(3人)おはようございます!夏もね…終わったんで。
終わりましたね。
夏野菜が一段落したんで。
何かチャレンジできるような面白い野菜ないかな〜って考えてるんですけどもね。
そうですね私も思ってました。
せっかくでしたら面白いものやりたいですよね。
やりたいね〜面白いの。
ありますよ。
いつでも持ってるでしょうけども。
はい。
今回はシュンギクです。
シュンギクはシュンギクでもただのシュンギクではないんです。
マジシャンみたいに言いますね。
(笑い声)えっ!茎シュンギク。
「茎」が付くんですね。
茎なんだね。
茎シュンギクはこちらになります。
へえ〜!茎が…。
何かちょっと細め!色もちょっと薄いというかそんな感じしますね。
緑が薄めって事?うん。
実はこの茎がやわらかくて甘くておいしいんです。
今回は近年菜園愛好家たちの間でも人気急上昇中の野菜茎シュンギクの栽培に挑戦します!また「ベジタブルスマイル」では魅力的な野菜をおしゃれに味わえるレストランを訪ねます。
何か作りたくなってきましたね。
育てたくなってきましたね。
ワクワクしてきましたね。
では北澤さん始めましょうか。
盛り上がってきたところでいきますか。
いきますよ〜!
(テーマ音楽)こちらに今回育てる茎シュンギクと一般的なシュンギクを用意しました。
比べるとだいぶ違いますね。
茎が違いますよね。
違う。
最近青果店などでも見かけるようになった茎を味わう小ぶりなシュンギク。
実は生で食べられるそうなのですが…。
うん!裏切られた感じがする。
おいしい。
お〜。
今回この茎シュンギク…葉物って終わりだよねとったら。
そうですね。
3回収穫できます。
その方法をお教えします。
欲張りすぎじゃないですか3回も。
深町さん。
1株から3回も収穫を行う茎シュンギク栽培。
深町流のテクニックを詳しくお伝えします!それでは栽培開始!茎シュンギクはプランターにタネをじかまきして育てます。
それでは栽培を始めていきましょう。
ここで大事なポイントがあります。
気温が低くなってくると成長が鈍くなってきます。
早めにやっておかないと3回収穫できなくなるって事か。
早めのタネまきで3回の収穫を目指す茎シュンギク。
タネ以外に必要な道具はこちら。
今回は深さ26cmの長方形のプランターを使用。
ここにタネを筋状に2列まきます。
水はけを良くする鉢底石は最近園芸店などでもよく見かけるようになったネットに入っているものを使います。
石がバラバラにならないため収穫後の後片づけがとても楽ですよ!この上に野菜用培養土を入れます。
表面を平らにならしましょう。
プランターに培養土を入れ終えたら水をたっぷりやり土全体を湿らせます。
続いてはタネまき!なんですがここで深町さんから一つ提案が。
今回は5mmの深さのまき溝を作るんですが一定の深さのまき溝を作るにはこちらを使うと便利なんです。
こちらが深町さん手作りのタネまきに役立つというスケール。
長さ25cmの板に1cm間隔にふられた目盛りと縁から1cmの位置に細い線5mmの位置に太い線が描かれています。
さてどのように使うかというと…。
こちらの定規このように使うんですよ。
当ててこの黒い部分が見えなくなるようにちょっとギューッと押して。
今ちょうど隠れてますね。
5mmの一定の溝が出来ました。
完璧。
一定だね。
一定です。
これいいですよね。
欲しい。
これは私のです。
今「欲しい」とおっしゃいましたね?という事で北澤さんにも…ジャジャーン!こちらご用意しました!おっこれはあれだね。
日本代表…背中のここ…。
円陣組むとつながっちゃうみたいなとこじゃない?それも表現してみました。
でここが5mmなの?そうです。
やるじゃない!夢があるね「やさいの時間」ね。
こちらはサッカー日本代表サムライブルーのユニフォームをイメージし色づけされた北澤さん専用のスケール!このスケールを使い深さ5mmのまき溝を2列作ります。
スケールのおかげできれいなまき溝が出来ました!列の間隔は10cmです。
では続いてタネまきですね。
はい。
という事で突然ですがここで問題です!大好評…イェイイェーイ!問題はこちらです。
同じキク科の野菜ですよ。
キク科でしょ?だからそこに共通するものはあんまりないじゃんみんな。
では答えをどうぞ!分からない!分かんないですか?じゃあレタス。
難易度高かったですかね。
高いよ。
じゃあ1番レタスでよろしいですね?よろしい。
ブブー!正解はですね…全部です!何かさ…そういうやり方ありか?ありですよ。
全部キク科なのこれ!ですよね深町さん?はいそうです。
そこが共通してくるって事なんだ。
そうですね。
ただヤーコンは実は普通の種子ではなくてタネイモなのでちょっと育て方が違うのでタネイモを土の上に出してはいけませんからその点だけは注意して頂きたいんですが。
科目を是非覚えながら育て方も覚えて頂く。
レタスはキク科。
だから土は薄くかけるんだ。
ゴボウもそうですね。
すばらしい。
一番迷うところだもんね。
そうですね。
シュンギクなどのキク科ニンジンなどのセリ科に多く見られる好光性種子。
皆さんも育てる際は是非科目に注目して下さい。
ではタネをまいていきましょう。
はい。
今回は…間隔狭いね。
そうですね今回は。
どうしてかというと…あともう一つ。
多めにまく事によって実はみんなが競争し合うので早くに芽が。
頑張るんだ?茎シュンギク。
はいそうです。
ではタネまき。
スケールで作った溝にタネを落とします。
発芽率が悪いため間隔は通常より狭めの5mm程度。
続いてはタネに薄く均一に土をかぶせたいのですがそんな時にこちらを使います。
何か出ましたねまた新兵器。
今日は多いね。
何か見た事あるような…。
この辺ね。
そうです。
こちらは粉チーズの空き容器です。
発芽のためには光が必要な茎シュンギク。
空き容器に培養土を入れてタネの上に振りかければ均等に薄く土をかぶせる事ができます。
土をかけ終えたら軽く押さえ表面を平らにならします。
タネまきスケールなどの板を使うときれいに仕上がりますよ。
最後に水やり。
タネが小さいため流れないように霧吹きなどで水をやります。
これでタネまき終了じゃないですか?はいそうです。
はい。
何か新しくて楽しかったな今回。
発見も多いですしいろんな物も使ったし。
大事ですね今回は。
後半は間引きと深町流の特別な収穫法をご紹介。
でもその前にこちらのコーナー。
今回私は東京都港区の西麻布に来ています。
(有村)
閑静な住宅街をしばらく歩いていくと…。
目の前に都会的でおしゃれな建物が!
こんにちは。
こんにちは。
「やさいの時間」の取材で伺ったんですけど。
はいお伺いしております。
こちらへどうぞ。
へえ〜何だろう?失礼します。
上ですか?フレンチレストランだったんですね!今日はある所にご案内します。
ある所?でも野菜ですよね?えっ何だろう?こちらへどうぞ。
お料理じゃないんだ。
ちょっと行ってみます!
案内されたのはこの建物の屋上にあるベランダ!そこには…
あっ!わあすご〜い!
屋上一面に広がるたくさんのプランター野菜!都会の真ん中にこんなに豊かな空間が広がっているなんて!驚きました
金子さんここ屋上全部野菜ですよね?そうですね。
なるほど!
フレンチレストランのオーナーシェフを務める金子和男さんは10年ほど前からここで野菜作りを行ってきました。
およそ55m^2のスペースで16種類の野菜を栽培しお店で出す料理に活用!この日も青々としたリーフレタスや赤オクラなどが見事に育っていました。
ここ以外にも東京では今自家栽培の野菜を提供するレストランが続々と増え話題になっているそう。
金子さんに自ら野菜を作る事の良さについて伺いました
例えばこのササゲなんですけど…長さ太さゆでてサッとバターであえておいしい。
自分が料理に使うのにちょうどいいサイズを毎回…?そうですね。
ジャスト!ジャストサイズを。
目指してます。
イメージした料理に合う野菜を自らの手で育てる金子さん。
日本では手に入りずらい野菜を使いたい!と思った時にはインターネットなどで海外からタネを取り寄せ栽培する事もあるんだとか。
こんなにカラフルなトマトが調理されて出てきたらテンション上がりますよね
私も収穫をお手伝いさせて頂きました
(有村)よいしょ。
すご〜いきれい。
とれました〜。
とれました〜。
見て下さい。
このとれたて野菜のみずみずしさと艶!なんと収穫したての野菜を金子さんが調理して下さいました
出来た料理がこちら!色鮮やかなとれたて野菜をぜいたくに添えたポークソテーです
いただきま〜す。
う〜んおいしい!野菜の味がちゃんとかむごとにして…。
味が濃いってこういう事ですね。
そうですね。
とれたての味は格別とおっしゃる金子さん。
自宅で野菜作りを行っている方々にこれから育て始めるといい野菜を一つ教えて頂きました
これからの季節は菜の花だと思いますね。
とれたて野菜を使った料理の味を堪能し私も自宅ですぐに菜の花を育てたくなっちゃいました
野菜にこだわる姿を見て私も育てた事のないタネや見た事のない野菜にチャレンジしてみたいなと思いました。
後半は茎シュンギクの間引きと収穫の方法をお伝えします。
タネまきから10日後本葉が2〜3枚出始めています。
はいこちらがですねタネまきからおよそ10日ほどたった茎シュンギクですね。
すごいですね。
10日で。
ここで1回目の間引きを行います。
本葉が2〜3枚出たら1回目の間引き。
2cm間隔になるように芽を摘み取りしましょう。
間引き後は株がぐらつかないようにしっかりと土寄せ。
更にこのタイミングで是非行っておきたい作業がもう一つあります。
1回目の間引きが終わりましたらこれから…風よけ霜よけの効果がある寒冷紗をかければ涼しくなるこれからの季節でも苗が良く育ちます。
まずはトンネル用支柱を2本交差するようにさします。
この上に寒冷紗をかぶせ隙間ができないように裾をヒモで縛りましょう。
はい出来ました。
はい出来ました。
このあとですが草丈がおよそ10cm程度になりましたら間を抜いて4cmの間隔に間引きます。
そのあとは?まだありますよね?はいあります。
草丈が25cmになりましたらいよいよ収穫なんですがその方法はこれから詳しくご説明します。
草丈が25cmになりました。
ここから収穫が始まります。
まず間を抜きます。
間。
下からキュッと収穫します。
そうすると…こんなふうになります。
すっきり!更にこの時に同時にここ双葉が付いてますよね?次にあるのが本葉です。
この1番下の一対の上ここで切ります。
何!?本葉の上。
これが1回目の収穫になります。
1回目の収穫は草丈が25cmになった頃。
一株おきに間引き収穫を行い残した株も本葉から上の部分は全て切り取ります。
収穫後には追肥を行い株の成長を促します。
その後伸びてくるわき芽がつけ根からおよそ15cm程度に育ったらわき芽に新たに生えた本葉の上の部分で切り2回目の収穫。
本葉を残しておきさえすれば再びわき芽が伸びてきます。
3回目の収穫はわき芽が10cmほど伸びた頃。
是非覚えておいて下さい。
茎シュンギクすごいね。
やるねぇ。
何度も何度も。
そういう意味で3回なんだ?そうなんです。
摘心してわき芽を伸ばす。
摘心してわき芽を伸ばす。
切るところをちゃんと間違えないようにしてね。
分かりやすい。
生でもおいしく味わえる茎シュンギク。
皆さんも是非栽培してみて下さい。
今日の内容は「趣味の園芸やさいの時間」9月号に掲載されています。
茎シュンギクの栽培方法を詳しく紹介しています。
参考になさって下さい。
今日の作業はこれで終わりです。
北澤さんいかがでしたか?今日はね道具?アイテム?深町さんのオリジナルアイテム。
お〜まさかのチーズ。
出てきた!ね〜!粉チーズの空き容器ですよ。
これによってより薄く土をかけるやり方っていう事も勉強になりましたし。
…ジャーン。
あっ出た!もうオリジナルだもんこれ俺の。
「やさいの時間」は勉強ではなくて楽しい時間で皆さんで過ごして頂けたらいいですよね。
ものを知るって楽しいよ。
そうですね。
収穫が楽しみですよね。
はい。
皆さんも是非チャレンジしてみて下さい。
という事で今日もこのコーナーでお別れです。
今回は…。
(3人)この方で〜す!
今回は…
私は4人家族。
8年前庭付きの家に引っ越したのを機に野菜作りを始めました。
我が家の庭は高い塀に囲まれておりすぐに影が伸びて日当たりが悪くなってしまうのが難点で昨年地植えしたトウモロコシもこんなに小さくほとんど実がつきませんでした。
そこで今年はプランターでの栽培に挑戦!影の動きに合わせプランターを小まめに移動させたところトウモロコシはぐんぐんと成長!そして…こんなに実がぎっしり詰まったトウモロコシが出来ました!思わず家族みんなで『やった〜!』と叫びました。
プランターで喜びが増した夏。
それが『私のやさいの時間』です」
「私のやさいの時間」では家庭菜園を楽しんでいる皆さんの写真やエピソードを募集しています。
詳しくは番組ホームページでも紹介しています。
ご覧の宛先までどしどしご応募下さい
という事で今日はこの辺りでお別れです。
それではまた次回も…。
(3人)お楽しみに!2014/09/21(日) 08:00〜08:25
NHKEテレ1大阪
趣味の園芸 やさいの時間「驚きの新食感!茎シュンギク」[字]
近年青果店やスーパーでもよく見かけるようになった茎を味わう小ぶりのシュンギク。プランターでの栽培法を紹介する。講師・深町貴子(園芸家)
詳細情報
番組内容
近年青果店やスーパーでもよく見かけるようになった茎を味わう小ぶりのシュンギク。プランターでの栽培法を紹介する。【講師】深町貴子(園芸家)【ゲスト】北澤豪(サッカー元日本代表)【司会】川瀬良子
出演者
【ゲスト】北澤豪,【講師】園芸家…深町貴子,【リポーター】有村実樹,【司会】川瀬良子,【語り】宮島史年,山口繭
ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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