先週、JR大阪駅の近くで男性の顔写真が大量にばらまかれました。
警察の任意聴取に対し、少年2人が撒いたことを認め、「面白半分、嫌がらせ半分でやった」と話しているということです。
空から舞い落ちてくる大量の写真。
これは、19日午後9時すぎ、インターネットに投稿されたものです。
大量の写真がばらまかれたのは大阪市北区のJR大阪駅のすぐ近くでした。
今日午後、記者が改めて現場へ行ってみると…清水記者「あ、あそこに落ちています。
男性の顔が確かに写っています」写真は駅ビル「ノースゲートビルディング」の10階から撒かれたとみられ、写真には若い男性の顔が写っていました。
通報を受けた警察官が路上に落ちていた写真を回収したところ、約400枚あったということです。
その後、現場近くにいた電車の撮影が趣味の高校生とアルバイトの少年から話を聞いたところ、2人は「写真の男性が以前から撮影場所に何度も割り込んできたので、面白半分、嫌がらせ半分でやってしまった」と話したということです。
少年2人は写真をプリントした印画紙を近くの家電量販店から万引きした疑いがあり、警察が任意で聴取しています。
学校の部活動の指導を、教師ではなく引退したプロ選手などに頼めないか、大阪市が検討を始めました。
今日行われた橋下市長と教育委員の協議。
教師にとって部活動の指導が重い負担になっている現状が報告されました。
そこで大阪市は中学校での運動部の指導を民間委託する検討を始めました。
これまでも指導経験者らに1回3,000円で指導を手伝ってもらう制度を運用してきましたが、導入したクラブは限定的で、全面委託となれば全国初の試みとなります。
ただ全面委託には1,000人以上の指導員と数十億円の予算が必要で、大阪市ではまずモデル校で制度を実施し教員から意見を聞く方針です。
兵庫県議会の本会議が今日、開会しました。
県議会では野々村竜太郎元議員のカラ出張など政務活動費の不正使用が発覚したのを皮切りに他の議員でも不正使用疑惑が次々と発覚しています。
本会議では支給額の1割カットや会派を通じて実費支給する方式に改めることなどを盛り込んだ条例改正案が可決されました。
岩谷英雄議員は2011年度、データ整理の費用として政務調査費から合計19万円を支出していますが、領収書の日付の偽造が発覚。
本会議後、記者から説明を求められると…あくまでも、業者が行ったことだと主張しました。
また、本会議では道路交通法違反や同僚議員へのセクハラ問題が指摘されている桐月一邦議員に対して辞職勧告決議案が議決されました。
日本維新の会と結いの党が合併し、維新の党が誕生しました。
結い側から代表についた江田代表は、大阪都構想を支援するとしていますが新党結成は果たして都構想の追い風となるのでしょうか。
橋下・江田、2人の代表でスタートした維新の党。
江田代表は結党大会のあいさつで維新の会が大阪で進めてきた「大阪都構想」の後押しを宣言しました。
しかし、都構想を進めるためには大阪府議会、市議会での過半数が必要で、来春の統一地方選での躍進が不可欠です。
橋下代表は会見で新党結成の効果について聞かれ…ところが、昨日の結党大会には大阪維新の会所属の地方議員の姿は少なく、国政と地方との温度差があるようです。
府議の中には公然と「維新の党」には参加しない、という人もいます。
これについて、維新の党の幹事長に就任した松井一郎府知事は国政政党の維新の党と大阪維新の会は対等の立場で、必ずしも両方に所属する必要はないといいます。
また、昨日の会見では集団的自衛権の行使をめぐりもともと容認の橋下代表と、慎重な江田代表、スタンスの違いは、話し合いで解決できると主張しました。
必ずしも政策が一致しない両党の合流。
新党結成が都構想実現の後押しをするのか、その効果は未知数です。
マンションの建設現場。
地下から出てきたのは・・・ごろごろと出てきた大きな石。
多額の撤去費用が元持ち主に請求されました。
大阪の都心でなぜ?いま浮かび上がるかつての川の存在。
今日の憤懣です。
月曜日は憤懣本舗。
まずメールの紹介です。
テーマは「家から“こんなもの”出てきました」自分の土地を売りに出したあと、地中からあるものが出てきて、売却先から多額の撤去費用を請求された人のお話です。
出てきたのはなんと川の護岸。
突然の請求に売主は驚き、困惑しています。
大阪市西区に住む大橋知加子さん。
賃貸マンションで心臓病を患う83歳の母と2人暮らしです。
今は、貯金を切り崩しながら何とか生計を立てています。
大橋さんは以前、父から継いだアパレル会社を経営していました。
ところが安い海外製品におされ会社は破綻、負債を返済するため2年前、6階建ての自宅兼本社ビルの建つ土地を大手不動産会社に売却しました。
不動産会社は新たに15階建てのマンションを建て始めましたが、売買から約1年後、大橋さんに驚くような知らせが入りました。
大橋さんが現場に行ってみると、山積みにされた石がゴロゴロと。
会社の説明などによりますと大橋さんが売却した土地を掘ってみると、地下約2メートルから5メートルに400年以上前にあった川の跡が出てきたといいます。
その護岸とみられる石組みが工事の妨げになるということで撤去費用として2400万円を請求されました。
大橋さんが売った土地は、大阪市西区の一等地。
あたりはビルが建ち並ぶ都会の真ん中です。
そこで川の護岸とは一体どういうことなのでしょうか?憤懣取材班が周辺を歩いてみると…。
記者「こちら石碑がありますね、阿波堀川の跡と書いてあります」ビルの脇に佇む石碑には「阿波堀川」という文字が刻まれています。
天下の台所として栄えた江戸時代の大阪。
阿波掘川はその頃、物資を運ぶための運河として人工的に造られました。
しかし1957年、宅地や商業用地の需要が増え、埋め立てられました。
こちらは大阪市西区周辺の地図です。
西区には現在、道頓堀川や木津川などが流れていますが、昭和の中ごろまでそれ以外に13本もの川が存在していたのです。
阿波堀川はここを流れていました。
古くからこの土地に住む人は、阿波堀川のことをよく覚えているといいます。
まさにここに、幅10メートルほどの川が流れていたといいます。
大橋さんの売った土地はまさに阿波堀川のあった場所。
しかし、埋め立て後に移り住んだ大橋さんは川の護岸が埋まっているとは知りませんでした。
本当に自分が負担しないといけないのか…売却先の不動産会社に問い合わせると当時の契約書を示されました。
契約書には「売主の除去義務」が記されていたのです。
大橋さんはこの記述は覚えていましたが、まさか、江戸時代の遺構が含まれるとは思っていなかったといいます。
しかし不動産トラブルに詳しい弁護士は、たとえ400年前のものでも責任を負わされる可能性は高いといいます。
実は、最近、大阪市内の他の土地でも開発工事中に護岸が見つかりました。
同じ西区のマンション建設現場。
開発業者側は今月に入ってから納期に間に合わないため協定で行わないと約束していた日曜日にも工事をしたいと周辺住民に申し出ました。
取材に対して会社側は「護岸の撤去が直接の原因ではない」と説明しますが、住民側は反発しています。
不動産業者によると、西区など市内中心部の開発需要は高まっているといい、埋もれた護岸を巡るトラブルの増加が懸念されています。
護岸の撤去費用として2400万円を請求された大橋さん。
支払いを拒んでいたため買主の会社から調停を申し立てられ、現在話し合いに臨んでいます。
大阪の繁栄を支える役目を終え埋もれていった川。
今、紛争の火種として再び姿を現わそうとしています。
【この部分は字幕がありません】「CATCH_THE_VOICE」です。
小西さんが趣味でおつくりになっている「リアルすぎる」ものがいま大変話題になっていて、美術作品としても認められるほどになっているそうです。
どんなものか、見てもらいましょう。
近所の人も驚いたという滋賀県東近江市のこちらの畑には農作業をするたくさんの人の姿がありました。
でも、この人たち、どれだけ待っていてもさっぱり動きません。
カメラマン「こちらにあるのはすべて案山子です。
人間そっくりで今にも動きだしそうです」そう、畑の中にいるのは人ではありません。
案山子です。
所狭しと、25体が並びます。
作ったのは小西節雄さん、67歳。
4年前、カラス除けのために案山子を作ったのがきっかけでした。
なかにはこんなユニークな案山子もいます。
小西さんのこだわりは、人間そっくりのリアルなポージングです。
どのように作っているのか工房をみせてもらいました。
一番のこだわりは関節の動き。
骨格から手足の先まで一点一点が手作りです。
さらには、案山子専用の衣装部屋まで用意しました。
もらい物のモンペや帽子、手袋、子供用からお年寄り用までずらりと並ぶ品揃えです。
今や、小西さんの畑は地元のちょっとした人気スポットになりました。
休みの日になると数十人が訪れ、畑に入って、リアルな案山子を見ていきます。
さらに、小西さんの案山子は今、近江八幡市の美術館にも飾られています。
以前、ここの学芸員が道に迷って偶然、小西さんの畑を訪れたのがきっかけでした。
そして、小西さんの最新作がこちらです。
テニスの全米オープンで準優勝した錦織圭選手です。
準優勝の翌日、一日で完成させたそうでボレーのフォーム、体のひねり具合は本物そっくりです。
【この部分は字幕がありません】【天気予報は字幕がありません】時間までニュースです。
道の駅で売られていた毒キノコ。
これまでに7人が症状を訴えています。
滋賀県高島市の道の駅「くつき新本陣」で、「ヒラタケ」として販売された12パックに毒キノコの「ツキヨタケ」が混入していたことがわかりました。
滋賀県によりますと、キノコを購入して食べた京都府に住む家族などあわせて7人が下痢や腹痛などの症状を訴えているということです。
ツキヨタケはヒラタケによく似ていて、食後30分から1時間ほどで嘔吐や腹痛などの中毒症状が現れます。
出荷した地元住民は、「ヒラタケだと思って収穫した」と話しているということで、道の駅では「絶対に食べずに返品してほしい」と呼びかけています。
滋賀県高島市の環境センターが廃棄物のダイオキシン濃度を低く改ざんして大阪湾フェニックスセンターへ搬出していた問題で、第三者調査委員会が報告書をまとめました。
環境の専門家らが、問題が発覚した6月から調査を始めていて、ダイオキシン濃度と密接に関係がある焼却炉の一部の清掃が適切に行われなかったため、基準値を超える煤塵が排出されたと結論付けました。
また、数値の改ざんについては市の職員に「法令を守る意識がなかった」と指摘しています。
大阪市交通局は労働組合に対し地下鉄を民営化した場合の人事制度などを提案しました。
来年度以降の職員数を950人削減する計画でしたが、約400人は現在、外部委託している保守部門などの業務を民営化後の新会社で行い雇用枠を増やす提案をしました。
そのほかは早期退職などを検討します。
交通局は来年4月の民営化の同意を取り付けたい考えですが、市議会では民営化議案の継続審議が続いていて、民営化の目処はたってません。
東大阪市議会で副議長を務める河野啓一市議が政務活動費を不正に支出していたとして、副議長職の辞職届を提出しました。
河野市議は、議会のルールに反し義理の兄に人件費として5年間に約400万円を支出していたほか母親が1万円で借りた物件を6万円で借りて事務所として使用、改装費を政務活動費から支出していました。
市議会では、今月30日までに全議員の政務活動費5年分を調査し、さらに不適切な支出が見つかれば返還を求めていく方針です。
このあと6時15分からはアジア大会3日目の模様をお伝えします。
サッカー女子なでしこJAPANはグループリーグ1位をかけ台湾と激突。
また柔道100キロ超級では大阪出身の重量級の逸材、王子谷剛志選手が登場します。
このほか、競泳、フェンシング、シンクロナイズドスイミングなど今日も日本のメダルラッシュが期待されます。
2014/09/22(月) 17:30〜18:15
MBS毎日放送
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憤マン 都会の真ん中でなぜ?撤去費用をめぐり困惑▽リアル過ぎる案山子
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