…発生
すさまじい津波が東北三陸海岸を襲いました
豊かな海の幸を全国に届けて来た一大拠点は…
ここ宮城県石巻市も甚大な被害を受けた港町
津波により多くの漁船が失われ…
この未曽有の大震災の7か月前である…
『青空レストラン』は…
(宮川)どうもこんにちは!
(岩間さん)こんにちは!
出会ったのは漁師の岩間常保さん
その腕で狙うは石巻沖で取れるブランド金華サバ
あ〜来た!来た来た来た…!
(松尾)あ〜出た出た!よっしゃ!
(松尾)なかなかデカい!よっしゃ〜!!
(松尾)お〜来た〜!よっしゃ〜!
(加藤)うわ〜すげぇ!デッカ!
宮川も岩間さんのおかげで超大物を釣り上げることができた
来た〜見事!一番!
そして奥様のるみさんには…
うわ〜!
金華サバで作るごちそうを振る舞っていただいた
うわ〜!
(松尾)めっちゃうまいです!何だこれ!
まさかあんなことが起ころうとは
初めてあ〜…。
津波により…
32年間ひと筋に打ち込んだ…
ホントに助かっただけ…。
あれから3年
この夏宮川は名人岩間さんを訪ねた
すると…
やっとですよね。
(るみさん)やっぱり…。
どうにか…。
…かなっていう感じですね。
そうですねホンマに。
そこにはようやく取り戻した2人の笑顔があった
うわ〜名人。
その3年間を追う
やりましたね。
はいやっと…やっとです。
震災から4か月後宮川は被災地石巻を訪ねた
あ〜どうも!
気になっていたのはお世話になった名人達の安否
お久しぶりです。
(るみさん)どうも。
よかったですね。
はい。
これでもすごいですね。
ガ〜っと押し寄せて…。
そこんとこただダ〜っと…。
もうあと何も考えね…。
ホントに助かっただけ…。
一命を取り留めた岩間さん
次に頭をよぎったのは…
…のこと
確認できたのは震災から2日たった3月13日
…って言われた時に。
…って一瞬思った。
結局…。
…っていうことを言ってたわけさ。
でもやっぱりあとは…。
…って思って。
初めてあ〜…。
ちょっとね…。
いや分かります。
そして30歳の時一人前になった証しに船を購入
自分の名前からひと文字取って「常丸」と名付けた
以来20年間共に大海原を駆けた…
また唯一の収入源でもあった
生活のためにも…
しかし再び常丸クラスの船を持つには4000万円以上
岩間さんにそのお金はない
50歳にして転職も考えた
分かります。
岩間さんは大きな借金をしてでも船を買い漁師を続けることを決めた
またやります。
いややめてください…。
だが1人の力では…
…がある
水産業は漁師だけでなく魚介を水揚げする港さらにそれを買い取る仲買人や加工業者で成り立っている
しかし日本第3位の水揚げ高を誇った石巻港は浸水と地盤沈下で機能停止状態
さらにほとんどの水産加工業者が津波により壊滅
でも物が売れませんではただ…。
ホンマですよね。
それが…。
途方もなく…
しばらくは港に散らばった…
…をする日々が続いた
復興に向け立ち上がったのは岩間さんだけではない
会いたかったですよかったです。
震災前人気だったのが…
津波によって工場は破壊され缶詰は泥に埋まったが…
(木村さん)震災で…。
左に倒れるの右に倒れるのなんてそれもどうだっていい。
極上の金華サバのしめ鯖を作っていた猪又屋の若社長…
やはり工場は壊滅した
(猪又さん)と言ったから…。
そして…
多くの人々の頑張りによって少しずつ石巻の漁業復興の兆しが
生き残った種を育て…
さらには…
う〜わ大きい!
カキも
見事なカキですね。
うわ〜すごい!これこれこれ…!ここも…。
…いう感じですね。
うわ〜!うまそう。
うわっ!うま〜い!・「うま〜い!」よかった〜・うまっ!…いいと思います。
そして…
えっ?よかった。
よかったですね。
うれしい。
そうですね。
めっちゃうれしいですね。
はい先の…。
そうですね。
やっとどうにか。
いくらかね。
だが翌年の7月になっても…
造船所への…
岩間さんは仲間達と共有する小さな船で…
そして…
岩間さんは福島県いわき市の造船所へ
(るみさん)おはようございます。
おはようございます。
ようやく新しい船作りが着工するという
そうですね。
造船所の方と設計の相談
こんな感じで上げてもらうことは…?
漁師歴30年以上のこだわり
ここんとこほらロープも出てくから…。
ついつい熱くなる
はいすいません。
作業場に向かうとそこには建造を開始した岩間さんの船が
この3年間でそれを嫌というほど思い知った
(るみさん)大体20年ぐらい乗ったもん。
やっぱり結構辛いねこの写真はあんまり…。
いやいや辛い辛いダメだやっぱ。
この写真ね。
結局他の人はね…。
みんなほら海さ浜に…。
ああいう時キツイんだよ。
ようやく3年間止まっていた…
…んじゃないのかなって思います。
やっぱりちょっと…。
…かなって思います。
そして石巻の復興も進む
津波と地盤沈下により一時壊滅状態であった石巻港
現在はご覧の通り
以前の規模にはまだ及ばないが水揚げセリが行われるようになった
そして水産加工業は震災前のおよそ60%に当たる53社が再建
番組でお世話になった猪又屋も…
もう僕感動してます。
(及川さん)そうですか私も。
さらに…
…もまたすでに新たな工場を稼動させ自慢の金華サバの味噌煮缶を全国に届けられるようになった
そして…
どうも〜ご無沙汰しております〜。
お元気ですか?うわ〜どうもどうも。
お久しぶりですご無沙汰しております。
何かこの前より…。
何かねっやっぱり名人もそうですけど…。
ハハハ…!今日ハハハ…!すごいね…。
やっとですよね。
でもやっぱり…。
どうにか…。
そうですねホンマに。
やっぱり…。
それが一番だね。
その船っていうのはそちらで造られてるんですか?ちょっと…。
行きましょう!
そしていよいよ…
いや出来た。
うわ〜名人。
うわ〜!出来た〜!うわっカッコいい!ピッカピカですねやりましたね。
はいやっとやっとです。
やっとやこっからや。
岩間さん…
ホンマに船に対する思いとかねっ。
何でやろうなと思ってたんですけどホントに…。
思いが違う…。
そうですね。
どっちかっつったら…。
どっちかいうたら。
ねぇやっぱこの船がないと…。
(るみさん)それもできないもんね。
財産。
財産だね。
乗っていいんですか?うわ〜うれしい!いや〜おめでとうございます。
うわ〜キレイ!うわ〜!さらぴん。
うわ〜なるほど。
ホンマに…。
ホンマにねもう…。
やっと仕事できるなぁって。
そうですね。
この辺の…。
そうですねもう…。
今日ここに来ることになって…。
気持ちで…。
ちょっと作って来たものがございまして。
こちらなんですけれども…。
いやいやいいですか?ちょっと開けてみてください。
すいません申し訳ございませんじゃあ開けて…。
すいません。
それは大漁旗
広げていいですか?どうぞ広げてください。
大したものではございませんが気持ちはみんなで込めました。
申し訳ありません。
ワハハハ!え〜すいません。
宮川がデザインを考え絵付けもした
ここ見てください七福神が持ってる…。
普通ここ鯛じゃないですか。
サバですかハハハ…!金華サバを描かせていただきました。
一度は…
しかし岩間さんは自分の人生を取り戻すため再び海へ出る
何かうれしいな。
いいね。
たなびいてるというかいいですね。
うわ〜いいな。
…の始まり
この後名人あれですか?そうですね。
今多分神主さん来てるからもう始まる時間だから…。
新しい船の門出を祝う…
神主を招き船の安全と商売繁盛を願い祈りをささげる
この日は多くの親戚や知人も駆け付け祝福してくれた
あ〜!わ〜!
そしていよいよ…
あ〜やっと3年ぶりだなこれはいい。
震災から3年
うわ〜…いよいよ名人。
いよいよ出発。
いよいよですよ。
あ〜来た!あっ入った浮かぶ。
・はい浮かんだよ・来た〜!
(拍手)おめでとうございま〜す!
(拍手)
(拍手)おめでとうございま〜す!
(拍手)
(拍手)すご〜い!
(拍手)
(拍手)おめでとうございま〜す!
(拍手)かけるよ。
いよいよエンジンに火を入れる
(エンジンの点火合図音)
(エンジン音)やった〜!バンザ〜イ!・おめでとうございます!・名人やった〜!
(拍手)
そしてあるじ岩間さんが勢いよくかじを切る
(汽笛)
常丸は出港
いってきま〜す!お母さんいってきます!アハハ!頑張って…。
ずっと待っていたこの瞬間
ようやく帰って来たこの場所
あ〜やっと…。
これはいい。
ホホホホ。
最高ですねマジで。
船も人生も全力で走れる時がやっと来た
3年と3か月ぶりに…。
そうですよね。
やっぱ長かったですか?長かった。
3年3か月。
やって行けんのかなって考えてみたりもするっちゃ。
ご家族の支えもあって。
そうだね。
やってもらったし…。
ねっ。
何か今まで…。
ホントですか?スッキリする。
いやよかったですね。
ハハハ。
いや〜うれしいです。
最高だね。
もう何かホンマ…。
何かね。
何かね…。
早く仕事仕事したい。
いっぱい取れたらいいですもんね金華サバ。
うまいな〜あれは。
人生の大半を過ごし…
その海が…
それでもこれからの人生海と…
それが…
ただいま〜。
30分の短い航海を終え帰港
ホントにおめでとうございます。
ありがとうございます。
何かこうね感無量でございますありがとうございます。
出港して行く常丸見てはって。
うれしかった。
ねぇ!いや〜だいぶ感動ですよこんな…。
いやよかったですねうん。
ここからちょっと漁に出てねホンマ…。
(るみさん)あっそうだハハハ…!そうですよねう〜ん。
そして…
カンパ〜イ!カンパ〜イ!
支えてくれた皆様達と門出を祝う乾杯
・うま〜い!・
(拍手)うま〜い!
(拍手)うまい!おめでとうございます。
(宮川の声)やっぱり皆さんうれしかったんじゃないですか?そうですねぜひ…。
はい。
ぜひ来てください。
岩間さんは…
きのこ界にニュースターが誕生
その名も…
これはデカい!
(ジュニア)うわっ硬っ!茎のとこも硬いですね。
炒めても揚げてもうまいバイリング
その実力がベールを脱ぐ
うま〜い!
(ジュニア)おいしいね。
これ今後来ますね。
2014/09/20(土) 18:30〜19:00
読売テレビ1
満天☆青空レストラン/宮城編[字]
東日本大震災から3年半。以前番組でお世話になった宮城県石巻市の漁師さんは津波で船を失った。だが今年に入り新しい船が完成。再び漁師として生きる決意をした復活の物語
詳細情報
番組内容
宮城県石巻市の金華サバ漁師、岩間つねやすさん。岩間さんは2010年に青空レストランに出演。金華サバをはじめ、三陸・石巻の海の幸を捕えるベテラン漁師でした。しかし、長年連れ添った船を東日本大震災の津波によって失ってしまいます。あれから3年半、名人の新しい船が誕生。その知らせを聞き、宮川は新たな大漁旗を届けに、岩間さんを訪ねる。再び漁師として生きる決意をした岩間さんの復活の物語をお伝えします。
出演者
【MC】
宮川大輔
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
ステレオ
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32725(0x7FD5)
TransportStreamID:32725(0x7FD5)
ServiceID:2088(0x0828)
EventID:40770(0x9F42)