Nスタ 2014.09.22

東シナ海を北上する台風16号。
今週半ばにも日本の九州に近づくおそれがあり、気象庁が警戒を呼びかけている。
あふれ出た水で、川のようになってしまった道路。
こちらはフィリピンの首都マニラ。
先週木曜日の夜から金曜日にかけて大雨が降り、大規模な洪水が発生。
車やオートバイなどの行く手を阻む。
一時、首の高さぐらいまで水に浸かったところもあったと言い、タイヤを浮き輪代わりに避難する人や泳いで逃げる人の姿も。
現地の災害対策本部によるとこれまでに10人が死亡し、80万人以上が被災したとのこと。
土砂災害や家屋の倒壊も相次ぎ、およそ20万人が避難していると言う。
台風は、その後、北上を続け、台湾を襲った。
台湾南部の泰武郷では降り始めからの雨量が900ミリを超えるなど各地で大雨となり、洪水や土砂崩れが発生している。
台湾南部の台東県では、洪水に流されて1人が死亡した。
台風はさらに東シナ海を北上していて中国でも警戒が高まっている。
台風が近づく浙江省では雨も風も強さを増し、海も大シケとなっている。
港では、船が流されないよう対策に追われている。
そして日本の沖縄県。
離島を中心に強風や高波への警戒が続いている。
与那国島や石垣島では25mを超える最大瞬間風速を観測。
沖縄本島と離島を結ぶフェリーにも一部欠航が出ている。
また台風から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で鹿児島県のトカラ列島では大雨が観測された。
明日は秋分の日の祝日だが、台風は進路を東に変えて九州地方に接近するおそれもあることから羽田空港では影響を懸念する声も聞かれる。
九州へと近づく台風16号。
この後、広い範囲で大雨や強風、高波などへの警戒が必要。
フィリピンや台湾に大きな被害を出しました台風16号。
今週半ばにも、九州に接近するおそれが出てきたということです。
早速、森田さんに聞きます。
今はちょうど、上海がこの辺りですから、南の辺りですよね。
今後なんですが、向きを急激に東に変えるんですよ。
最大風速自体は20mでギリギリ台風という感じなんです。
今後は熱帯低気圧からさらに温帯低気圧に川って東の方に動いてくるんですね。
となると台風じゃないからいいじゃないかと思ったら大間違いで、これは非常に南東から湿った空気を持ち込みますので九州や四国、あるいは中国地方、こういうところで大雨に対する警戒が必要なんです。
いつ頃になりそうなんですか?明日の夜から九州辺りは降り出してあさって水曜日から木曜日にかけて東日本から西日本では特に雨量が多くなると思います。
今年は8月豪雨があったぐらいで西日本はものすごい、いっぱい雨が降っているんですね。
だから今回の台風、もしくは台風から変わった低気圧によってそれがまた大雨の引き金といいますか、土砂災害の引き金になったりすることがあり得るんですね。
これは雨と風の予想、夕方6時から当面、明日にかけては、まだ全然降らないんですよ。
だから、安心しちゃうんですよね。
だけどもあさって水曜日から木曜日にかけては大雨の心配が出てきますので、この雨はただの雨ではないと警戒してもらいたいと思います。
明日は祝日ですが、明日は晴れると?明日は東京も含めて晴れるところが多いと思います。
さわやかな秋晴れだと思います。
しかし、あさって以降は西日本を中心に大雨です。
今週は気象情報に十分ご注意ください。
無料通信アプリを手がけるLINEは利用者のアカウントが乗っ取られ、電子マネーがだまし取られる被害の拡大を防ぐため利用者に暗証番号の設定を義務づけました。
ただ、新たな対策でも効果には限界があるという指摘も出ています。
今年6月以降、相次いでいる無料通信アプリを手がけるLINEの利用者の間で、アカウントが乗っ取られ、電子マネーをだまし取られるという被害。
知らないうちに誰かが自分に成り済まし、友人などに、プリペイドカードを購入してほしいなどとメッセージを送りつけるという手口。
メッセージがたどたどしい日本語で送られてくるケースも多いため、アジア系の外国人による行為という見方もあるが、詳しいことはわかっていない。
LINEは、パスワードの変更を呼びかけてきた上に7月から、通常のパスワードの入力に加えてPINコードと呼ばれる4桁の暗証番号を設定するよう利用者に呼びかけていた。
PINコードを設定した場合にはスタンプを期間限定でプレゼントも。
ただ、暗証番号の設定は進んでいないのではという関係者の指摘もある。
そこで、LINEは今日午後からすべての利用者に対してこれまでは任意だった4桁の暗証番号の設定を義務づけた。
暗証番号を入力しないとLINEに接続ができなくなった。
専門家は、今回のLINEの対応について…さらに暗証番号を設定したのに乗っ取られたケースもあると対策の限界も指摘する。
国内でおよそ5200万人が利用するLINE。
新たな乗っ取り防止策は被害の拡大防止にどこまで効果を上げるのか。
滋賀県の道の駅でヒラタケとして販売されていたパックの中に毒キノコが混入していたことがわかりました。
これまでにキノコを食べた7人が暗闇の中で、緑色に発光するキノコツキヨタケと呼ばれていてほのかに発光する姿は何とも幻想的だが、実は毒キノコ。
このツキヨタケがおととい、ヒラタケとして滋賀県で販売されていた。
滋賀県などによると、販売されていたのは高島市の道の駅、くつき新本陣で、販売された12パックの中に毒キノコのツキヨタケが混入していたとのこと。
キノコを購入して食べた愛知県に住む夫婦や京都府に住む家族など合わせて7人が下痢や腹痛などの症状を訴えているとのこと。
ツキヨタケは、ヒラタケによく似たキノコで食後30分から1時間ほどでおう吐や腹痛などの中毒症状が現れる。
出荷した地元住民は、ヒラタケだと思って収穫したと話しているとのこと。
道の駅、くつき新本陣では購入した人に絶対に食べずに返品してほしいと呼びかけている。
橋下大阪市長が率いる日本維新の会と結いの党が合併して維新の党が船出しました。
ちょっとこちら、ご覧ください。
維新の党は、41人の衆議院議員を抱える野党第2党となったんですけれどもこの野党、ご覧いただきますように幾つもの政党が乱立しているんです。
安倍政権を支える巨大与党と比べますと一強多弱状態なのが一目瞭然ですよね。
来週からは臨時国会が始まりますが、自民党に立ち向かうための野党再編の道筋は見えてきていません。
政界のご意見番は、この状況をどう見ているのでしょうか。
昨日、大阪市の橋下市長が率いる日本維新の会と結いの党が合流して新たに維新の党を旗揚げした。
衆・参合わせて53人。
民主党に次ぐ野党第2党の誕生だが、橋下氏は、さらにほかの野党の結集も目指す姿勢を鮮明にしている。
一方、ラブコールを送られた格好のみんなの党は大揺れ。
安倍政権との連携を目指す渡辺前代表と野党再編を掲げる浅尾代表。
こちらは、政権との距離感をめぐり党分裂の危機に。
今週末にすべての議員が集まり、先行きについて意見交換する予定だが…いち早く見切りをつけて離党する議員も相次ぐ。
離合集散を繰り返す野党各党の動きに政界のご意見番のこの人は、こう喝を入れる。
力を合わせて、心を合わせて前進をしていきたいと思います。
こうした中、最大野党・民主党は先週、役員人事を刷新した。
幹事長に枝野氏、代表代行に岡田氏を起用する重厚な布陣を敷いたが、党内には依然、海江田代表への不満がくすぶる。
再生に向けて、一枚岩になれるかがカギの民主党だが、渡部氏は、再編の核になってほしいと期待を寄せる。
しかし、枝野幹事長は野党再編ありきではないという立場を崩さない。
これに渡部氏は…黄門様のこのご託宣。
臨時国会で安倍政権に挑む野党の幹部にはどう聞こえるのだろうか。
ニューヨークでの国連総会に向け、安倍総理大臣が出発しました。
ニューヨークでの国連総会に出席するため、安倍総理大臣が羽田空港を出発。
来年の国連創設70年を踏まえて安全保障理事会の改革を訴える考えを示した。
総会では、女性の活躍促進への取り組みをアピールするとともにテロ行為を続けるイスラム国やウクライナ情勢をめぐり、各国首脳と会談する予定。
13年後の開業に向けて計画が進むリニア中央新幹線、今日、その走行実験が行われたんですけれども、かなりうらやましいんですが、シルビアさんがそこに行かれたんですね?はい、行ってまいりました、時速500kmの世界を体感してきたんですが、例えるならば、まさに飛行機に乗っているような感覚だったんです。
驚きと興奮の連続でした。
最高速度時速500km以上を誇る夢のリニア中央新幹線。
13年後の開業に向けて、現在、山梨県上野原市から笛吹市までの42.8kmで試験走行が行われている。
今年11月と12月には有料で一般向けの体験乗車が開催されることになっていて、今日、それに先立ち、体験乗車がマスコミに公開された。
駅は、実際に開業されたときと同じように再現されている。
乗る前には手荷物検査があり、チケットも乗車券ではなく搭乗券としているなどまさに飛行機に乗るような雰囲気。
こちらがリニア中央新幹線、その入り口です。
早速、時速500kmの世界を体験してきます。
車内は、新幹線と似ているが…片側2列ずつなんですね。
そして、いよいよ出発。
果たして、時速500km以上の世界とは。
最高速度時速500km以上を誇るリニア中央新幹線。
13年後に開業予定で、品川−名古屋を最短40分で結ぶ。
その脅威のスピードを加藤シルビアキャスターが体験した。
スタートして10数秒というところで100kmを超えました。
磁力で車体を浮かせて走行するリニア新幹線だが、実は、出発してすぐは車輪走行。
時速120kmになるとおよそ10cm浮上して浮上走行に切りかわる。
車内のモニターに表示された速度はぐんぐん上がり…今、東海道新幹線の最高時速270を超えまして、300を突破しました。
その景色ですけれども、ほとんどトンネルの中にいてわからないんですが、特に酔ったりするような感じはありません。
今、時速350km弱というところです。
ご覧のように、ペンは倒れません。
そして、ついに時速は500kmに時速500kmを超えました。
耳が詰まるという点が、若干気にはなるんですが、ほぼ体に対する圧迫等はありません。
感覚としては、飛行機に乗って安定して走行しているとき、そんな感覚に近いのではないでしょうか。
500km超えてるの、信じられないですよ。
テンション上がっちゃいますね。
これまで長期間にわたり行われてきたリニアモーターカーの開発。
これは、およそ40年前の実験映像当時のスピードは…約5cm浮き上がって滑るように走ります。
今や時速500kmを超えるまでになったリニアモーターカー。
東京から名古屋までの286kmを40分で結ぶ。
しかし、そのおよそ80%以上がトンネルで、地上部分は、わずか40kmしかない。
さらに地上部分も騒音対策が必要な区間では線路をコンクリート製のフードや防音壁で覆う予定となっている。
ということは、リニア新幹線が走っている姿を見ることができるポイントは、限られている。
ここは、山梨県笛吹市の高台。
今年4月、咲き誇る桃とリニア新幹線との共演を楽しもうと多くの人が集まっていた。
実は笛吹市ではリニア新幹線の絶好のビューポイントとして沿線の3カ所に展望台を設置する計画を進めている。
リニア、ちょうど来た!こちらの公園からは、美しい山々とのコントラストが楽しめると言う。
さらに…また、山梨県では4月にオープンしたリニア見学センターの入場者が10万人を達成するなど、既に各地で期待が高まっている。
乗り物好きの私としてはものすごくうらやましいんですけれども、時速500kmの世界ってどうですか?竹内さんを含め、いろんなところからうらやましいという声を受けていますけれども、実際は、先ほども言ったように飛行機に乗り降りしている感覚に近くて浮く瞬間はどんな感じなんだろうと思ったんですが、ほとんど感じないんですね。
揺れはどうなんですか?揺れは、若干おさまるぐらいで、ゼロではないんです。
まさに飛行機に乗っているときにちょっと揺れる、あのような感じ。
しかし、飛行機が着陸するときにガタンという揺れがありますね。
あれと同じような感覚がこの新幹線にもありました。
そしてこの体験をしてみたいという方なんですがこちら、ご覧ください。
抽選ですが、まだ間に合う。
そして2027年に開業ということですが2014/09/22(月) 17:00〜17:30
MBS毎日放送
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取材経験豊富な記者・竹内明とTBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えると共に「Nトク」ではホットな話題を徹底取材。

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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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【キャスター】
竹内明(TBS記者)
【出演】
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
藤森祥平(TBSアナウンサー)

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