(かもめの鳴き声)
(カメラのシャッター音)
(芹沢慶二)ゆうべお座敷の途中で?
(伊丹憲一)いなくなったってどういう事ですか?
(唯井紀代美)お客様のご不浄のお供に出たっきり姿を消してしまってそれっきり…。
(夢路)女将さん…小鹿姐さんがいなくなっちゃった。
本当に申し訳ございません。
(源富三郎)いやいやいやいや。
小鹿の奴めどこへ行った。
ハハハ…。
(紀代美)なじみのお客様ですので笑って済ませて頂きましたけど…。
それっきりですか?はいそれっきり…。
(紀代美)まさか庭で死んでたなんて…。
(角田六郎)暇か?
(角田)おい暇か?
(杉下右京)ああ…課長でしたか。
なんでしょう?いや改めて「なんでしょう?」ってほどの事もないけどさ…。
カイトはまだか?まだ来ていないようですねぇ。
もう11時だぞ。
おやおや…。
すっかり読書に没頭していて気がつきませんでした。
カイトくんはどうしたのでしょう?それ俺が聞いてんだよ。
なるほど。
(米沢守)帯締めで首を絞められていました。
死亡推定時刻は昨夜の8時から11時の間。
実は親御さんに遺体の引き取りを拒否されました。
(甲斐享)えっ…?もうとっくに親でも子でもないからそちらで処分してくれと。
それが縁切りの原因かどうかはわかりませんがホトケさんには前科前歴がありました。
何をしたんですか?16歳の時に売春で女子少年院に入っています。
それから21歳の時に覚醒剤で長岡刑務所に服役。
覚醒剤…?幼なじみ?出がけに事件の事をニュースで見て同姓同名かもしれないけど年齢も一致していたしどうしても確かめたくなって…。
間違いなく幼なじみの女性だったわけですか。
小西皆子30歳。
僕の知ってる小西皆子でした。
すみません連絡も入れずに。
僕も身勝手な行動については人にとやかく言う資格はないかもしれませんがそれでもあえて言わせてもらえば連絡のひとつぐらいは欲しかったですねぇ。
ダメかな?
(笛吹悦子)どうして享が引き取るの?いや引き取るったって要するに荼毘に付して…。
お墓は?お寺さんに預けて供養してもらおうと思ってる。
このまま無縁仏じゃかわいそうだろ。
なぜか親にも勘当されてるみたいだし…。
どういう幼なじみなの?うん?そんなに思い入れのある幼なじみなの?結婚の約束をした事がある…。
昔。
え…?おはようございます。
おはようございます。
(2人)おはようございます。
(携帯電話)もしもし。
「おはようございます。
甲斐です」こうして連絡をしてきたという事は今日もまた遅刻ですか?「すみません今新潟にいます」「なので大幅に遅刻すると思います」「わかります?新潟。
越後の新潟です」ああその新潟ですか。
…と僕が言うとでも?
(教官)よく覚えてますよ。
手に負えない子でしたから小西皆子は。
手に負えない…?ここに収容されてからも問題行動が目立ちました。
(争う声)
(教官)まあ両親が離婚して母親に引き取られる形で新潟に来た子ですからねその点は…同情の余地はあると思いますけどねぇ。
それでは会議を始める。
捜査状況を報告してくれ。
(伊丹)はい。
ええ…。
(中園照生)待て!
(中園)待て待て待て待て…ちょっと待て!なんでお前がいる!捜査の進捗状況が気になったものですから。
お前が気にするな!何か進展はありましたか?俺の言葉を無視するなー!
(夢路)お疲れさまでした。
夢路さん…。
ですね?はい。
お稽古は毎日ですか?今日は踊りのお稽古だったんですけど月に5回です。
でも他に三味線と鼓と小唄のお稽古もしてますからほとんど毎日お稽古みたいになっちゃいますね。
あなたはまだ半玉さんだそうですねぇ。
いわゆる見習いの芸者さん。
そうです一応。
一応というと?刑事さんお時間ありますか?はい?体を動かして少しおなかがすきました。
甘いものをごちそうしてくださったらお話ししますよ。
ええ喜んで。
24…?見えませんか?てっきりまだ10代かと…。
いっていても二十歳そこそこ。
フフッ!なもんで胡蝶姐さんが…。
あっ胡蝶姐さんというのは現役の芸者なんですけど置屋のおかあさんもしてて私はそこに所属しています。
その胡蝶姐さんが夢路は半玉でいけるところまでいけって。
いけるところまで?お客様はやっぱり半玉がいると喜ぶんですよ。
艶やかな娘芸者ってところがウケるんでしょうね。
なるほど。
容姿が若く見えるうちは半玉としていけるんです。
私は18からこの世界でずっと半玉ですけど私よりキャリアの浅い一本芸者もたくさんいるんですよ。
しかし半玉のままですと例えば経済的に不利益を被ったりはしませんか?ああ…名前のとおり昔は玉代が芸者の半分でしたけど今は同じですからね。
それはいいですねぇ。
経済的な問題はありません。
あっ…でもお座敷で常に下っ端扱いになるのがちょっとつらいかな。
ああなるほど。
(店員)いらっしゃいませ。
おお夢路か。
こんにちは!さてはまた男をたぶらかしてるな?近所の鉄工所の会長さんです。
ああいつものね。
(店員)はい。
たぶらかすならここには来ませんよ。
こちら刑事さんです。
え?警視庁の杉下と申します。
ああこれはご丁寧に。
源です。
会長とは名ばかりのもはや隠居の身ですよ。
刑事さんという事は小鹿の件かな?ええ。
小鹿さんがいなくなった夜こちらの夢路さんが一緒にお座敷を務めていたと聞いたものですからね。
あっちょうどよかった。
こちらのご隠居さんがその時のお客様ですよ。
そうでしたか。
はい。
では小鹿さんを最後に目撃された方。
はい。
(小西皆子)ちょっと飲みすぎたんじゃありません?いやあ大丈夫。
フフッ。
はい到着。
ああはいはい。
ごゆっくり。
(源)はいよ。
(客の騒ぎ声)ん…?
(源の声)その時はかもめだけにどこかへ飛んでいっちゃったかと思ったりしてね。
失礼。
「かもめだけに」というのはどういう意味ですか?ああ小鹿はアルバイトなんですよ。
向島ではアルバイトの芸者をかもめっていうんです。
かもめさんは本職の芸者と違って芸はしません。
専らお客様の接待です。
和服のコンパニオンと思って頂ければ当たらずとも遠からずですね。
なるほど。
しかしかわいそうになぁ…。
むごい事をする奴がいるもんだ。
ご隠居さんはことのほか小鹿姐さんを贔屓にしてらっしゃいましたからね。
(三味線)
(胡蝶)犯人はまだ捕まりませんか?警察の方だと女将さんにお聞きしました。
犯人を検挙すべく鋭意捜査中です。
失礼ですが…。
申し遅れました。
胡蝶と申します。
杉下です。
胡蝶さんというと夢路さんの所属している置屋のおかあさん?ええ。
早く解決してもらわないと困るんですよ。
ここでのご予約がどんどんキャンセルになってますから。
小鹿さんというのはどういう方でした?そうですね…気性が激しくていろいろと問題も多い子でしたけど仕事はきっちりしていましたよ。
問題とは?大した問題じゃありませんよ。
それじゃあ女将さん。
わざわざお花を供えにいらっしゃった割には小鹿さんの事をあまり快く思ってらっしゃらない様子ですね。
お二人の間に何かあったのでしょうか?さあ存じませんね。
あ…ではでは別の質問。
胡蝶さんがいらっしゃる前に1つ花束が供えられていたのですがあれは女将さんですか?いえお客様です。
どなたでしょう?なじみのお客様ですよ。
小鹿さんを贔屓にしていらっしゃったお客さんですね?もちろんです。
ちなみにですが鉄工所の会長さんとはどちらがより以上に贔屓になさってましたかね?源のご隠居とですか?ええ。
いい勝負ですね。
あっ…ああそうですか…。
(拍手)あら…。
みたらし団子お好きですか?源のご隠居さんずっと胡蝶姐さんをご贔屓にしてたんですけど小鹿姐さんが来てからはすっかりそっちにご執心になっちゃって。
それであまりよく思ってないんだと思いますよ。
はいあ〜ん。
フフ…いえ僕は結構。
あら…。
そういう事情がありましたか。
まあ誰を贔屓にしようとお客様の勝手ですからね。
その源のご隠居さんといい勝負をしていたという小鹿さんご贔屓のお客さんご存じですか?いい勝負だなんて…酒田さんでしょ?ええその酒田さん。
土木関係の会社の若社長だそうですね。
はい。
とっても誠実な方ですよ。
社長!社長!社長警察。
(酒田鉄平)ええ。
花を供えたのは僕ですよ。
随分小鹿さんを贔屓になさっていたそうですねぇ。
週に3度は必ず小鹿さんをお座敷に呼んでいたそうじゃありませんか。
下世話な質問で恐縮ですが週に3度向島で芸者さんをあげて遊ぶとなると費用もバカにならないんじゃありませんか?まあ…決して安くはありませんけどね。
でも向島の料亭はなじみになるといろいろわがままを聞いてくれます。
会席じゃなくカレーライスかなんかで軽く食事を済ますなんて事も出来ますから。
懐と相談しながら通ってますよ。
なるほど。
3年前に小鹿さんが向島に現れて以来ずっと贔屓になさっていたそうですね。
一目で気に入りましたから。
そうですか。
こう見えて僕は一途なんです。
それは素晴らしい。
(羽賀刑事)小西皆子は当時古畑健介という男と内縁関係にありましてね。
シャブもその男の手ほどきで覚えたんです。
古畑というのは今の言葉で半グレっていうんですかね。
(羽賀)ヤクザにもなりきれないチンピラ野郎でね。
腕にトカゲのタトゥーを入れて粋がってるような奴でした。
トカゲのタトゥー…。
(羽賀)小西皆子も同じの入れてましたね。
初犯の時は執行猶予がついたんですが執行猶予中に性懲りもなくまたやってねぇ…。
長岡刑務所に2年服役していたんですよね?
(羽賀)ええ。
しかし刑務所がよっぽどこたえたんでしょうね。
出所してから男と別れて新潟から出て行ったって聞きましたが。
そうですか…東京にいたんですね。
古畑健介という男はその後…?それがね忽然と姿を消したんですよ。
え…?姿を消した?ええ。
小西皆子が新潟を引き払ってからも古畑は1年ほど新潟にいた事が確認されています。
ところがある日急に姿を消した…。
身内から捜索願が出されたそうです。
いまだ消息不明のままですか?ええ。
(月本幸子)どうぞ。
カイトさんからのお土産です。
ほう。
(幸子)お豆腐の味噌漬けですって。
今ちょっとつまみ食いしてみたんですけどチーズみたいな濃厚な味わいでおいしいですね。
そうっすか?よかったらどうぞ。
ええ。
で?ああはい。
小西皆子が新潟を引き払ってからの足取りをつかみました。
上京してすぐ錦糸町のロイヤルというスナックに働いたみたいですね。
ちょっと拝見。
はい。
「小西秀子様」…。
ええ母親です。
(小西秀子)皆子はずっと前に死んだんです。
どうかお引き取りください。
あっ…あの…。
じゃあせめて皆子さんが東京に行ったあとどうしていたかもしご存じだったら教えてもらえませんか?お願いします。
失礼しました。
消印を見ると上京してすぐ彼女が23の時ですかね…送った葉書です。
(皆子の声)「とりあえず錦糸町に部屋を借りました」「近所のスナックで働けることになりました」「ロイヤルというお店です。
心配しないで下さい」「ていうか…心配なんかしてないと思うけど…」確認したらその店今でも営業を続けてるみたいなんです。
腹ごしらえが済んだらちょっと行ってみようかなと思ってるんですけど…。
杉下さんもいかがですか?一緒に。
はい?興味ありません?どうも君の興味の大部分は小西皆子さんを殺した犯人の検挙よりも小西皆子さんの過去に向いてるような気がしますがねぇ。
ああ無論被害者の過去を知る事は犯人検挙のひとつの道筋だとは思いますがね。
実は小西皆子とは昔結婚の約束をしたんです。
フィアンセだったんですか?とはいっても小学生の頃ですけどね。
1年坊主の時…。
(皆子)享くん子ども何人欲しい?皆子ちゃんは?3人。
じゃあそうしよう!うん!結婚の意味も知らない無邪気な約束でしたけど。
おかしいですか?いえ微笑ましく思っただけです。
でもありますよね。
子どもの頃の事なのに妙に鮮明に覚えてる思い出。
死ぬまでずっと忘れないだろうなって予感がする思い出。
ええ。
それです。
でも結局彼女2年生に上がる頃転校して新潟に引っ越しちゃったんで。
小西皆子さんとはそれっきりですか?しばらく文通をしていましたけどその手紙もだんだん間隔が開くようになって…。
(昌子ママ)殺されちゃったんでしょ?ろくな死に方しないと思ってたけどね。
どういう事でしょう?たち悪い女だものあの子。
たちが悪い女…。
外面いいから客ウケはよかったけどね。
私あの子に50万貸してんのよ。
もちろんもう踏み倒されたものとしてあきらめてたけどさぁ…。
このお店で親しくしていたお客さんなどいらっしゃいませんか?ぞっこんになったお客さんがいたわ。
真剣に結婚まで考えてたみたいだからこっそりあの子はよせって言ったんだけどね。
そのお客さんのお名前わかりますか?酒田さんっていってね土建屋の息子さん。
酒田鉄平さん?そうよ。
向島でも彼女を贔屓にしていた方ですよ。
なるほど。
あら〜2人まだ続いてたの。
昔の男が現れて切れちゃったもんだと思ってたわ。
え…昔の男?名前はわからないけど突然店に来たのよ。
いつだったかしら…?あっ夏よ。
ここんとこにトカゲのタトゥーの入った男。
いらっしゃいませ。
いらっしゃいま…。
(古畑健介)捜したよ。
誰?あんた。
はるばる来たのにそれはねえだろ。
離して…離して!おい!ああ…?なんだてめえは。
(昌子の声)その場は修羅場にならずに収まったんだけどね…。
それからしばらくして店辞めるって電話一本よこして皆子は来なくなって酒田さんも顔見せなくなったわ。
タトゥーの男はそのあともここに来ましたか?ううん。
その夜一度きりよ。
古畑健介の事です。
ええ。
本当に警察というのは疑う事が商売なんだねぇ。
(芹沢)やみくもに疑うわけじゃありませんよ。
あなた小西皆子さんの生命保険金の受取人になってますよね?ああその事か。
1000万の保険金が赤の他人のあなたに入る。
疑われてしかるべき状況でしょう。
なるほどね。
しかしわずか1000万のために人を殺すかね?僕は金に困っていないよ。
その筋の連中に問い合わせてみたが古畑健介なる人物に心当たりはないようだな。
そいつがどっかの組に所属しているヤクザ者っていうんならひょっとして消息がつかめるかもしらんが…。
奴らの情報網といったら警察顔負けだからな。
どうもお手数をおかけしました。
うんいつもの事だ。
気にするな。
生きてると思いますか?君はどう思いますか?生きてたら向島にも押しかけてきてるでしょう。
逃げたらまた捜して現れたはずです。
ええ。
しかしこういうのはどうでしょう。
古畑健介は生きている。
そしていみじくも今君が言ったとおり逃げた小西皆子を捜し出して向島に現れた。
それが一昨々日…6日の晩だった。
古畑健介が小西皆子殺害犯だっていうんですか?可能性がなくはありません。
でも錦糸町に現れたのは6年前です。
6年間何してたんですか?現れるんだったらもっと早く…。
捜し出すのに手こずっていたとか。
はい?この考えはダメですかね?却下じゃないですか?ええかなり無理があると僕も思います。
そもそも錦糸町から向島ですと逃げる距離としては中途半端ですねぇ。
むしろ逃げる必要などなかったと考えるべきでしょうか。
となると…。
ええ…とっくに死んでますよ。
覚えてますよ。
実はこの方が消息不明なんですよ。
そうなんですか。
会ったのは錦糸町のスナックで1回だけですか?え?6年前錦糸町のロイヤルで…。
それだけですか?ええ…そうです一度だけです。
あなた6年前から小西皆子さんをご存じだったんですねぇ。
いやご存じどころではなく親しい関係にあったと聞きました。
しかしあなたは昨日僕にこうおっしゃいましたね。
一目で気に入りましたから。
会話の流れからいって向島で初めて出会ったような口ぶりでしたがなぜ昔から知った仲であった事を隠そうとしたのでしょう?別に隠したつもりはありません。
いちいち説明するのがわずらわしかっただけですよ。
最初にどこで出会ってようと私が彼女を贔屓にしていた事に間違いはありませんから。
ええ確かにあなた…。
こう見えて僕は一途なんです。
3年前からではなく実は6年前からとなるとその言葉の重みも一層増そうというものですよ。
ご結婚はいつ?えっ…?それ結婚指輪ですよねぇ。
どうしてそんな事を?6年間も一途に女性を思っていた方がどういうタイミングで結婚なさるのか興味がわきましてね。
お答え願えませんか?平成21年に所帯を持ちました。
4年前…その頃小西皆子さんとの関係も続いていたのですか?何を言ってるんだ。
失礼じゃないか!彼女とはとっくに切れてた。
切れてた?関係が続いてたら結婚なんかするはずないでしょ。
いつ頃切れたのでしょう?錦糸町の店での一件があってまもなくですよ。
原因はやはりこの男ですか?そりゃそうでしょ。
そんな柄の悪い男が追いかけてくるような女性と付き合ってられますか。
うん確かに。
でもそんな女とまた3年前に付き合いが復活したわけですよね?3年前というと結婚して1年ですよね。
まだ新婚といってもいい時期です。
そんな時期にどちらかというと悪い印象を持って切れた女性と仲が復活した…。
これはどういう心境なんでしょうか?男なんてそんなもんだろ…。
浮気心みたいなものですか?そうかもしれないね…。
ちっとも一途じゃありませんね。
そもそも向島ではどういういきさつで再会を?偶然再び出会ってしまったのですか?いえ彼女から向島で芸者になったから遊びに来てくれって電話があって。
なるほど。
そういういきさつで再会を果たして以降週に3度も通うほどのなじみになってしまったわけですか。
男なんてそんなもんだよ…。
久方ぶりに連絡があった小西皆子さんはこの男について何か言っていませんでしたか?別に何も…。
何も?あなたからも聞いたりなさらなかった?ええ。
そうですか…。
とにかく僕はその男の所在は知りません。
もういいですか?仕事に戻らないと。
どうも。
なかなか贅沢な暮らしぶりですね。
かもめっていうんですか?アルバイトの芸者さん儲かるんですかね?暮らしぶりもさる事ながらこのマンションは分譲ですからねぇ。
これだけの部屋です相当すると思いますよ。
当時7000万でした。
支払いは何年ローンですか?いえ一括でお支払い頂いてます。
一括で?ええ。
購入はいつ頃ですか?平成19年の10月7日にご購入頂いてますね。
6年前…ですか。
古畑健介が錦糸町のスナックに現れたのが平成19年の夏。
その後逃げるように店を辞めた小西皆子さんは秋口に高級マンションを購入。
どういう筋道をたどればこういう展開になるのでしょうねぇ?出所したばかりのスナック勤めの女が高級マンションを買えるお金を持っていたとは思えません。
つまりなんらかの理由で大金が転がり込んだ。
そういう事になりますかねぇ?
(携帯電話)もしもし。
もしもし杉下さんですか?どうして源のご隠居さんを逮捕するんですか?どうも。
出た…。
そろそろかとは思ってましたけどね。
お坊ちゃまもご機嫌麗しく。
伊丹さんもお元気そうで。
その節は…。
どうも。
こちらの方が小西皆子さんの生命保険金の受取人になっていたとか。
一種のお遊びだそうですよ。
そうお遊びの保険なんだ。
実はね小鹿に500万ほど金を貸していたんだが…。
返ってくるとははなから思っちゃいないよ。
とはいえこのままあのお金をお前にやるというのもつまらん。
そこでだちょっとした遊びをしないか?遊びって?ハハハ…。
お前に生命保険をかけて俺が受取人になる。
そうさな…1000万ぐらいの保険にしとこうか。
…とまあとことん小鹿に有利なんだが人生はわからない。
ひょっとして小鹿が先に逝く事だってあるかもしれない。
もしそうなれば僕は小鹿に貸した金をたんまり利息付きで取り戻す事が出来るってわけだ。
なるほど。
そういう意味でお遊びの保険ですか。
ハハハ…。
僕が保険金殺人なんて野暮な真似をすると思うかね?さあこれで疑いは晴れたかな?もしまだというなら徹底的に調べてくれ。
今夜はここに泊まるつもりで来た。
人生一度ぐらいブタ箱に入るっていうのも乙なもんじゃないか。
本当に逮捕されないんですね?ええされませんよ。
ところで夢路さんは小鹿さんがどんな部屋に住んでいたかご存じですか?とってもいいお部屋に住んでましたね。
一度だけ行った事があります。
その辺に適当に座って。
はい。
小鹿姐さんお金持ち?全然。
だって…。
ここお家賃いくらですか?買ったの。
男に貢がせたお金で。
男に貢がせた…?
(夢路)そう言ってましたけど本当か嘘か知りませんよ。
男に貢がせたお金でマンションを購入したのが本当だとすればその時期真っ先に浮上するのは酒田鉄平さんですよね。
でも酒田さんはその頃小西皆子と切れたわけだから貢いだというよりかは手切れ金。
小西皆子がどうしても別れたくないってゴネて仕方なく金で解決した。
しかし過去に大金を払ってまで切れた女性から遊びに来てと言われてのこのこ出向いたりしますかね?ましてや当時は独身でしたがその時は妻帯者の身ですからねぇ。
それに手切れ金にしては額が大きいですねぇ。
確かに。
君は心底愛した女性のために人を殺す事が出来ますか?えっ?私が彼女に脅迫されていた?ええ。
なんでそういう事になるのかな?ええ。
なんでそういう事になるのか当時あなたも戸惑ったはずですよ。
愛するがゆえに犯した罪それをネタに脅されるとは夢にも思っていなかったでしょうからね。
あなたが古畑健介を殺したんです。
愛する女性を守るために。
しかし小西皆子はあなたに感謝するどころかそれをネタにあなたを強請った。
彼女の過去を知れば知るほど小西皆子がそういう事をしていたとしても納得が出来ます。
あなたは昼間小西皆子から向島に遊びに来てほしいと連絡があった時古畑健介について何も尋ねなかったそうおっしゃいましたね。
別に何も…。
何も?あなたからも聞いたりなさらなかった?ええ。
あなたが本当に古畑健介のような男がつきまとう事に嫌気がさして小西皆子と切れたのならば何をおいてもまず古畑健介の事を確認しませんかねぇ?いや…。
僕ならそうしますがねぇ。
だってそうじゃありませんか。
うっかり昔の関係を復活させてまたぞろ古畑健介が現れたら困ります。
ましてやあなたはすでにご結婚なさっていたわけですからねぇ。
下手をすれば家庭崩壊の危機を招く恐れすらある。
つまり古畑健介に無頓着でいられるはずがないんですよ。
ところがあなたはその大事な確認をしなかった。
なぜか?古畑健介については心配がないとわかっていたからです。
もはや彼が邪魔に入ってくる事はないと。
もうこの世にはいないと。
そして数年ぶりの2人の会話に古畑健介の名前が出てこなかったのは彼がもはや死んでいるという共通認識を2人が持っていたからに他なりません。
さてここからです。
あなたと小西皆子が古畑健介殺害において共犯関係にあったのならばそもそも6年前に2人が関係を断ち切る必要はなかった。
むしろ秘密を共有する事で一層2人の関係は深まったかもしれません。
しかし実際には2人は切れた。
しかもあなたが小西皆子に大金を支払うという形で。
共犯関係ならばそういう事は起こりません。
お互いに同じ罪を犯しているわけですからねぇ。
つまり罪を犯したのは片方でもう片方はそれを知る立場にあった。
そういう関係だったわけですよ。
無論罪を片方が犯し片方がそれを知るという関係には実行犯と教唆犯という形もありますが今回の場合はそれには当てはまりませんねぇ。
なぜならば実行犯と教唆犯は同罪。
どちらか片方だけが優位に立てるという事はあり得ないからですよ。
こう考えてくると古畑健介殺害において共通認識がありながらも小西皆子があなたに対して強気で出られたのは古畑健介殺害があくまでもあなたの自発的行為だったと結論出来るんですよ。
あなたバカじゃないか?どれだけ惚れてたか知らないけど殺人ですよ。
どうしてそんな事言うんだよ!俺は君のためにしたんじゃないか!彼女にも同じ事を言われましたか?君のために邪魔者を…!始末した?もう心配いらないから。
これからは安心して…。
なんでそんな事私に言うのよ?えっ?もしバレたら私が頼んだみたいに思われるじゃない!共犯者だって疑われたらどうするのよ!僕が勝手にやった事だから…。
それに絶対バレやしないって!あんたバカじゃないの?女のために人殺しなんて。
ねえこの事黙っててほしい?えっ…?警察に捕まりたくないでしょ?6年前あなたの会社はここの土木工事を請け負った一社でしたねぇ。
ここに古畑健介が埋まっているのではありませんか?そして6日の夜小西皆子を殺したのもあなたですね?さすがにもう小西皆子に耐えきれなくなってしまいましたか。
(泣き声)
(芹沢)小西皆子さんはどうして殺したの?先週300万円無心されて…。
300万?さすがに断ると彼女逆上して…。
古畑健介の一件を警察に言うと脅されたのか?警察にではなく妻に言うと…。
(芹沢)奥さんに?警察に言えばそれで終わりですから。
むしろそうしてくれれば私は彼女から解放されます。
だから彼女はあえて妻に言うと言って私に揺さぶりをかけたんです。
妻は私が人殺しだなんて簡単には信じないかもしれませんが猜疑心は生まれるでしょう。
そういう事に私が耐えられない事を彼女はよく知っていて…。
警察に言うより私に効き目がある事をちゃんとわかっていて攻めてくるんです。
そう用意出来ないんだ?100万だったらなんとか都合つけるよ。
時間の無駄ね。
もう行くわ。
(酒田)ちょっと待ってくれよ!私の事甘く見ないでね。
明日奥様にお会い出来るのが楽しみだわ。
何するのよ…!
(皆子)うっ…ああ…。
ああ…。
とんでもなく悪い女に魅入られたもんだな。
遺体が見つからなければ殺人事件は成立しませんよね。
あそこをぶち壊して遺体を発掘するなんて事実上不可能です。
小西皆子殺害に至るそもそもの出発点が古畑健介殺害だったとしても古畑殺害については酒田鉄平の供述しかない。
つまり彼が供述を翻せば…。
君は何が言いたいんですか?酒田鉄平は古畑殺害の罪も負わねばなりませんかね?殺した以上はその罪も負わねばなりませんねぇ。
小西皆子殺害の罪だけで十分じゃないですか?だって彼が古畑を殺害したのは…。
そこまでにしましょう。
気持ちはわかりますが警察官の君が言うべき言葉ではありません。
もちろんわかってます。
ただ多少なりとも彼女に関わった人間として彼がひどく哀れに思えて…。
もし供述を翻すようであれば改めて僕が対処します。
杉下さんならあそこをぶち壊しそうですね。
お先に。
お疲れさまでした。
(読経)そうなじみのお客さんが…。
うん。
ちゃんと供養してくれるってさ。
俺なんかより彼女の事ずーっとよく知ってるからその方がいいよな?そうだね。
なんかさ…甘酸っぱい思い出に酔いしれてたらうっかりガツンとやられちゃった感じ?あれ?うん?ねえねえねえあの2人!あっ!お似合いだと思わない?こういうのもたまにはいいですね。
ええ。
あら。
おや。
えっ?そうかなぁ?お似合いだよ。
あのお二人お似合いですね。
ええとっても。
(甲斐享)おはようございます。
(杉下右京)おはようございます。
(ため息)君元気ありませんね。
どうかしましたか?いや今朝不吉な夢見ちゃって気分悪くて。
不吉な夢を?ほう…。
具体的にはどのような夢でしょう?口にしたくもありません。
口にしたくもありませんか。
ありませーん。
おやおや。
(角田六郎)暇か?暇だろ?コーヒーもらうよ。
課長も不吉な夢でも見たんですか?はあ?現実だよ現実!裏カジノを経営してた暴力団幹部を追ってたんだけどよいざ摘発って時にそいつ海外に逃亡しやがったんだよ。
半年近い苦労が水の泡だよ。
それはお気の毒に。
(陣川公平)皆さんおはようございます。
陣川さん!なんの用ですか?別に君に用はない!という事は僕に用ですか?はい。
実はちょっとお願いがありまして。
事件を未然に防ぐために力を貸してほしいんです。
事件を未然に防ぐ?ええ。
実はつい先日自分が殉職するという不吉な夢を見てしまいまして…。
ちょっと失礼します。
気になってネットのオンライン夢診断に投稿したんです。
(角田)経理のお前がどうやって殉職するんだ?動物園から逃げた虎を捕獲しようとして逆にこう襲われて…。
で虎に食い殺された。
そうだよ!ハハハ…。
いや問題はそのあとでこのサイトを運営している新京大学心理学部准教授の西牟田叶絵さんから突然助けてほしいと相談されまして…。
また女性ですか。
なんでまた陣川くんに相談したのでしょう?投稿した時に自分が捜査一課の人間だと書いたからみたいなんですけど。
まあそれでか弱い女性の相談を断るのは男じゃないと思って。
(西牟田叶絵)実は先日自分が死ぬ不吉な夢を見たんです。
それで不安になって…。
ただの夢じゃないですか?いいえ。
私には予知夢を見る力があるんです。
(2人)予知夢?彼女これまでに何度も予知夢を当てた事があるらしくて。
だから念のため彼女を警護するために尊敬する杉下さんに協力をお願い出来ないかと思いまして。
予知夢なんかあるわけねえだろ!相変わらずだなお前は。
杉下さん…。
予知夢ですか。
ダメですか?暇でよかった。
ありがとうございます。
よいしょ!別に君まで来なくてもよかったんだけどな。
だって面白そうじゃないですか。
まあいっか。
ちなみになんですがね。
ええ。
21世紀最高の予言者と言われる人物がブラジルにいましてねぇ。
ええ。
9歳の頃から予知夢を見るようになった彼は夢の内容を公証役場であらかじめ登録してあとから書き換え出来ない状況の中で9・11テロ事件やスマトラ沖地震そしてダイアナ妃の死亡まで的中させたそうですよ。
杉下さん信じてくれるんですか?まあ科学で証明出来ないからといって超常現象や超能力が存在しないとは一概には言えませんからねねっ?確かに。
すみません。
お忙しいのにわざわざ。
ああ叶絵さん。
そちらの方々が特命係の?ええ。
助っ人に来てもらいました。
僕が知る限り最も優秀な刑事の杉下右京さんと僕の後輩の甲斐享です。
杉下です。
後輩の甲斐です。
新京大学准教授の西牟田叶絵と申します。
あっでは会場まで同行します。
お願いします。
予知夢が見られる方にお会い出来るとは光栄です。
ちなみにどのような夢だったのか具体的にお聞かせ願えませんか?えっ?あなたを警護するための参考になればと思いまして。
ああ…。
今日研修会が行われるこの会場が黒い塊のようなものに覆われる夢でした。
その夢とあなたの死どう関係しているんですか?黒い塊や黒い人影を見る夢というのは死の前兆を意味するんです。
だから私の身に何か起こるんじゃないかと思いまして…。
なるほど。
そういうものなんですか。
陣川さん本当にありがとうございます。
予知夢なんて気味悪がって誰も信じてくれないと思って…。
いえいえ!市民を守るのが我々警察官の使命ですから。
行きましょう。
なんだ?このにおいは。
すいません。
カイトくんなんでしょうね?このにおい。
確かに…。
プールの消毒剤みたいな…。
なんだ…水たまりかよ。
向こうから行きましょう。
足元気をつけてください。
カイトくん!はい!危ない!
(陣川)おい何するんだよ!あっ予知夢が当たった…。
叶絵さん大丈夫ですか?はい。
カイトくん!ああ…痛い…。
あ〜あ〜あ〜やっちゃったな。
これしばらく動けないぞ。
本当に申し訳ない。
いやいやいや。
ちょっと足ひねっただけなんですぐ退院出来ます。
(笛吹悦子)でも頭打ってるんだから。
ちゃんと脳の精密検査受けてもらうからね。
大丈夫だよ。
ケガをさせた責任は取ります。
彼が完治するまで僕が代わりを務めますから。
いや代わりなんて結構ですから。
享。
ここまで言ってくださってるんだからお言葉に甘えましょう。
お願いします。
はい。
大船に乗った気持ちで甘えてくれ。
なっ?何が大船だよ…。
カイトくん。
悦子さんとそして僕からもお願いです。
しっかりと検査を受けてくださいね。
そうよ。
米沢さん。
(米沢守)ああどうもお待ちしてました。
どうやら高圧受電設備内部の真空遮断機が経年劣化し高圧放電を起こしていた事によってプールの消毒臭に似たオゾン臭を発していたようです。
なるほど。
そこから生じた高圧電流が水たまりに通電をしていたものと思われます。
あと一歩で致命的な感電事故を引き起こしているとこでした。
やっぱり叶絵さんの予知夢は当たるんだ…。
危なかったなぁ。
危なかったですねぇ。
あれ?はい?杉下さんこれ叶絵さんですよ。
確かに。
(米沢)あのこの女性ご存じなんですか?ええ。
この人が予知夢を見た女性なんです。
なぜこの写真がここに?実は昨日殺人事件が発生しまして。
(米沢)ガイシャは新京大学心理学部准教授の柄本麻耶さんです。
ご覧のとおり胸を刃物で刺されています。
死亡推定時刻は今夜の21時から21時15分までの間だと思われます。
(伊丹憲一)なんでそこまで詳しくわかるんだよ。
(芹沢慶二)柄本さんの助手が今夜の21時まで柄本さんと電話していたと証言しています。
それから15分後に遺体発見の110番通報が。
通報は殺害現場のガイシャ宅付近の公衆電話からでして通報者が女性であるという事以外は特定出来ていません。
ちょっと待ってください。
新京大学心理学部准教授って叶絵さんと同じじゃないですか。
(米沢)ええ。
つまり殺された柄本麻耶さんがこの写真を所持していた。
(米沢)そういう事です。
(南雲英嗣)お待たせしました。
研究所の所長を務めております南雲と申します。
警視庁捜査一課の伊丹です。
芹沢です。
どうぞ。
早速ですが殺された柄本准教授が誰かから恨まれていたような話っていうのは聞いていませんか?亡くなった方の事を悪く言いたくはありませんけど…。
(伊丹)また特命かよ…。
はっ!出た陣川警部補。
カイトはどうしたんですか?わけがあって今は僕が代理を。
別件で西牟田叶絵准教授にお話を伺いに来たのですがあいにく今は手が離せないようで。
ああ邪魔はしませんので。
すいません内輪の話で。
あっいえ。
どうぞお続けください。
実は柄本先生は複数のクライエントからクレームをつけられていたんです。
(芹沢)クライエント?
(南雲)ああ…。
我々臨床心理士のところに来る相談者の事です。
クレームの内容は?
(南雲)我々臨床心理士にはクライエントの相談内容に関する守秘義務があるんですが柄本先生がその内容を自分の本に書いて公開したというんです。
被害を訴えている相談者たちのリストはありますか?ああそれでしたら大学の事務局に行けば。
ありがとうございます。
じゃあ失礼します。
この一件は我々が捜査してますから余計な真似はしないでください。
もちろん。
本当かよ…。
ああ陣川警部補殿もこんなところで油を売ってる暇があったらとっとと戻って経理の仕事に励んでください!どうも。
どうも。
相変わらずですね。
(叶絵)では井波さんまた。
(井波駿介)はい。
ありがとうございました。
すいませんわざわざお越し頂いて。
あっおケガは大丈夫ですか?かすり傷ですから。
それよりも甲斐さんの方こそ大丈夫でしょうか?ご心配には及びませんよ。
あああなた方でしたか。
彼女を事故から守ってくださったのは。
確か陣川さんと杉下さんでしたね。
あっどうぞどうぞこちらへお掛けください。
本当にありがとうございました。
いえいえ。
ところで西牟田先生は教授選を控えてらっしゃるそうですがお見受けしたところまだお若いのに素晴らしいですね。
差し支えなければ論文のテーマをお聞かせ願えませんか?「ノンレムパラソムニアやセクソムニアなど睡眠時の異常行動のメカニズムについての研究と考察」です。
夢遊病の研究ですか。
そいつはすげえや。
実は先ほどの男性も最近来てくれるようになったクライエントなんですけど特殊な症例を持っていて今論文に組み入れようとしています。
ほう…それは興味深いですねぇ。
(女性)所長お客様がお見えです。
ああ。
すいませんがでは私これで失礼します。
あっそうそう。
先生に見て頂きたいものがあるのですが。
なんでしょう?この写真なんですがね亡くなった柄本准教授がお持ちでした。
先生の隣に写ってるこの男性はどなたでしょう?彼は以前刑務所で心理カウンセリングを行った受刑者の柳正吾さんという方です。
ほうそのような事まで。
ええ。
彼は傷害の罪で服役していたんですがカウンセリングを重ねるうちに受刑態度が改善されて予定よりも早く出所する事が出来てその後も研究に協力してもらってるんです。
はあなるほど。
ところで亡くなった柄本准教授がなぜこのような写真をお持ちだったのか心当たりはありませんか?さあそこまでは。
ああそうですか。
(陣川)すみません朝早くから。
西牟田先生がまた不吉な予知夢を見たんですね?ええ。
ゆうべ遅くに連絡がありまして…。
(叶絵)お母さんお願いだから帰って。
悪いけど今手が離せないの。
(西牟田郁子)お願いだからこれ以上心配させないでちょうだい。
たまに連絡くれたと思ったらこんな遺言みたいな手紙よこして…。
ごめんねお母さん。
今度ゆっくり説明するから。
研究もいいけど体だけは大切にしてよ。
わかってる。
たまにはうちに帰ってきてね。
わかってるから。
おはようございます。
あっ…。
おはようございます。
どうぞ。
陣川くん。
はい。
このにおい…。
ガスですねガス。
ちょっと動かないで。
離れて!
(爆発音)
(人々の悲鳴)
(非常ベル)また予知夢が当たった…。
事故は偶然じゃない?ええ。
どうにも2つの事故に作為を感じてならないんですよ。
どういう事ですか?一度目の事故ではここ数日雨は降っていないのに高圧受電設備の辺りに水たまりがなぜか出来ていました。
そして先ほど二度目の事故では…。
このにおい…。
ガスですね。
なぜかガスボンベがガス漏れしそこに火のついたタバコが投げ捨てられた。
(爆発音)じゃあ誰かが西牟田さんを狙って…。
(陣川)はあ?ところで西牟田先生はなぜ二度の事故を予知出来たのでしょうねぇ。
なぜってそれは彼女が予知夢を見たからです。
あるいは…。
あるいは?彼女自身身の危険が迫っている事をあらかじめ知っていた。
だから捜査一課を名乗った陣川さんに助けを…。
だったら最初からそう言えばいいじゃないですか。
なんで彼女が予知夢を見たなんて嘘をつく必要があるんですか?何か正直に言えない理由があるんじゃないですか?あり得ない!その根拠は?彼女は嘘をつくような人じゃないからだ。
ほら座ってなきゃダメだろ。
それ答えになってませんよ。
失礼します。
陣川くん君どこへ?彼女を警護しに。
また何が起こるかわからないので。
では。
叶絵が送ってきた手紙です。
よろしいですか?どうぞ。
最近あの子不吉な夢を見るからって生命保険に加入して私を受取人にしていたんです。
「柄本先生の出版で多くのクライエントが被害に遭いました」「もし私が死んで保険金が下りたらその人達が柄本先生に訴訟を起こす費用に当てて下さい」「どうかいつまでもお元気で」確かに遺言のような手紙ですねぇ。
おかしな保険金の使い道だと思いませんか?もうわけがわからなくて…。
叶絵さんがこの手紙を送ってきたのはいつの事でしょう?1月3日です。
あの子にもしもの事があったら私…。
どうぞお願いします。
こちらが柄本先生の部屋です。
何かあればお声をかけてください。
ありがとうございます。
ああカイトくん調べてほしい事があります。
入院中に彼女が浮気しないか調査したいって言うから来てみたらこれ完全に取り調べですよね?まあそう言わずに教えてもらえませんか?柄本准教授がおたくの探偵事務所に何を依頼したのか。
あなたの依頼人である柄本さんは殺害されてるんです。
はっ…。
ここだけの話にしてくださいよ。
もちろんです。
もちろんです。
柄本さんライバルの西牟田准教授を教授選から辞退させるためになんでもいいからスキャンダルを掴んでくれって依頼してきたんです。
で何を掴んだんですか?色々ですよ。
西牟田准教授が妻子持ちの南雲って教授と不倫してた事とか。
不倫…。
こちらの写真ですがあなたが撮ったものですね?ええ。
やはり2人の間には確執があったみたいですね。
そのようですねぇ。
あの…私もういいでしょうか?では井波さんお大事に。
(井波)ありがとうございました。
ちょっとお時間よろしいですか?ええ。
杉下さん…。
叶絵さんに聞きたい事ってなんでしょう?あなたに確認したい事が3つあります。
何かしら?まず1つ目です。
あなたがシンポジウムで発表しようとしていた論文ですがある大学院生のレポートの一部を盗作したという話があると聞きました。
えっ?それは違います。
たまたま記述が似ていただけで。
南雲所長もそうおっしゃっていました。
たまたま記述が似ていただけで彼女が盗作するなんてあり得ません。
しかし亡くなった柄本准教授は盗作疑惑のあったあなたの論文に赤い線を引いて保管していました。
あなたはその事で柄本准教授から脅されたりはしていませんでしたか?例えば教授選を辞退しろと。
確かにそういう事もありました。
でも単なる彼女の言いがかりです。
ですよね。
叶絵さんが盗作なんてするはずがない。
そうですか。
では2つ目です。
亡くなった柄本准教授は探偵に依頼してあなたのスキャンダルを握っていたようです。
その中に前科者である柳さんとの交流や南雲所長との不倫関係がありました。
(陣川)不倫…?あなたはその事で亡くなった柄本准教授から脅されたりはしていませんでしたか?例えば教授選を辞退しろと。
不倫なんてあり得ません。
ですよね?ええ。
そんな事実はありません。
そうですか。
では最後です。
お母様にお会いしてきました。
あなたがお母様に送った手紙の中に私が死んで保険金が下りたら柄本准教授に訴訟を起こす費用にあててほしいと書いてありました。
あなたはなぜ同僚である柄本准教授にクレームをつける側の人たちのために保険金を使おうとなさったのでしょう?ああ申し訳ない。
立たせたままで。
座りましょうか。
叶絵さん座りましょう。
西牟田先生なぜあなたが二度の事故を予知出来たのか考えてみました。
僕自身いささか信じがたい思いつきなのですがねぇ。
あなたは自らの死をもって柄本准教授に復讐しようとしたのではありませんかねぇ。
復讐ってちょっと…杉下さん!柄本准教授に握られたさまざまなスキャンダルによってあなたは教授への道が絶たれたと思い人生に絶望し自殺を決意した。
同時に自分を蹴落とそうとした柄本准教授を道連れにしようと考え自らは事故に見せかけて自殺し下りた保険金で柄本准教授を裁判にかけ彼女のした事を世間に知らしめようとした。
それって…。
ええ。
自作自演の保険金詐欺ですねぇ。
いかがでしょう?誤解です。
私はただ万が一予知夢が現実で起きてしまった時には被害に遭ったクライエントの方々の力になりたいと思っただけです。
杉下さん僕はあなたの事を心から尊敬しています。
でもあなたの言ってる事は間違ってる。
はい?だって柄本准教授はすでに亡くなってるんですよ。
事故に見せかけて叶絵さんが死ぬ理由なんてないじゃないですか。
それにもし事故が叶絵さんの自作自演だとしたら僕に助けを求めるより自分でその計画を止めればいいじゃないですか。
ごもっとも。
ごもっとも!?ですから僕は信じがたい思いつきと言いました。
はぁー…話にならない。
叶絵さんには本当に予知夢を見る力があるんですよ!いいんです陣川さん。
こんな力信じろって方が無理ありますから…。
そろそろ講義の時間です。
行きましょう。
失礼します。
失礼します。
(叶絵の声)「それは違います。
たまたま記述が似ていただけで」「南雲所長…」芹沢さんを落としました。
さすが。
伊丹さんには言うなって。
それはそうでしょう。
柄本准教授に抗議していたのは6名です。
ええ。
いました。
え?この男。
西牟田先生が狙われた現場にいた男です。
「的場太一」…。
失礼します。
杉下警部声紋鑑定の結果が出ました。
もう足の方大丈夫なんですか?ああ大丈夫です。
で結果は?ええ…。
通報者と西牟田叶絵さんの声が一致しました。
しかしなぜ彼女は現場から立ち去ったんでしょうかね?何か理由があるのでしょうね。
ええ。
おい雁首揃えて討論会か?では私はこれで。
どうもありがとう。
どうも。
(角田)なんだ?お前…。
カイトくん。
はい。
一応この件伊丹さんに伝えておきましょう。
はい。
なんだよこそこそして。
あ?お前大丈夫なのか?動いて。
大丈夫です。
あ?おい!なんでこの男の写真があるんだ!?なぜ課長は柳を知ってるんですか?知ってるも何も前に言っただろう。
こいつが海外に高飛びした暴力団幹部だよ!え?うん。
柳が高飛びしたのはいつの事でしょう?確か1月6日の早朝だ。
って事は柄本麻耶さんが殺された日ですよ。
課長…ひとつお願いがあるのですが。
え?えっ!?なんか話してよ。
だから…この間話したとおりですって!半年前に柳の奴が出所した時まっとうな商売を始めたいって言うから金を用立ててやったのにあいつ裏カジノなんか始めやがって…。
本当にそれだけか?お前が知ってる事は。
だったら柳はどこから高飛び資金を調達したっていうんだ?お前が出してやったんじゃねえのか!そんなわけないでしょう。
真面目にやれよ。
(携帯電話の振動音)あっまた失礼。
おお。
杉下です。
的場太一の件は伊丹さんたちが動いてくれてます。
そうですか。
実はカイトくん君に大至急調べてほしい事があります。
わかりました。
あんたも忙しいね。
さあ行きましょう。
ええ。
(叶絵)すみませんがシンポジウムの準備がありますのでお話ししている時間は…。
ようやくあなたの予知夢の正体がわかりました。
あなたの計画についてはお話ししたとおりです。
あなたは柳正吾に事故に見せかけて自分を殺すように依頼したのではありませんか?そう考えると全ての辻褄が合うんですよ。
どういう事ですか?柄本准教授に脅されて教授の道を絶たれたと思ったあなたは彼女に復讐するために事故に見せかけて死ぬという保険金詐欺計画を思いつきました。
お願い出来ますか?そして刑務所の心理カウンセリングで知り合った柳正吾に計画を依頼した。
さらに自然な事故に見せかけるための場所として定例研修会の会場や毎週講義が行われる大学のキャンパスさらにこのシンポジウム会場などをリストアップし計画は動き始めた。
ところがその後あなたに予期せぬ事態が起きてしまいます。
あなたは柄本准教授の刺殺体を発見したんです。
そしてもはや自分が死ぬ必要がなくなった事を知ったあなたはすぐに柳正吾に連絡を取り計画を中止するように伝えようとしました。
しかし連絡がつかなかった。
「この電話は電波の届かないところに…」慌てたあなたは匿名で110番通報だけして…。
「今すぐ捜査員がそちらに向かいますのでそのままお待ちください」その場を立ち去りました。
叶絵さんが通報を?声紋鑑定の結果あなたと通報者が一致しています。
さらに柳正吾が誰に実行を指示していたのかもわからず焦ったあなたはオンライン夢診断に投稿してきた陣川くんが警察官だとわかると自分が死ぬ不吉な予知夢を見たと嘘をつき助けてほしいと相談を持ちかけた。
いかがでしょう?違います。
あなたがおっしゃってるのはあくまで推測です。
私の予知夢が嘘だという証明にはなりません。
僕もあなたに予知夢の力があると信じたかったのですがねぇ。
陣川さんは信じてくれますよね?今の杉下さんの推理は理に適っています。
これでも僕は警察官の端くれですからそれぐらいはわかります。
市民を守るのが警察官の使命だって言ったじゃないですか!確かに言いました。
でも…相手が犯罪者だとしたら話は別です。
本当の事を話してください。
結局あなたも信じてくれないんですね。
もう結構です。
シンポジウムまで時間がないので。
杉下さん…。
(バイクの走行音)キャッ!陣川くんナンバー照会!は?品川へ28‐26。
ああ…さすが!大丈夫ですか?経理の陣川です。
ナンバー照会お願いします。
(陣川)このままじゃ本当に叶絵さん殺されてしまいますよ。
(叶絵のため息)
(叶絵)陣川さんがおっしゃったとおり本当に優秀な刑事さんですね。
杉下さん。
全てあなたの推測どおりです。
それでいつになったら奥さんと別れてくれるの?今は教授選の事だけを考えなさい。
(叶絵の声)きっかけはあの女でした。
(ノック)
(南雲)どうぞ。
(叶絵)失礼します。
あの…。
すまないが出てってくれ。
柄本先生と大事な話があるんだ。
(柄本麻耶)あなたは捨てられたのよ。
教授にふさわしいのも私だって。
なんでかわかる?あなたよりも私の方が彼の事を愛してるからよ。
私は彼が離婚しなくたって別に構わない。
その事にあの人も気づいてくれたの。
(叶絵の声)何もかも終わったと思った。
今まで積み上げてきた努力も名誉も失って…。
愛してた彼にも裏切られて…。
もう生きていても仕方がない。
(叶絵の声)でもこのまま自殺したら負けを認めた事になる。
(叶絵の声)だから私から全てを奪ったあの女も破滅に追い込んでやるって思ったの。
それで?それで柳さんに連絡を取って…。
(柳正吾)事故に見せかける?他の人を巻き込まないように私だけを殺してほしいの。
申し訳ないが仕事でトラブっていてそれどころじゃないんですよ。
お金なら…。
お金ならあります。
お願いします。
お願いします。
先生には恩もありますしそこまで言うなら仕方ないですね。
(叶絵の声)でもその翌日…。
ようやく妻との離婚が成立したよ。
実は探偵らしき連中に嗅ぎ回られていたんだ。
(叶絵)探偵…。
柄本くんが雇ったんだろう。
だからあえて君を遠ざけていた。
君との事がもし妻に知れたら離婚出来なくなる恐れがあったからね。
すまなかった。
(叶絵の声)その時あの女にだまされてたんだって気づいて…。
(叶絵の声)抗議しに行ったら…。
柄本先生?そしてあなたは自分が死ぬ必要のない事を知った。
でも柳さんと連絡が取れなくて計画が止められなくなってしまって…。
だからといって事故に見せかける計画を自分で立てたなんてばれたら全てが台無しになってしまうと思って…。
だから…柳さんと連絡が取れるまでの間予知夢を装って陣川さんに助けを求めたんです。
(携帯電話の振動音)失礼。
(携帯電話の振動音)杉下です。
今携帯にメールしました。
杉下さんの言ったとおりでした。
それからバイクの運転手も。
どうもありがとう。
バイクの運転手が逮捕されたそうです。
柄本准教授を訴えていたクライエントの1人的場太一という男でした。
はぁー…よかった。
これで事件解決ですね。
ひとつだけお願いがあります。
私はこのシンポジウムに全てをかけてきました。
だから逮捕の前にこれだけはやり遂げさせてもらえませんか?西牟田先生あなたを会場に行かせるわけにはいきません。
陣川くん。
はい。
彼女の警護任せましたよ。
えっ警護って…事件は解決したんじゃ…。
いいえ事件はまだ解決していません。
西牟田先生は登壇しませんよ。
井波さん。
どうも。
なんで井波さんが…?実は引っかかっていた事があったんです。
バイクの襲撃ですよ。
これまで自らの足がつかないような巧妙な事故を仕掛けてきた実行犯が突然姿を現わすとは考えにくい。
じゃあ的場はなんで叶絵さんを…?先ほどカイトくんに確認しました。
柄本麻耶さんを殺害したのはあなたですね?
(的場太一)あの女が…俺の相談内容を本で暴露したせいで会社にばれてリストラされたんです。
クソーッ!許せなかった。
(芹沢)ちょっと待って。
なんで柄本麻耶さん殺害容疑の彼が西牟田叶絵さんを襲う必要があるの?彼女は柄本さん殺害現場の第一発見者で事件直後の21時15分110番通報をしています。
つまり彼女は柄本さんを殺害したあなたと鉢合わせている可能性が非常に高い。
違いますか?あの日柄本麻耶の部屋にあの女が突然現れて…。
(叶絵)柄本先生?
(叶絵)ヒッ!
(叶絵)あ…!
(的場の声)俺の姿を見られた気がして…。
だからあなたは西牟田叶絵さんを口封じのために殺す機会を窺っていた。
俺がやりました。
じゃあなんで井波が叶絵さんの計画の実行犯だってわかったんですか?簡単な事でした。
4〜5日前柳の奴が突然やって来て威勢のいい若い奴を1人借りたいって言ってきたんだ。
あいつがそう言う時は大抵やばい事をやらせようとしてるに違いない。
やばい事?まさか殺しか?私は断りましたよ。
そこでごく最近あなたに近づいてきた人物をあたってみたところいましたねぇ。
何やら怪しげな人物が。
これが井波の正体です。
そういえば井波が最近相談に来たクライエントだって言ってましたね。
さらにカイトくんに銀英会の傘下の組織の中で井波という人物を洗い出してもらいました。
井波が自分が動いた事を自供するのも時間の問題でしょう。
じゃあ私が相談を受けていた彼の症例は…。
全てでたらめだったそうです。
臨床心理士のあなたがだまされていたわけですよ。
(叶絵)シンポジウムをやり遂げたところで笑い者になるのがオチでしたね。
あの…。
もし僕が刑事ではなくて経理の人間だと知っていたら僕に助けを求めたりはしませんでしたか?いえ…。
陣川さんだから助けを求めたんです。
あなたは虎に襲われて殉職する夢を見たと私に相談しました。
虎の夢はあなたが正義感に満ちあふれている事を意味します。
あなただったらきっと私を守ってくれる。
そう思いました。
そうでしたか。
連れて行って頂けますか。
はい。
その前に…。
僕からもひとつだけ。
あなたは復讐というバカげた目的のために自らのクライエントや陣川くんまでも利用しました。
そんなあなたに臨床心理士としての資格がありますかねぇ。
ああもうひとつ。
母親が自分の娘が死ぬ事を想像する気持ちをあなたは考えた事がありましたか?果たしてそんなあなたに臨床心理士としての資格がありますかねぇ?いや…今結論は出さなくても結構。
あなたには考える時間が与えられますから。
行きましょうか。
お願いします。
よくよく考えてみたらあの夢予言だったのかな…。
(月本幸子)予言?ええ。
不吉な夢見て次の日足やっちゃったんで。
それはどのような夢でした?うーん…。
忘れました。
あー残念ですねぇ。
もう夢の話はうんざりや!いい加減気づいてくださいよ。
女に惚れて利用されちゃうパターン。
また振られちゃったんですね。
振られる以前の問題っす。
僕たちは始まってもいなかったんだ!いつか陣川さんにぴったりの女性にめぐり会えますよ。
これ私の予言です。
もう信じませんから予言なんて!あっ寝ちゃった。
真面目で優しくてなかなかいいんですがねぇ。
俺も好きな先輩です。
なんか言った?うおっ!?2014/09/23(火) 15:05〜16:58
ABCテレビ1
相棒 season12[再][字]
「かもめが死んだ日」「デイドリーム」
詳細情報
◇番組内容
水谷豊&成宮寛貴の相棒!杉下右京(水谷豊)の名推理と甲斐享(成宮寛貴)の巧みな行動で事件を解決へと導く!今シーズンはどんな予想だにしない展開が待っているのか!
◇出演者
水谷豊、成宮寛貴 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
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日本語
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