日本!食紀行 2014.09.21

おおっいい食べっぷり。
日本では奈良時代から食べられていたキュウリ。
(女性)あっすごい上手…。
普段の食卓にも何気なく並んでいますが…。
こんなところにもキュウリが…。
おやおや天ぷらにもキュウリですか?ははあ〜キュウリって奥が深いんですね。
みんなキュウリが大好き。
今週は福島県須賀川の人たちのキュウリ愛に学びます。
福島県の中央に位置する須賀川市。
江戸時代には奥州屈指の宿場町として栄え独自の町人文化も花開きました。
俳諧も盛んであったため松尾芭蕉は『おくのほそ道』の旅で8日間も滞在しています。
そのため市内の至るところに松尾芭蕉の像や記念碑があるんです。

(太鼓を叩く音)晩秋の夜空を焦がす松明あかし。
伊達政宗に滅ぼされた須賀川城主の霊を弔う火祭りは日本三大火祭りの1つとも言われ須賀川市が全国に誇る祭りです。
(太鼓を叩く音)その松明あかしとともに須賀川の人たちが誇りにしているお祭りがこちら。
毎年大勢の人でにぎわいます。
長い行列ができてますよ。
お供えするのはなんとキュウリ。
こちらの方ももちろんキュウリ。
時間が経つにつれてさらに多くの人が。
(鈴)このお祭りその名もきうり天王祭。
毎年7月14日に開催されるこのお祭りは200年以上の歴史があると言われています。
皆さんキュウリを2本持ってきて神様にお供えします。
お守り代わりにキュウリを1本頂戴しそれを食べると1年間病気にならないと言われています。
なんともありがたいお祭りですね。
キュウリ大好きです。
うんおいしい。
(スタッフ)おいしい?うん。
(スタッフ)どうですか?おいしい。
(スタッフ)おいしい?
(スタッフ)どうですか?おいしい。
(スタッフ)おいしいですか。
うん。
この夏祭りの定番ははいこんなところでこんなことしてていいのかな?ああおいしそうだな。
子供たちもみんなキュウリが大好きなんですね。
夏から秋全国一の出荷量を誇る須賀川のキュウリ。
5月キュウリの苗を植えます。
お父さんの代からキュウリ栽培に力を入れてきた一番のポイントはなんといっても水。
栽培に使う水にはこだわりが。
近くの山のおいしいと評判の清水を使います。
キュウリは水がないと本当にならないしいいものができないので…。
およそ90パーセントが水分と言われているキュウリ。
水やりが大切なんです。
味の決め手は水なんですね。
突然ですが皆さん。
キュウリってすごいんですよ。
こちらは東京銀座のカフェ。
なんとキュウリを使ったスイーツが人気だそうです。
(新部さん)グレープフルーツとアボカドとキウイフルーツとキュウリの組み合わせが元々スムージーとかでよくある組み合わせになっておりましてそれにコラーゲンジュレも加えてさらに美肌をうたうことで最初にキュウリのケーキで抵抗ある方もおいしいなって思って頂ければいいなと思いました。
「キュウリビズ」面白いネーミングですね。
もちろんクールビズをもじったものです。
夏に旬を迎えるみずみずしいキュウリで暑さを乗り切ってもらおうと真夏に開催されるキュウリビズフェア。
こちらではキュウリを使ったシャーベット。
ああ確かにキュウリの色だ。
特に女性に人気だそうですよ。
さっぱりした味ですごく食べやすいです。
イメージとはいい意味でちょっと違って本当においしいです。
お店の人もイチオシです。
メロンみたいな感じでさわやかな感じ。
メロンよりは甘くないんですけどなんかこうウリな感じでさっぱりとしておいしいです。
女子にモテモテ。
羨ましいぞ。
よっキュウリ!
(鳥のさえずり)苗を植えてから1か月経ちました。
半沢さんの畑のキュウリは順調に育ってます。
結構雨降ってね今度は天気がよくなってきたんで育ちも結構いいんじゃないですか?ツルは背丈ほどに伸び…。
きれいな黄色い花にはミツバチが…。
畑にミツバチを放ちます。
安定した受粉が期待できるんだそうです。
これミツバチで受粉…。
修さんのお母さん友子さん。
キュウリ栽培半世紀のベテランです。
日の光と雨を糧に育つキュウリ。
あっキュウリの赤ちゃんが見えてきました。
須賀川市内で見つけた宮崎名物の冷や汁を須賀川風にアレンジ。
キュウリがたっぷり入っています。
冷や汁でもキュウリを主役に抜擢するなんて須賀川の人たちのキュウリ愛を感じますね。
さっぱりしててうん…。
暑い時なんかは涼しい感じがしておいしかったです。
そうですねすごく夏にぴったりのメニューだなと思いました。
おいしかったです。
(鳥のさえずり)7月待ちに待った収穫の時。
キュウリは…。
おおっ立派に育ちましたね。
朝露に濡れるキュウリ。
とてもみずみずしいですね。
さあ早速収穫です。
いいキュウリを見分けるポイントがあるんだそうです。
大体これ…キュウリ専用のハサミなんです。
夏の太陽が眩しい暑い日。
いやあ精が出ますね修さん。
水分補給にはやっぱり…。
うんうまい。
食感はね…歯ごたえもいいしうまいんです。
(修さん)甘みもあるし何もつけなくても食べられます。
汗かいてのど渇いた時にねキュウリ1本食べるとね力がまだついてきます。
フフフフ…。
(修さん)今年は天候にも恵まれていいですね。
(鳥のさえずり)友子さん今年もいいキュウリでよかったですね。
これ暑くなったから
(スタッフ)やっぱりちゃんと育ってる?うん育ってきたものね。
須賀川市の農産物直売所はたけんぼ。
行列ができてますよ。
朝どりの地元の新鮮な野菜がいっぱい。
とても人気です。
キュウリは…?もちろん一番人気です。
ハハッお父さんも随分とたくさんお買い上げですね。
おいしいですね。
キュウリは有名だわね。
うん。
はい。
やわらかいんですよ。
(スタッフ)ああそうですか。
はい本当生で食べてもおいしいですし…。
お味噌とマヨネーズ和えたあれにつけて生ごと食べるんです。
そのまま食べるのが一番おいしい。
ひときわ人気を集めるこちらのスペース。
食育ソムリエが旬の野菜の斬新なレシピを教えてくれるんですよ。
食育ソムリエにキュウリを使ったレシピを教えてもらいました。
温めたフライパンにどっさりとキュウリを入れます。
(澤山さん)炒めすぎない程度にさっと炒めます。
塩コショウで味つけしたシンプルな炒めもの。
あまり手の込んでいない新鮮さも伝わるようななるべく簡単なレシピを書くように心がけています。
(澤山さん)やっぱり最初は生でサラダとかで食べるのがとてもおいしいと思うんですけど…。
食べきれなかったり「あっ冷蔵庫にキュウリが残ってるの忘れてた」とかそんな時に炒めて食べると違う食感違う味を楽しむことができてそれもおすすめです。
今度はキュウリとジャガイモタマネギを煮込みます。
煮込んだものはミキサーに。
冷製スープ。
キュウリの青臭さがありません。
野菜が苦手なお子様でも大丈夫。
キュウリって色んな食べ方があるんだなあ。
「きゅうりん館」面白い名前ですね。
全国でも珍しいキュウリ専門の選果場です。
半沢さんのキュウリも到着。
収穫したてのキュウリがどんどん運ばれてきます。
キュウリの収穫がピークを迎える7月から8月にかけては朝8時半から夜7時までフル稼働。
一日で最大80トン。
本数にすると実におよそ75万本ものキュウリが選果されています。
運ばれたキュウリは1本ずつ専用のカメラで長さ太さ傷などをチェック。
1秒間に3本という速さで選別されます。
一定の大きさを満たし変色がなく太さが均一で真っすぐなものが最高品種Aランクとされます。
水分を含ませた吸湿紙を箱に被せて出荷です。
おいしいキュウリをおいしいままに。
須賀川のキュウリは品質保持を第一に出荷されます。
日本一のキュウリを支えるきゅうりん館です。
生産者の労力を少しでも軽減してですね新しい生産者が増えるようにやっていきたいと思います。
おおっキュウリづくし!朝の収穫を終えた半沢さんの食卓です。
工夫を凝らしたキュウリ料理の数々。
キュウリが旬の季節は様々なキュウリ料理が並ぶんですって。
おいしい。
うんおいしい。
フフフフフ…。
(修さん)今の時期だからこそおいしいんですね。
ご相伴にあずかりたい。
シンプルイズベストといったところでしょうか。
キュウリを愛してやまない須賀川で今あるご当地グルメが熱い!須賀川市内の老舗のおそば屋さん。
食べた方がおいしいって言って反応があった。
ですから今リピーター随分いらっしゃいますね。
緑色の透き通った麺を使った…。
その名も麺の材料に使われているのはやっぱりキュウリ。
なんと水は一切使っていません。
キュウリが水の代わりなんですね。
旬のキュウリは水分が多くより麺作りに適しているのだとか。
こうしてできたきゅうり麺はほんのりキュウリの香りと味がして清涼感たっぷり。
かっぱ麺には須賀川のキュウリはもちろんトマトやエビさらにはお肉をトッピング。
決め手は地元の特製味噌。
きゅうり麺に味噌をたっぷり絡めて召し上がれ。
評判が評判を呼び今ではご家庭でその味が再現できますよ。
きゅうり麺に新たなバラエティーが加わりました。
かっぱ麺は味噌を使ってそれを溶いて食べるっていう形でみんなやってるんですけども…。
(鈴木さん)ざるうどん感覚で食べてもらいたいなと思って。
そのほうがかえってきゅうり麺のおいしさとか香りとかが引き立つので…。
きゅうり麺をざるうどん風にアレンジ。
きゅうりつけ麺。
きゅうり麺自体の豊かなキュウリの風味を味わいたいという人にはこちらもおすすめです。
いやあおいしそうですね。
須賀川市の天ぷら専門店。
え?もしかしてキュウリを揚げちゃうんですか?
(揚げる音)盛りつけの中心にあるのはキュウリの天ぷら。
須賀川ならではですね。
きっかけはですね埼玉のお客さんなんです。
埼玉のお客さんが須賀川のキュウリっていうのは非常にいつ食べてもおいしいと。
いい歯ごたえがあって…。
そういうふうに言われたもんですからそれじゃ天ぷらにして揚げましょうかというところから始まったんです。
でも水分が多いキュウリは本来天ぷらには不向きな気もするんだけどな。
こうやって種を取って少し水気を取ることで衣がつけやすくなるんだそうです。
種のところに甘味噌を入れます。
キュウリの食感を生かすために揚げすぎないのが大切だそうです。
(揚げる音)あっあっ…熱々のうちに召し上がれ。
日本全国キュウリの天ぷらはないかもしれないけどね須賀川ではあるんだって言われるように。
天丼にももちろんキュウリの天ぷら。
ビールとの相性も抜群です。
はいありがとうございます。
江戸時代から人々がキュウリに特別な思いを抱いてきた福島県須賀川市。
日本有数のキュウリの産地です。
須賀川で見つけた数々のおいしいキュウリグルメ。
生み出したのはキュウリのよさを知り尽くしている地元の人たちの誇りと愛情です。
須賀川の皆さんのキュウリへの思いキュウリ愛お聞きください。
須賀川のキュウリはやっぱりそうだね。
日本一なんて言われてからはやっぱり自慢だね。
キュウリイコール今は命じゃないですかね?みんなにとって誇りだと思います。
須賀川にはなくてはならないものだと思っております。
愛してます。
女房より愛してます。
ハハハ…。
次回の『日本!食紀行』は山口県。
笑顔いっぱい木小屋のおっちゃんに学びます。
2014/09/21(日) 06:00〜06:30
ABCテレビ1
日本!食紀行[字]

シャッキシャキのみずみずしいキュウリ!「もろきゅう」はもちろん、炒めものや天ぷらにも!さらに密かな人気の「かっぱ麺」も。新たな魅力をお伝えします。

詳細情報
◇番組内容
全国有数のキュウリの産地として知られる福島県須賀川市。大人から子どもまでキュウリが大好き。キュウリをお供えして、お守り代わりにキュウリを頂くと家内安全・無病息災のご利益があるとされる「きうり天王祭」なる祭りも。
栽培農家では、おいしいと評判の清水を使うなど、水にもこだわりが。大人気の直売所では、食育ソムリエが美味しいキュウリの食べ方を教えてくれます。
◇番組内容2
水を一切使わず、キュウリと小麦粉で作った「かっぱ麺」は、須賀川市が全国に売り出しているご当地グルメで、人気上昇中。普段の食卓に何気なく並んでいるキュウリ。しかし、時にはスイーツ、時には天ぷら・・・キュウリはいろんな食べ方が出来るのだ。「日本一のキュウリ愛」を自負する須賀川の人たちに、知られざるキュウリの魅力を学ぶ。
◇ナレーション
渡辺 徹(俳優)
◇音楽
エンディングテーマ曲
Bom Dia ! / 柏木広樹
◇制作
企画:民間放送教育協会
制作著作:福島テレビ
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.minkyo.or.jp/

この番組は、朝日放送の『青少年に見てもらいたい番組』に指定されています。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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