連続テレビ小説 花子とアン(152)「曲り角の先に」 2014.09.23

(子どもたち)逃げろ〜!
(警官)待て〜!待たんか!こらクソガキども!
(幸子)助けて下さい。
お願いします。
(育子)助けて。
おい。
こっちに浮浪児が2人逃げてきただろう。
(花子)あっ。
あの子たちじゃないですか?今走って角を曲がっていきました。
追え〜!はっ!
(かよ)そんなに慌てて食べなくても誰も取らないよ。
ねえ。
あなたたちお名前は?幸子です。
こっちは妹の育子です。
私たちも小さい頃いつもこんなふうにおなかすかせてたね。
そうだったわね。
・「これからはじまる」・「あなたの物語」・「ずっと長く道は続くよ」・「虹色の雨降り注げば」・「空は高鳴る」・「眩しい笑顔の奥に」・「悲しい音がする」・「寄りそって今があって」・「こんなにも愛おしい」・「手を繋げば温かいこと」・「嫌いになれば一人になってくこと」・「ひとつひとつがあなたになる」・「道は続くよ」
(英治)子どもだけで生きてかなきゃならないなんてな…。
(美里)かわいそう…。
お母様。
今その女の子たちどうしてるの?かよが面倒を見ているわ。
何かしてあげられる事はないのかしら。
町じゅうにそういう子はあふれてるからね…。
(もも)お姉やん!ああももさんいらっしゃい。
もも…そんなに慌ててどうしたの?お姉やん。
かよ姉やんの店に一緒に来て。
かよ姉やんあのみなしごたち引き取るって言ってるの。
てっ…。
あの子たち疎開先からやっと帰ってきたらうちは空襲で焼けてしまってお父さんとお母さんも…。
そうだったの…。
(かよ)警察に捕まって収容施設に連れていかれれば狭い部屋に閉じ込められて食べる物もろくにもらえないそうよ。
そんな話聞いたらこのまま放り出せなくて。
気持ちは分かるわ。
でもかよも食べるのでやっとなのに2人の子どもの面倒を見るのは大変よ。
そうだよ。
大変な責任をしょい込む事になるよ。
これから先何が起きようと引き受ける覚悟は出来てる。
かよ…。
あの子たちさえよければ私引き取りたい。
世の中を渡っていくにはそれぞれ割り当てられた苦労をしなきゃいけないって最近よく思うの。
お姉やんには子どもたちに夢を与える仕事があるしももは家族のために頑張ってる。
私はこれまで自分のためだけに生きてきたけど今度はあの子たちのために何か役に立ちたいの。
マリラみたい。
マリラ?あっ…「ANNEofGREENGABLES」に出てくるの。
みなしごのアンを引き取って育てるのよ。
それを決心した時マリラはこう言うの。
「Mytimehascomeatlast」。
「ついに番が来た」という意味よ。
そう…。
ついに私の番が来たの。
かよがそこまで覚悟してるなら応援するわ。
そういう事なら私も協力する。
お姉やん。
もも。
ありがとう。
ただいま。
どうだった?あの女の子たちかよが引き取る事にしたの。
そう。
2人ともとってもいい子なのよ。
正式に養子の手続きをしてちゃんと学校に行かれるようにするみたいよ。
よかった!・ごめんください。
はい。
龍一さん…。
純平君の事聞いたよ。
何と言ったらいいか…。
実はその事で…花子さんにお願いがあって今日は伺ったんです。
純平の戦死の知らせが届いてから蓮子はずっとふさぎ込んでいて…。
歌を詠む気力すらなくなってしまって…。
戻ってきた遺骨を見てもまだ純平の死を受け止められないんです。
もうどうしてやればいいか僕には分からなくて…。
蓮子を立ち直らせる事ができるのは花子さんだけです。
ずっとうつろだった蓮子が一度だけ感情を取り戻した事があったんです。
ラジオから流れる花子さんの声を聞いた時です。
お願いします!蓮子に会ってやって下さい!お願いします!子どもを失った悲しみは時間が癒やしてくれるものじゃない。
自分で乗り越えなきゃいつまでたっても前に進めない…。
今の蓮子さんの事一番よく分かってあげられるのは花子さんだよ。
回想
(蓮子)あなたが純平を戦地へ送ったのよ。
純平を返してちょうだい!お願い!純平を…。
蓮様…。
ごめんください。

(富士子)はい。
花子おば様!まあ富士子ちゃん。
花子おば様が来て下さいましたよ。
蓮様。
はなちゃん…。
純平君のお参りさせて頂いても?信じられる?これが純平ですって…。
蓮様…ごめんなさい。
この間蓮様から言われた言葉突き刺さったわ。
私は純平君や大勢の子どもたちを戦地へ駆り立てた。
お国のために命をささげなさいとラジオで語りかけて…。
大切に育てられた命なのに…。
純平君にはこれからもっと輝くような未来があったはずなのに…。
蓮様に会わせる顔がなかったの。
ごめんなさい!やめてはなちゃん!あなたにはあんな事言ったけれど時代の波にのみ込まれたのは私も同じなの。
この子を守ってやれなかった…。
私…戦地へ行く純平を笑顔で送り出したのよ。
「武運長久を祈っています」と…。
(泣き声)お国のために命を取られるくらいなら一緒に連れて逃げればよかった。
この子を殺されるくらいなら…。
(泣き声)
(泣き声)ごきげんよう。
さようなら。
2014/09/23(火) 08:00〜08:15
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 花子とアン(152)「曲り角の先に」[解][字][デ]

逃げ込んできた孤児の二人をとっさにかくまったかよ(黒木華)と花子(吉高由里子)。姉妹だと言い、すっかりお腹をすかせている二人を、かよはしばらく面倒見ることに…

詳細情報
番組内容
警官に追われて逃げ込んできた戦災孤児の二人をとっさにかくまったかよ(黒木華)と花子(吉高由里子)。幸子(木村心結)と育子(新井美羽)と名乗る姉妹がすっかりお腹をすかせているのを見て、かよはおむすびを食べさせてやる。数日後、村岡家で花子が英治(鈴木亮平)と畑仕事をしているともも(土屋太鳳)が飛び込んで来て、かよが姉妹を引き取るつもりだと言う。花子は闇市のかよの店に駆けつけ、かよに真意を問う…
出演者
【出演】吉高由里子,仲間由紀恵,黒木華,鈴木亮平,中島歩,土屋太鳳,【語り】美輪明宏
原作・脚本
【原案】村岡恵理,【脚本】中園ミホ
音楽
【音楽】梶浦由記

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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