世界で働くお父さん 2014.09.21

果たして行かないのか行くのか。
「モヤさま」だからね。
だってニューヨークも俺結構希望のとこ行けなかったんだもん。
今考えれば。
エンパイア・ステートビルとか。
行ってないもん。
どうなるんでしょう。
次回ローマ。
ローマお楽しみに。
やった!初めての大冒険そして…。
離れているからこそ強くなる世界で働くお父さ〜ん!最初の冒険者は三重県の工業都市四日市市にいます。
(2人)えへ。
小学3年生の双子の姉妹。
ショートカットがアハッ超おてんば娘。
ポニーテールにしているのがお母さんのお手伝いもすすんでやるしっかり者です。
(一同)いただきます。
現在はお母さんと年の離れた弟と4人暮らし。
でもこの双子ちゃん…。
(2人)せ〜の。
(2人)せ〜の。
(2人)せ〜の。
全然違うんだね。
でもこれだけは同じ。
大大大好きなお父さんは今東南アジアの大国インドネシアに単身赴任。
急速な発展を遂げる一方で質素な暮らしをしている人たちも多く残っています。
お父さんの職場は首都・ジャカルタから東へ80キロにあるこの工場。
いました。
こちらが2人のお父さん。
お父さんが作っているのはこんな部品。
何だかわかります?そうその15%にお父さんの工場の部品が使われています。
インドネシアの車産業そして経済の発展は日本の技術が支えているんです。
お父さんの役割は工場長。
製品やスタッフの管理などすべてに目を配る仕事。
しかし日本とは勝手が違うことも。
インドネシアではおよそ9割がイスラム教徒。
決まった時間になるとお祈りへ。
だからどうしても作業が手薄になってしまうときが。
お父さんは孤軍奮闘で頑張っています。
そんなお父さんに双子姉妹にはしてあげたいことが。
これやろう。
はい。
さんはい。
お父さんに頼んで4歳から習い始めたピアノ。
でもお父さんはインドネシア。
見に来られませんでした。
だから2人はお父さんに発表会で弾いた曲を聴かせてあげたいんです。
でも…。
お姉ちゃん大丈夫?そんな2人の冒険をお父さんの会社も全面協力。
お父さんに内緒でサポートしてくれます。
そしていよいようん!双子パワーで。
双子パワー?双子パワー。
頑張るぞ。
じゃあね。
バイバイ!タッチタッチはいいってらっしゃい。
いってきます。
はいタッチいってらっしゃい。
初めての海外大冒険が始まります。
まずはインドネシアの首都ジャカルタへ。
およそ7時間の空の旅。
こんな眺めも初めてです。
食べてみたい?トイレから戻ってきた妹の栞奈ちゃん。
2人とも窓側に座りたいんだ。
午後4時双子姉妹到着です。
結構明るいね。
暑い!この日はジャカルタ市内に泊まり明日80キロ離れたお父さんのいるスルヤチプタに向かいます。
お姉ちゃんの梨乃ちゃん調子いいな。
あのえっと…。
ちゃんと聞けたね。
2人とも元気いっぱい。
あの噴水だね。
噴水があそこにあるから左に曲がれって。
ここバスステーションだよ。
無事見つかりました。
でも…。
お目当てのバスがいっこうに来ません。
もう真っ暗。
どれかな?実はインドネシアのバスには時刻表がありません。
妹の栞奈ちゃん不安になっちゃったみたい。
お姉ちゃんいいこと言うね。
そして待つこと1時間。
おっ!栞ちゃん水水!乗り遅れたくない栞奈ちゃん。
大急ぎ。
栞ちゃんチケットチケット!
(スタッフ)動いたねよかった。
よかったね。
撮れた。
あっという間に元気になりました。
すげえ写真。
空港を出て1時間街なかに到着。
はぁ〜。
おっと!大丈夫?痛い…。
(スタッフ)大丈夫?大丈夫か?疲れたね。
ゆっくり休もう。
その頃お父さんは…。
(スタッフ)ある意味ワンルームですか?あぁなるほど。
家族と離れた男1人暮らしの部屋。
父の日に描いてもらった絵と。
思い出すのはいつも2人が生まれたころのこと。
超未熟児で生まれてきた姉妹。
2か月間も保育器の中にいました。
お父さんは2人が健康で大きく成長してくれることが何よりの楽しみだったのです。
でも今はその様子をそばで見ることができません。
お父さんもうすぐ会えますよ。
翌朝。
さあ今日はお父さんと会えるぞ。
まずは駅を目指します。
すると道を聞くのは妹任せだったお姉ちゃんの梨乃ちゃんが。
今日は勇気いっぱいの梨乃ちゃん。
213のバスに乗ればいいと親切に教えてくれました。
教わった大通りに出てみると…。
確かにでもみんな手を挙げて乗り込むのは普通の車。
これってジャカルタの中心部には1台に3人以上乗っていない車は通行できないという渋滞対策があります。
そうこの人たちは人数合わせのアルバイト。
1回で200円から300円の収入になるんだそうです。
そんなこととはまったく気づかないまま姉妹はバス停へ。
すると…。
やった!213って書いてあります。
さあ手を挙げて!ほら!停まってくれなかったね。
さっき手挙げたのに。
妹の栞奈ちゃんガックリ。
お父さんに会うためインドネシアを旅する双子姉妹。
バスを待つこと来た213!さあ今度こそ!また…と思ったら停まってくれました。
乗って乗って。
ちょうど通勤時間でバスは満員。
上にのって。
ふてくされぎみの栞奈ちゃん。
今日はずっとこの調子。
1時間後。
お目当てのバス停に到着。
栞奈ちゃん完全復活。
ここからは歩いて駅を目指します。
すると…何か売ってますよ。
所狭しと露店が並ぶ市場。
食べ物だけじゃなくなんでも揃っています。
あっハムスターだ。
この市場には動物がいっぱい。
魚に…。
フクロウまで!早く。
これ見て。
ヤドカリも笑顔だ。
でも…。
お昼食べようか。
お腹すいた?朝からずっと移動が続いて…。
お腹もすいたよね。
ん〜。
疲れた?汗がベットリやな。
疲れたか。
えっラーメン?ラーメンがいい?すると…。
出てきたのは…。
あれ?味はどうかな?おっいけるんだ。
ハハハ!お姉ちゃんの料理もきました。
おいしそう。
何だ?これは。
何だろう?チキン。
おいしい?うん。
わぁおいしかった。
栞奈ちゃん梨乃ちゃんのご飯にラーメンスープをサービス。
こんなところは仲よしの双子だね。
味ついた?うん。
さぁお腹もいっぱい。
早くパパに会いに行こう。
オー!ここからは列車。
インドネシアの列車はどんな乗り心地かな?テレマカシー。
テレマカシー。
中はぎっしりでおまけに…。
シュンシュン…シューン。
2人が夢を見てる頃お父さんは…。
一日2,000台分の車の部品を生産する大事な機械が止まってしまいました。
お父さん集中。
どうしていいかわからない現地スタッフに…。
身振り手振りで指示を出します。
一方2人はお父さんの町についに到着。
近づいてきましたよ。
そして50分後。
SURY…。
お父さんの工場がある工業団地が見えました。
着いた!やった着いた涼しい。
よ〜いスタート!大丈夫?うん。
お父さんに一歩一歩近づきます。
(2人)行くぞ行くぞ頑張るぞ。
その時…。
早く行こう。
行こう!せ〜ので…。
ついにNISSENNISSEN…。
入り口に着くと会社の人が迎えに来てくれました。
もちろん2人の味方です。
お父さんと一緒に仕事してるナバエといいます。
さあいよいよだよ。
その頃お父さんは機械のメンテナンス中。
娘さんもう近くにいますよ。
お父さんはこの中。
見つからないよう慎重に隠れながらお父さんの元に向かいます。
ちょっと待っててね。
お父さんこっちこっち。
こっちのほうにいるから。
そしてついに…。
お父さん発見。
インドネシアに来た栞奈ちゃん梨乃ちゃんの姉妹。
ついにお父さんが目の前に。
架空番組に真剣に答えています。
まあ製品の流れを考えてレイアウトをしました。
昨日まで5,000キロ離れていた親子。
今は50m。
せ〜の…でかい声でだよ。
さあいくよ。
せ〜の〜で…。
レイアウトを考えるうえでですか…。
やっぱり初めて工場のレイアウト…。
お父さん!お父さん!あれ?来た?あれ〜?そうなん?嬉しいやん。
来た〜。
来てくれたん?うん!そっかぁ。
へぇ〜。
びっくり。
びっくりした〜。
内緒にしとったん?うん。
えっ!?二人で来たの!?テレビの人と…。
テレビの人と来たの?そうなの?うん。
すごいね。
これなに…。
マジっすか。
あそうなんだ。
お父さん以外みんな知ってたよ。
そうなの?会社のみんなも知ってたよ。
みんなも知ってたの?なんだ〜。
そっか〜。
やった〜。
やった〜お父さんも嬉しい。
わ〜い。
暑いでしょ?
(2人)暑い。
暑い。
梨乃ちゃん栞奈ちゃん2人で頑張ってよかったね。
そして初めて見た働いているお父さん。
どうかな?栞奈ちゃんは?頑張るお父さんはいつもよりかっこよく見えました。
お父さんが休みを取ってくれました。
ドーン!イェ〜イ!あ脱げた…。
うわ〜すご〜い!お父さんも笑いっぱなし。
ずっと遊べなかった分を取り戻すように親子の時間を過ごす3人。
いろんな歌があるんだね。
うん。
ここでねえねえ…。
行こう行こう。
なになに?ねえねえ梨乃…。
ん?何あれ。
3人が見つけたものそれは…。
えっ何何?えっなんで?なんで?何?あらかじめスタッフがピアノがある場所を探しておいたんです。
発表会で弾いた曲を聴かせたい。
2人の願いが叶います。
すごい。
そしてもう一曲。
この日のために練習した曲。
「ありのままの姿見せるのよ」「ありのままの…」2人の無事な成長を何より願ってきたお父さん。
ずっと一緒にいることはできなかったけど2人は優しく大きくなりました。
そして今元気な姿を見せてくれている。
ありがとう。
いっぱい練習してくれたんだ。
すごい上手だった。
ありがとう。
難しかった?
(2人)うん。
速いところとか難しかったんじゃない?うん。
いっぱい先生に特訓してもらった。
特訓してもらった?すごいねお父さんねインドネシア行く前って片手でやっと弾き出した頃だったもんね。
(2人)うん。
びっくりした。
よいしょ。
ありがとう。
どういたしまして。
好き好き。
頑張った。
でも楽しい時間はあっという間。
よいしょよいしょ。
ちょっとあっちのほう行こう。
今日でまたお別れです。
2人インドネシア遠くて言葉も通じないところでここまで来るの…。
大変だったと思うけど2人協力して頑張って来てくれてほんとありがとう。
うん。
うんありがとう。
列車が到着。
バイバイ。
バイバイ!バイバイ。
元気でね。
元気でね。
バイバイ。
バイバイ。
ありがとう本当に。
バイバイ。
ありがとね。
うん。
頑張ってね。
頑張るね。
バイバイ。
(汽笛)出発の合図が鳴りました。
バイバイ。
バイバイ。
バイバイ。
バイバイ。
ありがとうね本当に。
バイバイ。
ありがとう。
気をつけてまたね。
(2人)バイバイ。
バイバイ。
バイバイ!バイバイ。
梨乃…。
会えて嬉しかった。
ずっと涙はとまらないけど。
お父さんはここで頑張っている。
忘れられない夏休み。
2人はその姿を目に焼き付けて帰ります。
ねえ。
1本目からきたね。
ちょっときた。
いやぁ。
バランスがすごい何かいいバランスだなと思って。
全然双子なんだけどタイプが違う。
全然違う。
ねえ珍しい双子でございましたけども。
でもこの2人のお父さんはやっぱり泣いてバイバイってあの電車をね追って…。
泣きながら追いかけて。
思い出し泣きしちゃいますけどね。
とんでもない話で。
ボロボロボロボロ泣いてた。
結構もう…。
お父さんが追っていくときはもうどうしようもなかったね。
さあスタジオには梨乃ちゃん栞奈ちゃんそしてお母さんが来てくれてます。
あらら…。
どうもようこそ。
こんにちは!おかえりなさい。
おかえり!かっこよかった。
かっこよかった。
すごかった。
すごかった。
あっ聞きたい。
ね?せえの。
お!揃った!合ったすごい。
揃ったね。
揃った。
続いての冒険者は東京の下町墨田区に住んでいます。
ナイスボール!スポーツ大好きの…。
はい。
誰?マエケン。
運動神経は抜群だけどちょっとシャイな男の子。
ほら褒められてるよ。
ほんと恥ずかしがり屋さんだね。
現在はお母さんとお兄ちゃんの3人暮らし。
お父さんはずっと海外です。
経ちます。
お母さん1人?はいそうですね。
お父さんの赴任先は東南アジアの内陸の国ラオス。
首都ビエンチャンには歴史的な寺院が点在し国民のほとんどが敬虔な仏教徒という国です。
主な産業は農業。
街を一歩出ればのどかな景色と昔ながらの穏やかな生活があります。
その一方で道路はガタガタ。
インフラ整備が大きな課題となっています。
その道路建設にあたるリーダーの1人が尚郷君のお父さん。
(英語)大林組の現場監督で60人の作業員を指揮。
これまでドバイやベトナムなど…。
海外のエキスパートです。
現在はお隣のタイとラオスを結ぶ国道を整備する国家プロジェクトを指揮しています。
はりつめた毎日。
仲間との1杯が唯一のほっとする時間。
でも家族と長く離れすぎていて…。
15と。
何しろずっと海外勤務。
尚郷君が物心ついてから一度も一緒に住んだことがありません。
日本での…。
ないね…。
そんな尚郷君にはこの機会にお父さんとやってみたいことがありました。
大事そうにトランクにしまったのは。
いい思い出ができるといいね。
あれ?もうガチガチ?じゃあね尚郷君。
大丈夫かな?でも問題はそこから。
お父さんのいる街サバナケットへ最短コースで向かうにはいったん国境を越えタイを通っていかなければならないのです。
これは大変。
どう?ラオスは。
とても湿度が高いんです。
街の中心部に着いたのは…。
この日はもう移動手段がありません。
ビエンチャンで1泊していきます。
せっかくなので街を歩いてみることに。
すると…。
これは何?不思議な光景は…。
メコン川沿いで毎晩繰り広げられています。
ふだんはシャイで人見知りの尚郷君もこれには興味津々。
そして…。
尚郷君ママにいいお土産話が出来たね。
晩ご飯は地元のお店に入ってみることに。
すぐにメニューが出てきたけど…。
ラオス語だらけ。
これは読めません。
恥ずかしくて聞けない尚郷君。
ここは勘で注文。
それでいい?はい。
すると出てきたのは…。
尚郷君は見たことのない料理です。
おそるおそる口に運ぶと…。
どう?口に合わなくても我慢。
そしてもう一つ見慣れない料理が。
何か来たよ。
どうやって食べるかちょっと教えてください。
やってみて。
優しいお姉さんだけど…。
あらやだ!シャイな尚郷君これだけ言うのが精一杯。
尚郷君の旅はここからが本番です。
次の日は朝から雨。
東南アジア特有のスコールです。
そんななかバスターミナルにやってきた尚郷君。
ひと晩たっぷり寝たけど…。
まだ眠たいね。
今日はビエンチャンを出ていったんタイに入国。
乗り継ぎ地点を通って再びラオスに入りお父さんのいる街サバナケットに向かいます。
タイに向かうバスはこれ。
中にはすでに現地のお客さんが。
尚郷君おそるおそる乗り込みます。
よかった後ろはまだ空いてました。
だけど…。
ちっちゃい席が。
ちっちゃい。
しかも座席が小さめだから隣に人が座ると肩が触れ合います。
人見知りの尚郷君このあと大丈夫かな?まずは国境を越えて目指すのはタイのウドーンターニーという町。
走り始めて20分。
メコン川の向こうはもうタイ。
ラオス1日でさよなら。
すると見えてきたのはタイの国旗。
降ります。
降ろされたのは…。
でもこの中で…。
並びなさいと言われたけれどドキドキの尚郷君。
タイ語なんてチンプンカンプン。
何を聞かれるのかな?そうか。
わけがわからないまま国境越え成功。
尚郷君もう通ってもいいんだよ。
そして再びバスに乗って2時間。
ウドーンターニーのバスターミナルに到着。
ここで乗り換えです。
すると。
外はタイ人とラオス人が入り乱れて…。
尚郷君ビビっちゃって言葉も出ません。
急いで次のバスに乗り換え。
よかった中は静か。
席もガラガラです。
ホッとしたのも束の間でした。
このバスは通学路線。
学生たちがぞくぞくと乗車。
不安な尚郷君を横目にあっという間にさっきのバスよりギッチギチ。
尚郷君のドキドキの旅は続きます。
その頃何も知らないお父さんは…。
いつもどおり道路整備の仕事にあたっていました。
更に悪い状況になって…。
海のないラオスでは…。
そのため資材などを積んだ重量のあるトラックが大量に走っています。
だから…。
やってもやってもきりがない作業。
それでもお父さんは諦めるわけにはいかないのです。
尚郷君を乗せたバスは次の乗り換え場所へ。
ナーコンパノムのターミナルに到着です。
次に乗るのはラオスへ渡る国境バス。
いよいよお父さんがいる街サバナケット行きです。
(スタッフ)5時?これは5時半?尚郷君言葉が出ません。
このメコン川を渡ればお父さんがいるのに。
残念だけど今日はここで1泊。
その頃東京の家では尚郷君を心配するお母さんが。
ここにいると。
(スタッフ)なるほど。
ほんとは。
とその時。
電話です電話です。
出ていいですか?もしもし?もしもし?今どこ?うんどこの?う〜んとね…。
えっタイのホテル?うん。
え?ウソ…。
メコン川。
うん。
スタッフの前では我慢していた尚郷君だけどお母さんにはとめどなく思いを話します。
うん。
ほんと?大きな声でしゃべってる?うん。
はい。
じゃ切るよ。
はい。
はいじゃ〜ね。
はい。
はぁ〜。
(スタッフ)お父さんに早く会いたいか。
昨日の今日だから。
尚郷君明日こそお父さんに会えるよ。
さぁ昨日のリベンジ。
今日こそお父さんの街に行くバスに乗ろう。
すると。
気をつけてね!これには尚郷君もびっくり。
今日は朝からラッキーだね。
いよいよラオスに再入国。
お父さんが暮らす街サバナケットを目指します。
さぁ橋が見えてきました。
このメコン川を渡ればラオスです。
(スタッフ)もう入るぞ。
お父さんのいるラオス。
(スタッフ)もうお父さんのとこだ。
胸が高鳴ります。
そして国境の街タケクで最後の乗り換え。
三輪自動車…。
今日の尚郷君は怖いものなし。
意気揚々と乗って出発。
ところが…。
あれ?風が気持いいのかな。
おっと大丈夫?寝てなかった?その頃お父さんは道路の舗装に必要な石を集める採石場にいました。
尚郷君が近くまで来ているなんて夢にも思っていません。
石の品質チェックに集中。
一方尚郷君はついに。
いよいよ来たねもうすぐだよ。
お父さんがいる採石場。
足場の悪い道を一歩一歩。
もうどこにお父さんがいても不思議じゃありません。
見つからないように慎重に進みます。
そのとき!何も気づかないまま架空番組のインタビューにこたえています。
ずっと会いたかったお父さんまで…。
あと30m。
10m。
ここはあまりクリティカルじゃないんでアスファルトプラントにはバックアップのジェネレーター発電機を入れてますけどここは入れてないです。
よしいくよ!あっ!どうしたの?尚郷。
あっ!どうしたの?尚郷。
なんでここにいるの?会いに来るためどうやって来たの?えっとね飛行機に乗ってきた。
飛行機に乗ってきたの?誰と?カメラの人。
カメラの人そうか。
よく来たね。
サングラスの奥ににじむものが。
すみません。
お父さん本当に嬉しそう。
なんもないもんね遊ぶものがね。
尚郷君よかったね。
初めて見るその現場は轟音とどろく男の職場でした。
これくらいまでちっちゃくなるまで。
お父さんが道路を造っているのは知っていたけど。
その裏ではこんなに大変な場所でみんなが一生懸命働いている。
尚郷君は目が離せませんでした。
久しぶりのお父さんの手。
暑い?手をつなぐのは恥ずかしいけどちょっとだけはつないでいたい。
お父さんはそんな尚郷君の微妙な気持をちゃんとわかっていました。
尚郷君が楽しみにしていたお父さんとのキャッチボール。
はい尚郷。
2年ぶりです。
よし来い。
肩ならしも終わって尚郷君スピードアップ。
すごいじゃん。
たまにしてんの?そうか。
思わぬ球の速さにお父さんちょっとタジタジ。
えっいいの?キャッチボールでいいの?どんなボールも受け止めてくれるお父さん。
うまくいかないこともあるけど。
すみませんありがとうございます。
笑ってボールを追いかけてくれるお父さんがいる。
嬉しいよね。
ごめんごめん。
別れの朝。
ほんとはもう少しいたいんです。
そして。
ほんとに?うん。
「お父さんへ僕がパパに手紙を書くのは初めてだね。
今回僕がパパに会いたくてそして感謝の気持を伝えるためにパパに秘密でこの番組に応募してラオスへ来ました。
ママからラオスに行けるよと言われたときは抑えきれないほど嬉しかったです。
日本ではなかなか言えないけどいつもバッティングセンターにつれて行ってくれてありがとう。
旅行につれて行ってくれてありがとう。
お小遣いをくれてありがとう。
パパはこんな遠い国に来て仕事でつらいことがあっても僕たちのために頑張って働いているんだよね」。
生まれた時から離れ離れ。
シャイな性格をいつも心配してきました。
でもそれは愛する息子が誰より優しい子に成長してくれた証しでした。
「日本に帰ってきたときはまた旅行に連れていってね。
僕はパパが大好きだよ」。
はい。
ありがとう。
ありがとう。
うん。
嬉しいなぁ。
離れていた時間と距離が今縮まりました。
大事にするよ。
うん。
もうちょっといたら?あと1週間くらい。
いない?そっか。
お別れの空港。
元気でね。
じゃあね。
じゃあね。
気をつけてね。
じゃあね。
〜最後に尚郷君は優しく微笑みました。
それをお父さんが喜んでくれると知っているから。
少年は少し大きくなって日本へ帰ります。
続いての冒険者は九州福岡から。
わんぱく盛りの弟をあやすお姉ちゃん。
家の中は毎日ドタバタ。
ん?
(泣き声)え?面倒見のいい優しいお姉ちゃんです。
そんな遥奈ちゃんの大好きなお父さんは韓国に…。
朝鮮半島の南チェジュ島にいます。
島の名物はみかん。
そして…。
そのオレンジ色がチームカラーのサッカーチーム。
チームの先頭に一人鮮やかなオレンジのウエアを着た人が…。
(掛け声)そうこの人が遥奈ちゃんのお父さん。
フィジカルコーチとして今年の1月からチームに加入。
覚えたばかりの韓国語。
キープキープキープ。
あ〜。
いつも練習を明るく盛り上げるチームの試合の半分はアウェー戦でだからなかなか日本に帰ることはできません。
サッカー王国静岡に生まれ幼い頃からサッカーに打ち込んできたお父さん。
かつてのチームメートにはそれでもサッカーへの情熱は捨てきれず…。
Jリーグのチームを経て今年韓国に渡りました。
でもやっぱり気になるのは離れて暮らす家族のこと。
なんか逆にうちの奥さんには…。
とお父さんは言ってますが…。
あれって何だっけ?お父さんの仕事ちゃんと見に行こうね。
広い。
おはようございます。
海外へ行くなんてもちろん初めて。
お母さんたちに見送られながら大好きなお父さんのもとへ出発です。
遥奈ちゃんもあっという間にお父さんの練習終わりまでまだ時間があるのでちょっと寄り道。
ここはおよそ70年の歴史を持つ…。
なかにはこんなものも…。
とここで…。
島の名産を勧めてくれました。
黄金の味ってどんな味?味はハッサクの激甘版。
マシッソヨ。
お父さん楽しい島で暮らしているんだね。
でも…。
急ごう。
スタジアムの近くにあるクラブハウスを目指します。
到着した街角にはその手前には…。
こっちって…遥奈ちゃんもやってみたかったんだね。
でもお父さんの練習もそろそろ終わる頃。
カムサハムニダ。
そうそう先を急ごう。
時間は午後6時過ぎ。
そこかな?でもなんだか静かです。
受付のおじさんが迎えてくれました。
さかのぼること…。
お父さんは選手たちと一緒に試合会場にほど近い首都ソウルに向かっていたのです。
ここまで来てすれ違い。
今夜はチェジュに泊まります。
晩ご飯を島の定食屋さんで食べることにしたのですが…。
家を出てから10時間。
疲れたよね。
そこで元気の出るメニューを。
プリップリのアワビ丸ごと3個入った韓国の家庭の味です。
おいしい?あら遥奈ちゃんペロリと完食。
笑顔も復活です。
明日こそお父さんに会おう。
遥奈ちゃんは朝から船着き場へ。
今日はチェジュ島から海を渡り高速鉄道と電車を乗り継ぎ試合会場のインチョンを目指すまさに韓国大縦断の旅です。
だけど窓の外は…。
遥奈ちゃんが取り出したのは?それ何?
(スタッフ)ウソ。
効かないのかな?それ。
今日だけは御利益がありますように。
すると…。
遥奈ちゃんの願いが届いたのか…。
やんでるよね?うん。
さあ試合開始まであと7時間。
その頃…。
お父さんは選手がグラウンドに出る1時間前から練習の準備です。
遥奈ちゃんは高速鉄道に乗り換え。
あれ?写真?弟思いのお姉ちゃん。
だけど試合開始まではあと5時間なのに高速鉄道に乗るのだけでも3時間。
間に合うのかな?選手たちはウォーミングアップ中。
お父さんが試合前にできる最後の仕事。
その頃遥奈ちゃんはまだ電車の中。
間に合うかどうかギリギリです。
ようやく遥奈ちゃん急いで!駅を出れば…。
スタジアムは…もう目の前でした。
さあ遥奈ちゃんユニフォームに着替えてスタジアムへ全力ダッシュ。
中へ入ると…。
(ホイッスル)ちょうど間に合いました。
試合はいきなりヒートアップ。
だけど…。
遥奈ちゃんにとっては試合よりもお父さん探しだもんね。
すると…。
OKOK!家では見たことのない戦う男の顔です。
一進一退の攻防が続く中…。
あれ?お父さんピッチサイドに寝そべっちゃった。
お父さんがやっているのは交代選手のアップ運動。
点が入らない試合の流れを変えるのもお父さんの役目です。
おっと!お父さんがスタンドをチラリ。
見つかっちゃう。
危機一髪。
そして…。
(ホイッスル)この日は引き分けでした。
さあここからが遥奈ちゃんの本番。
お父さんに会いにいこう。
遥奈ちゃんいよいよお父さんの元へ。
お父さんはもうすぐそこ。
左行って左。
急いで遥奈ちゃん。
さあいこう。
歓声で声が届かない…。
(スタッフ)もっともっと…。
すると。
お父さん!えっ?いやぁびっくりした。
家?家?なんで?1人で来たの?いやぁ…よかった。
お父さんの顔を見つめる遥奈ちゃん。
どうする?来る?え?ちょっと…。
いやぁびっくりしちゃった。
お父さんはロッカールームへ。
まだお仕事です。
偉いね。
そして仕事を終えたお父さんが。
ううん全然。
ようやくふだんのお父さんの顔に。
昨日?今日?遥奈ちゃんほんと頑張ったね。
日が明けて…。
お父さんとチェジュ島へ戻ってきた遥奈ちゃん。
遥奈さぁ…。
別に間違ってもいい…。
今日はお父さんのお仕事をちょっとだけお手伝い。
広いグラウンドは歩くだけでも大変。
スポットライトが当たることはない裏方の仕事。
でもお父さんががんばっているから選手もファンもサッカーを楽しむことができる。
どう?え?きれいにまっすぐになってると…。
きれいになってるなぁっていって…。
そして練習が始まると…。
お父さんはまた仕事の顔になりました。
今日も先頭に立つお父さん。
みんなから見える…。
遥奈ちゃんは明日日本へ帰ります。
お父さんの練習の間遥奈ちゃんは部屋で帰りを待ちます。
おう遥奈。
遥奈どうする?あのお父さん…はい。
何これ?クッキー。
私が作ったんだよ。
お〜!すごい!すごいじゃん!お父さん今お腹すいてるから食べていい?うん。
すごいお腹ペコペコ…。
どれにしようかな?どれがお勧め?初めてお父さんにプレゼントする手作りのクッキー。
すごい…ハートの形。
おいしい。
ほんと?すごいじゃん。
お店で売ってるのみたい。
お父さん喜んでくれた。
大好きなお父さんとの幸せな時間。
もう少し…。
一緒に行こうよ。
遥奈がさっき言ったじゃん。
大丈夫だよって…。
え?言ってないよ。
お父さん寂しいかもしれないけど大丈夫だよって。
言ってないよ。
困らせたくてちょっとだけ甘えてみる。
よし。
大丈夫。
じゃあね遥奈。
バイバイ。
うん連絡して。
ありがとねほんとに来てくれて…。
すごい嬉しかった。
すごい嬉しかった。
ほんと?よかった。
がんばれるよほんとに。
本当は一緒にいたいけど…。
遥奈もがんばって。
うんがんばれ。
がんばるさ。
ヘイ。
いつも一生懸命なお父さんが好きだから。
1人で帰るのもちょっと大変だけどね。
じゃあね。
気をつけてね。
またね。
バイバイ。
うん。
また会うときに…笑って会うようにお父さんがんばります。
体に気をつけてね。
じゃあね。
じゃあね。
バイバイ。
うん気をつけてね。
がんばれよ。
うんはいよ。
お母さんと透真にもよろしくね。
バイバイ。
バイバイ。
行っちゃった…。
がんばってねお父さん。
ずっと応援してるよ。
2014/09/21(日) 19:54〜21:48
テレビ大阪1
世界で働くお父さん[字]

海外に単身赴任して働くニッポンのお父さんを、子どもたちが内緒で訪問!無事にお父さんに会えるのか?突然やって来た子どもを前に、お父さんの反応は??

詳細情報
番組内容
海外に単身赴任して働く、日本のお父さんたち。帰国は年に数回、留守の間の子供たちの成長ぶりには驚かされることも度々…。
そんな海外で頑張るお父さんを、内緒で子供たちが現地訪問!
旅の道のりはドキドキの連続。そして、初めて見るお父さんの働く姿…。今回の訪問先はラオス、インドネシア、韓国。
子供たちの夏休みの冒険が始まります。
内容つづき1
【ラオス編】「東南アジア最後の秘境」と言われるラオス。大手ゼネコンに勤める父親(43歳)の仕事は国の生命線とも言えるタイとの国境道路の建設。約20年も海外勤務を続けているため、小学5年生の次男とは生まれてからほとんど一緒に暮らしたことがない。そんな父親の“ちゃんと働く姿を見てみたい”と、普段はちょっと気の弱い次男が奮起の大冒険に出発!
内容つづき2
【インドネシア編】急速に車社会が発展するインドネシアで、自動車部品の工場を統括・管理する父親(37歳)を、小学3年生の双子の姉妹が訪ねる。双子とはいえ、普段は性格も行動もバラバラの2人…。はたして無事に辿りつけるのか?
内容つづき3
【韓国編】韓国・済州島にあるKリーグチームでフィジカルコーチをしている父親(42歳)。サッカーの名門高校出身で、元日本代表の名波浩さんとは幼馴染。そんな父親が汗を流して働く姿を応援しようと、サッカーオンチの長女(小学5年)が韓国縦断の大冒険!
出演者
【MC】つるの剛士、木下優樹菜
【ゲスト】徳光和夫、北斗晶
【ナレーター】天野ひろゆき(キャイ〜ン)、原田知世

ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/official/worldfather7/

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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