こんばんは。
さあ「鑑定団」始まりました。
こんばんは。
よろしくお願いします。
もう今のこの動きだけでもう蒸し暑いですもんね。
暑くないですか?寒い。
あれじゃないですか?おうどん食べたからじゃないですか?まあ確かに。
熱いおうどん食べたから。
しかもカレーうどんですからね。
透き通るような白い肌。
ふくよかなバストぽってりとした唇。
抜群のスタイルとセクシーなルックスで大人気のこの方。
グラビアアイドルの…
3人兄弟の末っ子でただ一人の女の子だったため家族みんなからとてもかわいがられて育ちました。
しかし中学生になると親もとを離れ広島県の中高一貫校に進学。
すると校舎も寮も大自然のなかにあったため野生の子熊に遭遇するなどワイルドな青春時代を送りました。
高校卒業後短大進学のため上京すると厳しい校則から解放された反動で突如ガングロギャルに。
当時は週に5日は日焼けサロンに通っていたそうです。
2006年事務所にスカウトされたことがきっかけでデビューするとウエスト55センチGカップというプロポーションでたちまち世の男性をとりこにし2007年6月には
その後もますます美しくなる一方でデビューから8年経った今なおグラビア界の第一線で活躍中です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのよろしくお願いします。
どうぞ。
よろしくお願いいたします。
「鑑定団」には珍しい方ですね。
露出しすぎよあれ。
じゃあこちらのほうへどうぞ。
はい失礼します。
もうね挨拶来ても胸もとが気になるんですよ。
やめてもらっていいですか?今日はよろしくお願いしますって言うたらねえどこ見ていいかわからないじゃないですか。
お宝持ってるんですか?うちの今の実家よりも祖父のほうがたぶん地主というかお金は持ってましてなので祖父の…。
もう亡くなっちゃったんですけど家に行かせてもらってすごいいろいろ探してきましたありました。
わかりましたじゃあ拝見しましょう。
え!?マジで?すごいねこれ何?え〜!?すごい…。
帯も切ってないし10万円でしょ百円札で。
おじいちゃんって何をしてた人なんですか?会計士を結構…。
70代半ばくらいまで。
会計士!?はいしてましたね。
いろいろ集めるのが好きな人で象牙とかあと刀のつばっていうんですか?というのもありました。
なるほど。
探していたら木の箱が出てきまして何か壺とか食器が入ってるのかなと思って開けたらこれが入ってました。
こんな状態で…使ってないってことじゃないですか。
はい。
本来は銀行にいくやつですよね?それが…。
なんでですかね?よっぽど悪いことをしたんじゃないですか?なんかおじいちゃんの見たこともない知り合いがたまに4人くらいで集まったりしてなかった?あのときはお前がドジ踏んで捕まりそうなったみたいなこと。
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?これそのままだと10万円ですよね。
そうですね。
なのでこう包装されてますしそうですねじゃあ12万円で。
まあビニール分2万としたら高いですよねこのビニール。
あと帯が紙がついているので。
帯もあるしね12万円で。
まいりましょうオープンザプライス!いくらだろう…。
あれっ倍やんかへ〜!ありがとうございますすごい嬉しい!これはご祝儀とかお祝いでやり取りするケースがあるんですよ。
というのは連番ですから続くとか折れ目がない折れていないという意味合いから縁起がいいものとして差し上げたいとかいうことがあるんです。
昭和28年1953年発行の板垣退助の図案の百円札なんですね。
大蔵省印刷局が製造して日本銀行にお納めして都市銀行なり地方銀行に配布されるわけですよね。
一般的にはそれを封を開いて100枚の帯封なりあるいはくずして配布するわけですけどもこういう状態になってるってことが珍しい。
肝心なのはやっぱり保存状態がよろしい。
四隅がつぶれてたりなんかすると値打ちが下がります。
木箱に入っていたっていうのが幸いしたかもわかりませんね。
非常に人気のある商品でございます。
すごい嬉しいです。
どうもありがとうございました。
番組も最後まで楽しんでいってください。
こちらのレストラン赤おににお伺いしました。
ごめんください
はいあぁどうもいらっしゃいませ!
この店を切り盛りしている…
聞けばこのレストランご主人の修さんが5年前に開店。
若者が腹いっぱい食べられるようにとの思いからなんと焼肉としゃぶしゃぶが食べ放題でこんなに分厚いサーロインステーキやぷりっぷりのズワイガニも制限なし。
すべてビュッフェ形式で他にもお寿司にカレーデザートも充実しており好きなものを好きなだけ食べることができます。
しかも料金はとってもリーズナブルなので学生や家族連れに大人気で…
おかげさまで大忙しです。
ちなみに店名の赤おにはこわもてのご主人のあだ名からつけたとのこと。
ところで骨董好きの主人が旅行先で買ってきたものなんですよ。
それは6年前修さんが韓国のチェジュ島に行った際食事に招かれた知人の家で見つけ一目惚れした壺でした
持ってった有り金を全部はたいてお土産ひとつ買ってこなかったんですよ。
そのときの詳しいいきさつを修さんにお聞きしました
遠くから見てえ!?って思ったの。
それでちょっと見せてくださいってそば行ったら
しかし姿かたちがとても気に入ったのでとりあえずそのとき持っていた現金30万円を差し出すと…
びっくりしてそんなしないそんなしないってさかんに言ってたんです。
ようやく譲ってもらったあとは割れてしまうのが心配だったため…
キャンセルしまして
そうまでして手に入れたからにはさぞかし大事にしているのかと思いきや…
それがね1年もしないでとにかく主人は気まぐれでこのレストランも始めたはいいんですけど全部私に押しつけて自分は何もしないんです。
その後は玄関で傘立て代わりに。
そのため30万円をドブに捨てたような気がしてなりません
本当の価値が知りたいんです。
鑑定よろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
神奈川県からお越しのお願いします。
どうぞこちらのほうへ。
お店のほうすごいですねあのお肉とか。
そうですね。
若いの来たらもう思いっきり食っていくでしょ?横須賀って結構外人さんとかそれから防衛大の人とかすごく多いんですよ。
外国人の団体と防衛の団体が来たら商売上がったりっすね。
渋谷あたりに出していただけるとうちの後輩連れていくのに便利なんですけどね。
じゃあ今田さんがお金出していただければ。
ちゃっかりしてますね。
頑張ります。
さぁそれではお宝のほう拝見します。
わぁきれいな…これ何ていう焼物なんですか?朝鮮王朝の白磁って聞いてますけれども。
よく聞く白磁。
はい。
それはもう使ってた方もわかってらっしゃって使ってたんですか?昔からたぶんそのお家で使ってらしたんじゃないですかね。
子供が4人いるんですけどあと親戚の人とかみんなこれを買ってきてあれを買ってきてって言ってたのに…。
頼まれてたもんもあるのに。
これを買ってきちゃった。
あら…。
奥さんはこれを見たときどうでした?持って帰ってきて。
向こうの人たちも今でも作ってるものがあるよっていうようなことを言ったっていうのでたぶんそうじゃない?って。
ああレプリカじゃないですけども…。
そうそう…それで子供たちもそうだよって言い始めたら本人もそうかなぁって…。
ゴルフボール練習用のやつそれをゴロゴロっと…。
ゴルフボールに番号書いておいたらビンゴ大会とかもいけそうですね。
そうそうそうですね。
1392年李成桂が樹立した朝鮮王朝は儒教を統治理念としその後500年の長きにわたり栄華を誇った。
この朝鮮王朝でもっとも好まれた焼物が…
その理由は白磁特有の気品あふれる白が…
儒教思想に相通じるからであった。
当初主に作られたのは国王が用いるための器いわゆる御器であった。
そのため胎土は民間では使えぬよう厳しく管理された。
まだ中国の白磁の影響を色濃く受けており胎土の精選形の端正さ釉薬の美しさ仕上げの丁寧さなどすべてにおいて最高のものを目指そうとした制作態度がうかがえる。
しかし17世紀の中頃儒教が広く一般に普及しその儀式に用いる祭器が数多く作られるようになるとそれに従い美的基準も変化。
胎土や釉薬を精選しないことにより肌はやや青みを帯びるようになりわずかなひずみや歪みなどはまったく気にしなくなってしまう。
施釉にムラがあってもそのままでこれはおそらくうわべを取り繕うことを嫌う儒教の潔癖性が強く影響しているからであろう。
しかしこの不完全さこそがなによりの魅力で今なお多くの日本人が朝鮮白磁を好むのもこの理由による
その後18世紀に入り広州に官窯の分院が設立されると主に文房具などが作られるようになった。
これらは実用具であるためその作りは堅牢で肌は更に青みを増した。
美的価値の基準としては趣味性に重きを置いた技巧主義がはやり透かし彫り陽刻陰刻などが施された。
しかしその文様はいたって簡素であくまで白磁の美しさを際立たせている。
改めて依頼品を見てみよう。
朝鮮王朝の白磁の丸壺である。
高さはおよそ40センチ弱。
月のようにまん丸でところどころにできたシミが景色となり実に味わい深い
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう?主人が言うには100万と言ってくれと。
100万は絶対すると。
すると。
100万でまいりましょうか。
それではまいりましょうオープンザプライス。
おっ!えっ?
(拍手)すご〜い。
(拍手)すご〜い…。
すご〜い。
ありゃ…。
こわっ。
え〜!?涙出てる。
これはね18〜19世紀にかけての朝鮮王朝時代後期韓国広州官窯のいずれかで焼成されたもの。
間違いございませんね。
厚くかけられた白磁の肌がとろ〜っとして実にいい味わいなんですよ。
日本では満月壺と称してるんですけど作り方が変わっておりましてね上半分と下半分を別々に作ってパカッと合わせてる。
それで窯に入れて焼成するんです。
ですから出来上がったものは完全な円にならないでややひずんでそろばん型に近い歪みが出る。
それがこの壺の表情を豊かにしているわけなんです。
長い間これは穀物を入れてた壺ですからね穀物からにじみ出た植物性の油が細かい気孔から染み出して外に斑紋を作ってる。
それがえもいわれぬ経年の美しさになってたまりませんね。
高台が中まですっかり釉薬がかかってて窯にひいた砂が高台にくっついててその部分だけは実に豪快になっている。
第一級の名品です。
今の解説聞いてから見たらほんまに…。
輝きが。
輝きがもう一層…。
いやぁ俺もどろっとしてるなとは思ったんですよ。
(笑い声)ただね現代の韓国ではね文化財に準ずる美術品で50年以上古いものの持ち出しは文化財管理局の許可制になっております。
ですからもとの持ち主ともう一度ご相談をなさることをお勧めいたします。
貴重なものありがとうございます。
お宝列島日本縦断…
2004年川之江市伊予三島市土居町新宮村が合併し新たなスタートを切った。
三角寺は天平年間聖武天皇の勅願により行基が開山。
その後四国88ヵ所霊場第65番愛媛県最後の札所となった。
寺の名はこの三角形の池に由来するが弘法大師はここで21日間秘法を修したと伝えられる。
また桜の名所でもあり1795年この寺を訪れた小林一茶はこう詠んでいる
この地は江戸時代から伊予の紙どころとして栄え現在でも製紙業紙加工業が盛んで…
紙のまち資料館は紙の歴史や文化について学ぶことができる施設で館内には紙の原料となる楮や世界各地の手漉き紙更に伝統工芸品の水引細工など紙に関するさまざまな資料が展示されている。
あじさいの里としても知られ毎年6月になるといたるところでさまざまな種類のあじさいが一斉に咲き乱れる。
梅雨空のもとその美しさに見とれているのは本日の鑑定士
早速いってみよう
出張なんでも鑑定団IN四国中央!何がきっかけで?私脳内出血で左半身麻痺してましたから。
リハビリに何をしたらいいかと。
それでいろいろやったんですけれどヨガの基本であります腹式ですか。
腹式呼吸。
これを長くするのが長生きの秘訣ですから。
4秒くらいは息吸ってね…。
(息を吸う音)で4秒くらい息止めて。
それからゆっくり吐きます。
(2人)あ〜!
お宝は…
その昔祖父が義弟に結婚祝いとして贈ったもの。
しかし義弟はとても喜んだものの一度も飾らなかった。
なぜなら…
そのためこのままでは宝の持ち腐れになってしまうと心配し四十数年前祖父の直系の孫である自分にそっと手渡してくれた。
その際これはとても貴重なものなので…
というわけで本人評価額は期待を込めて500万円。
実は自分の家も手狭なのでこの掛軸を飾ったことは一度もなくまさに宝の持ち腐れ。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
狩野探幽の作品ではありません。
まず布袋の図ですけどもこれは狩野正信…狩野派の祖が『崖下布袋図』というこれと同じような絵を描いています。
それを写したものだというふうに思いますけども。
衣文線っていわれる衣服の線ですね。
これがやはり弱々しくて思い切りがない。
それから左右の山水の幅ですけども柱が右にいったり左にいったりしてますね。
揺れてますよね。
探幽は名手ですからこういう表現はしません。
それから決定的なのは落款ですね。
「探幽斎筆」というふうになってます。
斎書きって僕らいうんですけどもこれだいたい35歳くらいから還暦まで。
ところがその印章を見ると…。
宮内卿法印っていう位をもらうのは61歳なんです。
ですから斎書きで法印の印章を押すっていうことはありえないんです。
続いては結婚してから骨董収集を始めた貯まると骨董屋に行ってそこのタイミングが大事。
お宝はこちら
これ縄のカバンでしょ?藁で編んだ入れ物ですね。
地元の焼物…
骨董好きの父がとても大事にしていたもの。
父亡きあとは兄が受け継いだが10年ほど前兄も亡くなり遺された骨董を処分することになった。
その際…
これを人手に渡すわけにはいかないということで義理の姉さんにお願いしてそれくれとも言いにくいから買ったんですか?そうです。
いくらでお買いになられたんですか?
見事な出来栄えなのでとても気に入っている。
特にすごいと思うのはこのアカテガニの細工でこれがいかにすばらしいか皆さんにわかってもらいたいと思い今日は本物のカニを捕まえてきた
はい。
本物や。
実際に見比べてみると確かにそっくり
苦労したんですよこれとるのに。
これどれくらい時間かかったんですか?
本人評価額は手に入れたときの半分15万円。
義理の姉に30万円支払ったのはあくまで自分の気持。
別に催促されたわけではない。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
やった!
今回本人評価額より鑑定額がアップした方には四国中央市のゆるキャラしこちゅ〜から地元名産霧の森大福をプレゼント。
おめでとうございます
名作ですね。
二六焼数々見てますけどこんないいのは初めてですよ。
本当の藁みたいですよね。
100年くらい前の作品でしょうね。
下絵もなければ型も使わないで竹べら一本でこれを作り上げるんですね。
裏を見ますと「松柏庵」っていう丸印と「二六」っていう瓢箪判が押してある。
伊予三島の松柏村というところに窯があったのでそれで松柏庵。
二代目佐々木六太郎という窯元にちなんで二六焼と称した。
近代日本陶芸の代表作といっていいね。
いいものをお父さん遺されました大切になすってください。
続いては孫と遊んでいるときがいちばん幸せという今お孫さんは何人おられるんですか?2人。
何歳と何歳ですか?4歳5歳。
お名前はなんていうんですか?やまととあん。
ちなみにやまと君とあんちゃんは今日は?
お宝はあっ帰ってきました。
ちょうど今帰ってきました。
どうも。
その後も漱石とは深い交流が続きこれは祖父が30歳の頃いただいたと聞いている
俳句書いてくださいって?そうそう…。
すると短冊を同封した返信が届いた。
まったく読めないので特に関心はなかったがあるときこの番組を見ていると漱石の書簡がとても高く評価されていたのでびっくり
しかし本人評価額はやや控えめの70万円。
1行5万円はいくらなんでも欲張りすぎ。
それよりもどんな俳句なのかそれが知りたい。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
これはすごい!
間違いありませんね。
書状が100万円。
短冊が1枚50万円。
内容は最近発句というものをしていないと。
だから手持ちのものを一緒にその中に入れて送りますというようなことですね。
短冊ですけども…。
竹の合間に絶え間なくずっと雪が降っているそういう状況を詠んでいるものですね。
それから寒山拾得っていう昔の仙人がいますけども蜂に螫されたのはどっちなんだっていうようなことで。
ひょっとすると自分と正岡子規なんかをたとえてそういう句を詠んだのかもしれません。
伝来という意味でいうとすっきりとして間違いない作品になると。
夏目漱石の書の資料として第一級のものといえるということですね。
いい手紙だと思います。
続いては息子さんとともにマラソンに熱中している今日は息子さんは?試合があってそれに行ってます。
走りにいってますか?僕も行く予定だったんですけど出るようになっちゃったんでコーチにすみませんって言ったら…。
しっかり宣伝…どうぞはいはいはい。
どれくらいでフルマラソンを?めっちゃ速くないですか?いえいえまだまだです。
お宝はこちら
どういった壺ですか?何焼とかは?まったくわからないです。
誰の作品とかは?知らないです。
30年ほど前母が納屋の整理をしていた際発見。
恐らく大昔から伝わるものだろうが使うこともないのでずっとしまいっぱなしになっていたらしい
母親がせっかくあったから置いとこか言うて
すると数日後見知らぬ人がやってきて…
丁寧にお断りをしたらそれから何回か来られていいものだったら
本人評価額は見知らぬ人の言葉を信じ20万円。
その後もこの壺は特に大事にされていないのでもし高ければ今度こそさっさと売ってしまいたい。
果たしてどうなるのか?
登場したのは古い壺。
30年ほど前母が納屋を整理していた際発見。
いつどこで焼かれたものなのかまったくわからないがもし高ければさっさと売り払いマラソングッズを買いたい。
果たして結果は!?
はい!
大幅アップ!
おめでとうございます!450年くらい前の室町時代後期兵庫県の篠山市で作られた丹波の壺間違いございませんね。
時代の特徴としてね首が垂直に立っててそして玉縁になってる。
壺を頑丈に保つためにこの時代になるとこういう口作りになるんですよ。
この壺の命はね緑色の自然釉の流れですね。
これは見事だね。
窯の中でね松の薪がとけてそれがこういうふうに幾筋も幾筋も鮮やかな緑色。
丹波のこの赤い土の上に緑の色が出てね実にいいんですよ。
大切にしてくださいな。
続いては趣味でミツバチを飼っているハチは蜜を集めています。
ハチがたくさん集めてくれたら少々分けてもらいます。
おいしいんですか?どうですか?おいしいです。
お宝は…
釧雲泉は江戸時代後期肥前に生まれ…
これは戦後まもなく父が米10俵と交換し手に入れたもの。
しかしその後は…
嫁さんや私の兄弟にも何にも言わないで
実は40年ほど前父から突如呼び出されびっくり。
というのもその頃は勘当されており…
なんで?親の気に入らん女性を嫁さんにしたということでね。
そのとき父は85歳だったがこの掛軸を自分に手渡しながら言うには…
もうわしも長うないと。
もう足腰も弱ってきとるからわしの元気なうちに今のうちに帰って来いと。
そこで父の言葉に従い同時にこの掛軸を保管する金庫も買った
金庫…いくらくらいの金庫に?金庫の値段を聞きたかったんですよ。
値段ですか。
本人評価額はこのくらいはしてほしいと50万円。
恐らく父は勘当した自分のことをずっと気にかけてくれていたのだろう。
そう思うと今でも胸が熱くなるが…。
果たして結果は!?
はい。
う〜ん残念!
いやいや…。
どこがダメかというと例えばですね松のあたりですね非常に単調な描き方です抑揚がないですね。
ほとんど同じように全部枝を描いていると。
それと非常に不思議なのは人物が藪の中にいますね。
できればやっぱり地面の上に立ってほしいですね。
それと右上に落款ありますね。
いわゆる干支というものが書いてありましていちばん上が乙ですね。
「きのと」と言いますけども次に酉年の酉です。
その年代でいくとですね1765年っていうことになるんです。
生まれたのが1759年。
ですから7歳でこの絵を描いたということになるんですね。
ですからありえないということ。
最後は85歳現役みかん農家の横山さんの作るみかんは何がいいんですか?中の皮が薄い。
やわらかいから食べ…。
食べやすいんだ!じゃあ今日そのみかんを…。
残念。
そうですね。
お宝は…。
なじみの骨董商が売りに来たもの
何年前?まだ3年ですよ。
もともとは地元の有名な旧家に伝わってきたというので手に取りじっくり見たところ…
力強さを感じていい姿でおるからこれはとりあえず強いなという感じでやっぱり第一印象は気に入ったわけです。
当初の言い値は150万円。
少々高かったので半年ほど粘り強く交渉し…
ということで落ち着いたわけです。
本人評価額は当初の言い値と同じく150万円。
家族にはずっとないしょにしてきたがつい最近バレてしまった。
もしガラクタならなんと言われることやら。
果たして結果は!?
はい!
あっちゃ〜!
やられた。
信楽焼ですけどね古いもんじゃないんですよ。
古信楽にはこういう形は存在しませんね。
水指の形をとった何かひとつの創作造形作品でしょうね。
窯の中でねかなり高温で焼いてるもんですから灰が降ったりね胡麻がついたりして景色はよくできております。
花を活けたりあるいはこのまま飾って楽しむと。
そういうほうがよろしいかと思います。
出張鑑定IN四国中央はこれにて無事閉幕
次なる依頼人は数々の骨董に囲まれうっとりしているこの方。
熱狂的な骨董コレクターの…
父の影響で幼い頃から骨董に興味を抱くようになり二十歳の頃から収集を開始。
その間専門書首っ引きで猛勉強し審美眼を養ってきたそうです。
その結果自分の眼にかなったものはすべて手に入れてきたため現在のコレクション数は…
どっひゃ〜!ひょっとして大金持ち?失礼ながらそんなふうには見えませんが…
株もそれから骨董品も毎日勉強しましてほんとにねでもすべてこれですね。
このとおりですはい。
なんとまぁ…
それは去年なじみの骨董商から手に入れたもの。
とても安かったので最初は偽物かもしれないと思ったのですが詳しく調べたところ…
来年もう退職で…。
鑑定のほどよろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
山梨県からお越しのお願いします。
さぁどうぞこちらのほうへ。
まぁ買いましたね。
でももうやっぱ株とかでもちょっと儲かったらどうしても骨董欲しくなっちゃうんですね。
そうですねもう儲かれば。
奥さん大丈夫ですか?何ておっしゃってるんですか?いや自分で儲けたもんですから何も言わないですよね。
奥さんに何か買ってあげたり旅行連れて行ったったりとかそんなんはしてるんですか?あぁそれはねそのつどやってましたので。
もうレストランもね…。
株で儲かったときはレストラン連れて行ったりとか。
なるほどちゃんとそういうケアもして…。
そうですね。
あっ奥さんが今日来られてるんですね。
文句ないんですか大丈夫ですか?いやいやでもちゃんとレストランとか旅行とかそのつどやってますって言ってますが。
全然違う?小さなバツがこのへんで出ましたよ。
なんか…大丈夫ですか夫婦。
わかりました。
じゃあいきましょう。
あらちょっと年季の入った。
これは作者はどなたのなんでしょうか?喜多川歌麿の肉筆画ですね。
歌麿さんってあの歌麿さん?そうですね。
これどうやって手に入れられたんですか?知人の骨董商が出物があるというようなことで10万くらいで買ったんですけども。
それが熱海にMOA美術館というのがあるんですがそこに『寒泉浴図』というものがありましてまったく同じ構図なんですね。
でも違うところが足の小指が曲がってるんです。
MOA美術館のはまっすぐな足をしているんですけれども片足で立ったときに力が入りますので人間は小指も曲がるんじゃないかなと…。
あと湯気が立ってるんでこれは入浴図かなと。
向こうは『寒泉浴図』っていいまして夏の水風呂へ入る姿なので。
向こうは夏バージョンでこっちは冬バージョンの本物。
逆にそれだけ同じようなものがあったらそれを真似してこれを描いたみたいな…。
真似して描いたとすれば…小指が立ってますので。
小指にこだわりますね。
絹はこの当時でいちばん高い…糸を使ってますし年代も200〜300年ちょうど歌麿の時代に合っているというところなんですけどね。
森下さんいかがですか?こういうの見て。
写真集でこんなのやってそうですけど。
やってますやってます。
小指は立ちます?小指はね私…立ってましたね。
奥さんいかがですかどう思いますか?うち家族みんな信じてませんから。
今みたいな説明もしたんですか?したんですけどね。
先ほどだって30万で買ったのが1,000万ですよ。
どう思いました?裏で見てて。
いやぁなんか二弾目でおよよになれば…。
(笑い声)「鑑定団」で値段が出ないことをおよよっていうんですね。
色彩豊かな錦絵の誕生により浮世絵の黄金期を迎えた18世紀後半
しかしその生涯は謎に包まれており…
出生地は江戸川越京都と諸説あるが定かではない。
幼い頃から
転機が訪れたのは20代の後半。
やり手の版元蔦屋重三郎に出会ったことによる。
蔦屋重三郎通称蔦重は当時…
遊郭や遊女たちの案内本『吉原細見』を発行し大当たりをとっていた。
その蔦重が当時まったくの無名だった豊章の画才に目を留め自宅に居候させると天賦の才が一気に開花。
『画本虫撰』は初期の代表作である。
これは虫に託して詠んだ狂歌30首に絵を添えたものでその繊細な筆致はたちまち評判となった。
するとこれに気をよくした蔦重は今度は豊章に美人画を描くよう指示。
ともに遊郭に出入りし女遊びのいろはをたたき込んだ。
蔦重の本名喜多川を名乗り歌麿と号したのはこの頃のことだがその筆致はまだぎこちなく歌麿美人の完成には至っていない。
しかしこの後蔦重は出版した山東京伝の洒落本が寛政の改革によるお咎めを受け身上半減の刑を受けてしまう。
その際窮地に陥った蔦重が起死回生を願い歌麿に描かせたのが美人画の大首絵であった。
これは当時の通例だった全身像ではなく半身あるいはクローズアップで女性をとらえたもので歌麿はその表情やしぐさを細かく描く一方背景は一切省略し白雲母をちりばめた。
これにより女たちはより一層引き立ちなまめかしくなったのである。
これこそまさしく歌麿美人の誕生であった。
目を向けたのは茶屋や商店の看板娘など市井の女たち。
すなわち歌麿は高嶺の花ではなく身近な美女を描くことで世の男たちを熱狂させたのであった。
その人気の高さゆえか歌麿は肉筆画もたびたび手がけている。
例えば暑い夏うちわで涼をとる遊女。
あるいは化粧の仕上がりを確かめる町娘。
そして三味線をつま弾く娘浄瑠璃などいずれも大首絵とは異なり全身像だが色彩は濃厚でにおい立つような色香が漂っている。
しかし絶頂もつかの間1804年正妻や側室に囲まれて花見に興じる太閤秀吉を描いた歴史絵が時の将軍を揶揄していると糾弾され入牢。
更に50日の手鎖の刑に処せられてしまう。
心身ともに痛めつけられた歌麿はその傷が癒えぬまま2年後ひとり寂しくこの世を去った。
改めて依頼品を見てみよう。
喜多川歌麿の肉筆美人画である。
詳しく調べたところ確かにMOA美術館に同じ構図の作品が収蔵されていた。
それがこの『寒泉浴図』である。
深い浴槽をまたがんとする瞬間の後ろ姿をとらえたものだがもともと日本画には女性の全裸を描いた例はまったくなく歌麿の肉筆画のなかでも極めて珍しい。
両者を比較すると襟足手ぬぐい足の指などが微妙に違うようだが…
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?2,000万くらいあればありがたいなとは思ってるんですけどね。
2,000万…。
期待を込めていきましょうか。
まいりましょう!オープンザプライス!出ました!ダメでしたか。
およよでございましたね。
模写というふうに言うほうがよろしいのかなと思います。
MOAは非常に写実的で描いてある歌麿のいちばんいい頃の作品なんです。
ですからやっぱり見応えがあります。
きれいです。
女性の体のやわらかさを出すために胡粉でしかもところどころに朱を差してほんのりと温かみというのも表現されておりますよね。
そういったところがまったく違う。
全体としてやはり出来が稚拙であるということです。
風呂桶なんかが箍編んでいる様子それから竹のふくらみそういったものまでが非常に丁寧に描かれているんですね。
それに対してやはりこれは竹なのか縄なのかまったく平坦で何で編んであるのかわからない。
そういうことで古い模写ということで見ていらっしゃればいいかなと思います。
どうですかこれで懲りてということはないですか?いいえ。
チャレンジしたいですね。
もう1回あればまた機会がありましたらまた…。
ビンビン燃えてる気持が伝わってきますよ。
ありがとうございます。
奥さん当分諦めてください。
今日はどうもありがとうございました。
どうもすみませんありがとうございました。
「鑑定団」また来週です。
さようなら。
2014/09/21(日) 12:54〜14:00
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[再]【旅先で買った米びつに仰天値!?】[字]
夫が有り金はたいて買ってきたお宝は、旅先で食事に招かれたお宅の米びつ!?譲ってくれた人にまでそんな価値はないと言われたお宝に驚きの鑑定結果が!
詳細情報
番組内容1
【自慢の審美眼で入手したお宝は日用品!?】
お宝は、骨董収集が趣味の夫が旅行に行った際、買ってきた壺。聞けば、食事に招かれた知人宅で米びつにひとめ惚れし、「それほどの価値はない」と言われたにも関わらず有り金30万円を全て渡して譲って貰ったという。
番組内容2
しかし、帰国すると夫も冷静になり「大した価値は無いだろう」と考え、傘立てやゴルフボール入れとして使うようになったが、骨董に詳しい知人が「これはすごいものではないか」と言ったため、本当に価値があるものなのか知りたくて鑑定を依頼。
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】森下悠里
【出張リポーター】石田靖
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
竹内俊夫(「銀座コイン」会長)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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