俳句王国がゆく「愛媛県松山市」 2014.09.21

(福田益子)「俳句王国がゆく」。
今回の舞台は愛媛県松山市。
俳句の盛んなこの町で毎年夏に行われるのが…
全国各地の予選を勝ち抜いた高校生たちが俳句の力を競い合う大会です。
今回出場するのは今年の俳句甲子園で活躍した高校生たちです!迎え撃つのは抜群の俳句センスを持つ…
名勝負が期待できます
(拍手)日本各地の魅力を俳句でご紹介する「俳句王国がゆく」。
司会のU字工事益子卓郎と!福田薫です。
今回は愛媛県松山市からお送りします!
(拍手)同じく司会を務めます田中紀英です。
どうぞよろしくお願い致します。
(拍手)そして今日俳句のアドバイスを頂くのは俳人の夏井いつきさんです!よろしくお願いします。
(拍手)それでは俳句バトルを戦う両チームの皆さんに登場して頂きましょう!選手入場です!まずは白高校生チーム。
俳句甲子園の激戦を戦い抜いた高校生たちが鋭い感性を武器に俳句バトルに参戦です!そして赤俳句王国チームです。
俳句王国松山の俳人たちが集結し高校生を迎え撃ちます。
それでは白高校生チームのメンバーをご紹介しましょう。
まずは岩手県立黒沢尻北高等学校3年生の真嶋陽さんです。
お願いします!お願いします!真嶋さんは今年の大会で個人賞を受賞したそうなんですけども実は元バンカラの応援部なんですね。
何か独特のおきてがあったそうですが。
ボロボロの学ランにボロボロの服を着て下駄で登下校するっていう風習があります。
すごい目立ちますね。
そうですね〜。
電車の中もそれなので。
電車の中も!?じゃあ今日も大きい声でいい俳句を詠んで下さい!頑張ります!
(拍手)さあ続いては岡山県からですね。
就実高校2年生の大原里梨歌さんです。
お願いします!お願いしま〜す!大原さんは大会で個人優秀賞を受賞したんですけども俳句の腕前はもちろんお菓子作りが得意だそうですね。
最近何か作りましたか?クッキーを一度に100枚作りました!クラスのみんなに配って回りたくって丸一日かけて作りました。
優しいですねクラス全員に!はい!じゃあ今日はクッキーじゃないですけども俳句を作って下さいね。
はい!頑張ります!お願いします!
(拍手)最後は土佐高校3年生の宮玲奈さんです。
お願いします!お願いします。
宮さんも審査員特別賞を受賞してるんですけどもその宮さんは同級生からよく「はちきん」といれるらしいですけども。
土佐弁で男勝りな女性の事を指す言葉なんですけれど…。
男勝り!何かそんな経験あるんですか?男勝りな。
(宮)今回の俳句甲子園で5人編成のチームの中で1人だけ女子って事で…。
宮さんが?
(宮)はい。
ほかの男子4人を引き連れて。
引き連れて。
(笑い声)すごいですね〜。
じゃあ今日も僕の事を引き連れてお願いしますね。
(笑い声)よろしくお願いします!
(拍手)白高校生チームはこちらの3人で戦います。
こちら赤俳句王国チームはこの3人です!まずはスペシャルゲストスポーツキャスターの杉山愛さんです!よろしくお願いしま〜す。
(拍手)うわさによると杉山さんは芸能界最強の俳句だと聞いたんですけども。
とんでもございません。
そうですか?どうですか?俳句の本場松山は。
昨日は皆さんと吟行をさせて頂きまして松山のよさをたっぷりと知る事ができました。
期待しています頑張って下さい!頑張ります!
(拍手)さあそしてチームメートも強力です。
松山市の松本勇二さんです。
こんにちは。
(拍手)松本さんは今年で13回連続で俳句甲子園の審査員を担当されてるんですよね。
(松本)はいそうです。
しかも辛口審査員として有名で。
高校生から恐れられているそうですが。
そうです。
高校生には嫌われてると思います。
多分今日はやっつけられると思うんですけど精いっぱい頑張ります。
頑張って下さい期待してます!
(拍手)そして最後はこの方。
松山市の櫛部天思さんです。
こんにちは!
(拍手)櫛部さんは市内の高校で俳句部の顧問をされているそうですね。
はい松山中央高校でやっております。
そして生徒たちを2度優勝に導いた熱血顧問だと聞いたんですけども。
なんとか生徒のおかげで頑張らせてもらってます。
本当は厳しそうですね。
えっ優しいですよ?実はですね…。
何ですか?持ってきておりまして。
俳句甲子園でのユニフォームです。
なるほど。
「愛媛」って入ってますね。
裏には…。
後ろに大きい文字が。
(櫛部)「一句入魂」という。
この気持ちで俳句甲子園を戦っていこうという事で頑張ってます。
じゃあ今日も「一句入魂」で頑張って下さい!はい頑張ります!
(拍手)よろしくお願い致します。
さあこれからチーム対抗で…判定して頂くのは会場にお越しの皆さんです。
皆さんどうぞよろしくお願い致します!
(拍手)
最初は「ご当地俳句バトル」3回戦で戦います
対戦するのは白高校生チームは元応援部の真嶋陽さん。
そして赤俳句王国チームは杉山愛さんです
それでは1戦目のテーマはこちら!
明教館とは今から186年前の江戸時代に建てられた松山藩の藩校です。
現在は松山市内の高校に移築され保存されています。
明治時代に正岡子規が学んだ松山中学の講堂でもあります
広いですよねかなり。
これはどれぐらいの広さがあるんでしょう?60畳敷きになっております。
上には…たくさんの。
これは?
(近藤)本校の卒業生とかゆかりの人々の肖像画を展示しております。
代表的な方だと?やはり正岡子規ではないでしょうか。
壁に並んでいるのはここで学び巣立った偉人たちの肖像画です
こちらは小説「坂の上の雲」でも知られる秋山好古真之兄弟
中にはこんな人も…
明治の文豪夏目漱石です。
漱石は松山に教師として赴任し英語を教えていたんです
ここで実際に英語を教えてたっていう事ですか?はい。
すごい!何かもう光栄ですよね。
この一直線上の歴史の中にこれだけの時間を経てまた自分たちもここにいるっていうのが何か不思議ですし…すごいですね〜。
本当にそうそうたるメンバーですよね。
すごいですね。
多くの先人たちが学んだ明教館でどんな俳句が生まれたんでしょうか?
それではお二人が作った俳句を早速ご紹介頂きます。
まずは白高校生チームの真嶋さん。
どうぞ!
(拍手)真嶋さん正岡子規を詠み込んできました。
さあ対する赤俳句王国チームの杉山愛さんどうぞ!こちらになります。
(拍手)杉山さんは「赤とんぼ」です。
どういう思いが込められているのかはアピールタイムでじっくりと伺います。
では1分30秒のアピールタイムです。
まずはこちら白高校生チーム。
真嶋さんからアピールタイムスタートです!はいお願いします!お願いします。
「この道が子規の一歩目」という事で子規さんが…まずは旅ですね。
旅が頭の中に浮かぶと思うんですけどもこの子規さんなんと私の住む岩手県にも訪れています。
そんな子規さんの一歩目を踏み出したのがこの明教館ではないか。
詩や短歌俳句そういったものの一番初めはこの明教館この学びの場で培ってきたこの一歩が子規さんのいろいろなすてきな作品の中に詰まっていると思います。
なるほど〜。
(拍手)講演会みたいでいいね。
大原さんいかがですか?最後に「天高し」と持ってくる事によってこの道がずっとずっと先まで続いていく「天高し」でまた広がりがあるっていうのをすごい連想させる句だなと思いました。
なるほど〜。
(宮)明教館っていうのは昔松山藩の藩校だったという事でいろいろな人が学んだ場所ですよね。
そういった所で子規も一歩を踏み出したという事で一つの子規の人生観っていうものがこの句から見えるんじゃないかなと思います。
(ベル)わっほぼ完璧な時間どおり。
ぴったりでした。
ねえ。
さあこちらもまいりましょう赤俳句王国チームです。
私はこの明教館初めて今回行かせて頂いたんですけれどもまず入った時に静けさの中にパッと上を見上げれば松山ゆかりのすばらしい偉人たちの絵が掲げられているんですけれどもその偉人たちの目が鋭いんです。
その眼光を感じながらこの句を詠ませて頂いたんですけどもそこに赤とんぼを持ってきたのはこれが入ってきちゃった。
そしてこの赤とんぼも眼光を浴びているこの絵が私の経験とちょっと重なるところがあります。
テニスの大会で大きなスタジアムに入った時に1万2万の観客の目がガッと選手に注がれるんですけれどもそのころ感じたこの視線の緊張感が明教館に入った時と重なるんじゃないかなと思いました。
実体験を交えた作品だったんですね。
ありがとうございます。
(拍手)松本さんどうですか?眼光が無数っていうところを強調したいですね。
ですから肖像画だけでなくて明教館に今まで携わった多くの偉人たち過去の人たちの眼光も彼女は捉えていると。
そういうところを感じて頂けたらと思います。
櫛部さんはどうですか?皆さんこの下五の赤とんぼそれは杉山さんのスレンダーなボディーに似ていると思いませんか?
(ベル)
(笑い声)何でしょう今の?今の最後何でしょう?ユーモアを交えつつですね。
(夏井)片や子規の一歩目であるよっていう一つの主張。
そして片や無数の眼光をキャッチした俳人としてのアンテナの感度っていうんでしょうかね。
これ勝負の分かれ目は下五の季語の効果を会場の皆さんがどういうふうに判断するか。
これで決まってくるんじゃないかなと思いますね。
松山の人たちがどれだけ俳句を分かってるかここで決まりますから。
(笑い声)
(夏井)しっかり出して下さいよ。
それは会場の皆さんも試されている?試しますとも!そういう事ですね。
リラックスでいいですよ。
さあそれではどちらの俳句がより明教館の魅力を引き出しているでしょうか?白高校生チームかそれとも赤俳句王国チームかお上げ下さい。
どうぞ!
(福田益子)おお〜!これは…。
ん〜これは…どうですか?ここ白固まってあそことあそこが白固まってますよね。
全体としては白違います?これは。
白…でいいですか?
(夏井)全体として白です!はいでは1戦目は白高校生チームの勝利です!
(拍手)やりましたね真嶋君!やりましたね!どうでした気持ちは?すごく天に高く上がっております!
(笑い声)おめでとうございます!ありがとうございます!では会場の皆さんの中で白を上げて頂いた方にお話伺います。
そちらの女性の方。
先日俳句甲子園の方へ行かせて頂きました。
若さの俳句。
それに感動しましたので今日は白の方を上げさせて…。
(笑い声)
(夏井)不思議なおまけがついてる。
(笑い声)杉山さんトップアスリートの方って負けず嫌いなんじゃないですか?悔しいんじゃないですか今?自分の頑張ってきた事にはもちろん負けず嫌いですけどまだまだ私俳句初心者ですので本当真嶋君のこの「天高し」ぐ〜っと引き込まれるすごくすてきな句だなと思いました。
おめでとうございます!
高校生チームはお菓子作りが得意な大原里梨歌さん。
俳句王国チームは辛口審査員の松本勇二さんです
2戦目のテーマはこちら。
松山城の北にある一草庵。
ここは放浪の俳人種田山頭火が晩年を過ごした場所です。
人生の最後を過ごした小さな家。
山頭火は温泉に通い酒を飲み俳句を作る10か月を過ごしました。
そんな生活の中好んで食べた物があるといいます。
日記にも記述が残るその食べ物。
今も松山市で作られていました
こちらが店主の竹内信司さんです。
いらっしゃいませ。
よろしくお願い致します。
当時はこの黒大豆入り1種類だけだったので山頭火さんが食べられたのはこの黒大豆だろうと思います。
こちらがその饅頭です。
昭和4年工場などで働く人たちのために栄養価が高く値段は安い食品を作ろうと開発されたものです
小麦粉に酵母菌を混ぜ発酵させる作り方は昔から変わっていません
ここに種生地を残しているんですけど…。
前の日に作った生地を握り拳大ぐらい一つ残してこれを次の日の仕込みの中に混ぜるんです。
これが酵母菌が中に生きているのでまた酵母菌で発酵して。
だからこの生地が無くなってしまうと作れなくなっちゃうんで。
それが83年続いているという…。
じゃあこれはお店にとっては…。
(竹内)そうですね家宝ですね。
残しておかないといけない訳ですよねこれを。
命をつないでつないで…。
おいしくて安い山頭火の好んだ饅頭。
出来たてを頂きました
どうですか?フワフワ!これなら私も大丈夫なのよ。
甘いものあれだけどこの甘さはね。
おいしい!
松山市民に今も愛される昭和の味。
どんな俳句が出来たのでしょうか?
それではお二人が作った俳句をご紹介頂きましょう。
まずは白高校生チームの大原さん。
どうぞ!
(拍手)テーマの「饅頭」という言葉そのものを句に詠み込んできました。
対する赤俳句王国チームの松本さんはどんな俳句でしょうか?どうぞ!
(拍手)松本さんは句の中に山頭火を入れてきたんですね。
では1分30秒のアピールタイムです。
まずはこちら白高校生チーム。
私は昨日山頭火の晩年を過ごした家を見てきたんですけどそこでは静かな畳の部屋があって山頭火が愛した饅頭の優しくて素朴なにおいっていうのがその畳の中に染みついてるんじゃないかなと思ったんです。
畳って生活の中でずっと寄り添っているものだと思うんです。
ずっとある。
だからこそその饅頭の優しいにおいっていうのが染みついているように感じられてこの句を詠みました。
上五で「秋めきて」とありますように本当に秋の実感す〜っと広がっていくと。
そしてその中で作者っていうのは畳っていう生活感のあるものに視点を向けた訳ですよね。
そんな山頭火の一つの暮らしぶりだとかそういったものまで見ているっていうそんな実感がある句だと思いました。
ここで饅頭を是非皆さんに想像して頂きたいんですよ。
目の前に饅頭があります。
それをフワッとあっにおいが!パクッて食べます。
そうすると徐々に甘さが口の中で広がっていくんですよ。
その広がりとこの畳の雰囲気を考えて下さい。
この畳の静かな感じ。
その静かな感じと少し香ってくる畳の中の饅頭!
(拍手)いい句です!動きがうるさいね。
(笑い声)さあこちらもまいりましょう。
赤俳句王国チーム。
ちょっとテンションを変えさせて頂きますけど昨日山頭火のご霊前に線香を供えたんですけど魂のかけらのようなものを少し感じました。
また酵母菌が80年山頭火が亡くなる前から生き続けているっていうこの2つの事が私の頭に強く残りましてそれを「秋の雨」昨日秋雨だったんですけど酵母も山頭火もゆっくり寝かしつけて下さいよという句です。
少しやさしくなりましたがよろしくお願いします。
(拍手)拍手が起こりましたね。
櫛部さんいかがですか?秋の雨はしっとりとしていてそれが酵母の混じった生地のしっとり感と非常に結び付いているかなというふうに思いますね。
そして山頭火の人生までもそこにかいま見る事ができるそのような落ち着きのある句ではないでしょうか。
杉山さんいかがですか?酵母菌をやはり83年という歴史をつなぎ合わせながら作るという…。
(ベル)いいところだったんですけどね。
(拍手)さあアピールのしかたは対照的でしたけれども…。
(夏井)「饅頭匂ふ畳かな」っていうのは自分が畳に座った時の畳の感触の素朴さそれから饅頭の味の素朴さというところに来る訳でしょ。
片やこれ非常にね「酵母を寝かす」っていうこの言葉なんて何かのレシピの1行みたいなもんでしょ普通に言えば。
それがちゃんと詩になる訳でしょ。
酵母も山頭火も寝かしつけてしまうようなそういう雨であるよって。
これはね大人の味のある機知っていうんでしょうかね素朴な実感対大人の味のある機知。
さあどっちですか?皆さん。
どちらの俳句がより饅頭の魅力を引き出しているのか会場の皆さんに判定をお願い致します。
白高校生チームか?それとも赤俳句王国チームか?お上げ下さい。
どうぞ!めっちゃ祈ってますね。
(一同)お〜!
(夏井)これは…さっきまで祈ってたくせに急に手のひら返したように喜んでますけれどもねこれは文句なしに赤でございます。
では2戦目は赤俳句王国チームの勝利です。
(拍手)おめでとうございます。
松本さん勝ちましたね。
はい。
よかったです。
ホッとしてますか?もう燃え尽きました。
大原さんやられちゃいましたね大人に。
(大原)はい。
めちゃくちゃ悔しいですね。
悔しいね。
まだ続きますから戦いは。
負けないように頑張ろう。
はい頑張ります。
対戦するのは高校生チーム同級生から「はちきん」と呼ばれている宮玲奈さん。
そして俳句王国チームは熱血俳句先生櫛部天思さんです
さあ3戦目即吟対決テーマを紹介しましょう。
お願いします。
何でしょう?・「野球するならこういう具合にしやしゃんせ」・「投げたらこう打って」・「打ったらこう受けて」・「ランナーになったらエッサッサー」・「アウトセーフヨヨイノヨイ」・「ジャンケンポンあいこでほい」・「へぼのけへぼのけおかわりこい」
(拍手)すごいですね〜。
もう皆さんお分かりですよね?という事でテーマはこちらです。
こちらを披露してくれたのは本家野球拳四代目家元の澤田剛年さんと地元の鉄道会社の野球拳チームの方々です。
(拍手)ちょっと待って下さい。
野球拳っていったら宴会でやる野球拳ですよね。
あれって負けたら脱ぎますよね。
それはちょっと違うんですよね。
違いますか?松山の野球拳は脱がないんですよね。
実はこの野球拳松山が発祥なんですよね澤田さん。
そうなんですね。
愛媛を代表する川柳家の前田伍健さんという方が作ったのが最初ですね。
何でまた川柳作家の方がこんな踊りを作ったんですか?
(澤田)大正13年になりますけれども社会人野球チームの遠征試合がありましてそれが香川・高松でありましてそこで試合をしたんですけども試合の方は大負けしてしまいましてせめて夜の懇親会ではなんとか勝とうと前田伍健さん当時副監督をしておりまして即興で作りましてそれを宴会芸で野球拳として披露したんです。
そうすると大受けしましてそれから始まったと。
今年で90周年を迎える野球拳なんですけども毎年春には松山市で全国大会も開かれるほどの一大イベントなんですよね。
(澤田)そうですね。
春は70チーム出て盛り上がっております。
大会っていうのは何を競うんですか?
(澤田)ジャンケンですね。
踊りじゃないんですね!
(澤田)踊りのショーもありますけどトーナメント制でどんどん勝ち抜いていくと。
派手なジャンケン大会ですね。
澤田さんこれ今後100年そしてそれ以上と続いていくといいですね。
そうですね。
子どもさんからご婦人方までどなたでも踊れる野球拳。
これ全国の方びっくりしたと思うんですけども実はそういうちゃんとした野球拳があるんだという事でこれからも守り続けていきたいと思います。
さあこれからお二人には「野球拳」で俳句を作って頂きます。
それでは澤田さんそして野球拳チームの皆さんありがとうございました。
(拍手)それではお二人準備はいいでしょうか?制限時間は3分です。
よ〜いスタート!うわ〜。
悩んでますね先生。
難しい!かなり頭抱えてますね。
(夏井)まさかこれが出てくるとは思わなかったですもんね。
いや〜私あっちに座ってなくてよかったって…本当に。
両チームどうですか?進み具合は…。
進んでます。
「進んでます」!高校生チームは。
最後の詰めに入ってるでしょうね。
こっちはすごい書いてます。
ちょっとプレッシャーを与えないと。
間もなく30秒となりました。
さあ俳句をまとめて頂きましょう。
あと5秒4321…。
(ベル)さあそれではお二人に俳句を発表して頂きます。
まずは白高校生チームの宮玲奈さん。
どうぞ!
(拍手)対する赤俳句王国チーム櫛部さんはどんな俳句でしょうか?どうぞ!
(拍手)それでは俳句をアピールして頂きましょう。
制限時間は1分30秒です。
それでは白高校生チーム宮さん。
皆さん先ほど出てきていらっしゃった方々のにぎやかな感じ本当ににこやかな感じ面白い感じをこの句に仕立て上げました。
本当に祭りの時の高揚感とかそういった感じにこの踊る事笑って破顔しているような様っていうのが私には見えてそんな雰囲気をこの句で味わって頂きたいと思います。
(拍手)いいね〜。
真嶋君いかがですか?「祭」を2回使っているところを是非注目して頂きたいと思います。
「踊れば祭笑へば祭」って「祭祭」とすごく盛り上がっている雰囲気がこの句から伝わってくると思うんですね。
「踊れば笑へば」っていってそのあと切らずにそのまま最後までいきますよね。
そのリズムのよさその潔さっていうのが野球拳の楽しさそういうものを句の音全体でも表せるんじゃないかなと思います。
(拍手)いい句が出来ましたね。
ありがとうございます。
さあ続いて赤俳句王国チームです。
まず私が詠みたかったのはこの瞬間に出てきたこの踊り野球拳のその時の驚きを詠みました。
非常にこうかっ歩しながら勢いのあるその野球拳。
そして今日は非常に天気がいい。
「秋高し」。
僕の気持ちを本当にスッとストレートに野球拳にぶつけた句です。
「踊り出て」楽しくなってそして最後の「秋高し」でスッと抜けるような秋の天気のよさというものを感じたので本当にすばらしいと思います。
松本さんどうですか?俳句のもともとは五七五なんですよね。
私が言うのも変ですけど定型を守ってるのがどちらかと言えばこちらなんです。
まあそういうところ…。
何ですか?杉山さん言われた「秋高し」の季語のチョイスのすばらしさを…。
向こうはもう「祭」一色ですからね。
何ですか?嫌ですね大人のチーム。
嫌ですね。
何ですか?野球も俳句も基本です。
(ベル)さあ夏井先生両チームの俳句。
入ってきた時の驚きの表し方が対照的な訳ですよね。
こちらの方は重ねます。
「踊れば祭笑へば祭」と五七五のリズムを破る事でその驚きを表現しようとしたと。
それに対してこちらは「踊り出て」っていうここの描写ですよね。
「踊り出て」それから「とや」っていうここの最後の表現でその気持ちを出そうとしたと。
さあではどちらの俳句がより野球拳の魅力を引き出しているのか。
白高校生チームか?それとも赤俳句王国チームか?祈ってます。
お上げ下さい。
どうぞ!どう?うわっ!え〜?これは微妙。
(夏井)これはどっち?本当に引き分けっぽくないですか?正確に調べないと分かんないです。
(夏井)これはね引き分けです。
では3戦目即吟引き分けという事になりました。
(拍手)いや〜宮さん引き分けでした。
なんとか持ち越したかなというところです。
負けなくて済みましたね。
よかったですよ。
反応もよかったし。
ありがとうございます。
引き分けという事でよかったと思います。
という事は「ご当地俳句バトル」は…現在仲良く引き分けております。
勝敗は句会で決まります。
ここまで「ご当地俳句バトル」でした。
(拍手)どういう違和感があったんですか?炎天下の異世界感というかその照りつけるような…。
将来の夢は科学者になる事です。
いろんなものを作って世の中を便利にしたいです。
お医者さんになる事です。
悪い病気を治したいからです。
赤2本白1本で赤の勝利です。
私の将来の夢は宇宙飛行士になって宇宙で一句を詠む事です。
僕の将来の夢は宇宙に関する仕事です。
特に小惑星探査機を造りたいです。
さあここからは…
参加者の皆さんが詠んだ俳句を作者を明かさず発表し皆さんで句評し合います
ゲストの杉山さんのお名前も愛ですよね。
そうですね。
愛っていう言葉は好きですか?好きですしやはり愛がなかったら生きていけないです。
なるほど。
重みがありますね。
はい。
では「愛」というテーマで皆さんがどんな俳句を作ったのか早速ご紹介します。
作者は明かしていません。
皆さんの句は番組のホームページでご覧頂けます。
俳句は以上です。
この中から気に入った俳句を2句選んで頂きます。
福田さんと益子さんにも1句ずつ選句をして頂きます。
まずは俳句王国チームの櫛部天思さんから気に入った俳句を読み上げて下さい。
櫛部天思選…続いて松本さん。
松本勇二選…続いてゲストの杉山愛さんです。
杉山愛選…俳句王国チーム最後は福田さん。
福田薫選…それでは白高校生チームの真嶋さん。
続いて大原さんです。
大原里梨歌選…続いて宮さん。
宮玲奈選…白高校生チーム最後は益子さんです。
益子卓郎選…そして夏井さんには2句選んで頂きます。
夏井いつき選…
それでは句の点数をご紹介します
最高得点は6点句。
俳句を詠んだ7人のうちご覧の6人が選んだという事は作者は主宰の夏井さんという事になります
こんな点入ったの初めてじゃないかと思って。
本当ですか?途中からドキドキしてしまいました。
さあそれでは皆さんに先にお話を伺っていきたいと思います。
まず櫛部さん。
「白桃におく指の痕」とありますからその白桃に置かれた指の痕っていうのはやがてちょっと黒ずんでいってしまうという事を予感させると。
となるとこの愛の形というのは決して幸せではないかもしれない愛の形なのかと。
そんな読み方をしました。
なるほど。
続いて松本さんはいかがでしょうか?いつきさんがこんな句を作ると思わなんだんですけどねすばらしいです。
中七下五の間ぐらいに切れ味がありましてドラマチックな句でしたね。
文句を言えば「たとへば」いうのが少し甘いかも分からんですね。
「たとへば」っていうのはちょっとこう逃げ腰かなと思いますけどもここで言うてもいかんので。
さすが辛口審査員ですね。
杉山さんはいかがですか?私は逆に「たとへば愛は」っていうスタートがちょっと好きで新鮮な感じで。
「たとへば愛は」っていうふうに入るのが「あっ」と来たんですね。
一つ「白桃におく指の痕」なんですけれども私桃を熟したものをポッて取った時にグジュってなってそれってもう残ったまんま修復できない。
それぐらいずっと自分の心に残る初恋というのを私はイメージして。
いつまでも忘れられない一番最初に心燃やした恋というふうにとりました。
全然違いますね。
(杉山)全然違いますね。
あっち不幸な愛でこっち初恋で。
私こっちの大人がこれに反応してくれるのは分かるんだけどこっちが不思議な…。
聞いてみましょうか。
真嶋さんはいかがですか?僕はこの「たとへば」というところで全然愛っていうものを知らない自分たちにとってこの「たとへば」ってさっき逃げ腰って言ってたんですけどその何か一歩引いた感じがすごくキュンと来たんですね。
多分その「白桃」っていうもの…すごくやわらかくて繊細なもの。
触れてしまうともしかすると指の痕がついて残ってしまうけど触らなければ何も始まらないというその愛の形がすごく近づいてくるんじゃないのかなと思いました。
(夏井)「触らなければ始まらない」。
(杉山)たくさん恋をしてきてるんじゃないんですか?全然。
名言ですよね。
「触らなければ始まらない」。
さあ続いては大原さん。
白桃って触って深く押した瞬間にすぐにあざのような痕が出来る訳じゃないんですよ。
ちょっと置いて時間がたってからあの独特のあざのような痕が出来るんですね。
あざっていうものを私は考えた時に確かにどこかに打ちつけてイタッと思って出来るあざというのもあるんですけどなぜか知らないうちに「あれ?何かあざ出来てる」っていう時ってあるじゃないですか。
「たとへば愛は」そういうものなんじゃないのかなっていう。
(拍手)皆さん深いですね。
すごいすごいすごい!じゃ宮さんにも聞いてみたいと思います。
何だか傷つけてしまうかもしれないけれどもそこに自分の思いを向けてみた…そっと向けてみたような感覚っていうのがこのやわらかい季語である「白桃」っていう部分からも見えてきていい句だなと思って頂きました。
すごいね高校生。
(拍手)いろんな見方がありましたが夏井先生。
彼らの語りが深くて…。
これとんでもない数恋愛してきた人たちの語りでしたよね。
びっくりしました。
お見事でした。
おめでとうございました。
6点句夏井先生の俳句でした。
(杉山)さすが先生。
(拍手)さあ続いては2点句にまいりましょう。
真嶋さん。
はい。
この明月っていうものが景色としてパッと浮かんできてすごく明るい場所が見えたんです。
そこに相愛っていう何か2人の影みたいなのが近づいて見えてそこを歩いてるっていう一瞬がパッと頭の中に浮かんでその情景のきれいさにすごく心引かれて選びました。
宮さんはいかがですか?相愛っていうとやはり両思いの事ですよね。
両方が思っているっていう事が分かる事で2人の距離が近づいていく感じっていうのがこの明月のどんどん満たされていって最後すごくきれいな光とか映し出していく感じというのと感覚が近いなと思っていいなと思って頂きました。
さあ作者はどなたでしょうか?はい櫛部天思です。
(夏井)え〜!櫛部さんの俳句。
ありがとうございます。
会場からもどよめきが起きてます。
9月は明月ですけども月を眺めていた時にその月が美しく見えるというのは地球と月とが適度な距離感を保っているからなんだなとふっと思ったんですね。
月と地球との距離感というのは親子関係であったり恋人関係であったり夫婦関係であったりとかいうその人間関係にも通じるのかなと。
そういう思いをこの句に込めました。
さあ続いても2点句です。
心臓の動悸を「かなかなが鳴いている」というように例えたたとえがたとえ一発の俳句というんですかねきいてると思います。
かなかなと鼓動を例えたのはかなり新鮮味がありました私には。
オリジナルな句だと思います。
大原さんはいかがでしょうか?はい。
「かなかな」という事でこれは夕方ごろで作者の何かしらが終わったあとだと思うんですよね。
たった一人でその心臓の音が一人でいるのに鳴いているっていうのに初恋を感じたっていうその作者の感覚というのがちょっと共感できるものがあって選びました。
ちょっとびっくりするよね。
心臓のかなかなっていう比喩。
「ここにかなかな出てくるか」っていうのありましたよね。
なかなか出ないですね心臓ではね。
(夏井)しかも「かなかな」と「初恋」でしょ?初々しいような…。
はかないような。
(夏井)懐かしいような。
何か年齢が分かるような分からないような微妙な…。
思いませんでした?そこが逆に魅力だったなと思うんですけどね。
ではこの作者どなたでしょうか?宮です。
そっちか。
若かった。
高校生でしたね。
(夏井)そっちか。
これは実体験だったりしますか?いや妄想俳句です。
(笑い声)心のもどかしさっていうのをこのかなかなの「カナカナカナ」って物寂しく鳴く感じと斡旋してみたっていうところです。
続いても2点句です。
「月光の調べ」という事で静やかに訪れる月の光そういったものも想起させますよね。
そのような寝息という事ですから非常に夫婦とか恋人が横で寝ている時のいいドラマのワンシーンみたいなものがここから読み取れますね。
夏井先生はいかがですか?まさにおっしゃるとおりですよね。
「月光の調べのような」っていう比喩が出てきたら愛する恋人が目を覚ますとちゃんと健やかな寝息を立てていて。
「よく俺んところにこんなきれいな嫁が来てくれたな」みたいな。
そういう共感かもしれないですね彼の場合は。
作者の方にも聞いてみたいと思います。
これはどなたの俳句でしょうか?杉山です。
杉山さん。
ありがとうございます。
これはやはり…。
私の主人が横で寝ている中でスースーと多分他人にとっては雑音に聞こえる寝息でしょうけれどもそれがやはり秋の夜長にきれいにお月様が出ている日にスースーと寝息があるんですけどそれが月光の調べのようだ月の音色のように聞こえるというふうに詠ませて…。
フフフって笑われましたけど。
よくここまでのろけますね。
すみません。
電波に乗っけてのろけさせて頂きました。
すごいですね。
普通にしゃべったら嫌みがさすけど俳句を解説してるってなったら嫌みがささないんですよね。
しょうがないですよね。
解説しないといけないので。
のろける時は俳句でやればいいんですよ。
なるほど。
お見事だわ。
ごちそうさまでした。
杉山さんの俳句でした。
ありがとうございました。
(拍手)続いても2点句です。
奥様が犬に声をかけている訳なんですがそれがまた老犬だという事からすごく長く連れ添った夫婦の温かみといいますか夫婦愛をすごく感じましてすごく心が温かくなりました。
「へ」っていう助詞が2か所にありますよね。
「老犬へ」向かって囁くで誰かが囁いてるんだなと思った瞬間に「妻」が出てきて妻が老犬に囁いてるのかなと思うと更に次の絵が出てくる訳ですよね。
最後が星が今まさに妻に向かって流れたかのように思えるという。
なんて優しい句だろうと思って。
なるほど。
じゃあ作者の方に聞いてみたいと思います。
作者はどなたでしょうか?松本です。
松本さんこれはどういう思いで?17年生きた犬が4〜5年前に亡くなったんです。
そのころの情景を浮かべまして。
あんまり言うとちょっと感動してしまうんで。
2人の鑑賞がすごく身にしみてうれしいです。
帰ってからかみしめます。
(夏井)いや本当は優しい人なんやなと思います。
(笑い声)そうですよ。
ねえ。
続いては1点句にまいります。
僕も結婚して奥さんいますけども…。
(笑い声)何がおかしいんですか。
(笑い声)奥さんと出会ってまあつきあい含めて10年近いですけども出会った時の顔と今の顔と別の顔を持っていて僕も表の顔と家帰った顔も違いますし何かいろんな顔が芝居しながらそれでもなんとか家庭を作っている益子家のストーリーに見えたんで選びました。
(拍手)いやこれは独特の解釈かもしれませんけれども。
(夏井)今の解釈めっちゃ面白かったですね。
夏井先生この俳句はいかがですか?面白いのがこの「村芝居」っていうところに季語をストンと持ってくるところですよね。
「愛」っていうテーマでこれが来る。
絶対聞きたいですねこれは作者にね。
さあでは聞いてみましょう。
作者どなたでしょうか?おお〜。
真嶋さん。
さあこれは?自分応援部っていう説明があったんですけどそのほかに文学部と更にもう一つ演劇部をやってるんですね。
…で更に地元の方で地域演劇っていう演劇関係で盛んな町だったのでふるさとと演劇に対する愛をじっと見てきた者として作った句なんですけども…。
俺全然違うべじゃあ。
全然違う…。
(笑い声)「それぞれに別の顔あり」っていうのは性格が2つあるとかっていう意味ではなくて役者の顔っていうものとあともう一つ暮らしの顔。
生活の中でお店をやっていたり…。
…で「あっあそこの○○さんが○○役やってるよ!」って感じでお客さんは見てるんですよね。
その何か全体の温かさっていうのをこの句で詠みたいなと思ってこの句を作りました。
(拍手)そしてこちらの1点句。
こちらは大原さんの俳句という事になりますね。
福田さんが選んでいますのでまず福田さんから伺います。
結婚して何か夫婦のイメージだと思ったんですけど僕は。
…でいつもだったら力を入れて一生懸命お弁当を作ってくれるのにけんかしたあとは全然気持ちが入ってないんで冷や飯詰め込んでるみたいな…昨日の残りみたいな。
全然熱を感じない冷たいお弁当っていうイメージでそれが面白いなと思ったんですけどね。
しょぼいお弁当になっちゃうって。
けんかしたあとは。
罰として。
あっそっち?はい。
私はこれけんかした親子かなと思ったんだけどお母さんとけんかして翌日いつものようにお母さんが熱い弁当持たせてくれてお母さんやっぱり大事に思ってくれてるんだって…。
あっそっちですか?
(夏井)そっちだよね?普通の人はそう読むと思うよ。
そうですか?
(夏井)2人ともね我が家の事しか…。
(笑い声)すいませんね。
作者は大原さんという事ですので。
そうですね。
いつき先生のおっしゃるとおりなんですけど。
お母さんに朝寝起きだから機嫌が悪くってあたってたらお母さんの方が怒ってきちゃって「もう知らない!」って思うんですけど家出る直前になってお母さんが作ってくれたお弁当を取った時に何かじんわり温かいっていうのを感じた時に「うっ」って思って…。
まあ「ごめんなさい」は言わないけどしかたないから「行ってきます」は大きい声で言ってあげるみたいな。
へえ〜。
そんな感じで作った句ですね。
(夏井)ええ子やね〜。
本当に。
(拍手)親の愛という事ですね。
俳句の作者とチームはご覧のとおりです。
夏井さんの俳句は選べません。
客席の皆さんには一番好きな俳句があったチームの色を上げてもらいます。
その結果で勝敗が決まります
あなたの一番お好きな俳句はどちらにありましたか?白高校生チームかそれとも赤俳句王国チームかお上げ下さい!どうぞ!お願いします。
おっ?
(夏井)これは。
これは赤でございます。
赤。
テレビ句会は赤俳句王国チームの勝利です。
(拍手)松本さんやりましたね。
はい。
負ける気持ちで捨ててこそ勝てるという事がよく分かりました。
何か辛口審査員にもの申させてやろうと思って頑張って作ったんですけど…。
なるほど。
大人の力を思い知ったっていう感じですね。
また次リベンジですね。
はい。
という事で成績をまとめますとここまで引き分けでしたので句会で赤が勝利したという事は今回の「俳句王国がゆく」は…
(拍手)おめでとうございます。
はい。
夏井先生今回は俳句甲子園で活躍した皆さんをお迎えしてお送りしました。
いかがでしたでしょうか?あのね今年松山が俳都松山宣言っていうのをしたんですけれども松山っていう所は俳句の都であるとそれを大きく宣言するというのはどういう意味かっていうと俳句でどうやったらみんなが楽しく俳句を愛せるだろうか松山からいろんな俳句の愛し方俳句の楽しみ方を発信していこうっていう考え方なんですけれども例えばそれは今日のこの句座ですね。
こんなふうにみんなが楽しく俳句を囲んで楽しむっていうのがまさにそれなんですね。
皆さんと一緒にそれが実現できてるっていうのが本当にうれしくて幸せな時間でございました。
はい。
ありがとうございました。
ゲストの杉山さんいかがでしたか?私本当に始めたばかりでまだ数回という感じなんですが本当今日皆様のすばらしい俳句に出会えて幸せなひとときでした。
これからもちょっと頑張りたいなというふうに気合いが入りました。
(拍手)ここまで松山市の魅力いっぱいにお送りしてきた「俳句王国がゆく」。
これからも全国各地を巡って俳句を通してその町の魅力を再発見していきます。
皆さんどうもありがとうございました。
(拍手)
最後は「わが町俳句自慢」です。
会場の皆さんに自分の町の自慢を俳句にしてもらいました。
その中から今回の主宰夏井いつきさんに入選句3句と特選句1句を選んで頂きました
まずは入選句
そして見事特選句に輝いたのは松山市の丸本美保子さんです
(拍手)
子規が愛した松山城に秋風が吹く朝の様子を金風という季語を使い爽やかに表現した事が評価されました
丸本さん今のお気持ちはいかがですか?とてもうれしいです。
久しぶりに松山に朝爽やかな青空が広がっていてその時に本当に出来た句なんで非常にうれしいです。
2014/09/21(日) 15:00〜16:00
NHKEテレ1大阪
俳句王国がゆく「愛媛県松山市」[字]

愛媛県松山市で俳句バトル▽杉山愛vs俳句甲子園で活躍した高校生俳人チーム▽子規も学んだ藩校の建物で一句▽山頭火が好んだお菓子▽主宰・夏井いつき▽司会・U字工事

詳細情報
番組内容
俳句甲子園で活躍した高校生俳人で結成されたチームが登場!迎え撃つ俳句王国チームはゲスト杉山愛と俳句甲子園の審査員、高校俳句部の名物顧問▽松山市に残る藩校の建物や松山で最後を迎えた種田山頭火の家を訪ね、俳句を作る▽ステージ上で3分で俳句を作る即吟のテーマは松山名物の「野球拳」。いったいどんな俳句が飛び出すか?▽後半の句会のテーマは「愛」。高校生たちの見事な鑑賞に主宰・夏井いつきも驚き▽司会・U字工事
出演者
【ゲスト】杉山愛,【講師】俳人・子規新報編集委員…夏井いつき,【出演】松本勇二,櫛部天思,真嶋陽,大原里梨歌,宮崎玲奈,【司会】U字工事,田中紀英

ジャンル :
バラエティ – ゲーム
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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