ウェークアップ!ぷらす 2014.09.20

アップルの最新スマートフォン、iPhone6と6プラスが、きのう販売開始に。
店舗では華々しくイベントが行われ、まさにお祭り騒ぎ。
ただ、一部の店舗では、在庫切れに怒った中国人が押し寄せ警察が出動する騒ぎなども。
根強い人気のiPhone。
1週間前から並んでいたという、こちらの男性は。
期待してずっと待ってたんで、めちゃくちゃうれしいです。
最高です。
そこで街で聞きました。
苦労して手に入れたもの、なんですか?
スパイクですかね。
スパイク?
小学校のころ、サッカー部だったんですけど、自分が欲しいのがすごい高くて、肩もみとかずっとしましたね。
ずっとなんか、とりあえず買ってくれるまで。
水泳の部活だったんですけど、大阪大会で3位とったっていうのは、すごい苦労して、本当に勝ち取った話かな。
泣き続けながらも、泳がされ続けたんで。
子どもですね。
結婚したあとも、単身赴任が続いてたんで、子ども欲しかったんですけど、なかなかできずに。
かわいいですね。
スマホで明暗。
モバイルコミュニケーション分野における中期計画を見直した結果、2014年度の連結業績見通しを下方修正いたしました。
今週水曜日、ソニーは、今年度の最終損益の見通しを500億円の赤字から、2300億円の赤字に下方修正。
1958年の上場以来、初の配当見送りを決めた。
業績悪化の原因は、スマートフォンの販売不振だ。
慢性的な赤字に陥っているソニー。
ことし2月には、パソコン事業から撤退。
テレビ事業も分社化するなど、改革を進め、スマートフォン事業に活路を見いだそうとしていたが、中国勢の格安スマホなどに押され、低迷。
中核事業の見通しの甘さが露呈した形だ。
ソニーは再び、生活をわくわくさせる製品を生み出し、かつての輝きを取り戻すことはできるのか。
ますます高価に?絶滅のおそれが指摘されているニホンウナギ。
その資源保護のため、日本、中国、韓国、台湾は水曜日、稚魚のシラスウナギの養殖量を、昨シーズンより2割削減することで合意。
ことし11月から適用される。
気になるのは、価格への影響。
養殖業者は。
2、3000円するウナギが、場合によっては、1000円とか上がる可能性はありますよね。
今回の規制について、水産庁は、ウナギを持続的に食べられるようにするための措置。
例え価格が上がることがあっても我慢してほしいとしている。
やっぱりうそだった。
195回行きました。
301万円支出させていただきました。
日帰りでございました。
涙ながらに政務活動費の支出は正当だと訴えていた、野々村竜太郎元兵庫県議。
しかし、警察の任意の事情聴取に対し。
出張はほとんど行っていない。
さらに、切手代として計上した250万円は金券購入に充て、初当選からの3年間で受け取っていた政務活動費1684万円については、ほとんど政務活動に使わなかったと供述しているという。
うその収支報告書を議会事務局に提出した理由について、野々村元県議は。
簡単に認められたので、続けた。
一度受け取った金なので、返したくなかった。
警察は、詐欺などの容疑で書類送検する方向で調べを進めている。
独立は幻に。
おととい午前7時。
今、投票所と書かれた紙が設置されました。
注目の投票が、いよいよ始まります。
イギリス北部、スコットランドの独立の賛否を問う住民投票。
投票前日の世論調査では、反対48%、賛成43%と、その差は僅か5ポイント。
果たして運命の結果は。
反対55.3%、賛成44.7%と、およそ10ポイントを超える差がつき、反対派が勝利。
敗れた賛成派の指導者は。
イギリスのキャメロン首相も。
今後はスコットランドの自治権拡大をどの程度認めるか、そして連合としての結束をどれだけ取り戻せるかが課題となりそうだ。
イギリス分裂の危機は回避されたが、スペイン北東部のカタルーニャ自治州では11日、独立を問う住民投票を求める、数十万人規模のデモが行われるなど、独立運動の機運は、ほかの地域にも飛び火している。
おはようございます。
9月20日土曜日、ウェークアップ!ぷらすです。
スコットランドの住民投票、独立かどうか、16歳以上が全員投票できて、たった1票差でも、国が独立するかどうかが決まる。
民主主義ってすごいなと思う一方で、恐ろしいシステムだなという感じはしましたが。
さあ、日本の民主主義はどうかということで、その中の現在の安倍政権のキーマン、きょうは生で経済どうするの?外交をどうするの?それから拉致、どうするの?じっくり伺いたいと思います。
さあ、その前にきょうはこちらです。
広島の土砂災害から、きょうで1か月がたちました。
きょうは現場に坂木キャスターが行っています。
坂木さん。
広島市安佐南区の八木地区に来ています。
こちらは土砂崩れが起きた山のすぐそばなんですけれども、この位置までは、これまで重機による捜索活動や撤去作業など行われていたため、なかなか取材陣は入ってこられなかったということなんですが、今週に入って、ようやく入ってこられるようになりました。
そばを見てみますと、このように、土砂に流されて、横倒しになった車がそのままありましたり、こちらには、がれきもありますね。
生活雑貨などもありますし、こちらには時計があるんですが、恐らく土砂に流されたときのままの時刻になっているものと思われます。
3時15分を指しています。
そのほか、衣類などもあり、ここに人々が暮らしていた、そこに生活があったということは分かります。
そしてあちらもご覧ください。
たくさんの大木やがれきが山積みになっています。
そしてその隣に、少しスペース空いているんですが、あちらには、アパートがあったということなんですが、今は跡形もなくなってしまっています。
そして、このがれきの山の隣には、あちら、県営住宅があるんですね。
こちらの県営住宅の下のほう、ご覧いただくと、花が添えられています。
実は今週、こちらで新たに1人の遺体が見つかりました。
最後の行方不明者となっていた、大屋弘子さん67歳であると、きのう判明しました。
これで行方不明となっていた方、すべてが発見され、死者の数は74人となりました。
8月19日から20日にかけて、広島市を猛烈な雨が襲いました。
安佐北区では1時間当たり120ミリを記録。
その猛烈な雨によって20日午前3時ごろから、各地で土砂崩れが起きました。
土石流は時速100キロ以上ともいわれる速さで次々と住宅を押し流し、安佐南区、安佐北区では甚大な被害が出ました。
あれから1か月。
住民、警察、消防、ボランティアの懸命の復旧作業の末、住宅街を覆い尽くしていた土砂やがれきの多くが撤去されました。
生活の足として使われていたJR可部線も再開し、町を行き交う車や人の数も増え、一部では、日常を取り戻した風景も見られます。
ただ、住宅街を少し山手に行きますと、多くの場所で、土砂の撤去作業が今も行われていて、生活再建は一歩を踏み出したばかりです。
そして現場の周辺では、家の全壊とはならなかったものの、大量の土砂や大木が流れ込んだ家があるんですね。
土砂は撤去できたとしても、いまだ断水が続く世帯もありまして、生活ができる状況にありません。
そういった家の方々は、近くの小学校や公民館、そして市が借り上げた住宅などに避難しているということなんです。
きのう取材した、安佐南区の佐東公民館では、いまだ18世帯36人の方が避難生活を余儀なくされています。
この1か月間で、さまざまな生活物資や入浴サービスが供給され、日々の暮らしに大きな支障は出ていないと話す方が多い一方で、自分の家に戻れるのか、そもそも戻っていいのか、大きな苦悩を抱えています。
奥の部屋、今片づけたら、泥が、もうこんなに。
このぐらい。
もう何杯もの泥で外へ出すような状態で。
いつまた同じような災害が起きるかどうかいうことでね、それがまあ一番の心配がありますよね。
というように、やはり今後、生活の場をどうしていくのかというのが、被災者の方々にとって、大きな不安要素となっているようです。
ここで、発生当初から取材を続けられてきた広島テレビの長島記者に聞いていきます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
長島さん、今もありましたように、被災者の方々、生活への不安があるようですが、生活再建の補償というのは、どうなっているんでしょうか。
お金の面で言いますと、生活再建支援法によって、住宅が被害を受けた場合に、例えば家が全壊で、新たに別の場所に家を求めた場合には、最大で300万円が支給されることになっています。
そのほか、全国の皆さんから寄せられた義援金が、家の被害の程度に応じて、支払われることになるんですね。
ただそれだけで家を失った方、中にはローンが残っている方もいらっしゃいます。
そうですよね。
新たな生活を始めるというのは、やはり十分ではなく、皆さんの不安というのは大きいですね。
そしてここまで被害が拡大したことの要因の一つとして、避難勧告の遅れ、指摘されていますけれども、この点に関してはいかがでしょうか?
避難勧告が出たときには、すでにもうその1時間前には、土砂崩れが発生して、犠牲者が出ていたんですね。
ですから、結果的に避難勧告が遅かったということは間違いないんです。
ただ一方で、土砂災害警戒情報が出たのが1時15分、そして避難勧告の基準となる雨量に達したのが、午前3時で、仮にその段階で避難勧告が出ていたとしても、道路がもう濁流のようになっていて、果たして逃げられただろうかと、避難所に避難された方もおっしゃっているんですね。
そのあたり、どのタイミングだったら出せて、適切だったのかというのは難しいところでもあるんですよ。
長島さん、そうなると、やはり今後の大きな方向性としては、そういうような土砂災害のある所は、例えば特別警戒区域の線引きを見直して、やっぱり人が住まないという方向性にいくのか、それとも砂防ダムなどの工事で、土砂を止めるという方向性なのか、地元の皆さんの気持ちとしては、どうなんでしょうか?
まず広島県自体は、急傾斜地が非常に多い所で、その警戒区域の設定というのも進めているんですね。
ですから、これから開発をする所というのは、危険な所はとにかく抑制しようという方向であることは間違いないんです。
ただ、実際にこのように家が建っている場所に関しては、やはり皆さん、生活をしたいという方もいるし、中にはもう移転したいという方もいて、まだ皆さんの意見は分かれているんですね。
で、じゃあ、住みたいという方のためにどうすればいいかということで、県はきのう、砂防ダムですとか、あるいはちさんなどですね、この辺りの整備というのも、来年度中にはおよそ40機整備するということを決めました。
まず安心してできる環境を、ここに関してはできるだけ急ピッチで進めていくということです。
なるほど。
ご苦労さまです。
五郎さん、とはいえ砂防ダムで、全部の危険地域を対処するわけにもいかないだろうと思いますが。
実はきょうの新聞に調査結果が出てるんですけれども、8割弱に当たる人が、自宅付近で土砂災害はないと思っていたと、ここなんですね。
これはここの問題だけじゃなくて、恐らくね、全国にいっぱいそういう危険な所もあるわけですから、まず自分のところはどうなのかということを、そこからスタートしないといけない。
ある程度、警戒心が事前にあれば、世の中でもひと言言ってもらえればということがありますね。
警戒心が全くないと、避難勧告出ても大丈夫だろうと思ってしまう。
そこですね、一番の。
そのあたり、政治の責任も非常に大きいわけですが、きょうは、安倍政権のキーマンにお越しをいただいております。
菅官房長官です。
おはようございます。
どうぞよろしくお願いします。
おはようございます。
よろしくお願いします。
さあそして、菅官房長官のお隣ですけれども、時事通信解説委員の田崎史郎さんです。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まず田崎さんに伺います。
菅官房長官、今回の内閣改造で留任された意味、教えてください。
やはり、欠くことができない存在、やっぱり安倍総理が一番信頼されている方が、菅さんなんですね。
そういう意味で菅さんを今、手放せないということだと思いますよ。
という菅さんに聞けば、これからの政治が分かるということで、まず、そんな菅さんだからこそ聞きたい5つの質問。
端的にお答えいただければ幸いです。
こちらにご用意しました。
政権の火消し役といわれる官房長官、本音を言えばもう勘弁?
いやぁ、火消し役といわれて、これ本当に光栄だと思いますよ。
ただ、政権、国家権力というのは、いろんなことが起こるのが国家だと思いますから、そこはしっかり対応していきたいなと思ってます。
では、尊敬する政治家は?
元の官房長官の梶山清六さんと、私の政治の恩師だったおこのぎさんという人なんですけどね人なんですけどね。
国会対策委員長をやられたんですけれども、もめ事を元に戻す名人だったと思っています。
では続いてです。
数ある政策課題、最も重要だと考えるものは?
やはり経済再生、これは安倍政権はいつまでたっても、このデフレ脱却を求めていきます。
実現をします。
では次です。
政権が掲げる女性の活用。
家庭では女性の活躍が著しい?
政治家はみんなそうだと思いますけども、特に私、官房長官になってから、選挙区に全くといっていいほど帰ってませんので、女房には頭が上がらないということですかね。
政治家じゃなくても大体そうですよね。
そうなんでしょうかね。
さあそして次の質問です。
最後です。
きょうも慎重な受け答えに徹する?
ですから私、テレビに呼んでも、何もおもしろくないですよと、ずっと言い続けていますが。
さあ、そのあたり、どうなるのか。
まず、官房長官に伺うのは、経済からです。
地方を中心とした、人口減少問題に取り組む姿勢の安倍政権。
大企業ばかりが恩恵を受けているように見られる景気対策との両立は、果たして可能なのでしょうか。
われわれは官房長官にゆかりのある町を取材しました。
秋田県湯沢市雄勝地区。
人口はおよそ7400人。
豊かな水田地帯、雄大な自然。
そして豊富な温泉群にも恵まれているこの町。
実は。
これが官房長官ですね。
菅官房長官の生まれ故郷だ。
高校卒業まで、この町で育ったという。
道行く人に官房長官について聞いてみると。
地元のもう英雄みたいな感じで。
神様みたいな人だな。
安倍さんには悪いけれども、早めに辞めて、菅総理大臣にしてもらいたい。
あっ、ここカット。
そんな温かな町の人たちだが、こと地元経済については、こんな要望が。
ここの地域、見てのとおり、田んぼがとても多いので、軽トラックとかだったり、需要はあるんですけれども、ちょっと買い控えがあるのかなという、都会と地方のギャップというか、格差が少なくなるような形に、少しでも近づけてもらいたいなという。
6月、経団連は大手上場企業109社の平均月給引き上げ額について、16年ぶりに7000円を超えたと発表。
日銀の黒田総裁は。
雇用・所得環境の着実な改善が続き、緩やかな回復を続けていると。
一方で、官房長官の生まれ故郷、湯沢市。
漆器など、伝統工芸などが盛んだったというが。
どうしても、漆器やなんかの売り上げというのは激減している状態ですよね。
職人さんもやっぱり、だんだん減っておりますし、賃金等も目立った上昇というのがですね、一部の業種にはあるものの、やはり全体的に上がっているという感じは、まだ実感としては薄い。
さらに、おととい公表された、各都道府県の基準地価についても、東京、大阪などの大都市が上昇する一方、秋田県は下落率が全国ワースト1という結果に。
シャッター全部閉まってますね。
地方にはそれぞれの特色があって、魅力があります。
若者が働くことのできる場、そしてまた子育てを自然の中で行うことができる場、そうしたものを、私たちが作り上げると。
景気回復の効果を、地方へも行き渡らせるという、ローカルアベノミクス。
その実現を湯沢市の人々をはじめ、すべての地方が待ち望んでいる。
大変だわれわれには、10%に上げられると、なーに、年金だって、ほんのちょこっとしかもらえないんだから。
安倍政権のもう一つの重要課題が、消費税を予定どおり来年10%に引き上げるかどうかの判断だ。
安倍総理は、7月から9月の経済状況を見て判断するとしている。
しかし、4月から6月のGDP・国内総生産の成長率はマイナス7.1%。
そして7月の消費支出も、前年比マイナス5.9%と、伸びていない。
専門家たちの意見は真っ二つに割れている。
元金融庁長官の五味廣文氏は。
消費税を10%にもし上げないという選択をするのであれば、国債のマーケットが激動しますので、金利が急上昇する。
上げないという判断は影響が大きすぎると。
これはありえないと。
一方、安倍総理の側近、本田悦朗内閣官房参与は。
需要と設備投資、そういう自立的な回復が起こってくるかどうかというのがポイントですね。
どう見てます?
なかなか厳しいのではないかと。
湯沢市の人々に聞いてみると。
苦しいとしか、厳しいとしか言いようがないというか。
私たちも納得するような使い方をしてもらえたら、もう喜んで出しますけど。
できればもう少しね、景気よくなってからのほうがいいんではないかなと思うんですけれども。
菅さん、安倍総理の判断はどうなるんですか?
菅さんは高校卒業されて、集団就職で上京されてから、どうですか?最近、湯沢にお帰りになってますか?
先般、帰ってきました。
私、農家の長男なものですから、年に1回は墓参りに行きたいと思って、できるだけ行くように努めています。
やはりシャッター通りというのをご覧になると、心痛みますよね。
本当にですね、車社会に対応できなかったというのは、私ども、一つ大きな問題だったと思います。
なるほど。
さあ、ちょっと今、最新のマーケット情報をご覧ください。
こうなってます。
ニューヨーク、先ほど終わりましてですね。
13ドル余り上げて、最高値更新してますね。
きのうは日経平均253円も上がっています。
それから為替がここに来て、急激に円安に振れていまして、109円台、対ドルレートという状況ですが。
菅さん、やはり経済界の一部からは、この為替相場の変動は激しすぎて、円安が進み過ぎなんではないかという声がちょっとずつ聞かれるようになりました。
どうお考えですか?
いろんな見方があって、いろんな意見があるということは、私も承知していますけれども、株価、そして為替、ようやくリーマンショック前の状況に戻ってきてるのかなというふうに思っています。
どうですか?一部には、やっぱり7・8・9月の数字をいろいろ上げないと、消費税に響くので、年金基金を含め、意図的に株価を上げようとしているんではないかという見方もあるようですが。
そうしたことは全く考えてませんし、やりません。
やはり実体経済ですね、そうしたものが民間で、民需主導で回るように、そうしたものを私たちは求めています。
さあ、まず10%に消費税が引き上げられるのかどうなのか、この話をちょっとしたいと思いますが、この番組にお出になった専門家の方の五味さんは、いや、それをしないと、国債の値段が下がって、金利が急上昇するという、これ、大混乱すると。
本田さんは、いや、この景気がそんなによくないときに、やはり続けてあげるべきではないか。
真っ向分かれてるんですが、コメンテーターの皆さん、これについてひと言ずついただきたいと思います。
江上さん、どうお考えです?
やっぱり難しいと思いますね。
だから、安倍首相が財務省のいわゆる主導内閣かどうかということが、ちょっと問われてるんじゃないでしょうかね。
なるほど。
岩田さん。
日本の財政再建なんか、1000兆円なんて借金考えたりしますと、どっかでは、これをやらざるをえないという方向にね。
今、幹事長も、谷垣さんなんかも、どちらかというと、そういったような発言というのをされていますし、やっぱりその方向っていうのは、なかなか変えられないのかな。
安倍さんの最終判断ですけどね。
大門さん。
私は、慎重にするべきだと思うんですけれども、やはり物価が今、上がっている状況で、消費があまり上がっていないということ、それから所得も、あまり、上がってきてはいるとは思うんですけれども、全体に浸透していないというのはあるので、そのへんは慎重に見極めてほしいなと思います。
五郎さん。
大きな方向としては、やらないことのマイナスというのは非常に大きいと思うんですけども、私、やっぱり思うのは、8%にするときに、非常に慎重に丁寧に、いろんな人を、また改めて意見を聞きながらやったんですよね。
その結果、支持率は全く下がらなかったということを考えたとき、今度の場合も、非常に慎重に、しかもこの間の経済はこういう状況である、そして多くの人がやっぱり意見も聞きながらやったなと。
そういうやっぱり、政治の手続き、決めるにあたって、そこを非常に慎重にやるということが、影響を、どちらにせよ影響は大きいんですからね、これは。
それを、影響を、リスクを少なくする要素じゃないかなと思います。
東京の田崎さん、個人的にどうお考えですか?
僕は時期がね、ちょっと早すぎるんじゃないかと思うんですね。
ことし4月から上げて、5から8に上げてそれからさらに1年半後に8から10に上げると、ショックが大きすぎて、いっそのこと、インターバルを3年ぐらい置いて、1年半ぐらい実施をずらすのがいいんじゃないかなと思ってます。
さあ、菅さん、スタジオのコメンテーターの皆さん、慎重意見が多いようですが、現実問題として、これもう、法律で決まっている話なので、もし上げないということになると、法律を変えなきゃいけないということで、非常に大きなハードルがありそうな気がするんですが、菅さん、もし上げないと判断したとき、このハードルは、そう簡単に越えられるもんなんですか?
安倍政権というのは、先ほど財務省主導という話がありましたけれども、全く違ってですね。
これは政治主導、改革意欲の強い政権、そして座標軸を私たちは明確にする政権だと思って、これ、政治を前に進めていますから、この10%をどうするかということは、やはり7・9のこの状況というものをあくまで客観的に見据えたうえで、総理が慎重な上にも慎重に、これは判断をすると。
そういうことであります。
官房長官が現下の経済情勢、為替状況については、どうお考えでいらっしゃいますか?
ここは天候不順で、予測よりこの消費が伸びていないと、いろんな意見がありますけど、もうしばらく、これ、7・9をしっかりと見据えたいと思っています。
現状の為替レートについてはどうお考えですか?
為替について、私が発言することは、これはやはり控えるべきだと思いますけども、現在の為替については、リーマンショック前の水準になってきたという、そこにとどめたいと思います。
今後の政治日程、こちらにあるんですが、今のところ、予想される政治日程で、確定しているのは、この福島県知事選と、それから沖縄県知事選は決まっています。
この11月の沖縄県知事選の翌日に、7月、9月のGDPの速報が出て、恐らくこれをもとに、12月の初旬に消費税上げるかどうかの判断をすると、これをするかしないか決めないと、来年度の予算の編成に影響するからという、こういう図式で、この時期が想定されているんですが、この時期、判断の時期なんですが、菅さん、これで間違いないですか?
7・9の確定値が出たうえで、判断されるだろうと思います。
7・9の確定値が出るのはいつですか?
12月の、確か8日だったと思いますけれども。
ということでいうと、初旬、中旬の手前ぐらいで、必ずその段階では、来年、どうするかの判断はするということですね?
はい。
なかなか厳しい判断に五郎さん、なりますね。
そうですね。
ここはある意味では、この政権が、これからどうなるかという、一度大きな分水嶺になるかもしれませんね。
しかし菅さん、地元に帰って、いろんな話、特に私も全国、講演でいろいろ回ると、地方に行けば行くほど、経済が、いや、アベノミクスは浸透してないという声をよく聞くんですが、菅さん自身もふるさとにお帰りになると、そういう声、聞くだろうと思います。
どう現状、見てらっしゃいますか?
ここは、数字上であれば、地方も間違いなくよくなってきていることは、数字が現れてるんですよね。
しかし、現実的に地方の皆さんがどうかといえば、そこは全く届いてないと、そういうふうに思っています。
ですから、私たち今回の内閣改造で、まさに地方の隅々まで、この景気回復の波が届くように、地方創生本部というのをこれ、立ち上げたということなんです。
そこで何をやるかなんですが、頭の中に地方の経済を創生・再生するために、具体的に何が必要だ、何が重要だとお考えですか?
まず、地方というのはどこへ行っても、それぞれ特徴があって、魅力がありますから、そうしたものを生かして、町づくりを行うという、そうしたことの機運を盛り上げることが、これ、極めて大事だというふうに思います。
それについて、専門家を、国からさまざまな活動で支援する。
そういうことは行っていきたいというふうに思います。
ですから、全国一律ということでなくて、地方の独自性を生かしながら、行っていきたいというふうに思います。
せっかくですから一つ質問いいですか?江上と申します。
今回の地方創生というのは、一番大きなテーマだと思うんですが、菅さんのすごい人事の妙味といいますか、安倍さんかもしれませんけれども、石破さん除きますと、副大臣、それから顧問、政務官、みんないわゆる首都圏、東京の出身者ですよね。
ですから、そういう意味では、東京の豊かさを地方にも、東京の発展を地方にもという意味では、いわゆる単なる選挙対策ではないぞという意気込みが感じられる人事だなと思って、注目したんですけど、その辺はどうですか?
もちろんですね、やはり東京の一極集中、これは絶対にやめなきゃならないと思っていますし、この人口だけでなくて、税も東京に集中してますから、そうしたことも含めて、私どもは考えていきたいというふうに思っております。
岩田さん、
さすがにそつないですね。
私もね、北海道の旭川生まれといいましても、地方をずっと回ってきましたからね。
見てるともう、団塊の世代でいうと、小学校入ったときから、3分の1も人口減ってるんですよ、私が住んだ所は。
やっぱりどうやって、それをもう1回生き生きとさせるかというのを、具体的な政策としてぜひ、どんどんどんどん、各町の個性があるといいましたけれども、その点、官房長官、いかがですか?具体的なものを出して、どんどんどんどん、地元の首長、頑張ってるのは事実だと思うんですけれども。
もちろん、そこは具体的なもの、どんどんこれは出してきます。
まずきのう、第一回目の創生本部というのを総理、石破担当大臣出席のもとに開かれましたけど、全国では非常に元気な地域というのは数多くあるんです。
そこには必ず有意な人材がいて、物語があるんですよね。
そうしたものを広められるように、私どもは全体として応援していきたいというふうに思います。
私はね、菅さんね、一番心配なのは、今度の予算がね、概算要求でもう各省から、地方創生という名の要求がいっぱい出てるんですね。
そしてそれをね、一生懸命調整するわけ、時間がかかっちゃって。
そうするとね、こういうことではやっぱりよくない。
そうするとやっぱり、地方全体をどうするのかっていう、大きなやっぱり青写真というものをね、それがないと、それがないと、単なる予算の争奪合戦になりかねないという心配が非常にあるんですけどね。
ばらまき予算はこれ、絶対許しません。
総理からも強く、指示を出してもらっていますし。
そして、年内に全体像という絵をですね、作りたいというふうに思っています。
それに向かって今、進めてます。
そのやり方なんですけれども、3兆9000億ともいわれるお金を使ってという話なんですが、それ、石破さんにその3兆9000億円、これ、地方創生のためにどう使うかって話ではなくて、各省庁から予算を積み上げていってということになると、現実に地方創生の司令塔が何かやろうと思っても、それは各省庁があるわけで、あまりうまくいかないんではないかと、お金のそもそもの発想、やり方、これでよかったのかという気がするんですが、いかがですか?
辛坊さんね、今までの政権はそうだったんですけれども、私どもの政権は、やっぱり全く違っています。
創生本部で決めたものに、逆に予算をつけていくと。
これ、石破大臣も言っていますけれども、相場なら絶対しないと。
やはり地方でやる気のあるところを支援をしている。
これは明解です。
さあ、続いてこちらも安倍政権の重要課題に迫りたいと思います。
拉致被害者の調査報告の時期が定まらないまま、9月の下旬を迎えました。
報告が急がれる中、北朝鮮以外の国との外交課題についても、解決に向けて、徐々に動き始めているようです。
今週、菅官房長官は夏の終わりの沖縄にいた。
官房長官が東京を離れるのは珍しいことだ。
実は菅官房長官は、内閣改造で新たに作られた、沖縄の基地負担軽減担当大臣も兼務しているのだ。
普天間飛行場の5年以内の運用停止。
こうした国内の課題に加え、外交でも、この秋、大きな課題が迫っている。
ところが今週。
やはりこの国は、不誠実なのか。
昨夜、拉致被害者の家族が、外務省の担当者から、これまでの北朝鮮との交渉について説明を受けた。
その内容に落胆が広がった。
ことし7月、北朝鮮は、日本人の拉致被害者らの特別調査委員会を発足させた。
調査は1年以内と期限を決め、この夏の終わりから秋にかけて、北朝鮮から最初の結果報告が行われるはずだったが。
現在はまだ、初期段階にある。
現時点で、この段階を超えた説明を行うことはできない。
おととい、北朝鮮から、調査は初期の段階だと連絡があったという。
菅長官は、1回目の報告時期は未定だと述べた。
北朝鮮の報告のしかた、これは全く不誠実だということを、まず感じます。
がっかりしております。
今回、どのように向こうが、誠実に変わってくるのかなっていうのを、私は非常に楽しみにしてたんですけど。
なぜ、北朝鮮の調査が遅れているのか。
交渉はどうなっているのか。
交渉で北朝鮮が日本に求めているのが、経済援助だ。
北朝鮮は核・ミサイル実験で各国から経済制裁を受けている。
頼みの綱は中国だったが、関係が悪化している。
中国のインターネット上では、北朝鮮のキム・ジョンウン第一書記の写真をふざけて加工した画像が無数に見つかる。
こうした画像を見られることが、中国との関係悪化を象徴すると、中国と北朝鮮に詳しい近藤氏は指摘する。
中国は、インターネット管理というのを、どこよりも厳しくしておりまして、政権の意向に反することを書くと、もう20分以内に削除されるんですね。
習近平政権の意向として、キム・ジョンウンに関しては、何を書いてもおとがめしないと。
近藤氏によると、ことしに入って中国からの経済援助がほぼストップしているという。
こうした苦しい状況があって、北朝鮮は拉致問題の解決と引き換えに、日本から経済援助を引き出そうとしているのだ。
だが、ここに北朝鮮の思惑が。
拉致被害者は今度の第1回では出さずに、第2回、もしくは第3回に取って置こうとしているのかもしれません。
生存している拉致被害者を出したときに、経済援助、ここの保証がつかないかぎり、なかなかちゅうちょせざるをえない。
さらに外交では、ほかにも中国や韓国との関係悪化という問題も抱えている。
安倍総理は関係改善に向け、11月に北京で開かれるAPECで中国や韓国と首脳会談を実現したい考えだ。
福島、沖縄の知事選挙に加え、外交でも課題が山積のこの秋。
正念場を迎える安倍政権を、総理の女房役、官房長官は、どう支えるのですか?
さあ、まず拉致の問題から伺っていきたいと思いますが、北朝鮮と日本との交渉なんですが、7月1日に外務省の局長級協議が行われて、7月3日に独自制裁の一部解除、ある意味、このときに何も利益を得られていないのに、岩田さん、解除するのはいかがなものかという声もありました。
声あったの事実ですね。
先に解除してしまって、向こうは、こうやって引き延ばしみたいなことが出てくると、予想する人もいましたからね。
そしてこのときに、菅官房長官はこれ、記者会見ではっきりと、ことしの夏の終わりから秋の初めには、調査報告が出るのではないかというのをおっしゃったということでいうと、官房長官、ある意味、これ、官房長官の責任ではないし、官房長官を責めることが国益にとってどうなんだという気は正直いたしますが、でも、ある意味、国民にうそをついたという現実があるわけですが。
それは全く当たらないと思います。
まずですね、ここをお考えいただきたいんですけれども、今まで何年間も、北朝鮮との交渉の扉は、固く閉ざされていたんです。
これは総理の熱意ですよ。
総理の政治力で、まさにようやく、その扉をこじ開けることが、私たちできたわけですから。
そして制裁解除といっても、これは私たち、安倍総理を中心に、私、座長で作りましたから、日本にとって、そんなに不利益なことではないんです。
まず話し合いのテーブルに私たちはつけることから始まったということです。
そして夏の終わりから秋の初めの間に第一報をする。
そういうことでありましたけれども、それが先日、まだ初期段階だということで来ましたから、政府としましては、とにかく今、どんな調査をしてて、どんな実態になっているのかということを、今、向こうに強く求めてますんで、まずそこから入っていきたいというふうに思います。
菅さん、でもまあ、いろんなところを取材しますと、どうも日朝が接近したことによって、それをけん制するために中国、韓国が水面下で援助を始めて、逆に日朝交渉が延びれば延びるほど、北朝鮮は有利なのではないかという観測も出始めてます。
本当に1年というメドで、しっかりした調査報告が出るのか、それを信用していいのか、このあたり、いかがですか?
あのようなしたたかな国ですから、こっちも、この交渉に何が最も効果的であるのか、そうしたことを考えながら、私たちは形だけの調査報告書でなくて、中身の伴ったものが出来る、そのために全力でこれ、交渉に当たるということです。
岩田さん。
北朝鮮関係者にしてみるとね、とにかく日朝国交正常化をやってということで、私ははっきり反論したんですよね。
とにかく全部つまびらかにして、帰国させて、それからではないのかという。
ここの議論というのは、とにかく経済援助が先だみたいなことを向こうが言ってるっていうのは、理不尽なこと、要求だというのは間違いないと思うんですけれどもね。
大門さん。
中国と韓国が今、接近しているという話がありましたけれども、今、日本と中国と韓国も、きっとこれは後でお話になるかもしれませんけれども、距離があるということで、私は中国と北朝鮮、仲が悪いといっても、やはり中国は北朝鮮をほっとけないと思ってるんですね。
同盟国ですからね。
そうですね。
地続きですし、それから難民も来てしまうとか。
一番困るのが、北朝鮮が不安定になるのが、困るのが中国なんです。
そこで、なんらかのけん制をするとか、中国、韓国、それからアメリカも見ていると思うんですけれども、このあたりの地政学的なことをきちんと把握して、日本は外交をするべきだと思います。
江上さん。
僕は本当に、この問題に関しては、人の国の人間を誘拐してるわけでしょ。
それをずっと今日まで、これは本当、許せないと思います。
だから、それがなんとか、安倍政権が窓口を開いてくれたというのは、本当にすばらしいことだと思うんですが、やっぱり、向こうの要求っていうのは、やっぱり相当なものなんでしょうか?日本にすべての経済封鎖を解けというふうな要望が強くあるんでしょうか?
私たち、交渉の中身について申し上げませんけれども、何がこの交渉について、一番効果的であるかということは、私どもはこれは総理、私、一番よく知ってますから、そこはしっかりと、期待に応えられるように交渉していきたいと思います。
やっぱりアメリカとの関係なんかも、やっぱりよっぽど重視して動かないとやっぱり難しいんでしょうか?
当然、これ、日米というのはまさに同盟国でありますし、いろんな問題、決めて連携しながら、ここは取り組んでいってるということは事実です。
ぜひよろしくお願いいたします。
素朴に拉致は国家犯罪ですから、北朝鮮の当局は、はっきりいって調べるまでもなく、ある程度の情報は持ってるはずで、これを出さないというのは、なんらかの意図があるはずなんですが、なぜ出さないんだとお考えですか?
ここは今、答え出すようなことであれば、こんなに時間かからなかったと思いますよ。
私たちも、拉致については、北朝鮮当局はすべて知っていると、このように思って交渉してます。
さあ、その周辺国との関係なんですが、ずばり伺いますが、日中首脳会談、日韓首脳会談の行方について、菅さん、どう見てらっしゃいます?
日中ですけれども、5月に初めて、これ、貿易大臣会合を行いました。
前の茂木経産大臣ですけれども、6月に太田国土交通大臣が、やはり大臣どうしの会合をやって、副総理との会談もやりました。
8月ですかね、外務大臣どうしの首脳会談も行われました。
私たちは常に、この対話のドアはオープンだという形の中で、ただ、日本の主張すべき点については、きぜんと、しかしまた冷静に、これは対応していきたいというふうに思っています。
プーチン大統領の来日、これはありうるとお考えですか?
現時点において、総合的に判断したいと思ってますので、まだ何も決めてません。
そしてもう一つ大きな課題で言うと、沖縄県知事選が迫ってきました。
普天間基地の運用に関して2019年の2月までに停止する。
実現可能性はいかがですか?
もちろん、私ども、約束してますから、その運用停止の状態までにはもっていきたい、こう思ってます。
これは沖縄県知事選の結果に関わりなく実現できるものですか。
それはもちろんですね、政府としては今、そういう方向で、本土で引き受けてもらうべく、まさに沖縄の負担軽減のために今、全力で取り組んでいるという状況です。
これ、運用停止ということは、そのあと普天間基地の返還、基地の再利用というか、跡地の利用、このあたりのプラン、プロジェクトはいかがですか?
もちろんそこは再利用したいというふうに思っていますし、現に、来年の3月、西普天間の住宅地も返ってくるんです。
そこで現市長と、さきまさんという市長と、仲井真知事、これ、連携をしながら、例えば沖縄の国際医療拠点を整備するとか、そういう方向で今、進めてますから、そうした移転後についてのまちづくりというものを政府としては積極的に今、支援をしている。
そういう状況なんです。
お隣に座っている田崎さん、田崎さん、外交問題全般についての田崎さんのご意見と、それからこの機会ですので、菅長官に聞きたいこと、お願いします。
外交全般として、やっぱり安倍さんの得意分野をやられていると思いますし、かなり自信も持ってらっしゃる。
49か国を訪問したということで、中身は全部紹介されているわけじゃないですけれども、かなり成果は上がっているというふうに僕は見てます。
やっぱり菅長官にちょっと、一つ沖縄の関連でお聞きしたいのは、知事選でどちらが勝つか分からない、仮に負けたときに新しい知事が、もう撤回だと言って、それはなんか法的効力は持ちうるものなんですか?
法的には、工事が、去年の暮れに仲井真知事が工事埋め立ての許可をしてくれました。
それまでにもう19年かかってきているわけですね、ここに至るまで。
環境評価等も含めて、正式に許可を頂きましたので、今、工事始めてます。
ですから、この段階で知事選の結果いかんに関わらず、私どもはこの安全確保のうえに粛々と進めていきたい、全く問題ないと思っています。
五郎さん。
菅さんね、北朝鮮の問題は、ある意味では予想されていた。
そういう中で非常に日中、日韓もそうなんですけども、こういう表の動きとは別にね、どれほど裏で、きちーんとね、いろんな形のルートを通じて、環境を改善するために、それから拉致を進めるために、どれほどのことがなされているのかということが、やっぱり、政権問われるんですね。
それは逆に見えない、見えちゃ、かえってだめですからね、見えない形でずっとおやりになってると思うんですけれども、そのへんの進み具合、自信というのはおありなんですか?
ここはですね、先ほど申し上げましたけど、ようやく固く閉ざされた扉を、私たちはこじ開けたわけですから、それで今、これからまさに正念場の交渉が始まっていると、そういうふうに理解をしていただいたほうがありがたいなと思います。
重ねてそれについて伺いますが、菅さん、拉致被害者、家族の皆さんは何を希望に、いつまで待てばいいんでしょう?
拉致された被害者の皆さんを、一日も早く、家族の皆さんと抱き合うまでというのが、私たちの考え方です。
その日は近いですか?
その日を実現するために、総理を先頭に私たち全力で取り組んでいるということです。
菅官房長官、そして田崎さんのご出演はここまでです。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
本当に安否が気になります。
そうですね。
神戸市長田区で小学1年生の女の子の行方が分からなくなって、きょうで10日目。
依然として有力な手がかりはなく、警察は態勢を強化して、捜索を続けています。
こちらの小学校が、生田美玲ちゃんが通っている小学校です。
美玲ちゃんが下校した時間とほぼ同じ時間となりました。
今ですね、行方不明を受けまして、小学校の校門の前には、警察官が立ち、そして子どもたちは集団下校をしていきました。
美玲ちゃんはこちらの学校を出たあと、祖母の家に向かったということです。
美玲ちゃんの祖母の家から歩いて15分ほどの場所にありますこちらのコンビニの防犯カメラに、美玲ちゃんの姿が映っていました。
美玲ちゃんはここを通って、友人に会いに行くために、この先にありますマンションへと向かったということです。
友達が住んでいるマンションを訪ねたものの、その友達は体調不良だと聞き、美玲ちゃんは1人でその場を後にしたという。
どういった印象の子でした?
はつらつやな。
活発な子や。
動きの速い、ものおじしないな。
ちょっと怖さを知らない感じやな。
それだけに、今回のことは心配やな。
美玲ちゃんは、11日に行方が分からなくなる数日前にも行方不明になり、母親が警察に届けを出している。
このときは、学校に迎えに行った母親との行き違いだった。
11日、友達のマンションを出た美玲ちゃんは、午後4時30分ごろには、自宅近くの幼稚園のそばで、午後5時ごろには、南東に100メートルほど離れた交番付近で目撃されている。
そして最後に目撃されたのは。
午後5時30分ごろに、美玲ちゃんはこちらの高校のグラウンドの前の道路を歩いているところを目撃されました。
しかし、それを最後に行方が分からなくなっています。
現在は、その時間と同じ時間帯なんですが、だいぶ薄暗くなってきてはいるんですが、まだ人の顔などははっきりと見えます。
そして現在、中学生や高校生がこのように下校している、そういった姿も見られます。
警察は、現場周辺でおよそ120台の防犯カメラを確認したというが、これ以上の手がかりにつながるものはなかったという。
美玲ちゃんの通っている学校では、月末に運動会が予定されている。
母親は、校長に疲れきった声でこう答えたという。
美玲と一緒に行けたらいいなと思います。
五十嵐さんは、今回、美玲ちゃんの足取りに関しては全部歩いてみた?
歩きました。
そうしたら、結構、上り坂や下り坂が多かったんですね。
ちょっともう一度、この足取りを見てみたいんですが、午後2時45分ごろに、学校を出まして、そのあと、おばあちゃんちにランドセルを置いて、友達のマンションに、友達に会いに行ったと。
でも友達には会えなかったということなんですね。
そのあとなんですが、おばあちゃんの家の近くで目撃されているんです。
しかしですね、午後5時半ごろに、この離れた公園付近で目撃されています。
ふだん、この公園はあまり行かない公園だということなんですね。
最後に目撃されたのが、この校区外だということなんです。
距離は?
距離は全体で歩いた距離としては2キロほどなんですね。
3時間かけて歩いたということなんですが、履いてた靴というのがサンダルで、一番最初に話しましたように、上りであったり、下りがあったんで、結構、大人が歩いても疲れるなというような道なんですね。
その友達のマンションというところで、お気に入りの日傘を置き忘れているというか置いたと。
そこで何かあったのかと思ったら、そのあとずっと1人で歩いているというのは間違いないんですか?
5時半の目撃証言の信ぴょう性というのは、どうなんですか?
ここも同じ小学校に通っている児童が、目撃しているということなんで。
じゃあ、間違いないと。
間違いないと。
なぜ、江上さん、そこに行ったのかという話ですがね。
本当に、早く見つかってほしいですけど。
何か人について行ったか、誘導されていったんじゃないかなと思える歩き方ですよね?
防犯カメラも結構あるようでしたけどね。
結構そうですね。
住宅街で人も結構、歩いているような場所。
午後5時半でも明るかったんで、顔もはっきりと見えるような場所でした。
誰かと一緒に歩いてとか、なんかついて行ってるという雰囲気はないんですか?
1人で歩いているという話になってますね。
やっぱり数日前に同じ、ちょっと行方不明になったこというのがあって、岩田さん、初動の捜査が、もしかすると。
警察側としても、前もそういう件があったので、だから、大量に動員して、すぐに始めたのかどうかっていうあたりもあったと思うんですが、あと車両のね、どこかで連れ去られたとか、これ、このあとはやっぱり、市民のとにかく多くの目で確認してもらって、その場に、どなたか自宅とか、家屋の中とかいうことも可能性ありますから、とにかくそれはやってほしいと思いますね。
大門さん。
結構、時間たってきていますけれども、ここでまた、諦めないで、地域の人が、とにかく地域の目って、一番事件の解決に力を貸せると思うので、そこの長期的になるかもしれないということではありますが。
本当に小さなことでも、ちょっと心当たりのある方は。
なんでも提供したほうがいいと思います。
情報をお寄せしていただきたいと思います。
さあ続いて、本当にひと事ではありません。
超高齢化が進む日本。
直面している問題が認知症。
さあ、続いてはこちらのテーマです。
今や、ひと事ではない認知症。
患者数の増加とともに、医学面での研究も進められているんですけれども、有効な決定打には至っていません。
こうした中、認知症患者と地域の社会がどのように向き合うかが問われています。
おはよう。
おはよう。
午前6時、一日が始まる。
外山努さん63歳。
86歳の義理の母と共に介護をしているのが、1つ年上の妻、禮子さん。
2人に子どもはいない。
52歳のとき、突然、簡単な計算ができなくなったことから、病院へ。
そこで、若年性アルツハイマー病と診断された。
発病から8年でことばを失い、おととし、平衡感覚が衰えたことで転倒。
大たい骨を骨折したことがきっかけとなって、歩けなくなった。
まさかと思いますわ。
なぜ、こんな病気になったんかなと。
日本の65歳以上の男女のうち15%が認知症患者。
その数462万人に及ぶ。
若ければ40歳代でも発症する認知症は、今やひと事ではない。
乳液。
食事のあとは化粧。
お化粧することによってね、毎日、何か自分で張り合いが。
楽しいねぇ。
ああ、喜んでますよ。
もう顔が、表情が緩んでる。
化粧をし、デイサービスを受ける施設に送り出す。
4時間の介護のあと、仕事へ。
10年近くこの生活を続けている。
そもそも認知症はなぜ発症するのか。
脳が痩せるタイプの変性性認知症といわれるような病気、認知症というのは、脳の中に異常たんぱくという、ごみみたいなものがたまる、そういった認知症だということを、よく外来でも説明させていただいています。
最近の研究で、タウと呼ばれるたんぱく質が脳内に蓄積し、神経細胞を破壊することによって、認知症を引き起こすことが分かってきた。
そこで、文部科学省が所管する独立行政法人によって、そのタウを発見できるPET検査が開発された。
世界で初めてタウの可視化に成功したのだ。
早期発見が大切だといわれる認知症。
その研究に大きな期待が寄せられている。
家族の会、認知症の電話相談です。
認知症患者やその家族をサポートする、認知症の人と家族の会が、1980年に設置したのが、電話相談窓口。
年間2万件を超える相談が寄せられ、その大半が、症状や介護についての悩み。
認知症は、数年前まで、ぼけと呼ばれることも多かった。
そのため、患者を持つ家族は地域社会に対し、認知症患者がいることを隠すことがままあるという。
そうなると、悩みを抱え込み、治療が手遅れになることも少なくない。
そういった問題をケアするための相談窓口なのだ。
認知症という病気そのものへの理解がね、やっぱり正しく進んでいないから、そこから認知症に対する差別的な見方とかね、偏見とかね、そういうことが出てくるんですね。
誰にとっても大事なんですけど、やっぱり認知症のことを正しく知る。
認知症に対し、まだまだ理解が不足しているといわれる日本。
そんな中、超高齢化対策の一つとして、認知症について、先進的な取り組みを行っている自治体がある。
三池炭鉱で知られる福岡県大牟田市。
現在、高齢化率が全国平均を大きく上回り、認知症患者の増加が懸念されている。
その認知症で具体的な問題となっているのがはいかい。
あっ。
どこかお困りですか。
どこに行かれますか?
認知症によって、はいかいし、行方不明となる人は、全国で年間1万人を超える。
大牟田市では1年に1度、2000人以上の市民が参加し、はいかい者を捜す訓練が行われているのだ。
さらに、行方不明者が出た場合、登録している市民へ捜索協力を求めるメールが、市役所に速やかに送られるシステムもある。
また小学校では、認知症への理解を深めることを目的とした授業がある。
僕たちにできること。
何回も繰り返し言っているときは、声を優しくかけてあげる。
子どもたちに認知症の症状や、患者との接し方を教えているのは、大牟田市が希望者を募り、2年をかけて育成する認知症コーディネーター。
学校だけでなく、地域交流センターなどで治療や介護のアドバイザーとして活動し、高齢者に向け、認知症予防教室も開いている。
こうやね。
正解です。
行政、介護事業所、そして地域の方々、同じ思いが集まって、いろんな事業に展開していったというふうに思っております。
高齢になっても住みやすい町に向けて、頑張っていきたいと思ってます。
根本的な治療法がないといわれている認知症だが、一方で、脳の機能を回復させるための新薬の開発が進んでいる。
兵庫医科大学の西崎教授が開発したのが、国内外で特許を取得している、DCPーLA。
認知症を引き起こすタウたんぱく質の蓄積を防ぎ、学習し、記憶する能力を回復させるとの実験結果が得られているという。
次なる課題は治験を開始すること。
これは根本的に、認知症を治療できるんか、根絶できるんじゃないかと考えてます。
それだけじゃなくて、予防も含めてですね、これはほかにはない薬で、これは画期的なものだと、私自身は自負してますけども。
国がやっぱり支援していただきたいというのが、僕の本音ですけども。
結婚して30年。
認知症である妻の禮子さんを介護している、外山努さん。
仕事から帰ってくるのは午後5時。
禮子さんが元気なころ、趣味である旅行の話をしながら、2人でよく歩いた近くの神社。
散歩に出かける。
よろしくお願いしますって。
つらいことがない言うたら、うそになるけどね。
実際、やっぱりつらいことも、それはたくさんありますよ。
どうしてでも家内を見てあげたいという気持ちの愛情がパワーになっているのかどうか分からないですけど、今がベストだったら、それであしたもまた、いい介護ができるのとちゃうかな。
江上さん、頭下がるところは本当に下がりますし。
そうですね。
先ほどのV見ててですね、認知症じゃないですけど、障害のある家族の小説書いたことがあるんですけども、やはり、こういうふうにして、自分のところで引きこもって、自分の所で全部解決してしまおうという人が、日本人で多いんですよ。
全部、個人でってことになると、限界が当然ありますよね。
人の世話になるのが本当に申し訳ないという、そういう気持ちが強い人が多いので、本当にそういう意味では、いろんな人に助けてもらう。
それがある種、なんと言いますか、当然とは言いませんけれども、そうやって生きていくんだというね、それをやっぱり広く世間に理解を求めていく必要があると思いましたね。
子どもは社会で育てるというキーワードがありますけれども、同じように、やっぱり高齢者の介護も含めて、社会がという視線は大門さん、必要だと思いますが。
本当にそうだと思います。
さっきメークされてましたけれども、認知症の場合は、楽しいことをやってあげるというのが基本らしくて、楽しい思い出を持って、少し介護をやってあげると、少しよくなるという話があると思うんですけれども、欧米なんかでは、とにかく今は、生活モデルってことで、病院モデルか、生活モデルかといった場合には、普通の生活をしながら、回復をサポートしていくというのが。
普通の生活を続けたほうが、進行は遅くなるという話はよく聞きます。
そうですね。
地域で情報を共有するということも大事ですし、あと、ベルギーなんかでは、やはり似たような、大牟田市の例みたいなのがありましたけれども、あのようにサービス業なんかで、認知症の歓迎マークみたいなのを作ってですね、きちんと教育を、どういうものが認知症の教育みたいのをしてる。
大牟田方式っていう話が、大牟田での話がありましたけれども、大牟田の場合は、普通の場合は警察に届けを出して捜してもらうということなんですが、大牟田では、ボランティアの皆さんにすぐに連絡が行って、捜索ができるシステムがあって。
2000人ぐらいいらっしゃると。
認知症コーディネーターという、ケアする人たちを育成する、そして小学校での教育も行うというような試みが。
小学校の教育はすごい。
警察なんかもやっぱり、データをね。
年間1万人という状況の中で、全部警察に頼るってわけにもいかないでしょうからね。
そこはしかしデータをしっかり。
小学校の教育というのはすごいなと思いますね。
すごいいいですよね。
今の子どもって、自分たちとほとんど同じ同質、同質の人しかいないと思ってる子が多いでしょ。
これがやっぱりいろんな多様な人たちと一緒に暮らしてるんだというのを理解するのは、すごいなと思いますね。
しかし本当に、あすはわが身と、非常に感じますね。
私、娘に頼んでるんですよ。
もうお父さん、なんでもするから、認知症になったらいじめないでくれと。
もうね、相当切実な問題ですよ、これは。
私ぐらいの年齢になっても、妻にそういう話をしますけれども。
でもさっきの薬の開発、やっぱり、あれは画期的。
これはね、官房長官いるときに聞きたかったな。
今週は台風16号が発生しました。
日本からはまだ遠く、この週末は本州への直接的な影響というのはなさそうなんですが、来週は台風の影響を受けるおそれがあります。
ではまずその台風情報です。
台風16号は今後、北上し、週明けにかけて沖縄に接近。
その後、来週半ばに九州から本州に接近するおそれがあります。
では、全国のきょうのお天気です。
太平洋側は雲が多く、西日本では雨が降るでしょう。
日本海側はおおむね晴れそうです。
続いて週間予報、初めに北日本と東日本です。
火曜日までは晴れ間の出る所が多いでしょう。
その後は曇りや雨となりそうです。
続いて西日本です。
この先は天気が変わりやすく、来週半ばは台風の影響で大雨となる所がありそうです。
台風の接近前から沖縄では波が高く、九州などでは前線による大雨に注意が必要です。
最後、恥ずかしながら。
辛坊さんの本が発売になります。
新刊でございまして、冒険訓というタイトルは、私が決めたんではありません。
出版社の方が決めました。
昨年、ちょっと不祥事を起こしましてね、そのてん末などをちょっと書きまして、それが中心じゃありませんけど。
世の中で起きてること全般、書かせていただきました。
表情もすてきですよ。
すてきって言われても、アップにしなくていい。
どうも皆さん、お疲れさまでした。
来週、こちらです。
ありがとうございました。
1964年、東海道新幹線が開業。
乗客のみならず、文化、経済、2014/09/20(土) 08:00〜09:25
読売テレビ1
ウェークアップ!ぷらす[字]

緊急生出演「裏方634日」安倍政権の“懐刀”菅官房長官 景気は?消費税10%は?拉致問題は?重要課題の「今」を辛坊が直撃▽あれから1か月…広島土砂災害見えた課題

詳細情報
出演者
辛坊治郎
森麻季
坂木萌子
五十嵐竜馬(読売テレビアナウンサー)
【ゲスト】
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)
大門小百合(ジャパンタイムズ執行役員編集担当)
江上剛(作家)