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岩手県一関市にあるあいぽーと。
北上川の管理を行う岩手河川国道事務所の一関出張所が置かれています。
震災発生後ここが後方支援の拠点となりました。
当時の一関出張所の所長…全国から集まる応援職員の受け入れ責任者として支援に奔走しました。
あの日勤務中に激しい揺れを感じた橋さん。
すぐに北上川に異常がないか点検を指示します。
北上川では堤防のひび割れなど100か所ほどの損傷が見つかり応急処置に当たります。
一関出張所には河川の補修のほかにもう一つ大きな役割がありました。
防災センターとして三陸の復旧活動の拠点となる事です。
フロアにシートを敷いて応援の職員が寝泊まりできるようにします。
全国から派遣された150人が集まりました。
応援の職員たちはここを拠点にして沿岸の被災地に向かいます。
ポンプ車を使って津波で浸水した土地の排水作業などを行いました。
あいぽーとには災害時に備えて水や軽油が備蓄されていました。
水の備蓄は3,500ありました。
しかし断水が続き備蓄がすぐに底をついたのです。
橋さんたちが思いついたのは浄水場に出向き直接水を運んでくる事でした。
更に災害対策車の燃料となる軽油も足りなくなりました。
橋さんは軽油の手配に奔走します。
燃料にめどがついたのは震災発生からおよそ2週間後。
市内のガソリンスタンドが営業を再開してからでした。
被災地の後方支援に当たった橋さん。
日常の備えがいかに重要か改めて感じています。
2014/09/22(月) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県一関市