「ピアノを弾いてみたい」と思っているあなた。
ピアノはリズムさえつかめれば誰でも楽しく始められるんです。
番組ではおなじみの名曲を初心者にも弾きやすくアレンジしてご紹介します。
教えてくれるのは絢香さんや松たか子さんとも共演し幅広いジャンルで活躍する実力派のピアニスト…今回の番組ではとにかく…そういう番組にしたいですね。
生徒はピアノに初挑戦の…今回どれだけ自分がピアノを弾けるようになるのかっていうのは…体でリズムを感じながらピアノを弾く。
今までにないピアノレッスン皆さんも体験してみませんか?前回はポップスの基本4分弾きに挑戦。
バラバラする。
パラッパラッてなっちゃいますよね。
トライアングルで音のオンとオフのリズムを徐々につかんでいった有森さん。
最後はゆっくりした4分弾きで課題曲「どんなときも。
」を何とかクリア!今回も頑張って下さいね。
先生本日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回はどうでしたか?いや〜もうリズムの奥深さを体感しました。
キー・オンキー・オフみたいなねそういう事でリズムを作っていくグルーブを作っていくという事は基本なんですけども…。
今日はちょっとキー・オフキー・オンという事とはかけ離れますがワルツ3拍子。
わあ。
揺れる感じの3拍子というものにフォーカスを当ててやってみたいと思うんですけども課題曲はですね超名曲中の名曲僕も大好きな「ムーン・リバー」です。
オードリー・ヘップバーンのね。
ヘップバーンのね。
今日はその「ムーン・リバー」に挑戦したいと思います。
1961年に公開された映画「ティファニーで朝食を」の主題歌「ムーン・リバー」。
主演のオードリー・ヘップバーンが窓辺でこの歌をうたうシーンが話題となりアカデミー賞歌曲賞を受賞。
今回はこの曲で3拍子に挑戦です。
(拍手)うっとりです。
この「ムーン・リバー」名曲なんですけどね3拍子の感じというのが…ワンツースリーワンツー…ってね1拍目に向けて体がグッと入るような感じしませんか?ワン!ツースリー…。
はいそうですね。
その感じというのがいろいろな3拍子の音楽に自然と表れてるような気がしますね。
この3拍子のリズムの感じを体でもうちょっと感じてみましょうか。
ちょっとこちらへ来て下さい。
重心がワンツースリー…そうそう。
ワン〜ワン〜ワン〜。
振り子というかブランコというか。
ワンツースリーワンツースリー!ワンツースリーワンツースリー…ここですごい速く加速度がつくというか。
はいそうですね。
1拍目で加速するようにだ円を描くと3拍子のリズムをイメージできると塩谷さんは言います。
(2人)ワンツースリーワンツースリー…。
先生ピアノは?誰か止めて〜!先生ピアノ!ピアノピアノ!分かりました。
この感じですよ。
まあ!今ね体で感じたブンチャッチャッブンチャッチャッというものを今度は鍵盤で表現するわけですけどブンチャッチャッブンチャッチャッ。
つまり「ブン」のところは「テヌート」だから…。
え?伸ばす?うん。
その書いてある音の長さどおりに伸ばすというのが本来の意味です。
ブンチャッチャの「チャッチャ」の部分はスタッカートですね。
スタッカート。
短く?あ〜。
これ逆にしてみましょうか。
何か踊れませんよね。
はい乗れませんね。
ね?3拍子の感じがより出ると思いませんか?そうですね。
これだけ弾いてみましょうか。
さあテヌートとスタッカートの違いをうまく表現できるかな?はい。
テヌートは100点満点ですね。
え〜ほんとに?このスタッカートの方がもうちょっと…。
鍵盤に指を置いてからそこでバウンドさせるみたいな感じで。
スタッカートの時練習しましたね!ジャンプする感じって。
そうです。
思い出しました?その感じをやってみましょうか。
有森さん手首硬いですよ。
意外と難しいでしょ?難しい。
跳べないです。
やっぱオランウータンですよねここで出てくるのはね。
あのオランウータンの枝から枝へ飛び移る…。
ウーンチャッチャウーン…。
これを思い浮かべて下さいね。
それではアクセントが2拍目に。
ブンチャッチャブンチャッチャ。
これをやってみたいと思います。
という感じなんですけどちょっとトライしてみましょうか。
うまくアクセントがつけられるかな?ちょっとリズムが狂ってきましたよ。
焦っちゃう!最後の「チャ」っていう音をもう少し軽くできると…。
うん…なるほど。
より表現ができると思います。
次はね3拍目にアクセント。
ブンチャッチャ!ブンチャッチャ!ちょっと前へ前へ進むような感じがしませんかね。
そうですね。
今度は3拍目にアクセント。
ちょっと手首が硬いですよ。
はい。
やろうとしてる事はすごい伝わるんですけどもここに力が入っているか入ってないかでアクセントをする時には高くなるわけですね。
ジャンプ力を上げる事でアクセントをつけてるんです。
つまりブンチャッチャブンチャッチャって跳び上がる。
左手のベースと右手で弾く和音の音程を変化させてみよう。
それではですね…。
今度は左手の音も右手の音もそれぞれ変わっていきますよ。
これを挑戦してもらいたいんですが。
わあ〜難しそうですね。
さあ有森さん音の変化についていけるかな?なかなかいい感じで弾けてますよ。
はいすばらしいすばらしい!やはりテヌートとかスタッカートとか…。
スタッカートの使い方。
あとアクセントですよね。
はい。
これの使い方によっていろんな表情が出る。
ここでちょっとブレーク。
世界で活躍している塩谷さんの演奏をご堪能下さい。
この曲は基本的にはジャズワルツの曲なんですけどもちょっと今日はいわゆるクラシック風のワルツ。
…というのからいわゆるジャズワルツですね。
…というのを切り替えながら弾いてみたいと思います。
その辺を注目して聴いてみて下さい。
それではレッスンに戻りましょう。
それではいよいよ「ムーン・リバー」のメロディーを弾いてみたいと思います。
この「ムーン・リバー」のところにかかってるシューッという…。
橋みたいなのがかかってる。
橋みたいなのありますね。
これ何だと思いますか?ここからここまでが一区切りっていうか…。
鋭い!これは音楽用語では「スラー」というんです。
まあスラーッとしてるでしょ。
アハハハハ!ピアノって楽器はねとにかくスラーが難しいんですよ。
ポーンってやったらあと減衰なんですよ。
ちょっと下がっちゃう。
膨らまない。
減衰楽器であるピアノがスラーに聴こえるためにはとっても繊細なコントロールが必要だという事が言えると思うんです。
この奏法というのは主にクラシックの「レガート」という奏法なんですね。
滑らか〜に。
「ドレミファソ」って歌ってるように聴こえるためには例えば…。
これだとブツブツに聴こえるでしょ?うん。
指が次へ移動する時にちょっとだけ一瞬だけ残る。
あ〜。
ほんの一瞬だけ残るというようなテクニックがあるんだけども歌ってるように「ムーン・リバー」って弾くのかそれとも…と弾くのか全然違うでしょ?違う。
うん。
その辺を注意して弾いてほしいと思うんですが。
さあ歌をうたうように意識してメロディーを弾いてみましょう。
はいありがとう。
1か所ね指くぐりがありますよね?はい。
「シ〜ラソファソ」のところね。
このように親指の上を人さし指がまたいで弾く指の動きを指くぐりといいます。
手首の力を抜いて少し傾けるようにすると滑らかに弾けますよ。
練習すればこんなふうに弾けるようになります。
手首を柔らかくして下さい。
うんいいですね。
いいですいいです。
すごくスムーズでいいと思いますね。
同じ音を違う指で弾く…これも開きます。
2235。
次「レド」なんですがないですよね?もう指が。
こういう時には伸ばしてる間に4の指に替えるんです。
これね「指替え」といいます。
指替え。
ここでは小指でドの音を伸ばしている間に薬指に指替えをして同じドの音を弾きます。
そしたら指替えの練習をしてみますね。
まずドの音を5で弾きます。
そのまま指を432今度は345。
ちょっと滑らせるような感じですよね。
アハハ!いやこれ難しいですよ。
有森さんダンスをやられてるんですよね?はい。
ちょっと今「ブンチャッチャ」この感じをですねちょっと先生交代で。
いやいや。
よろしくお願いします!お願いしま〜す。
先生よろしくお願いします!じゃあワルツステップですね。
私が右足から下がりますので左足を前に。
左足を前に。
さっき振り子をやりましたよね?振り子みたいですね。
塩谷さんちょっとぎこちないですよ。
ちょっと体が硬いんですけど。
うそ〜。
・「ムーン・リバー」あ〜何か優雅!塩谷さんこれってピアノのレッスン?重心がやっぱりグワッと来ますね。
この感じというのが…。
ブンチャッチャ…。
今は2人でね「ブンチャッチャ」って感じながらやったけどねこれが1人で弾く時もその感じが出ると…。
もう弾けたも同然ですね!いや〜!じゃあ僕が今度先生になって…。
はいお願いします!さあ体動かすとやっぱり何かこうリズムが体に入ってくるような感じしますね。
この感じをキープしながらメロディーをもう一回弾いてみましょうか。
指替えて…というふうにできたらいいですね。
さあ指替えできるかな?指替えできた!ちょっと間違えても気にしないで。
シラソファソ〜。
23。
開きます。
シ〜ラソファソ〜。
ド〜。
歌うようにスラーッとですよ?ワンツー。
うんいい感じ。
それでは今日の課題曲「ムーン・リバー」よりレッスンの成果をご覧下さい。
さあだいぶ体の中に3拍子のリズムが入ってきたところで僕が伴奏をしますから有森さんは…スラーとかね。
歌うように。
スラー。
指くぐりと…。
そう指替えと。
2人で3拍子のワルツのリズムを作って感じながらやってみましょう。
ではいきますよ。
ワンツースリーツーツー…うん。
あ〜…。
(拍手)はい!「ムーン・リバー」。
すいません。
一緒に弾きましたけどね。
なかなか完成できないですね。
ほんとに心からそう思うんですよね。
僕もねよく間違えるんです。
ウフフ!だけど…すごく気持ちがよかったです。
ですよね!それこそ一緒に踊ってるような感じでできましたよね。
これからどんどん上達しますから心配しないで。
頑張ります!さあ次回なんですけどもいよいよねラテンをやろうと思うんですよね。
オゥ!フゥ!ラテンのピアノを弾くのは結構やっぱり難しいんですけどでもその感じをつかむという事でどんどん広がっていくと思うのでそこに次回は挑戦してみたいと思います。
頑張ります!はい。
お楽しみに。
今回のレッスン内容はテキストに詳しいポイントが載っています。
楽譜も掲載していますので併せて参考にして下さい。
実は有森さんレッスン後に間違えたパートを猛練習したんです。
できたできた!その成果をご覧下さい。
ドの音。
これ?
(拍手)有森さんよく頑張りましたね!やったじゃん!すごいじゃん!もう完璧ですね〜。
(テーマ音楽)2014/09/22(月) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
趣味Do楽 塩谷哲のリズムでピアノ 第4回「3拍子はだ円の動きで感じよう」[解][字]
楽譜が読めなくても、リズムを意識することでカッコ良くピアノが弾けるようになる。第4回となる今回の課題曲は「ムーン・リバー」。生徒は女優の有森也実さん。
詳細情報
番組内容
楽譜が読めないから、習っても上達しなかったからとピアノをあきらめてしまう人もいる。しかし、リズムを意識すれば、誰でもカッコ良くピアノが弾けるようになる。講師は、ピアニストであり、作曲家の塩谷哲さん。初心者でも楽しみながらレッスンできるように、なじみのある名曲を塩谷さん自身がアレンジした。第4回となる今回の課題曲は、「ムーン・リバー」。生徒は女優の有森也実さん。
出演者
【講師】塩谷哲,【きき手】有森也実,【語り】DJ TARO
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
趣味/教育 – その他
音楽 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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