(オープニングテーマ「GLORYDAYS」)・「さぁ夜が明けた今旅立ちの時」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「引き返せない旅はノンフィクション」・「YoureadyornotReadyornotGo!!!」・「待ったなし本番よーいアクション」・「風に吹かれ戸惑う事も涙に暮れる夜だって」・「それはそれできっと悪い事じゃない
(悪くない)」・「まるでバネの力みたいに」・「深く沈めば沈むほど」・「高く飛べるんだ」・「はるか先へと向かい地平線を目指そうRisingsun」・「あの朝日に手をかざして」・「同じ想いが呼んだこの出会い」・「もう一人じゃないね」・「だから僕達は今輝きの旅」・「笑顔勇気突っ走ってくぜGLORYDAYS!」天下統一の道を行く王政の元秦国は隣国魏への侵攻を開始した。
王賁蒙恬そして信。
未来の大将軍たらんとするつわものが今ここに集い新しき時代を迎えようとしていた。
(羌)だから…だからこの戦が終わったら私はここを出て行く。
何か月…何年かかるか分からないけどきっちり仇を討つ。
そしてそれが終わってまた帰ってきたらその時は私もちゃんとお前達と一緒に前に進めると思う。
(信)勝とうぜ羌。
(羌)ああ。
魏国の西を押さえる重要拠点山陽には4つの城がありそれらの西に流尹平野が広がっている。
(鳥の鳴き声)だが平野と言ってもそこは山や森湿地帯などが入り組んだ複雑な地形を擁していた。
軍を動かすのが困難な代わりにさまざまな作戦を展開させる事ができるこの流尹平野が無類の戦上手廉頗将軍が選んだ決戦の地であった。
(廉頗)来おったな蒙!
(姜燕)それにしても少々解せませんな…。
蒙に殿を喜ばせるほどの力量があるとは思えませんが。
いかにも!蒙は至極凡庸な将軍じゃ…。
…だがその割にはなかなかの戦歴を残しているとは思わんか?王騎が言っておった。
「蒙は才能の代わりに強力な2本の剣を持っている」とな。
(輪虎)2本の剣?
(廉頗)蒙の抱えている2人の副将がいまだ世に知られていない化け物だそうだ。
フン…。
さあて蒙よ…。
存分に振るって見せてもらおうかのォ〜。
2本の剣とやらを…。
決戦の地流尹平野に秦国軍の総大将蒙将軍が到着した。
(蒙)フォッフォッフォッフォッフォッ…。
フォ?ん〜。
(桓騎)お待ちしておりました。
(王翦)蒙大将軍。
(蒙)フォッフォッフォッフォ…。
2人ともご苦労。
何だ?あの2人は…。
(蒙恬)そっか…。
ん!?お前はまだ知らないよな。
は〜。
また出た…。
あれがじィ様の2人の副将。
副将?ん…?
(蒙恬)桓騎将軍と王翦将軍だ。
カンキとオ〜セン?知らねえな…。
って事は大した事ねえな。
何言ってんだ信。
2人とも化け物だぞ。
え!?「化け物」?
(蒙恬)実際のところじィ様の功績のほとんどはあの2人の手によるもの…。
2人の名が武将として広まっていないのは2人とも「訳あり」だからだ。
「訳あり」?桓騎将軍はもともと秦国の南の山々を縄張りにしていた大盗賊団の首領だ。
何っ!?
(蒙恬)性格は残忍…。
武将として召し抱えられてからも盗賊時代の気性の荒さが抜けない。
かつてある城を攻め落とした時桓騎は自ら住人全員の首をはねたと言われている。
住人全員の…首を…。
(蒙恬)「首斬り桓騎」。
んっ!?それが今でも付いて回る彼の異名だ。
最低の野郎じゃねェか!何でそんな奴を副将なんかに…。
戦の天才だからだ。
あっ…!ん…。
(蒙恬)彼が盗賊だった頃その暴虐を止めるため秦国は幾度となく討伐軍を送った。
だが誰から教わった訳でもない桓騎独自の兵法の前に討伐軍はただの一度も勝てなかった。
確かにじィ様にとって桓騎を抱えるのは不名誉な事だがそれを差し引いても彼の力は余りある代物なんだ。
んじゃもう1人の王翦って将軍は?王翦将軍は王賁の父親だ。
えっ!?うっ…!
(蒙恬)つまりあの王騎将軍を輩出した名門王一族の現在の当主だ。
あ…。
王騎将軍の…一族の当主…。
(じい)若〜。
お早く〜!
(蒙恬)ほぉ〜い。
今行く〜!待て!蒙恬!あっ!わっ!「副将が2人とも訳あり」って言ったよな。
王翦将軍にはどんな訳があるんだ?王翦将軍は秦国一の「危険人物だ」。
え!?だから昭王の時代からずっと日陰の地位に追いやられている。
それ…どういう事だよ?聞いた話じゃあ何でもあの人には野望があってね。
自分が王様になりたいんだってさ。
えっ…!自分が王様に…。
フォッフォッフォッフォ…。
此度も頼りにしておるぞィ…2人とも。
一方魏国軍も全軍が流尹平野に到着し本陣を張る馬練山の頂きに総大将白亀西が立った!
(輪虎玄峰姜燕)ん!?
(介子坊)なっ!?何ですとォォォ〜!?
(輪虎)殿が総大将ではない!?
(介子坊)白亀西なんて知らんぞ。
誰だ!?それは。
(姜燕)確か…先の秦国と魏国の戦で呉慶将軍の副将を務めた1人では…?
(玄峰)ああ!王騎の一にらみで退散したとか言うふぬけじゃな。
心の声
(白亀西)聞こえない…。
聞こえていないぞひと言も…。
(廉頗)ヌハハハハハ!どうだ!驚いたじゃろ?黙っとったかいがあったわ!ヌハハハハハ!笑い事ではありませんぞ殿!これは一体どういう事ですか?
(介子坊)なぜあのような者が総大将に?うむ。
第一の理由は士気じゃ。
は?他国は無論魏国の国内でもわしはこの3年王の信頼を得られず戦場に立てなかった事になっておる。
それがいきなり大将になっても魏国の兵士達の士気は上がらん!確かに。
(廉頗)それよりはなァんの取り柄も無いがなぜか国民に好かれておるチンゲンサイを大将にして
(輪虎)殿。
白亀西です。
(廉頗)それを裏からわしが操る方が戦いやすいわい。
ヌハハハハ!ん…!まあ他にも理由が無い事もないがのォ。
あ〜。
趙国に未練があるから後ろめたいと。
アイテッ!分かりました。
殿の決定ならば我らは喜んで。
フン…。
やっぱりうれしそうですね戦場にいるのが。
(廉頗)うぬらもな。
白亀西〜ィ!
(白亀西)あああっ!ああぁ…!?こっちへ来いっ!いつものをやるっ!わは〜。
「いつもの」…?介子坊!殿!
(ミシミシいう音)
(廉頗)う〜ん!武運を祈る!
(ミシミシいう音)
(介子坊)殿もご武運を!
(廉頗)む〜う!
(メキメキいう音)あっあぁぁ…!うむ!次輪虎!
(輪虎)ハイハイ。
久々だァ〜!武運を祈る!
(輪虎)効く〜っ!次姜燕!
(姜燕)ハ!ム〜ッ!フウッ…。
うおっ!あ…。
次!玄峰じじィ!
(玄峰)やるかいそんなもん。
ヌハハハ…!次ィ〜!白亀西〜!あぁ…!い…いえっ!わ…私はそんな…!う〜っ!あっ…!あああ…!フフフフフ…!ううぅぅぅ…!ぬんっ!
(白亀西)ぐおおお〜!
(廉頗)武運を祈るぞ!ぐ…あ…あああ…!う〜っ!あああああ〜!心の声
(白亀西)い…痛いっ…。
い…いや!?あ…熱い!?な…何だ?この感じ…。
この…高揚感!心の声
(白亀西)腹の底から…力が…力が湧き上がって…うっ!来るぅぅぅ〜っ!う…ううう…!うおおおおお!
(魏兵達)おおおおおお〜!ハハハハ…。
それではそろそろ始めようかのォ〜。
(介子坊姜燕輪虎玄峰)ハッ!フン!配置につけィ!
(風の音)
(伝令)敵魏国軍の総大将は廉頗にあらず!白亀西なり!繰り返す!敵の総大将は白亀西なり!廉頗が総大将じゃない?どういう事だ!?蒙恬様。
廉頗ではないと…。
心の声
(蒙恬)厄介な事になったな〜。
これで廉頗が本陣にいるとは限らなくなった…。
(風の音)心の声
(蒙)廉頗…。
貴様がどう動こうともはや惑う事はない…。
わしはもう腹をくくったぞイ!
(王翦の副将)王翦様。
本陣より狼煙が。
「武運を祈る」との事です。
(桓騎)フッ珍しいな。
あの白老が昂ぶっておられる。
心の声
(蒙)廉頗よ!最後に笑うのはこのわしじゃ!先鋒隊第1陣!前へ!
(秦国軍)おおおおお!
(魏国軍)おおおおお!
(両軍の喚声)
(楚水)いよいよですね。
ん!?ああ…。
(兵)玉鳳隊が通るぞォォ〜っ!王賁…。
あいつら…第1陣に組み込まれたのか…。
また先に手柄をあげられちまう…。
心の声
(蒙恬)急造の千人隊で第1陣とは…厳しいな…。
正直王賁もそのくじは引きたくなかったはずだ…。
(番陽)賁様。
第1陣とは願ってもない機会を得ましたな。
敵の魏国軍はもとより味方にも玉鳳隊の力を知らしめてやりましょう。
ああ…。
心の声
(王賁)あの人にもな…。
(土門)将軍土門より第1陣の全兵士に伝える!此度の戦の流れを決する重要な初戦である!全力で敵をたたき潰せぇ〜っ!
(秦国軍)オオオオオオ!
(輪虎の副官)輪虎様。
出撃の準備整いました。
ハイハ〜イ。
静かだな。
我が軍の第1陣は本当にこれで大丈夫なのか?フン…。
ん…!
(馬のいななき)第1陣!突撃だぁ〜っ!
(秦国軍)おおおおおお!行こうか。
(両軍の喚声)
(喚声)
(魏兵達)うおおおおお〜!
(魏の武将A)怯むなあ!その若い槍使いを取り囲んでしとめろぉ〜っ!
(魏兵達)うおおお〜!
(喚声)まずい。
第1陣が勢いで押されている…。
第2陣を動かすか?お!?うわ!ヌハハハハハ!慌てるな!うぬら魏国の兵士の力が発揮されるのはここからじゃ!へ?
(喚声)うん。
第5隊は左に押し込もう。
(部下A)ハッ!第7隊を右にずらして第8隊を突入させようか。
ハハッ!
(武将C)第5隊陣形を整えよ!左に進んで敵をたたくぞ〜!
(魏兵達)うおおお〜!
(武将D)第8隊突撃だあああ〜っ!
(魏兵達)うおおぉぉ!心の声
(輪虎)へえ〜。
「魏国の兵士は生真面目だ」って殿が言ってたとおりだ。
よそ者の僕が指揮官でも命令どおりきっちり戦っている。
偉いな。
よしよし。
それじゃあ…そろそろ僕も始めようか。
(馬のいななき)我が軍が押し戻した…!しかも攻勢に転じている…!ぐ〜!ああ…!ウ〜!ハッ!動き出したな!輪虎。
(伝令1)土門将軍!太雲千人将が討ち死にされましたぁ〜っ!なっ何ィ!
(ざわめき)くっ…。
太雲隊は今回急造した千人隊。
やはり力不足だったか。
(伝令2)将軍!今度は廷比隊が敵の精鋭部隊に襲撃され廷比千人将が討ち死にされましたァ〜!何だとォォ!心の声
(土門)廷比隊も太雲隊と同じく臨時編制でできた急造の千人隊だが…。
…まさか!狙われて…いるのか!?
(玉隊員1)第4隊が苦戦中です!
(番陽)第2隊を呼び戻して第4隊の救援に向かわせろ!
(玉隊員1)はっ!
(玉隊員2)右の守備隊も押されています。
は!?何をしている!第7隊動きが遅いぞ!
(玉隊員3)第9隊後方で敵に捕まりました!
(番陽)何ィ!?心の声
(王賁)新しく加入した700人の隊の動きが常に元の玉鳳隊の感覚より後れている。
(番陽)舟。
第9隊を助けに行け。
賁様はわしがお守りする!心の声
(王賁)動きが後れた分のほころびを繕うのに力を割かれる。
今回加入した兵士達も精鋭ではあったが生え抜きの玉鳳隊300人と力の差がある事は分かっていた。
…がその力の差が共に戦ううえでこれほど大きな枷になるとは…。
(玉隊員4)王賁様!番陽副長!左からも新手が来ます!左もか!ええィ!新手には第3隊を充てろ!それより右の右の陣形の立て直しを急がせよオオオ〜っ!
(王賁)いや…。
こっちが先だ。
ん?はっ!?
(兵士達)あぁ…!?
(喚声)なっ!ぐわ〜っ!
(輪虎)統率された隊とそうでない隊は注意して見ればすぐ分かる。
もちろん前者は強くて後者は弱い。
そしてこの秦国軍にいくつか弱い隊があるのは目に付いた千人将を暗殺して臨時の千人隊を作らせた僕の功績。
そうか。
近利関でこちらの千人将を斬って回ったのはお前か。
…という事で命をもらうよ。
臨時の千人将君。
(番陽)賁様を守れぇぇ!
(兵士達)おおおお!はは…。
守れるかな?…どけ。
あっ!賁…様…。
ん…?俺がやる。
フッ…。
(エンディングテーマ「Exit」)・「君の夢を見てる」・「あの日のように」・「何も怖がらずに信じるように」・「いつまでも思い出してる」・「君の言葉」・「かき混ぜるほどに薄まって」・「消えてしまうよ」・「確かめるように」・「夢中になって」・「裸足のまま迷い込んでいた」・「足を止めてもいいでも」・「問いかけても手を伸ばしても」・「まだ応えないでだけど」・「忘れるまで変わらないでいて」・「君に願うけどでも」・「待ち焦がれた朝のように」・「また始めるんだ」・「まだ覚えてる」2014/09/20(土) 02:10〜02:35
NHK総合1・神戸
アニメ キングダム2(18)「激突!」[字][デ]
古代中国。春秋・戦国時代。秦国で天下の大将軍を夢見る信は、三百人隊の将となった。そして、戦場では同世代の若武者たちが、次世代の大将軍を目指し躍動していた。
詳細情報
番組内容
決戦の地・流尹(るい)平野へと到着した両軍。この度の戦で蒙ゴウ(もうごう)軍の副将を務める武将、桓騎(かんき)と王翦(おうせん)の二人を率いた蒙ゴウは穏やかな中にも決意を秘め、長年の敵である廉頗(れんぱ)に挑む。対する廉頗も共に激烈な戦場を戦い抜いてきた四天王を従え、激突のときを待つ。その顔には余裕の笑みを浮かべ自信と闘志が満ちあふれていた。そして両軍の陣形が整うと、ついにその第一陣が激突する。
出演者
【声】森田成一,福山潤,野島裕史,細谷佳正,釘宮理恵,日笠陽子,仲野裕,玄田哲章,森川智之,鳥海浩輔,諏訪部順一
原作・脚本
【原作】原泰久,【脚本】荒川稔久,和智正喜,村山桂,白石雅彦,玉井☆豪
監督・演出
【監督】岩永彰
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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