日本からモロッコへは飛行機で中東
午後2時半カサブランカにあるムハンマド5世国際空港に満を持してあの男が到着
番組開始から6年半司会を務めたこの男がついに日本人探し
そして
そのらしからぬ理由とは!?
すごいよく行ったね…っていうのも1週間僕夏休みでスケジュール押さえてたんですほんで誰かと毎年後輩とどっか行ったりするんでそっから後輩いろいろ探してたら後輩がみんな忙しいから行けませんってなって俺どっからどうなったか
実は人見知りしかもそれだけじゃない
異国での日本人探しには不向きなようだ
その証拠に…
インドの路上で売られていた牛乳をあっさり飲んだ宇梶を見て…
おいしいでも
さらに自身の著書には…
日本人探しには不向きな性格の千原ジュニアの旅がいよいよ始まる
うわ〜すげぇ天気
そんな言葉とは裏腹に周囲に目を配り警戒を怠らない
初アフリカそのイメージは?
あっそうっすか
この日の気温は28℃非常に過ごしやすい気候
そしてゴミ1つ落ちていない洗練された雰囲気
俺ここにいんねや
日本人がいるところまではその人が通ったであろう道程を聞き込みし現地の交通手段を使っていく
そして今回の日本人がいる村の名前は…
モロッコ王国はアフリカ大陸北西端に位置していてジブラルタル海峡を挟んだ北はスペインです人口は3,252万国土の南部にはサハラ砂漠が広がりそこには砂漠の民と呼ばれる先住民・ベルベル人が今でも昔ながらの暮らしをしています今回日本人女性がいるのはベルベル人の村・シディアブドゥラギヤッド村のアインモシュというところだということですあのね行ってるじゃないですか
探し求める日本人が住むモロッコを知るため町の中心へ
めっちゃ連れてってくれるやん
モロッコの運転手は実に客引きに積極的
じゃあ…すげぇ乗り心地もいい抜群ですよ
街まで30km料金は交渉制で今回は6,000円
標識も全部あれ…アラビア語
こちらが
現在の国王はモハメッド6世
350年にわたるモロッコの王室史上初めて民間人の女性を妻にしこれまた初めて公に紹介したことで庶民に大人気なんだとか
走ること40分
到着したのはモロッコ最大の都市
人口は400万大西洋に面した港町でヨーロッパ諸国との貿易の要衝として発展
またこの街の名をタイトルにしたハリウッド映画がアカデミー賞を受賞
世界的に有名な都市となった
高さ210mの塔がひときわ目を引くイスラム教の礼拝堂
現国王の父・ハッサン2世の発案で7年の年月をかけて建設
10万人以上が一度に礼拝できるモロッコ最大のモスクだ
これは近くで見てみたい
すると…
写真屋さんを発見
そして記念にパチリ
完全にこの旅を楽しんでいる
キャラにないポーズは上機嫌の証し
と理由は定かではないがジュニアの周りにいつの間にか人だかりが
そこへそれを見ていたらしい人物が…
おいおい
誰なのかは気になるが時刻はすでに夕方の5時半
おなかもすいたのでこれはチャンスとモロッコではどんな食べ物が人気なのか聞いてみる
モロッコの運転手やっぱり客引きに積極的
でもふと気付いた
イドリスですあなたは?
連れてこられたのはハッブースという繁華街
モロッコの食生活には欠かせない食材やお土産から衣料品・生活雑貨まで何でも揃う
ここでイドリスさん偶然なのかわざわざなのか…
知り合いらしきレストランでもない店の前へ
で…有無を言わせず店の中に
そして着せ替え人形のように何かを着せられあっという間にこんな姿に
状況が全く把握できていないジュニアだがここは地元の民族衣装を扱うお店
この服はガンドゥーラと呼ばれサハラ砂漠周辺で主に夏普段着として着られているものらしい
でまんまといつの間にか買わされるはめに
さらに…
これはジュラバ伝統的な上着
モロッコのジャン・レノ全然譲ってくれへんやん
結局抵抗むなしく上着も購入
値切ることもできず総額30,000円のお買い上げ
もうなすがまま…
本日
モロッコの人は写真を撮ることが好きでこの店では合成技術を使ったサービスが人気
でできあがったのがこちら
中には背景がモロッコなのかどうか全く分からないものも
そしてようやくモロッコの人気料理が食べられるお店へ
すると…
途中ジュニアの目を引いたのは日本では見かけたことのない不思議なもの
おぉ〜!
「ノー!」と言える雰囲気じゃない
モロッコではポピュラーだというサボテンだが…
これいいねこれはねおいしいです
中には種がたくさんあるが一緒に食べてしまうのだという
そして…
やっとイドリスさんイチオシのレストランへ
だがはやっているようには見えない
いや
ここでも言われるがまま
よわい40覚悟の決意表明!!
でもオススメ料理が出ると…
一瞬で顔が変わった
運ばれてきた料理は怪しい雰囲気プンプン
よわい40なかなか覚悟が決まらない
そして!
なんか
(イドリス)羊の脳みそだよ
ジュニアさんいずこへ?
懸命に自分を立て直そうとするも言葉が出ない
これぞまさに異文化の洗礼
案内してくれたイドリスさんとモロッコ式の挨拶でお別れ
明るいが時刻はすでに夜の7時半
日本人探しは明日からにしてホテルで休もう
あれでもほんま食いもんよういったないやそうなんですよただ高級料理だよねだからあそこは高級料理屋だからすいてたんでしょう値段も高いと…
(せいじ)そういうことかなるほど食べれて年に一度とかですってそんな高級なの?
翌朝6時
そうあの男がついに登場!
実は今回弟・ジュニアの初めての旅を見届けようとモロッコへやって来たのだ
しかしジュニアはせいじがここに来ている事など露知らない
ここはジュニアが泊まっているホテル
わざわざ起こしにやって来たのだが普通に起こすんじゃつまらない
そこで…
せいじによる寝起きドッキリinモロッコ
普通寝起きドッキリといえば部屋の前でこっそりスタートし静かに部屋に入り室内でこれまた静かに持ち物を拝見し…
それから本人を起こしてビックリさせるというもの
早速ジュニアの部屋に案内してもらうせいじ
全く知るよしもないジュニアの反応は!?
そ〜っと潜入開始
…のはずが!いきなり段取り無視!!
(せいじ)おはようおはよう写真撮ろうか
おきて破りの雑な起こし方!!
けどこれを寝起きドッキリと言っていいのだろうか?
スタッフはせいじという男が世界一ガサツな人間だということをすっかり忘れていた
これも本来起こす前にする事なのに…
ビッチョビチョのとことか動物のうんことか踏むで
大したオチもなくやりっ放しで帰ってった
さすがのジュニアも混乱から立ち直れないようで…
カサブランカの町並みに日ざしが当たる頃再びせいじと待ち合わせ
性格が正反対の兄弟二人旅が始まる
タイプ的には潔癖症かどうか分かれへんけどこれはこうでありたいとかそれが強いのよこうじゃないと嫌とかいうやつ多いからつらい時につらいのをワーッと言っちゃわないタイプでしょ?アフリカってほんまいろいろあるな
普段は絶対見られない今夜かぎりの二人旅
性格が正反対の2人はモロッコ・カサブランカで聞き込み開始
すっかり保護者気分のせいじは…
手当たり次第声を掛けるだけのジュニアにせいじは…
せいじの言葉にぐうの音も出ないのも久々
道を行く人行く人に尋ねるが…
有力な手がかりはなし
そのころ友達…じゃなくて兄のせいじは知らないモロッコ人に話しかけられていた
(せいじ)あぁ琴欧洲
お宅は目の前だというので…
異国の地でたった一人にされるジュニア
すると声を掛けられない人見知りが顔をのぞかせる
で人見知りなど全く縁のないせいじは声をかけてくれた男性のお宅へ
実は4階からロケの様子を見ていて琴欧洲の写真を持って飛び出してきたのだという
そのお宅は…
(せいじ)こんにちはこんにちはボンジュール
突然の訪問にも大歓迎
それにしても広い
ご主人のお名前はモハメッドさんかなりのお金持ちのようだ
そのころジュニアは…
勇気を出して話しかけるが…
初めての日本人探し難しさを痛感
そんなジュニアを見ていたせいじは…
こんなに不安そうな顔をする千原ジュニア見たことない
一方せいじは満足げ
ミントティーイェー村の名前シディアブドゥラギヤッド村
弟は兄のアドバイスを素直に実践
その兄は指示だけ出して休憩中
でこちらのマンション4階すべてモハメッドさんの所有
カサブランカの一等地にこんな大邸宅を構えるとは一体何をしている方なのか?
奥さんは今日本にいて今日はご不在とのこと
そこで…
もしもし
そうモハメッドさんは不動産業を営みこの辺りでは有名人
大変な親日家で相撲も大好き
元大関・琴欧洲を一生懸命応援していたという
はい旦那さんに代わりますすいませんチェンジ
モロッコでは来客をもてなすのにミントティーを出すのが最もポピュラー
(せいじ)うまそうやねぇいいね朝あっ甘い!
想像もつかない大量の砂糖が入っていてとっても甘いがモロッコではこれが普通
そのころジュニアの周りには人だかりが
紙に書かれた村の名前を見て彼らのほうから近づいてきてくれたのだ
人見知りで声をかけるのが苦手なジュニアにはピッタリの作戦だった
ついに日本人のいる村を知っている人が
すぐに地図でマラケシュの位置を確認する
カサブランカあっマラケシュ
マラケシュはカサブランカから南西に210km行ったところ
この町の近くに日本人女性がいるシディアブドゥラギヤッド村があるというのでマラケシュまでの行き方を聞いてみる
えっ?ほな行くわセンキューあの…イヤークスクスタジンとクスクスねあと
これぞ一期一会
それにしてもモロッコまで来て大富豪の友達を作ってしまうとはせいじの面目躍如
こうして再び合流した兄弟
しかしこのあと2人を待ち受けていたのは
そしてジュニアがまたまた1人に!?
アフリカ・モロッコベルベル人の村にいるたった一人の日本人女性を目指すべく途中の町・マラケシュまで行くため場所を教えてくれた男性とタクシー乗り場へ
モロッコの乗り合いタクシーは旧型のベンツ
日本と同じく手を上げれば止まる
しかし問題が…
アフリカの乗り合いタクシーは窮屈で乗り心地もよくない
エアコンがないのも当たり前
そのことを嫌というほど知り尽くしているせいじから待ったがかかった
チャーターは1,000モロッコ・ディルハムです1万ちょっとやそれぐらい大丈夫やそんなもん1万2,000〜1万3,000円
(せいじ)もうええやん行こうや行こうやセンキュー!センキュー
感謝を込めてモロッコ式のあいさつでお別れ
あっそうそうチャーターしてくれた兄にも勢いで…
久々の
午前11時まずは途中の町・マラケシュへ向けて出発
2人並んでタクシーに乗るのは何年ぶりのことか
兄弟2人なんとなく気まずいようだ
まだマラケシュまで3時間以上も2人っきり
こんなことなら乗り合いにしておけばよかったと後悔しているにちがいない
途中トイレ休憩に立ち寄りタクシーに戻ると運転手が…
死なれたらかなん
これで2人きりにならないで済む
まさに「渡りに船」
しかし…
通訳も同乗するので後部座席はギュウギュウ
午後2時再びマラケシュへ向け出発
相乗りしてきたのは24歳のムスタファさん
マラケシュの手前の村でサボテン農家をしているという
気温はなんと45℃だが車内にクーラーはない
オホッ暑っ…そうそうそう
カサブランカから走ること3時間
車窓には赤土の大地が広がる
ここまで元気だったジュニアもさすがにぐったり
一方せいじいつもならすぐ寝るはずのこの男がなぜかずっと起きている
皆さんお気づきだろうかこのせいじの前傾姿勢を
トイレ休憩で男性を乗せた時からずっとこの窮屈な体勢をとり続けているのだ
スタッフはその理由に気付いていた
初めてのアフリカ弟に背もたれを使わせるため自分はこの前傾姿勢を文句ひとつ言わずとり続けていたのだ
実はこの男弟想いの優しい兄ちょっとガサツだが
そんな兄の優しさにジュニアも気付いていた
まさかの心温まる展開
気付けばいつもそこには兄がいてくれた
気付けば小さかった弟は大きな存在に
これが千原兄弟だ
お2人さん
まぁそんなことはさておきムスタファさんからこんな申し出が…
人見知りで潔癖症のジュニアが…
まさかの行動連発です!!
最高やでまたの機会にはそっち行くわ
タクシーに現地のムスタファさんという方を乗せてあげた2人
すると…
(せいじ)ええやん
この言葉を証明する絶好のチャンス!
4時ムスタファさんの村に到着
すごいヘイヘイヘイヘイバーイ
ここでまさかの突き放し
実はせいじアフリカでのホームステイはすでに経験済み
そこでアフリカの普通の家庭の暮らしぶりそして優しさを知った
弟の
そんな思いからせいじはジュニアを一人残し先にマラケシュへ向かっていった
千原ジュニアアフリカ・モロッコで人生初?…のホームステイ
俺はだって2人で泊まる思てるからその間どうしてたんですか?せいじさんって別にすることもないのでプールサイドでプール!?あの暑さの中プールあったらそら入るやろお前ちょいちょいそういうの…小っちゃい時もねある日突然すべてはもちろん言えませんけど行って自分でも驚きました
モロッコで現地の方のお宅にジュニアがホームステイ
家があるのはマラケシュから30km手前の
9世帯120人ほどの村人はサボテン栽培で生計を立てている
一般的なモロッコ人の暮らしぶりとはどんなものなのか?
うわぁ〜!
こちらがムスタファさんの自宅
家族7人で暮らしている
村には電気も水道も通っているがガスはプロパンガスを使用
食料はほぼ自給自足で賄っている
えぇ〜!
ジュニアが通されたのは居間
四隅にソファーを置くのがモロッコ流
来客のおもてなしはやはりここでもミントティー
せいじがさっき飲んだものと同じ
あっ甘い!
熱いものを飲み汗を出すことで体を冷やすという
あぁ〜…
異文化の歓迎をちょっと味わったところでムスタファさん見せたいものがあるとジュニアを外へ連れ出した
将来に備えて近くの土地に自分で家を建てていた
えぇ〜!ハハッめっちゃ笑てるやん
この地にいる日本人女性は結婚しているのだろうか?
そしてどんな生活を?
家に戻るとムスタファさんのお父さんが…
どうした?ジュニア
この言葉は偽りじゃなかった
他人のしかも出会ったばかりのモロッコ人の家の風呂に今ジュニアが1歩2歩…
子どものようにはしゃいでいる
これが本当のジュニアなのだろうか?
ハマムとはモロッコ式のスチームバス
蒸気で体を温め毛穴を開き垢すりで古い角質を取り除く
基本2人以上で入るようでパンツは履いたままがエチケットらしい
千原ジュニア40歳
彼はこの旅で何かを変えたいのか?
それともいつの間にか潔癖症を克服していたのか?
身も心もリフレッシュ
居間に戻ると夕食の準備が
小麦粉に水分を含ませ粒状にしたものを乾燥させた世界最小のパスタと呼ばれるクスクス
具となる野菜や肉を煮込みそのスープの蒸気で蒸し上げる
うまみがしみこんだクスクスはモロッコの伝統的な家庭料理だ
右手で食べるのがモロッコ流
ジュニアも見よう見まねでトライしてみる
熱っ
あまりにも熱がるジュニアを見かねてお父さんが代わりに…
お父さんが握ったクスクスどうする?
うわぁ〜すげぇこれ牛乳ね…
こんなことを言っていたジュニアがお父さんが握ったクスクスを…
食べた!
かつてジャックナイフと呼ばれ見知らぬ者を寄せつけなかったジュニアが…
お父さんが素手で握ったクスクスを食べた!
VTRさんざん見てきたらこうなるんすね人間って色んな僻地・秘境で暮らしてはる日本人の方を見てきていろいろ思てたんですやっぱり俺も俺なりに俺この番組始まる前なんて便器にTOTOって書いてなかったらプイッてなってましたそれがもう今や…お父さんのグッというクスクスちゅうちょなくパッていけた時に「はっ!」って
ではご要望にお応えして…
人は変われるんだなぁ
夕飯を頂いた居間のソファーがジュニアの寝床
親切にもムスタファさんが準備してくれた
この日偶然出会った日本人のために何から何まで…
こうしてジュニアはモロッコの田舎に泊まった
・
(鶏の鳴き声)・
モロッコ3日目
ムスタファさんがジュニアを起こしに行く
(ノック)・うい…・うーいうい!
午前7時ジュニア起床
ぐっすり眠れたようだ
朝食は定番のミントティーと…
シンプルな自家製のパン
そして自宅の農園で採れた新鮮なオリーブ
すべて自給自足自分たちで育てた食材だ
とここでジュニアが…
照りつける太陽のもと一宿一飯の恩義としてサボテンの収穫をお手伝い
これ大変やわ〜
収穫には専用の竹の棒を使う
手元のひもで操作し先端の割れた部分を開いたり閉じたりしながら実を挟んで採るのだ
手ではなく長い竹の棒を使うのには理由が
サボテンには無数の小さなトゲが存在する
ホコリのようなものこれすべてトゲ
風で舞いやすく目に入ると危険なため長い棒を使い離れて作業するのだ
肉体労働が最も似合わない男だが収穫は今が最盛期
少しでも役に立てばと1つまた1つ
1時間の作業で全身汗でびっしょり
それでも休むことなく…
続いては羊小屋の掃除
エサもやってお手伝い終了
その後家の中で休ませて頂き再び日本人女性のいる村の近くの町・マラケシュを目指す
モロッコでは49cc以下のバイクであれば免許がなくても誰でも運転することが認められている
マラケシュまではムスタファさんが先導してくれることに
最後までお世話になりっぱなし
いろいろお世話になりましたごちそうさまでした
日本を出てから70時間半午後3時
バイクにまたがりマラケシュへ向け出発
はい!ご希望どおりオープニングで使わせて頂きました
スピードはそれほど出ないが確実に前へ前へ
モロッコの風を感じながら
そしてバイクで走り始めて50分
おぉ〜!
町並みが見えてきた
モロッコ第3の都市
人口は100万
かつてはこの国の都として栄えた古都だ
建物はほぼピンク色
近郊で採れる土が赤色だったことからこの色になったといわれている
またモロッコ随一の観光地で歴史情緒とオシャレな雑貨を求め世界中から人々が集まってくる
本当に親切な方
楽しかったです
お世話になったムスタファさんと別れせいじと合流するため連絡を取る
フナ広場のカフェ?
で…言われたフナ広場へ向かっていると何やら気になるものを発見
路上で売られていたのは草
これは一体何なのか?
セージとはハーブの一種で鎮静作用がありモロッコでは煎じてお茶として飲む
歩いて30分
ジュニアはせいじとの待ち合わせ場所・フナ広場へ
ここはマラケシュでも有数の観光名所でにぎやかな大道芸人が至るところで人だかりを作っている
だが一番の盛り上がりを見せるのは夜
露店が放つまばゆい光のもとさまざまなモロッコの美味を求め広場は多くの人でごった返す
せいじを探していると…
ジュニアがモロッコのサル使いを発見
うわっうわうわ…怖っ!
さらに進むと…
日本のギャグを連発する若者たちが…
一体どういうことなのか?
でもギャグの意味は全く知らないらしい
そしてせいじを探して30分
兄弟が会うのは丸一日ぶり
話題はもちろんムスタファさん宅でのホームステイのことに
めちゃくちゃよかったえっ?よかった?ほんまに
そしていよいよ明日探し求める日本人女性のもとへ
翌朝
兄弟2人でシディアブドゥラギヤッド村を目指す
村を知っているドライバーもすぐ見つかりいざ日本人女性のもとへ
シディアブドゥラギヤッド村はここマラケシュから20kmほどのところ
日本人女性はその村のアインモシュという地区にいる
もうすぐ日本人に会えるその喜びからくる胸の高鳴り
そんなこれまで味わったことのない初めての感情を抱いていると…
シディアブドゥラギヤッド村に到着
アインモシュという地区は運転手さんの聞き込みによると車でさらに10分ほど行かなければならない場所だった
確かに…
タクシーが殺風景な場所で停車した
ついにアインモシュの入り口に
形勢逆転にせいじはそそくさと退散
かと思いきや…
(せいじ)命の水やから
優しい兄の一面再び
自然と湧き上がる高揚感
そんな弟の背中を見て兄・せいじは…
何だかんだいって最後の最後まで弟のことを心配する兄・せいじであった
モロッコの片田舎・アインモシュ
一体なぜこんなところに?
ほんでねこのあと日本人女性と実際会うんですけどあれ?小っちゃいとこちゃうの?いやいやその町がどこにあるか分からないんで境界線も何も分かんないもんねあれ状況として不思議な人ですよ
マラケシュ郊外シディアブドゥラギヤッド村の
ここには先住民のベルベル人が暮らしその多くは小麦やオリーブの栽培で生計を立てている
午後1時気温38℃
アフリカの強い日ざしのもと日本人探し開始
だが10分歩いても…
見渡すかぎり人がいる気配すらない
分かれ道に立往生
選択肢は1つ・2つ…
そして3つ
5分ほど途方に暮れていると遠くのほうからやっと人影が!
あの子に聞こう
とはいえ頼れるものもほかにないので少年に言われた方向へ
すると目の前にサボテンが
確かに変わりましたね
30分歩いて出会ったのはたった一人
その後も歩き続けるが…
いたのはロバ1頭
気付けば気温は40℃
しかも空気が非常に乾燥しているので噴き出る汗もそのまま蒸発してしまう
そんなアフリカの酷暑がジュニアの体力を奪っていく
あの少年以来誰とも会うことなくやみくもに歩くこと1時間
少年の言葉を頼りに来たけれど間違っていたのか?
身も心も限界…
ついにジュニアが壊れ始める
おかしな妄想が始まったさらに…
われわれには見えないが…
ついに幻覚まで見えてきたのか?
これは本当にまずい状態…がその時!
一人の小さな子どもが近づいてきた
しかしこの出会いが奇跡を呼ぶ事になる!
えっ?知ってる?どこにいんの?
日本人女性のいる村に入り
体力も限界に達しようとしていたその時…
ようやく人を発見!
一人の小さな子どもが近づいてきた
かわいいなこんにちはこんにちはここ?
ここに探し求めた日本人女性がいるのか?
・
(ドアの開く音)あっこんにちは
間違っていたけどこの子のおかげで日本人の家が分かった
ありがとうありがとうありがとうね…をついに言える日が来たんですね
日本出発から94時間ついに日本人女性のもとへ
見知らぬ外国人を不審に思ったのかそそくさと中へ入ってしまった
あっちなんかな?これ1軒目なのかな?
しかたなくその奥の家を訪ねてみる
(ノック)
返事はない
やはり先ほどの女性に聞いてみるしかなさそうだ
(ノック)・
(外国語)・うわここやったすいませんおー!会えたー!わー!会えたー!
日本出発から94時間
ついにモロッコのベルベル人の村にいる日本人女性が
うわここやったすいませんちょっとすいません
モロッコアインモシュにいるたった一人の日本人女性
やっと出会えた感動の余韻に浸りたいところだがまずはお話を伺うことにしよう
あのですねそもそも
由佳さんはモロッコ人の男性と結婚し現在ご主人の実家でその家族と共に暮らしている
こちらがご主人のアブディルイッラーさん4歳年上
しかも2人は1年近くも会っていない別居状態
一体なぜ?
話の途中で…
お父さんがやって来て…
(部谷)高校生の時に1年間アメリカのほうに留学してまして…
(部谷)大学卒業する時に1年休学してスイスのほうに行ってまして
幼い頃に見たテレビ番組の影響で国際協力の仕事に漠然と興味を抱くように
そんな由佳さんに転機が訪れたのは大学4年生の時だった
みんなと?はい
西サハラ問題とはアフリカ北西部にある西サハラ地域の領有権を巡る問題
1991年国連の仲介で停戦したがいまだ全面的な解決には至っていない
大学院に進学していた由佳さんは2007年モロッコへ
論文を書くための取材だった
西サハラに興味を持ちなんと一人旅というのも由佳さんは1度火がつくと止められない性格らしく思いついたら猪突猛進
この時モロッコでご主人と運命的な出会いを果たす
最初は恋愛感情などない取材の途中で知り合った単なる友人の一人にすぎなかったという
では何が2人の距離を縮めたのか?
恋愛も1度火がついたら止められないようで現地調査は1か月だったが彼の純粋な笑顔に引かれ由佳さんはご主人の働くレストランへ足しげく通うように自然と交際は始まった
日本へ帰国後も頻繁に連絡を取り合い遠距離恋愛を続けた
2ヵ月後由佳さんは再度モロッコを訪れ1週間滞在
もともと人見知りしない性格
たった数日間だったがご主人の家族とはすっかり意気投合
帰国後は大学院で研究論文に追われていたがご主人もやはり火がついたら止められない性格のようで…
2人は完全に恋に落ちていた
にもかかわらず結婚までここから2年以上の歳月が…
1ヵ月がたちご主人はモロッコへ
互いにそれぞれの国で過ごしていたが恋心はどうしようもなくご主人が帰ってすぐ由佳さんは大学院を卒業し帰国予定も立てずにモロッコへ
似た者どうしやはり1度火がついたら止められない
思い立ったらすぐ行動!
(外国語)はい
日本製のバイクはモロッコで売れる
ご主人のそんな思いつきで始まったバイクの輸入販売
最初は順調だったものの円高が進み徐々に赤字へと転落していったさらに…
今度は日本から軽トラックを輸入
左ハンドルのモロッコで右ハンドルの車が売れるはずもなくまたも採算が取れなかった
さらにさらに続いては日本から自転車を輸入
だがモロッコではそもそも自転車に乗る習慣があまりなく全く売れなかった
たび重なる失敗で家計は火の車
出会って3年2010年2人はようやく結婚
ご主人は由佳さんのために両家の親族や村人300人以上が集う盛大な結婚式を催してくれた
普通ならこれを機にモロッコに腰を据え夫婦で安定した生活を目指すはずだが…
火がついたら止められない性格のゆえ幼い頃からの夢が捨てきれなかった
そこにご主人と別居生活までしてここにとどまる理由があったのです
モロッコの男性と結婚その実家で過ごしているものの現在ご主人とは別居生活の
なぜご主人だけノルウェーで寿司職人をしているのか?
ノルウェー行きを切り出したのはご主人ではなく由佳さんからだった
夫婦で移住しご主人は調理師の経験を生かしてすし屋さんで働き始めた
そして現在も給料がいいという理由で一人ノルウェーに残り出稼ぎ生活
一方の由佳さんは大学院卒業後先にノルウェーをあとにし…
現在由佳さんは中東・レバノンで隣国・シリアの内戦により国を追われ難民となった人々の支援活動を行っているという
そう幼い頃からの夢国際協力の仕事がしたい
その夢実現のための夫婦別居生活だったんです
そんな由佳さんは事あるごとにご主人の実家へ戻りご両親の面倒を見家事をこなし農作業を手伝っている
妻としての責務
いやいやいや
これまでの人生ひとところにじっとせず飛び回ってきた由佳さん
今後の行方は?
人生何があるか分からない
だがだからこそ楽しいのかもしれない
後ろを振り向かず前に進み続けることで今笑顔で過ごす一人の日本人女性がモロッコにいた
アフリカの旅ということでせいじのノートに出会った証しのサインを頂く
(部谷)おぉ〜筆ペンですか私字汚いんですけど
そして別れのあいさつは…
やっぱり甘いのか?
突然お邪魔しました
モロッコアインモシュにいた日本人女性
彼女が飛び乗った人生という列車は間違いなく明るい未来に向かって走り続けている
(森)どうだった?初めての日本人探しは俺マジで
(スタジオ内拍手)僕男の兄弟いないんで羨ましいと思ってたんですよお互い何だかんだ言いながらほんとは違うだろうなと思ったらやっぱり今日ほんとに違うのが分かってうれしかったどっちもどっち色んなこと言いながら結構つながってんだよねこの野郎って今日のこの放送
(スタジオ内笑い)
今度は
せいじがアフリカに来たからにはタダでは帰らせない!
のんびりでええなぁ
「アフリカに住む日本人全員に会いに行きます」inモロッコ
地中海に面した町に日本のすばらしさを伝えている日本人女性が!
2014/09/19(金) 20:00〜21:54
ABCテレビ1
世界の村で発見!こんなところに日本人 2時間スペシャル[字] 千原兄弟アフリカへ行く
今夜遂に!あの兄弟が!アフリカで日本人探し!モロッコ王国、ベルベル人の村にいる日本人女性とは…10数年ぶりの千原兄弟2人旅!気温45度の砂漠でとんでもないことが!!
詳細情報
◇みどころ
世界には「一体なぜこんなところに?」と首を傾げたくなるような場所に住む日本人が多数いる。旅人となった芸能人が、自力で世界の僻地にいる日本人に会いに行き、そこにあるたった一つの人生ドラマをひもとく。
◇出演者
【司会&旅人】千原ジュニア
【旅人】千原せいじ
【パネラー】石坂浩二、指原莉乃、森泉
【データマン】大野拓朗
◇番組内容1
アフリカの地に初めて足を踏み入れた千原ジュニア。人見知り、潔癖症の番組司会者が気温45度の中、モロッコ王国・ベルベル人の村にいる日本人女性を探す。名物・羊の脳みそを食べたり、現地の人の家に泊まり風呂で背中を流し合うことも。さらに、せいじも合流して千原兄弟二人旅に!
◇おしらせ
☆『お願い!せいじおじさん』は
番組HP
http://asahi.co.jp/konnatokoroni/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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