ヴァンパイア・ヘヴン 2014.09.22

あるところに人間は誰も知らないヴァンパイアの世界がありました。
悪い伯爵から逃れて人間界に来たヴァンパイア桜子と小町。
しかし居候先の健太郎の部屋で泥酔。
醜態を晒してしまいます
一方桜子は人間の男子隼人と初めての遊園地でいい感じになりますが…。
しかし相手は人間。
桜子はヴァンパイア。
更に健太郎に2人の正体がバレそうになり…
(健太郎)桜子さんには近づかないほうがいいです。
(隼人)どういう意味だよそれ。
いやあの子は…。
っていうかあの2人は普通の女の子じゃなくて…。
あの…その…。
だからなんなんだよ!アイツらヴァン…。
(小町)アイツら何?ヴァン…ヴァン…ヴァンド組みたいって言ってたよね。
隼人さん今度相談にのってあげてくれませんか?あとでな!ちょっと!あっ!いつから気づいてたのよ!?人間とは少しお二人が違うってこと?そう。
あのお二人が酔っ払ったときに牙らしきものが…。
誰かに言ったら…。
言いません!オッケー。
桜子。
(桜子)今日私…嬉しくて楽しくて…。
こんな気持初めてで…。
じゃあ…。
でも…無理なんです。
なんで?私…。
なんでもないです。
もう帰らないと。
じゃ…。
この曲めっちゃ好き。
うん。
エビ中いいよね。
〜〜うわっ!
(急ブレーキ音)大丈夫ですか?え?
(ギターの弦を弾く音)どうしたの?今日ね…隼人さんと一緒に出かけてすごい楽しかったんだけど…。
だけど…。
ものすごい血が欲しくなっちゃって…。
だから人間に恋しちゃダメだって言ったじゃん。
うん。
そんなのわかってたんだけど。
苦しむのは桜子でしょ。
だけど気がついたら隼人さんのことばっか考えて。
ねぇ桜子。
私たちは人間を殺して生きるしいつかは正体だってバレるし。
そのときは今よりもっともっとつらくなって…。
こまちゃんお願いわかって。
そんなのわかりたくないし。
わかんないよ。
私だってわかんないや。
そこで何してんの?あのさもう桜子を傷つけないでよ。
アイツ傷ついてんのか?は?ごめん。
なんか俺…。
アイツのことばっか考えてる。
そんなことなんで私に言うの。
じゃあ今日は帰るわ。
ちょっと…。
えっ?
(瑞穂)理沙デートどうだった?どうだった?
(ちさと)まさかさ2人きりの観覧車とかで…。
キャーッ!
(理沙)そういうのあとでいいから。
つうか隼人さん遅いね。
さっき電話したんだけどつながんなくてさ。
変だよね。
マジ?でも来るって言ってたんでしょ?うん。
ねぇ小町さん今日は桜子さんとは一緒じゃないんですか?あ桜子は…。
部屋に1人でいる。
1人ホントに?もしかして隼人も。
アイツはいないよ。
そう。
隼人…。
倉庫に桜子連れて…。
伯爵!隼人さんどうしたんですか?誘拐されたかもしれない。
それどういうこと?隼人さんが人質ってこと?警察に言ったの?警察はご法度。
僕お金はないけど助けなきゃ。
目的は?桜子…どうしよう。
えっどんな恨みが…。
犯人は誰なの?かなうわけない。
でもこのこと桜子に言ったら絶対…。
助けなきゃ。
隼人さん絶対に助けなきゃ!ちょっと待って!葵さん!今日のシフトは後日必ず…。
すみません!
(葵)ちょっとどこ行くの!?ちょっと待ってください!
(葵)小町ちゃんは?
(葵)健ちゃん!はい。
これ持ってって!なんですか?もし困ったら開けて。
ありがとうございます。
あっ!じっとしてろ!お前を絶対許さない。
貴様…どうしてそこまでする!?彼女は僕の大切な人だから。
彼女がいるから僕は僕でいられる!ハハハハハ…。
それじゃ試してみようか。
うぉ〜!こまちゃん!ドラマ1人で見ててもつまんないから来ただけ。
伯爵ってもしかして人間じゃなくて…。
ヴァンパイア。
キミらと一緒!?はい。
でも私たちよりずっと長生きしてるから…。
どうしよう!今の誘導尋問だし。
ハハハハハ…大丈夫です。
えぇお二人のご正体は存じております。
なんで?成り行きで。
でも誰にも言ってませんから。
そう当然。
健ちゃんいいヤツ!うん。
で…こっちでいいんだよね?カレーライスがさサバ入りだったら絶対最高じゃない?絶対おいしくない…。
ねぇあの…倉庫に行きたいんだけど。
ここを右に曲がってそのあと右に行って右に行ってそれからまっすぐ。
ってことは…まっすぐってことかな?でもあっちは危ないから行っちゃダメだって。
ありがとう。
サンキュー。
(葵)理沙ちゃん!次こっち。
もう…なんで私たちが手伝ってんのよ?はい。
ここだ。
マカマドマギメラガイアーバギホイミエロイム…。
何?呪文の練習。
待っていたぞ。
遅かったじゃないか。
(源十郎)やりますか?
(藤兵衛)やりましょう。
隼人さん!ちょっと!静かに。
待て!お前らは派手に殺しすぎだ。
人間どもがびっくりしてるじゃないか。
我々はこの世界に存在していないんだぞ。
おい伯爵!ん?なんだ?にんにくか。
映画や小説はフィクションだってこと知らないのか?なら…こっちでどうだ!?マカマドマギメラガイアーバギホイミ。
エロイムクロス…バギムーチョ!
(健太郎)どう…なんだ?大きな十字架だな。
マカマドマギメラガイアーバギホイミ。
ああ…もういい。
えっ?付け焼き刃で十字架をかざしても本当に信じてなければ効かないんだよ。
健太郎さん!どうして…。
あれ?おかしいな…。
勝てると思ったのにな…。
ごめん。
人間と仲よくするとこうなるんだよ。
じゃやっちゃいますか。
殺さずに連れてこい。
ちょっと待って。
どうしてこんな人間のために…。
わかんない。
でもやる。
うっ…。
やめてください!!ほう…驚いたな。
ああ!それ以上動くと大切な人を殺すことになるよ。
キミも血を飲みたいだろう。
うん?さあ…始めようか。
フフフフフフフ…フフフフ…。
やっぱりコイツが大切なのか…。
わかってはいたが理解できない。
だが…おもしろい。
フフフフフ…。
私を殺してください。
隼人さんは関係ない。
コイツの代わりに死ぬ?そんな自分勝手な選択肢はない。
殺すのは人間だけだ。
あっ…。
もしくは…コイツも仲間にしてしまおうか?イヤです!そんなぬるい倫理に迷うな。
キミは人間じゃないんだ。
ほ〜ら。
ちゃんと人間と我々の違いを知るべきだ。
さあ。
我慢するな。
キミがやるんだ。
大好きな人なんだろう?いい顔だ。
(ハーモニカ)桜子!〜何だそれは…。
面倒な。
くだらないゲームは終わりだ!うっ…うぅ…。
うっ…うぅ!うわっ!隼人!ぐっ!ほぅ〜。
ようやくお目覚めか?う〜ん。
隼人さん…。
うっ!あっ!フフフフ…フハハハハハハハハッ!隼人さんこれを!あっ!〜あっ!あぁ…。
隼人さん?早く…逃げなきゃ!隼人さん?
(健太郎)大丈夫ですか?
こうして3人は激しいバトルの末ヴァンパイアである伯爵から誘拐された隼人をなんとか救い出し長い長い夜が終わったのです
大丈夫?ああ大丈夫。
っていうかゾンビみたいなのがいきなり…。
えっ?何のこと?へっ?お前も見ただろう?えっ?あの…いました?あっ…隼人さん何を見たのかな?
(葵)どうしたの?アンタいつもそういうのいちばんバカにするのに。
そうだよな。
あっ!隼人さん!?しっかりしてよ!大丈夫ですか?
しかし…
人間を思えば思うほどその人の血を吸いたくなる存在であるヴァンパイア。
その抑えられない気持がこの夜もう一つひっそりと生まれつつありました。
それは2人のヴァンパイアが正体を隠して人間界にいることの限界が近づいていることを意味していました
あるところに人間は誰も知らないヴァンパイアの世界がありました。
悪い伯爵から逃れてきた2人のヴァンパイア桜子と小町。
相手を愛すれば愛するほど吸血衝動が高まる。
その事実を目の当たりにした桜子は隼人と距離を置くことを決意。
そんななかなんと隼人が伯爵にさらわれるという非常事態が発生
(小町)隼人!
(健太郎)これを!
どうにかこうにか隼人を救い出した桜子たちでした
(葵)2〜3日安静にしてれば熱も下がるって言ってたし。
大丈夫大丈夫!基本この子血の気多すぎなんだからちょっと出ちゃった!くらいでちょうどいいのよ。
だから少し眠りなさい。
ねっ。
葵さんの言うとおり今度は桜子が倒れるよ。
(桜子)いいよ。
それで隼人さんの傷が治るならそれでいい。
だって…私のせいだもん。
違う!アイツが私のこと余計なことして勝手にかばってだから…。
アハハ!おぉ〜!すごい!最高得点じゃん!わぁ!すごい!やった!
(2人)イェーイ!あっレッスンの時間だ。
ごちそうさまでしたまた来ます。
(葵)またね〜。
バイバイ。
バイバイ。
これ効き目抜群でした。
伯爵って名前のヴァンパイアに。
葵さん最初から全部わかってたんじゃないですか?あの2人がヴァンパイアだってことも。
まあね。
やっぱり。
怒った?いやちょっと安心しました。
正直僕ひとりじゃ処理しきれなくて…。
なんか人間の味方がいてくれて本当に心強いです。
任せなさい。
葵さん。
人間じゃないけど。
えぇ〜!!
(玄関チャイム)
(ドアを叩く音)
(玄関チャイム)
(理沙)ちょっとなんで?何があったわけ?私が悪いんです。
はぁ何が?そんなんじゃ全然わかんないちゃんと説明して。
私が勝手なことして隼人さん巻き込んで…。
(隼人)はぁ…目覚めた。
お前らうるさいから。
隼人!よかった。
大丈夫だよ転んだだけ。
嘘この人のせいでしょ。
違う。
バナナの皮で1人でこけた。
お見舞いご苦労さまでした。
隼人がギター弾けなくなったら絶対許さないから。
(ちさと)理沙ってさ…。
(瑞穂)本気だったんだ。
大丈夫。
ごめんなさい。
桜子が謝るなよ。
私隼人さんのそばにいないほうがいい。
お前がいなくなったら相当困る。
それにケガして正解かもな。
桜子に優しくしてもらえるし。
あ俺いろいろできないからよろしくな。
はい。
あなんか腹減らない?腹減ります。
ちょっと待ってください。
あの下のカフェ行ってきます。
まだ傷は痛むわけ?まぁそれなりに。
お前のせいじゃないからな。
いや気にしてんのかと思って。
は?気にするわけないし。
(葵)好きな人の手料理が食べたいなんて隼人も意外に普通よね。
できることはなんでもやりたいんです。
私のやれることはあんまりないんで。
よし!任せなさい。
料理なんてコツさえ覚えればヴァンパイアでもささっとできちゃうんだから。
え?ごめんごめん。
私実は大正生まれです。
いや軽すぎますよノリが。
あ〜だと思った。
倉庫で見つけた。
人間がこれを持ってるわけないし。
鋭い。
ヴァンパイア詐欺だ。
ごめんね〜。
もう少ししたら言おうと思ってたんだけど。
というかなんで葵さんは人間界に?桜子ちゃんと一緒。
離れたくない人がいたのよね。
むか〜し昔に。
よしじゃ足りない食材は健ちゃんと買いに行ってきて。
暇でしょどうせ。
暇でしょどうせって僕だっていろいろと。
ああと肝心なこと忘れてた。
うちら味見できないからさ。
ヴァンパイアルール14番…。
よろしくね健ちゃん。
行きましょう健太郎さん。
え?はい。
〜痛い痛いぞ劇的に痛すぎる。
(源十郎)伯爵急な発熱にめっぽう効くという魔法の薬。
(藤兵衛)私も院長オススメの胃にやさしいやつを。
使うかそんなもん。
どいつもこいつも人間にかぶれやがってお前ら恥を知れ恥…イテテテ。
すみません!伯爵!あ〜もう!おのれなぜあの杭を桜子が持っているのだ。
必ずいるはずだ。
入れ知恵をした裏切り者が。
痛い!
(2人)伯爵!なに?飲みなよ。
なんで?いいから。
これ飲むとどうなるの?痛みが治まる。
嘘くさ。
じゃあ返せよ。
なんだよこれ。
少し楽になる。
なんで?お前が早くよくならないと今度は桜子が倒れるから。
それに私がケガさせちゃったし。
えっ?だから…。
ありがとうございます。
はい。
お待たせ。
お待たせです。
でももう少し待ってください。
こまちゃんありがとうね。
いいよ暇だし。
なんか緊張するね。
伯爵んところから逃げてきたときのこと思い出す。
うん。
いや〜料理ってもっと気楽なもんじゃないかと。
はっ!はっ!〜なんか楽しい!〜すっごいこぼれてるよ桜子。
本当だ。
なんか出てる。
ねっ!見て見て。
わぁ〜!あぁ〜!なんかプクプクいってる。
これ大丈夫ですか?これすぐ消さないと。
ほら。
どう?うまい!本当?うん!っていうか相当うまい。
あ…そう。
あの…これもお願いします。
あ…頑張る。
うぅ…。
(隼人)すげぇな!
(健太郎)そうなんです。
これがナポリタンで玉子のせてもらって…。
冷めないうちに食べれば。
えっ?桜子のは…。
かなりお久しぶりのお料理で…。
チャレンジャー!
(隼人)うまい。
(隼人)うまいよ。
〜こまちゃん?散歩…してくる。
あ…あぁ!これって何の味?あ…ププ…。
プロバンス風です。
ふ〜ん。
今度また作ってよ。
簡単なのでいいから。
はい。
なんかついてます?黒くなってる。
あぁ…僕後片づけしときますね。
あ…私がやります。
いいえ!これ以上の惨事は避けたいんで。
すみません。
桜子。
はい?俺のダメな理由って何?俺のことが嫌い?あぁ…いえ!なんかムカついた?じゃあ好きってことでいいの?はい!じゃあ太陽が出てない日に2人でどっか行こうか。
どっか?あぁ…どこがいいかな?隼人さんの行きたい所がいいです。
俺!?はい。
そう言われると困るな…。
あぁ…どっか出かけた記憶もないし。
子供の頃とかお父さんお母さんと一緒に…。
ない。
本当そういうのなかったんだ。
あっ!1回やってみたかったことが…。
なんですか?笑うなよ。
はい。
ピクニック。
フフフフフ…。
フフフ…笑ったな。
木陰で桜子が作ってくれた弁当食いながらそれから一緒に寝っ転がってで…1日ダラダラ過ごす。
お弁当…寝転がるダラダラ…。
フフッ…。
どうかしました?ハハッ。
ちょっと想像しただけ。
爺さん婆さんになって2人で公園行ってるとこ。
なんかいいよな。
そういうの。
一緒に2人で歳とっていく感じ?な?あの…私…。
葵さんにお料理教えてもらわないと。
あ…桜子さん…。
話聞くよ。
僕でよかったら。
私…隼人さんのやりたいことできないんです。
一緒にご飯食べたい。
一緒に歳をとりたい。
一緒にいたい。
それだけなのに…。
そういうのができなくて。
まぁ人間じゃないから難しいですよね。
もう死んでるから…。
だからすごい手も冷たい。
冷たくなんかないですよ。
桜子さんは。
ありがとう。
(健太郎)僕暇だからいつでも聞くし。
〜ちょっ…。
イテッ…。
違う…。
このときまだ2人のヴァンパイアは知らなかったのです。
愛とはもろく移ろいやすいもの
そして…。
時に激しいまでの憎悪をかき立てるものであることを
なんで私が…。
2014/09/22(月) 00:35〜01:35
テレビ大阪1
ヴァンパイア・ヘヴン[再][字]

絶世の美少女ヴァンパイアが人間の男と初めての恋に落ちる、せつな度満点のキュートでポップな恋愛ドラマ★
第5話、第6話を一挙アンコール放送!!

詳細情報
第5話、第6話
【第5話】遊園地でデートし、いい雰囲気になる桜子と隼人。だが、二人の顔が近づいた時、桜子は突然吸血衝動に駆られてしまう。一方、小町の目の前で隼人が忽然と消えてしまい…!
【第6話】伯爵の下から隼人を救出した桜子たち。桜子は隼人が怪我をしたのは自分のせいだと気に病む一方、小町も隼人が気になり始め…。健太郎は、葵が木の杭を持たせた理由を知る!
出演者
桜子…大政絢
小町…本田翼
健太郎…冨浦智嗣
理沙…岡本杏理
源十郎…長江英和
藤兵衛…君嶋麻耶
ちさと…三浦透子
瑞穂…黒澤はるか
エビ中…私立恵比寿中学
出演者続き
葵…江口のりこ
伯爵…篠井英介
隼人…平岡祐太
脚本・監督
瀬田なつき
音楽
<オープニング・テーマ>
「禁断のカルマ」
私立恵比寿中学

<エンディング・テーマ>
「Bloody Night」
超特急
番組ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/vampire/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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