
なぜでしょう?
私を疑いもしない夫に怒りが湧きました
利佳子さんはご主人に疑われ問い詰められ殴られたけど私も夫の笑顔に痛みを感じました
鳴ってるよ。
ああ。
乃里子さん。
もしもし。
紗和ちゃん?私。
昨日ご主人に余計なこと言っちゃって。
まずかった?ううん。
大丈夫。
どうして利佳子さんの秘密をしゃべっちゃったのかと思ったけど。
ごめんね。
つい口が滑って。
でも大丈夫。
紗和ちゃんに好きな人がいるなんてことは言ってないから。
ねえ?おわびに今夜ご主人とうちに来ない?えっ?お客さんが突然帰っちゃってお料理が余ったの。
せっかく慣れないごちそう作ったから誰かに食べてほしくって。
あっ。
うちの主人もぜひって言ってるわ。
ご主人が?7時ぐらいどうかな?・
(ドアの開閉音)
(乃里子)じゃあ待ってるからね。
おかえり。
(北野)うん。
(乃里子)大丈夫だった?生徒さん。
(北野)うん。
ごめんね。
嫌な思いをさせて。
(乃里子)全然。
反抗期でしょ。
それより今紗和ちゃんに電話したところ。
「お料理余ったから来ない?」って言ったら「ぜひ来たい」って。
楽しみね。
もし私が彼の妻なら同じことをしていたかもしれません
嫉妬ほど強い感情はないのです
(智也)どうした?真剣な声出して。
彼に連絡取ってくれない?どうしても伝えなきゃいけないことがあって。
でも直接電話できないの。
(智也)高いよ。
何でもおごる。
利佳子のいる場所教えて。
それはできない。
俺諦めることにしたからさよなら言いたいんだ。
(智也)あんたも諦めたんなら別れがどんなに大切か分かるだろ?
(北野)ああ。
分かりました。
じゃあ今すぐ学校向かいます。
はい。
はい。
(乃里子)珍しいね。
同僚の先生から呼び出しなんて。
(北野)うん。
進路のことでちょっと。
夜には戻るから。
(乃里子)7時までには戻ってよ。
紗和ちゃんたち来るから。
(北野)ああ。
いってきます。
(乃里子)いってらっしゃい。

(ドアの開閉音)お前か。
(智也)今日は彼女じゃなくてあんたに会いに来たんだ。
利佳子が家出したって聞いて驚いたよ。
どんなに俺が頑張っても彼女はあの生活を捨てようとしなかったのに。
俺あんたに完敗した。
いや。
惨敗だ。
利佳子はもう戻るところないんだ。
泣かすなよ。
もしもし?
(俊介)どうした?乃里子さんちに持っていくお花いいのがなくて。
もう少しかかる。
(俊介)うん。
わざわざいいのに。
見たこと内緒だよ。
みはむ。

私たちは用心深く大きく離れて歩きました
でも今までで一番彼を近くに感じました
(スタッフ)おみえになりました。
(滝川)わざわざお出ましいただいてありがとうございます。
あれ?何かすっきりしてる。
(加藤)あのう。
今日は奥さんのことで…。
(滝川)そんな話は後後。
喜んでください。
さっ。
どうぞ。
座って。
あなたに紹介したい人がいます。
(加藤)紹介したい人?
(滝川)あなたの作品を見て欧米にも展開する有名レストランから絵画購入のオファーが複数来ています。
うまくいけばあなたの作品を大勢の人に見せることができる。
海外でも評判になりますよ。
(加藤)あのちょっと待ってください。
(滝川)あなたの才能は埋もれさせるにはあまりにも惜しいと常々思っていた。
私の審美眼が正しくて本当にうれしい。
こんなにいい話はないからまず会っていただこうと思いまして。
ちょっと待ってください。
(滝川)どうぞ。
こちら仲介をしてくださる…。
(亜紀)佐倉です。
よろしくお願いします。
(滝川)こちら加藤さんです。
(亜紀)お久しぶり。
(加藤)亜紀。
(亜紀)元夫婦とかそういうのは抜きにしてビジネスの話をしましょ。
(亜紀)先方の提示額です。
300万あります。
奥さん。
気が付いてる。
主人に会いに行って花火の日私が何をしてたか聞いたらしいの。
(北野)じゃあ今夜うちに誘ったのも。
たぶん疑ってるから。
分かった。
今夜の夕食は僕が断る。
そっちのご主人に知られたら君が責められる。
ごめんなさい。
(北野)つらかったろ?
(北野)別れようって言われたとき「何で急に?」って思った。
(北野)乃里子が妻だって分かったからだったんだね。
(北野)今後は何を言われようとどんなことがあろうがもう会わないようにしよう。
永遠に。
永遠に。
バカだよね私。
別れても同じ駅だからまたどこかで会えるって思ってた。
川の向こうとこっちで一瞬でも顔が見られたらそれだけでいいって。
知らなかった。
顔見るのがこんなにつらいなんて。

(北野)昆虫は痛みを感じる痛覚がないっていわれてるんだ。
(北野)生き物が痛みを感じるのは危機を察知してできるだけ命を永らえるため。
でも昆虫は痛みを感じる必要がないぐらい命が短いから。
そういう説がある。
悲しいときやつらいときは「人間は長い命をもらったから」僕はそう考える。
・じれったいなぁ。
(乃里子)もたもたしてないでさっさと抱き合ったら?待って。
私たちはそんな…。
「私たち」「たち」って誰のことよ!
誰かに殴られたことも殴ったこともない人生でした
でも一人の男に二人の女
そこでは戸籍なんて関係ありません
ただどちらの愛が強いか?それだけなのです
2014/09/24(水) 15:53〜16:48
関西テレビ1
昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜 #08[再][字]【いよいよ明日最終回!恋の結末は?】

乃里子にバレないように初対面を装う紗和と北野だが、別れ際に紗和が北野の苗字を知っていたことを乃里子に追及される。一方、利佳子は加藤と幸せに過ごすが…。

詳細情報
番組内容
 紗和(上戸彩)と俊介(鈴木浩介)は、スーパーで出会った北野(斎藤工)と乃里子(伊藤歩)夫妻を自宅に招き入れた。俊介が家具会社に勤務していると知った乃里子は、俊介の案内で室内を見て回る。その際、乃里子は、紗和が鏡台の引き出しにしまっておいたゴリラのマスコットに気づく。
 離婚届を置いて家を出た利佳子(吉瀬美智子)は、加藤(北村一輝)のもとに身を寄せる。加藤から、子どものことはどうするのか、と問われ
番組内容2
た利佳子は、引き取りたいがついてくるはずはないと答えた。加藤は、そんな利佳子に「あんたの人生は背負えない」と言い、離婚歴があることを明かす。
 帰り際、乃里子は、なぜ主人の苗字を知っていたのかと紗和に尋ねる。そこで北野は、教え子が車上荒らしをした際、その車に乗っていたのが紗和だとうそをつく。とっさに紗和も、その生徒のために黙っていた方がいいと思ったから知り合いだと言わなかったと話を合わせた。
番組内容3
 あくる日出勤した紗和のもとに、滝川(木下ほうか)がやってくる。滝川は、利佳子が家を出たことを紗和に打ち明け、すべてを水に流すから戻って来いと伝えてほしいと頼み、金が入った封筒と加藤のアトリエの住所を記したメモを差し出す。
 加藤のアトリエを訪れた紗和は、利佳子が子どもたちと会えるようにすると申し出る。しかし利佳子はそれを拒否し、他人のおせっかいよりも北野とのことがばれないようにすべきだと返し…。
出演者
笹本紗和: 上戸彩 
滝川利佳子: 吉瀬美智子 
北野裕一郎: 斎藤工 
北野乃里子: 伊藤歩 
長谷川美鈴: 木南晴夏 
滝川徹: 木下ほうか 
萩原智也: 淵上泰史 
笹本俊介: 鈴木浩介 
笹本慶子: 高畑淳子 
加藤修: 北村一輝 

ほか
スタッフ
【脚本】
井上由美子

【プロデュース】
三竿玲子 
清水一幸

【演出】
西谷弘