いじめをノックアウトスペシャル 第4弾 ちょっとの勇気が世界を変える!? 前編 2014.09.20

生字幕放送でお伝えしますいじめを減らすために自分が行動できることを考えこの一枚の紙に宣言する。
NHKいじめを考えるキャンペーンが全国に呼びかけている100万人の行動宣言。
宣言してくれた子どもたちに話を聞くとある思いが聞こえてきた。
友達が男子にいじめられてたときに勇気を出して言えなかったし…。
自分も、いじめられるのが怖くて勇気をもって助けられなかった。
いじめを止めたい。
友達を助けたい。
でも勇気を出すのはちょっぴり難しい。
だからこそ今夜はいじめを減らすためにどんな勇気が出せるのかとことん考えます。
始まりました「いじめをノックアウトスペシャル」第4弾。
テーマは勇気です。
いじめを減らすためにどんな勇気が出せるのか高橋みなみさんと一緒に考えていきたいと思います。
お願いします。
高橋さん、私たちが考えた番組のタイトル見てもらえますか。
「ちょっとの勇気が“世界”を変える!?」。
世界ですか。
なんだかすごく大きな…。
ちょっとの勇気で自分が見ている身近な世界が少しでも変わればという意味とちょっときれい事といわれるかもしれませんけれど世界中からいじめがなくなればという思いも込めてこういうタイトルにさせていただきました。
すてきタイトルだと思います。
きょうは生放送でお送りしています。
番組放送中、皆さんからの行動宣言を受け付けています。
では、ノックアウト隊お願いします。
AKB48佐々木優佳里です。
大森美優です。
この行動宣言5月の「いじめをノックアウトスペシャル」の放送までに26万3434件集まっています。
きょうも目指せ100万人ということでたくさんの行動宣言をお待ちしております。
行動宣言に参加する方法を説明します。
まずは、番組ホームページにアクセスしてください。
アドレスは…。
nhk.jp/ijimezeroです。
ここに私たちの願いが込められています。
アクセスしたら番組ホームページのトップ画面にある「行動宣言を送る」をクリック。
こんな画面が出てきますので行動宣言を書いて最後に「送る」をクリックすれば完了です。
皆さんから送られてきた行動宣言は、こんなふうに番組放送中にどんどん紹介していきたいと思います。
こんな勇気を出すぞという行動宣言を送ってください。
よろしくお願いします。
前回、5月にこの番組を放送したあともクラスや学校単位で行動宣言に取り組みたいという申し込みが全国から殺到しているんです。
皆さんがどのように取り組んでくれてるのかちょっとその様子をご覧ください。
こちらは新潟県の下条小学校。
この学校では行動宣言からクラスのスローガンを作り全校集会で発表。
茨城県の守谷中学校も全校挙げていじめ撲滅に取り組む。
先生も行動宣言。
「私は、いじめをぜったいゆるしません。
生徒の小さなサインを見のがさず見守ります」。
おおー!ところ変わって静岡県。
浅羽中学校では行動宣言をクラスのみんなの前で発表。
福岡ドームの隣にある当仁中学校では…。
行動宣言をクラスで見せ合いっこ。
すると…。
なんと、同じことを書いている友達を発見!一方富山県の志貴野中学校では…。
行動宣言を掲示板に貼り出しクラスメートが何を書いたかお互いにチェック。
友達から学べるのも行動宣言ならでは。
全国37か所にキャンパスを抱える日本最大の高校も参加した。
「自分がまず他人に打ち明けてもらえるような信頼できる人になる」。
「個性を大切に。
自分と全く同じ人間なんていないんだから」。
青森県の中沢中学校では行動宣言を自分たちだけでは終わらせない!と、生徒会が、こんな呼びかけを。
子どもたちの気持ちに応えないわけにはいかない。
そして、ついに行動宣言は学校だけでなくこんなところでも…。
せい!せい…!日本最南端の空手道場。
幼稚園児から高校生までみんなで行動宣言。
いじめを…。
ノックアウト!せい!せい!
せい!ありがとうございます。
力強いですね。
どうでした?みんな一生懸命書いてくれてましたけれど。
やっぱりことばにすることって勇気がいりますし文字にすることも勇気がいりますけど書くことによってお互いの意識も確認できたりとか自分自身がどうしたらいんだろうっていうことに向き合うことができるのでそこが行動宣言のすばらしいところだなと思いました。
それをまた教室の中で話し合ったりとか広がりを見せているのも私たちとしてはうれしいですよね。
お父さん、お母さんへの呼びかけも本当にすばらしかったですね。
ありがとうございます。
今、見ていただいた空手道場以外にも学習塾からも行動宣言に取り組みたいという申し込みがきています。
学習塾もまた、いろんな学校のみんなが集まるところ。
周りの人をどんどん巻き込んでやっていってほしいなと思います。
それでは学校や地域の活動で行動宣言に参加したいという皆さんの申し込み方法です。
ノックアウト隊よろしくお願いします。
学校や地域の活動で行動宣言に参加してくれる人には宣言用紙をお送りしてます。
申し込み方法はまず番組ホームページにアクセスしてください。
アドレスは…。
nhk.jp/ijimezeroです。
しつこいようですがここに私たちの願いが込められています。
アクセスしたら「行動宣言に参加しよう」をクリック。
次はこちらの学校マークが出てくる青ボタンをクリック。
学校の住所など必要事項を書いて送信すると…。
こちら、番組特製の宣言用紙をお送りします。
書いた宣言用紙をNHKに送っていただくとこのように学校単位でホームページに掲載します。
みんなの行動宣言に込めた思いを全国の皆さんと共有することができますよ。
たくさんの参加お待ちしてます。
きょうは「ちょっとの勇気が“世界”を変える!?」ということで勇気をテーマにお送りしていきます。
次にご覧いただくのは行動宣言をきっかけに勇気を出そうと立ち上がったある中学生の物語です。
舞台はこの一年、番組と一緒にいじめについて考えてきた大阪の取石中学校です。
夏休み真っただ中。
生徒会や学級代表など26人が集められちょっとショックな事実が発表された。
全校アンケートからいじめがあると感じている人が半数以上もいると分かったのだ。
実際、どんなときにいじめがあると感じるのか。
話し合いの中で2年5組の学級代表・山本くんはこう打ち明けた。
クラスには、いじめにつながりそうなことがあっても注意しにくい雰囲気があると山本くんは言う。
注意しにくい雰囲気とはどんなものなのか。
山本くんのクラスの音楽の授業を訪ねてみると…。
一生懸命、練習する女子。
一方、男子はというと…。
みんな、ばらばら。
ふざけ合っていても誰も注意しようとしない。
そんな雰囲気をみんなは、どう思っているのか。
なんだか、みんな諦めムード。
学級代表である自分が注意をしなければ。
そう思っても山本くんは勇気の出し方が分からずにいた。
山本くんが悩んでいるころ生徒会の先輩たちが集まって何やら密談していた。
山本くんに勇気をつけさせる方法を考えていたのだ。
人前で話せば自信がつく。
自分たちの経験から思い切った作戦を考えついた。
山本くんたち2年生に全校生徒の前でスピーチさせるのだ。
そんなこととは、つゆ知らず…。
山本くんはのんきに生徒会の集まりに出席。
すると突然…。
全校生徒の前で学級代表としての行動宣言をすることが発表された。
想定外の展開に戸惑う山本くん。
1時間近い説得の末行動宣言することが決まった。
友達には行動宣言することを絶対に知られたくない。
一緒に宣言をする学級代表の仲間とこっそり集まり何を宣言するか相談。
音楽の合唱の練習してたんやけどふざけて、何なんあいつらってな感じなってて…。
少しずつ行動宣言を書き上げていった。
本番前日最初で最後のリハーサル。
行動宣言は書けた。
あとは話すだけ。
少し余裕気味だったのだが…。
みんながなじみやすい雰囲気を作ることでいじめも自然になくなっていくと思いました。
アドバイス。
決まりすぎてるかな。
だめ出しを受けたままたった一度しかない練習を終えてしまった。
その日の夜、担任の新井先生は山本くんの家に電話をかけた。
ちょっと、まだ不安が残る内容であったらもし、あしたあれやったら朝、ちょっと早めに来てもらって練習したいなっていうのがあって。
そこまで思ってくれてるんやったら。
なおさら成功してほしいなと思いますけど。
先生たちも集まって最後の練習につきあってくれる。
この学校には、正しい…あ、あかんわ。
朝学活が始まるぎりぎりまで練習は続いた。
山本くんの給食はほとんど手付かずのまま。
全校生徒577人を前にした集会が始まった。
あの舞台に立つのかと山本くんの緊張が高まる。
そして…。
2年生に行動宣言をしてもらいたいと思います。
では、2年生、お願いします。
いよいよ山本くんたちの出番がやってきた。
ちゃかされたりしないだろうか。
野次が飛んではこないだろうか。
2年5組、山本こうへいです。
僕の行動宣言は周りの人に気を配ることです。
この学校には悪いノリになったとき正しい意見を言いたいけど言えずにいる人や場の空気になじめない人がいると思いました。
その人たちに自分からしゃべりかけていきみんながなじみやすい雰囲気を作ることでいじめも自然になくなっていくと思いました。
この行動宣言にした理由は自分は今まで意見を言えずにいたのでそれを自分から変えていき意見を言えずにいる人たちにも意見を言いやすい雰囲気を作りたいと思ったからです。
なので、僕は、これから周りの人に気を配っていきます。
これで僕の行動宣言を終わります。
(拍手)正しい意見を言える雰囲気を自分から作っていく。
学級代表としての決意を言い切った。
思いはみんなに伝わったのだろうか。
クラスメートの何気ないひと言に笑顔がこぼれた。
集会のあとは教室に戻りいじめについての話し合いを取り仕切らなければいけない。
真剣に考える空気が作れるのか。
学級代表にかかっている。
ところが集会が終わった解放感で教室はだらけた雰囲気になっていた。
そのとき…。
山本くんが勇気を出して初めて、みんなの前でクラスメートを注意した。
やすとも。
やすとも、起きやもう面倒くさい。
いつもは、にぎやかな2年5組。
でも、この日は誰一人おしゃべりをしなかった。
そして、あのばらばらだった音楽の授業。
男子たちが少しおしゃべりをしていたときだった。
ふざけてしまう雰囲気を注意する生徒が現れた。
2年5組の学級代表山本くんの勇気は少しずつクラスに広がり始めた。
すばらしいですね。
高橋さんもVTR見ながら気持ちが分かるってすごい言ってましたね。
ひと事じゃなかったですね。
やっぱり、勇気を出したいけど出せない…。
でも、その自分を変えたいって山本くんはずっと思ってたと思うんですけどそれはやっぱり周りの先輩たちがじゃあ、こういうふうに経験を積ませればいいんだ勇気を出させてあげようってアシストもよかったですしそれに応えようとする山本くんの気持ちだったりとか。
どれだけできたかじゃなくてどれだけやったかっていうのがやっぱり自信と経験につながると思うのできっとクラスとの中でも勇気を出したいんだけど勇気が出せない子たちがいたと思うんですけど山本君が勇気を出したことによってそのスタートラインが一個、切れたのかなと思いました。
山本くんが勇気を出したあとって、みんなも勇気が…。
言いやすい雰囲気になったんですよね。
これが不思議ですよね。
音楽室の雰囲気ってたぶん、皆さん見てああ、って思ったんですけど男の子ってああいうふうになるんですよね。
ちょっとふざけるのが格好いいとか思ったりもしますしああいう雰囲気を変えるっていうのは難しいことだったと思うんですけど無事、本当にがらっと変わってみんなが練習していたんで。
すごいなというふうに思いました。
また山本くんが頑張ったこと褒めてくれる子が現れたっていうのが。
格好よかったぞって。
そのひと言がすごいまた、さらに勇気ももらえるんじゃないですかね。
高橋さんもそういう経験いっぱいあるんじゃないですか。
みんなの前で勇気を出さないといけないっていう。
山本くん、今スピーチをしてましたけど、私もみんなの前でしゃべることが多いのですごく緊張するんですね。
始まる1時間前気持ち悪くなってごはんが食べれなくなったりとかするんですけどでも、しゃべりきったあとっていうのは本当にすがすがしいっていうかやった、自分はできたんだって。
だから、山本くんも自分を褒めてあげてほしいなと思いました。
自身、持ってほしいですね。
それではここで再びノックアウト隊を呼んでみたいと思います。
佐々木さん、大森さん。
番組が始まって30分近くがたちました。
すでに1581件の行動宣言をいただきました。
ありがとうございます。
ここで、これまで番組に寄せられた行動宣言を紹介したいと思います。
かわいいイラスト付きで送ってきていただきました。
こちらもご覧ください。
番組ホームページからも直接、行動宣言を受け付けています。
このように紹介していきますので皆さん、どんどん送ってください。
待ってます!
この夏、全国各地で子どもたちがいじめについて考えるサミットやフォーラムが開かれました。
東京・杉並区ですとか大阪・寝屋川市兵庫・赤穂市など番組がざっと調べただけでも100以上あったんですね。
その中で今回、三重県桑名市でサミットにお邪魔しました。
VTR、ご覧ください。
三重県桑名市で行われた3市中学生サミット。
地元・桑名市と友好都市の埼玉県行田市福島県白河市の中学生が2泊3日をかけていじめについて話し合う初めての試み。
全く知らない子同士が集まった中開会宣言に立ったのは桑名市の中学3年生・ほのかさん。
本日は遠いところから桑名市にお越しいただきありがとうございます。
ほのかさんには今回のサミットに懸ける強い思いがあった。
話し合いのテーマはいじめを減らすために何ができるのか?グループになって考えていく。
緊張をほぐそうと明るくふるまう、ほのかさん。
話し合いの口火を切ったのもほのかさんだった。
誰かに助けてほしかった。
その思いを聞いたメンバーたちは…。
いじめを見ても動けない。
そんな本音がみんなの口から出てくる。
ほのかさんはいじめが、いつ終わるか分からない状況の中でどんな気持ちだったかを語りだした。
本当、超…超変わった。
超変わったよ。
ほのかさんが話していると突然…。
いじめられる側ではなくいじめを見ていた自分たちこそ変わるべき。
そんな後悔が押し寄せてきたという。
話し合いが終わって友好を深めるための花火大会が開かれた。
企画したのは、ほのかさんたち地元・桑名市の中学生。
こんな思いが込められていた。
誰とでも仲よくなって笑い合えれば、いじめは起きない。
そう願って企画したはずだったのに…。
ほのかさんは一人バスに残ったまま。
バスで移動中気分が悪くなってしまったらしい。
サミットでうまく気持ちを伝えることができるのか。
不安と緊張で昨夜は一睡もできなかったという。
終了間際。
ほのかさんにも少しずつ笑顔が戻ってきた。
みんなが、ほのかさんのためにと残しておいた花火に火がともされた。
最後に、みんなで考えた一つの行動宣言。
自分たち一人一人が変わればいじめは減る。
そんな決意が込められていた。
どうでした。
そのほのかちゃんの勇気というかやっぱり、人に何か自分の体験を伝えるっていうのはとても勇気がいることですし一睡もできなかったでも、笑顔で気さくに私はこうだった周りに助けてほしかったんだ。
だから、みんなも変わってほしいんだっていう思いを伝えた勇気っていうのはすごく周りの人たちにとてもいい影響を及ぼしたと思いますし前の女の子泣いてたりもしましたけどやっぱり、どこか勇気を出すのが怖かったりとかもしかしたら、自分が標的にって思うけどそういう体験者のことばを聞いたらそうじゃだめなんだ。
自分だって、少しぐらい勇気をっていうきっかけになりましたよね。
佐々木さん、どうでしたか。
私もいじめられていた側なんですけどやっぱ、いじめられたときはすごく急に始まったので何がいけなかったんだろうっていうか…。
分かんなくて理由も。
やっぱり、私は気持ち伝えられなかったんですけどでも、こういうVTRを見てそういう、勇気をもって話したりとか、そういう周りの人の気持ちとかを考えながら行動したいなって思いました。
ほのかさんの話を聞いて本当にいじめられている側じゃなくていじめを周りで見てる側が変わることの大切さ。
そこがすごく大事なんだなっていうことをみんなが気付いてましたよね。
よく番組でも傍観者の数が多いっていうふうに言ってましたけど周りの人が変わることで雰囲気が変わったりとかやっぱり、主犯の人がいるから怖くなってしまうかもしれないですけどみんなが力を出してみんなが勇気を出して声をかけ合えば絶対、変わると思うので。
ぜひみんなも一歩踏み出してほしいなとすごい思います。
現在、ほのかさんへのいじめは先生方の協力もあって解決しています。
ほのかさんは自分と同じ思いをする人が出てほしくないという思いで校長先生や担任の先生に相談しながら無理のない範囲でサミットや人権フォーラムなどで体験を語っているということなんです。
ほのかさんが、一番つらい思いをしていたとき相談に乗ってくれていたのは担任の先生だったそうなんですね。
やっぱり、誰か自分の気持ちを分かってくれる人に話すっていうのはすごく大事ですよね。
身近にいればいいんですけどね。
もし、身近な人にはあんまり相談したくないなという人にはこういう窓口もあります。
いじめだけではなくてどんな相談でもオーケーだということです。
子ども人権110番とチャイルドライン電話料金はかかりません。
番組ホームページには今、とってもつらいなんとかしてほしいというようなお便りも実はたくさん届いてるんですよね。
今、きっとつらい現状にある方もたくさんいると思うんですけど先ほども言いましたが、やっぱり誰かに思いを打ち明けるといいますか今、自分はこういう状況なんだ実はこういうことがあったんだそれは家族なのかもしれない友達なのかもしれないきっと誰か近くにいると思うのでそしたら、気持ちが少しでも楽になるのかなというふうに思いました。
私たちも少しでもつらい思いをする人を減らしていくことができるようにこの夏、高橋さんとノックアウト隊メンバーが中学生と一緒にいじめを減らす勇気について考えました。
この日全国各地から集まったのは13人の中学生たち。
高橋みなみとノックアウト隊もやってきた。
いじめを減らすためにどんな勇気が出せるかを徹底討論。
まずは高橋さんからこんな質問が。
お、男の子2人が手、挙げました。
2人です。
僕は小学校のころにいじめを受けていてデブとか言われたりしたんで。
でも、お母さんに相談したら…その相手に言ったの?私は、どちらかというといじられる側で大人数で言われてしまうといじられてることは分かってるんですけど、それがいじられてることじゃなくて本当に言われているような気がしたりして…いじられたときでも「やめて」と言いづらいえみさんの本音。
すると…。
AKBもそうだけどさメンバーで話してていじる、いじられみたいなあったりするんだけどそれに対して、ちょっとあまりにいじられすぎるとえ、そんな言う?みたいなときは、どっかあって。
空気、読めないかと思われちゃう。
なんかね。
悔しいよね、でもね。
なんで、私が笑ってなきゃいけないんだろうみたいなときって、やっぱりすごくあると思うんだよね。
え?みたいな。
いや、まじになんないでよみたいな空気になるのが嫌だから。
いじめや、いじりをやめてほしいものの被害者側が勇気を出すのはなかなか難しい。
では、どうすればいいのか。
僕が思うには…。
お。
ふうた、切り込むね。
仮に自分が、いじってる人の立場になって考えてみるといじられてる人からそういう真顔でちょっと、やめてよって言われるよりかは傍観者…被害者ではなく傍観者が動くべきだ。
ふうたくんがこう主張したのには訳があった。
僕は小6のときに実際にいじめられてる人をいじりとかじゃなくて完璧にいじめられてる人を見たことがあるんですけど…恐怖心というかそういうのがあったんで結局、何も自分ができなくて。
で、中学になって結局、その子とは離れちゃってで、何もできないまま結局、別れちゃったんで今、少し後悔してます。
そうだね、あのとき何かできてたら何か変えられたかもしれないっていうのは、すごく思うよね。
もう後悔したくないという思い。
そこで傍観者が出せる勇気について考えることに。
いじめ見ちゃったな…。
ほぼほぼだね。
みんなだ。
傍観者の人数って、すごく圧倒的に多いと思うんですけどどっちにも転べると思うんだよね、その人たちって。
まずはいじめられている人に対して出せる勇気についてみんなでアイデアを出し合うことに。
僕は最初にまずいじめられとる子に周りが、いないところとかで話、聞いてあげてまず、僕は敵じゃないからってちゃんと君の味方だからねっていうことをしっかりと伝えてあげて。
一人でいたら、すごい怖いこともいっぱいあると思うからちゃんと話を聞いてあげてこれから、どうしたいかをちゃんと聞いて、それからいじめをなくせるように動きたいと思います。
私も、いじめられていたからやっぱり、そのときに誰か一人とか、すごい…話を聞いてくれる人がいるだけで心とかが、そういう、ちょっともやもやが消えたりとかそういう、やっぱり…そうですね…安心感というか。
私もどちらかといえば、ちょっといじられキャラっていう感じでもういいってみたいな感じになることがあってそういうふうに思ってたときにもう一人の友達が、ちょっとやめといたらみたいな軽いノリでちゃちゃとか入れてくれてそのおかげで、ちょっとその場がいったん、収まってそれですごい助かったなと思って。
寄り添ってくれることも大事だけどやっぱり動いてほしいというれなさんの意見。
そこで今度は傍観者がいじめてる人に出せる勇気について考えてみることに。
やっぱり、周りが伝えてくれるっていうのもすごくありがたいことだし。
これ、どうしたらそんないじめてる側に行動を起こせるのかな。
自分なんか口が弱いほうなんでばーって言われちゃうとなんも言えないんですよ。
自分、言えないからメールで言ったんですよ。
そしたらあっちが納得してくれて急に。
最初はメールからでも自分の思っていることを伝えたほうがいいのかなって思いました。
いじめてる人がいるんだったらメールで軽いノリで、ちょっと最近、クラスの雰囲気どう?みたいな感じで聞いて。
ちょっとあいつ、うざいんだよねみたいな返事とかが、きたりとかして。
ちょっと何か嫌がってるように見えるけどなみたいな感じで送って。
1回、私がそういうメールを送ってそのいじめみたいなのがなくなったことがあってちょっと効果あったのかなって思ってます。
メールってすごくいいと思うんですけどやっぱ口で話してるのとは違うと思うので。
打った側は、すごく優しく呼びかけたつもりでも相手、読んでるほうはきつく捉えちゃったりとかして…。
伝わり方が難しいよね。
メールは勇気が出しやすい。
でも、うまく伝わらないこともある。
例えば、いじめてる人が2〜3人のグループやったとしたらそれを2〜3人より多い人数で集めてそれ、おかしいちゃうんみたいなことを言えば1人で言われるよりも気付きやすいと思うし勇気を出そうかどうか迷っている人がいっぱいいると思うんでその人たちも、みんな誘ってできるだけ大人数でいったら相手も気付きやすいと思います。
直接、言えばいいしかも大人数で。
と、ここで直接言わなくても伝わるアイデアが。
誰かが冗談でその子のコンプレックスというか気にしてるところを言ったりして周りは笑ってるんだけど私たちのクラスでは誰かが言っても、そういうのは笑うことじゃないから笑わないようにはしてます。
いじめる側に態度で示すという方法。
僕が思うのは一人でもできることなんだけれども紙に、お前、いじめとんちゃうんみたいな感じで。
で、名前のところ書かずに…。
匿名で手紙を出す作戦。
しかも…。
名前のところ書かずに、適当に「正義の味方より」とかでもなんか書いて、それを…。
うそでしょ。
正義の味方…。
絶対、字でばれるって。
字でばれるって。
そこは、まあちょっと書いてそれをいじめてるやつの筆箱なりロッカーなりに入れといたらあ、なんかきてるわ。
この時代に手紙かよみたいな感じで。
ショックだよ、たぶんラブレターかと思うもんね。
ほんで、見たらえ?みたいな感じになって。
あ、かもな…みたいな感じで相手の心にちょっと響くかなみたいな思いました。
なるほどね。
どう?確かにっていう、ことば出たけど。
真面目になりすぎるとなんか、いやいやってなるかもしれないけどそういう紙とかだともしかしたら、誰が書いたかも気付かないかもしれないしあ、そうかもって逆に思うのかなって。
無言の威圧だよね。
なんか、すごく。
きたら、どうする?きたら…。
なんか、怖いですよね。
ちょっと怖いよね。
そういう行動が次の日からしにくくなる。
何かを伝えるっていうことがすごく大事なのかなっていうのは私自身も今、思ったし。
やっぱり、その手紙で言うっていうさ、ゆうまくんさ正義のヒーローって書きますよみたいなのだってそれも一つの手だと思うんだよね。
手段というか。
どれがさ正解かなんてないじゃんいじめに対して。
マニュアルがないから。
無視されたら、こうしましょう。
こうしたら絶対よくなりますっていうことは絶対ないので。
今のは、ちょっとしたヒントなんだけどみんなで出していった。
みんなで考えた傍観者が出せる勇気がこちら。
ちょっぴり難しいと思っていたいじめている人に対しての勇気も6つ出た。
ほかにもどんな勇気が出せるかみんなも考えてみて。
サミットはこのあとも、まだまだ続きます。
いろいろとおもしろいアイデアも出てきましたね。
すごく斬新でしたね。
あの会議、サミットで初めてお会いする子たちだったのでその子たちといじめについて考えるっていうのもすごくおもしろい試みだなとも思いましたし。
みんないろんな意見を持っていて…。
すごい斬新なアイデアというか。
正義の味方だなんて。
あれは自分では思いつかない方法だったので。
最初、えーって言ってましたけど話を聞くとすごく、あ、なるほどなそういうふうな伝え方もあるんだなって思いました。
どうだった?
私の頭の中にはない発想で、だけどそういうやり方もあるんだなって思いましたね。
悪いっていうのを伝えてるんですけどその中にも優しさがある感じが伝わってる…。
こういう勇気なら出せるかもっていう…。
さっきも言ったんですけど正解はないので傍観者の人数が多い。
だからこそどういうふうにしたら勇気が出るのかっていうのを皆さんへのヒントになれば…。
状況によっても違うと思いますしね。
何か使えるのものがあるかもしれないですね。
このあと、55分からは5分間「手話ニュース」をお送りします。
「いじめをノックアウトスペシャル」は20時から再開しますのでぜひご覧ください。
行動宣言に参加してくれた全国の学校の名前を一挙にどーんと紹介もします。
どうですか、ちょっと何校出てくるか。
楽しみですよね。
どれぐらいの学校数なんでしょうか。
県単位でも参加してくれるところもありますのでぜひ、楽しみにしていてください。
2014/09/20(土) 19:00〜19:55
NHKEテレ1大阪
いじめをノックアウトスペシャル 第4弾 ちょっとの勇気が世界を変える!? 前編[字]

AKB48の高橋みなみさんと一緒に“いじめ”について考える番組のスペシャル第4弾!今回のテーマは「いじめを減らすためにどんな勇気が出せる?」。行動宣言も募集中!

詳細情報
番組内容
今年で2年目を迎えた“NHKいじめを考えるキャンペーン”。その目玉企画、100万人の行動宣言は、いじめを減らすためにできることを言葉にして宣言する取り組み。全国の学校で参加校が急増中。今夜、何万件の宣言が集まるのか!?番組では「いじめを減らすための勇気」について、高橋みなみが実体験を交えながら、中学生たちとガチトーク!ちょっと勇気を出すヒント満載。行動宣言募集中→nhk.jp/ijimezero
出演者
【出演】高橋みなみ,大森美優,佐々木優佳里,名取稚菜,【司会】首藤奈知子,【語り】相沢舞

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:32211(0x7DD3)