情報まるごと 2014.09.19

土砂災害から1か月。
山は削られ、茶色い太い筋が残り、住宅地に流れた土砂はいまだ積もったままです。
広島市安佐南区八木地区の上空です。
きょうも多くの重機が動いて、積もった土砂を撤去しています。
土砂や流木は減り、道路がはっきりと確認できるようになりました。
復興への歩みが少しずつ始まります。
こんにちは。
情報まるごと、きょうはここ、大阪放送局からお伝えしていきます。
お伝えしていますように、スコットランドは独立せず、このままイギリスにとどまることになりました。
最新の開票状況は、画面下の字幕でもお伝えしていくことになっています。
ではきょうの主な内容です。
広島市の土砂災害からあすで1か月です。
亡くなった妻との思い出の品を探し続ける男性を取材しました。
アジアのスポーツの祭典、アジア大会が、今夜、韓国・インチョンで開幕します。
開会式の会場から中継でお伝えします。
そのほか、各地のニュースや話題をお伝えします。
まずは、北朝鮮の拉致被害者らの調査についてです。
菅官房長官は会見で、北朝鮮側から、1年程度を目標としており、現在はまだ初期段階にあるという連絡があったとしたうえで、調査の現状などの詳細な説明を速やかに受けるため、北朝鮮側と調整を急ぐ考えを示しました。
菅官房長官は、北朝鮮側からきのう、こう連絡があったことを明らかにしたうえで、次のように述べました。
その上で、調査の現状について、さらに詳細な説明を早期に受ける必要があると考えており、具体的なやり方を今後、北京の大使館ルートを通じて調整を行っていきたいと述べ、調査の現状などの詳細な説明を速やかに受けるため、北朝鮮側と調整を急ぐ考えを示しました。
また菅官房長官は、7月の時点で北朝鮮からの最初の通報は、夏の終わりから秋の初め頃ということで、双方の認識が一致していたが、現時点で、最初の通報時期は未定だ。
通報が遅れる理由の説明も現時点ではないと述べました。
感染が相次ぐデング熱についてです。
新たに東京・台東区の都立上野公園で蚊に刺されて感染した可能性がある患者が確認されました。
東京都は、公園の一部で薬剤をまいて蚊の駆除を行っています。
東京都などによりますと、新たに東京・台東区の都立上野公園で、埼玉県内の20代の女性が、蚊に刺されて感染した可能性のあることが確認されたということです。
デング熱は蚊が媒介する感染症で、先月以降、東京・渋谷区の代々木公園などを訪れた人の感染が、全国で相次いでいます。
新たに確認された女性は、代々木公園やその周辺などは訪れていないということで、今月7日に上野公園のベンチに座っていた際に、蚊に刺されたと話しているということです。
女性は発熱などの症状があり、現在も入院していますが、容体は落ち着いているということです。
東京都は先ほどから、女性が蚊に刺されたと見られる場所の周辺で薬剤をまいて、蚊の駆除を行うとともに、公園内の全域に看板を立てて、蚊に刺されないよう注意を呼びかけています。
東京都は、公園内にウイルスを保有する蚊が生息しているかどうか確認されていないことから、駆除を行うエリアも立ち入り禁止にはせず、園内にある美術館や博物館は、通常どおり運営するということです。
広島市の土砂災害は、あすで1か月になります。
現場ではきのう、1人が遺体で見つかり、67歳の女性と確認されました。
これで今回の土砂災害で行方が分からなくなっていた方は、全員が見つかったことになります。
広島市の現場近くから、中継でお伝えします。
土砂災害で52人が犠牲となった広島市安佐南区の八木地区です。
私の後ろの斜面にあるオレンジ色の屋根の建物は、県営住宅です。
最後まで行方が分からなくなっていた大屋弘子さんの遺体は、きのうの捜索で、この建物の外階段の土砂の中で見つかりました。
現場では午前中、大屋さんを悼んで、手を合わせる人たちの姿も見られました。
この付近は当初、全体が泥やがれきに覆われていましたが、道路上の土砂の撤去は、ほぼ終わりました。
しかし、水道などライフラインの復旧にはまだ時間がかかる見通しで、土砂が流れ込んだまま手つかずの住宅も少なくありません。
小学校などの避難所では、およそ80人が今も避難生活を送っています。
土砂災害からあすで1か月となりますが、被災した人たちにとっては、いつ元の生活に戻れるのか。
先が見通せない状況が続いています。
今回の災害では、多くの人が、突然、大切な家族を失いました。
妻を亡くしたある男性は、今も全壊した自宅に通い、妻との思い出の品を探し続けています。
だんせいの1か月を取材しました。
日の出とともに毎朝、自宅の跡地に向かう男性。
安佐南区八木地区の池田敏則さんです。
今回の災害で、妻を亡くしました。
2人で暮らした妻との思い出の品を探し続けています。
池田さんは今、1人で避難生活を続けています。
これはね、持ち歩いているんです。
妻の惠津子さんです。
警察などによる捜索で、思い出の品が見つかっていないか。
今月2日、僅かな望みを胸に、池田さんは地元の警察署を訪ねました。
アルバムが1つ見つかりました。
30年以上前、池田さんが撮影した家族写真のアルバムでした。
まさか見つかるとは思わんかったね。
30年住み続けた妻との思い出が詰まった自宅に戻りたい。
いつ戻れるのか知りたいと、今月8日、池田さんは広島市の説明会に出席しました。
しかし、明確な回答は得られませんでした。
警察署で見つかった泥で汚れたあのアルバムの写真。
地元で写真店を営む男性が洗浄し、おととい、池田さんのもとに戻ってきました。
すべてを失ったあの土砂災害からあすで1か月。
思い出を支えに、池田さんは少しずつ前に進もうとしています。
池田さんは、一刻も早く自宅跡地に戻って、再び住み続けたいとしていますが、広島県が土砂災害による危険性を再調査するなどの理由で、戻るメドは立っていないということです。
さて、今回の土砂災害をきっかけに注目されているのが、土砂災害の危険がある地域を示す、土砂災害警戒区域です。
都道府県が現地での調査を踏まえて指定するもので、それをもとに市町村が、危険な場所を記したハザードマップを作り、情報伝達の仕組み作りや、避難ルートの設定などを行います。
しかし、広島市では、大きな被害が出た地域のほとんどが、警戒区域に指定されていませんでした。
こうした中で、警戒区域への指定を待たずに、住民みずから防災への取り組みを進めている地域もあります。
大阪南部、和泉市郊外の若樫町です。
住宅街の背後には、土砂災害の危険がある渓流や、急な傾斜地がありますが、警戒区域指定の手続きが終わっていないため、避難の仕組みは整備されていません。
町内会長の中尾成さんです。
避難の仕組みを作ろうと今月、大阪府の担当者を呼んで、土砂災害の危険性がどこにあるのか、地域を歩いて調査をしました。
自分たちでハザードマップを作ることにしたのです。
すぐにやっぱり家がある。
実際、住まわれてますんでね、ですからやはり、危険な場所であるということには間違いがない。
調査は、府が警戒区域に指定する前の、事前調査の結果をもとに行われました。
地図には土砂災害の可能性のある範囲が、色で示されています。
さらに住民の証言から、事前調査の結果には出ていない場所にも危険性があることが分かりました。
なんの音やろうなと思った瞬間、どどどーんと、ががががーって、音が、飛んで逃げた。
そんならもう、べっしゃんこ、みんな。
こういう建物が、みんなべっしゃんこ。
この日、地域の住民30人余りが集まり、ハザードマップを作る会合が開かれました。
府の事前調査の結果を記した地図に、過去の浸水場所や、土砂崩れが起きた場所、そして災害時に避難できる場所などについて、話し合いながら書き込んでいきます。
こっちにもある。
水浸しになったのはね。
床下の…。
ここのあれやな。
この辺。
床下浸水ですよ。
6年やったから、23年。
日中、確認した土砂崩れの場所も書き込みました。
それぞれの記憶を共有することで、身の回りだけでなく、地区全体のリスクを確認する話し合いが始まったのです。
土砂災害から命を守るために、今、何ができるのか。
制度の手続きだけにとらわれず、住民と行政ができることから始めることが必要です。
スタジオには土砂災害に詳しく、広島の現場にも調査に入られた、京都大学防災研究所准教授の、竹林ひろしさんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
竹林さん、住民の方みずからのハザードマップ作りの取り組み。
どうご覧になりましたか?
やはり外からの、行政など外からのアドバイスによって、ハザードマップを作り始めたわけではなくて、自主的、自発的にハザードマップを作り始めたということは、非常に高く評価できるところで、このような取り組みを続けていってもらえればなというふうに思います。
また過去のみずからの経験だけに基づいて、危険地を抽出しているわけではなく、行政の専門家も入った形で、危険地を抽出しているということで、非常に精度の高いハザードマップが出来ているのではないかというふうに思いました。
非常に高く評価できることだと思います。
土砂災害から1か月たちますけれども、浮かび上がってきた課題はなんでしょうか。
わたしも8月に調査をしたんですけれども、調査をしながら被災された方たちともお話をしましたが、非常に強く印象に残ってますのは、皆さんが、ご自身が住まわれている場所が、土砂災害のリスクが、ある程度あるということを、ほとんど認識していなかったということなんですね。
ある方は、ご自宅を建てられたときに、地盤の下のほうから大きな石が出てきたということもおっしゃってたんですが、その大きな石がかつて、土石流として山から流れてきて、そこに堆積したという、そういう、そこの関連付けが全くできていないというような感じでした。
なので警戒区域に指定される、指定されないにもかかわらずですけれども、やはり行政のほうも、また不動産業界の方たちも、より積極的に、また、アクセスしやすい、分かりやすい、土砂災害に関する情報を出していくということが、大切かなというふうに思いました。
そういう情報を得たうえで、私たちが今、住んでいる場所が安全なのかどうかというのは、どう確認したらいいんでしょうか。
簡単にできる方法はありますか?
いろんな方法があるんですけども、一つは、まずご自宅の近くに小さな川や渓流などがあるというような方がいらっしゃいましたら、そういう所に、砂防ダムであるとか、治山ダムなどがあるのかどうかというのをご確認いただきまして、もしあるということであれば、そこはかつて土砂が出てきた経験を持つということになります。
この砂防ダムがあるということは、ある一定レベルの土砂流出に対しては、守ることができるわけですけれども、それで100%土砂災害を防げるというものではありませんので、そういう危険性があるという、リスクがあるということを知ることができるかと思います。
このような形のダムですね。
そうですね。
また先ほども少し紹介しましたが、特に急傾斜地に住んでいる方なんですけれども、家を建てられたときの情報を、調べていただきまして、もし地盤の下のほうに大きな石が出てきたというような、そういう情報があったかどうかということを確認いただければ、そこがかつて土石流が流れて堆積した場所であったかどうかということも確認できるかと思います。
こういうことができるんではないかと思います。
この写真のこの岩っていうのは、もともとあったものなんですね?
そうですね。
もともと地盤の下にあったものですね。
なるほど。
そういった情報をしっかりキャッチするということが大事なわけですね。
ありがとうございました。
京都大学防災研究所、准教授の竹林ひろしさんでした。
あすで1か月となる広島市の土砂災害についてお伝えしました。
では気象情報です。
坂下さんがお伝えします。
こんにちは。
だいぶ涼しくなってきまして、この関西もだいぶ秋めいてきましたよね。
そうですね、秋の花の映像も届いています。
こちらです。
コスモスですか。
ピンク色できれいですね。
子どもたちが自分たちの背丈より高いコスモスで楽しみました。
奈良県桜井市の安倍文殊院に、30種類、5万本のコスモスで作った迷路が完成しました。
地元の子どもたちは自分たちの背丈より高いコスモスでいっぱいの迷路に入り、ゴールを目指しました。
行き止まり?
行き止まり!
この迷路は、来月下旬頃まで楽しめるということです。
まずは雲の様子から見ていきます。
本州付近、薄く雲の帯が延びています。
そして四国から九州にかけては、雨が降っています。
九州の南部、雨雲が発達している所があります。
この1時間の雨の様子です。
九州の南部では、やや強い雨の降っている所もあります。
九州の南部から沖縄にかけては、あすにかけて、激しい雨の降るおそれがありそうです。
そしてあすは彼岸の入りです。
お墓参りを予定している方もいると思うんですが、土曜日、日曜日の予報を見ていきます。
鹿児島では、土曜日、日曜日と雨が降りそうです。
そして高知もあす午前中を中心に、雨の降りやすい状態が続きそうです。
また東京、あさっては天気が崩れそうです。
そして沖縄は台風の影響で、土曜日、日曜日と雨が予想されています。
では最新の台風の進路、見ていきます。
台風16号、現在、中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、1時間に20キロの速さで北西へと進んでいます。
ただ今後、進路を大きく変えてきます。
そして発達して、暴風域を伴う見込みです。
あさってには先島諸島に接近するおそれがあります。
さらに5日先の予報を見ていきます。
このあと、本州に接近するおそれが出てきています。
まだ予報円は大きいため、この円のどこに進むのか、定まってはいませんが、最新の情報を確認するようにしてください。
では天気図を見ていきます。
日本の南には前線が延びています。
台風からまだ離れているんですが、台風からの暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、この前線、活動が活発になっています。
あすにかけて九州南部から沖縄にかけて、激しい雨の降るおそれがあります。
局地的には、非常に激しい雨の降るおそれもありそうです。
ではあすの全国の予報です。
九州や、そして四国では雨の降りやすい状態が続きそうです。
また、太平洋側では雲が広がりやすいでしょう。
そして日本海側ではからっとした秋晴れが広がりそうです。
北海道では大気の状態、まだ不安定となっています。
局地的には雨雲が発達する所もありそうです。
ではあすの気温です。
北海道の内陸部では、あす朝、1桁台まで冷え込む所もありそうです。
そのほか最低気温は平年を下回る所が多くなりそうです。
10月中旬並みの気温の所もありそうです。
では週間予報を見ていきます。
札幌から東京です。
北日本ではこの先、晴れる日が多くなりそうです。
関東ではあさってからは雨が降るでしょう。
名古屋から那覇です。
九州、四国や沖縄ではこの先、雨の日が多いでしょう。
あさっては先島諸島では大荒れの天気になるおそれがあります。
気象情報をお伝えしました。
さあ、続きましては、ヘリコプターからの中継です。
きょうご紹介しますのは、こちら、映ってますね、国立競技場です。
数々のドラマや感動を生み出してきた競技場。
まもなく全面的に解体され、新たに建て替えられます。
生まれ変わる国立競技場の今の様子を、上空から山村カメラマンがお伝えします。
山村さん。
こんにちは。
きょうの東京上空は晴れ。
遠くのほうまでよく見えています。
きょうご紹介するのは、こちら、だんだん見えてきましたね。
国立競技場です。
画面の真ん中には、メインスタンドや、少し右のほうには、入場口も見えます。
この国立競技場、ことしの5月にその役目をいったん終えました。
今は6年後の東京オリンピックに向けて、大がかりな改修工事が始まろうとしているんです。
カメラを少しグラウンドのほうに向けてみます。
横尾さん、ちょっとこの部分ですけれども、少し色が変わっているの、分かりますか?
そうですね。
芝生が切り取られたようになっていますね。
そうなんです。
この数々の名場面の舞台となったグラウンドの芝なんですが、今、剥がされているんです。
少し画面をまた横に振ってみます。
こちらはたくさんの観客が声援を送った観客席です。
よく見てみますと、すでに半分近くの座席が取り外されているのが分かります。
本当ですね。
こうしたですね、思い出の詰まった品々が、今、少しずつ姿を消し始めているんです。
ちょっと寂しい気もしますけれども、グラウンドの芝や観客席は、このあとどうなってしまうんですか?
気になりますよね。
この国立競技場の思い出の品々、全国各地の競技場にお引っ越しをしました。
それだけではなく、一般にも売りに出されているんですよ。
自宅で観客気分を味わえますね。
自宅の庭が国立の芝っていうのもいいですね。
そんなこともあるかもしれません。
そしてですね、画面上から見えてきました。
これですね。
これは国立競技場のシンボル、聖火台です。
山村さん、もしかしてこの聖火台も、これから撤去されてしまうんですか?
いえ、ご心配なく。
ちゃんと残るんです。
解体工事に合わせて、一時的に取り外されることにはなっているんですよ。
新しい国立競技場が出来ると、また戻される予定なんです。
そうですか。
この国立競技場、まもなくすると、全面的な解体工事が始まります。
いったんは姿を消してしまいますが、5年後には新しい競技場が完成する予定です。
次の東京オリンピックに向け生まれ変わり始めた国立競技場の上空からお伝えしました。
建て替えられた国立競技場は、2020年の東京オリンピックで、メインスタジアムとなることが決定しています。
新しくなった国立競技場でもね、さまざまなドラマや感動が生まれるんでしょうね。
ヘリコプターからの中継でした。
さあ、続きましては。
さあ、今度はアジアのスポーツの祭典、アジア大会です。
2年後のリオデジャネイロオリンピックにもつながる戦いが、韓国・インチョンで開幕です。
アジア大会は、今夜開会式が行われます。
その会場には、開会式の実況を担当する杉浦アナウンサーがいます。
杉浦さん。
アニョハセヨ、こんにちは。
こんにちは。
こちらは今回のアジア大会のマスコットキャラクター、…アザラシの、チュムロ、ピチュオンです。
韓国語でそれぞれ大会テーマの風、踊り、光にちなんだ名前が付いています。
開会式が行われるここ、インチョンアジア大会スタジアム。
今もリハーサルが行われていて、最後の調整という感じですね。
開会式まで5時間を切りました。
このスタジアムの中央にあります、白いステージ。
ここはおととい、行われたリハーサルを見ますと、ここがスクリーンのようになって、さまざまな映像が立体的に投影されます。
とても見応えがありますよ。
そして観客席には、こちら。
LEDライトが取り付けられているんですね。
開会式になりますと、音楽に合わせて光ります。
会場全体が光に包まれて、お客さんも一緒に開会式を盛り上げる、そんな工夫がされているんです。
そうですか。
杉浦さん、地元、インチョンの盛り上がりはどうですか?
日に日に高まってきています。
開会式で点火される、点火台にともされるアジア大会の火がきのうインチョンに入ったんですが、大勢の市民が出迎えました。
話を聞きますと、ここ地元で、アジア大会が行われることを、とっても誇りに思う、楽しみですと話してくれました。
そうですか。
杉浦さん、また気になる日本選手の様子はどうでしょうか?
気になりますよね。
きのう、競泳の練習を取材してきたんですけれども、複数の種目にエントリーしている萩野公介選手、とってもリラックスした落ち着いた表情で練習に臨んでいました。
本当に順調な調整ができているようでしたね。
多種目で金メダルを狙うと強い意気込みも話していましたよ。
2年後のリオデジャネイロオリンピック、そして2020年の東京オリンピックに向けて、若い力が躍動する、そんなアジア大会になりそうです。
インチョンからでした。
では活躍が期待される選手の意気込みをお伝えします。
サッカー女子の日本代表、なでしこジャパンの主力、川澄奈穂美選手。
川澄!
数々の大舞台を経験してきた28歳。
若い選手が多いチームをまとめ、大会連覇を狙います。
北京オリンピック銅メダルの柔道女子、中村美里選手。
立派な銅メダル。
2大会連続で出場したロンドンは、2回戦で敗退。
その後、左ひざの手術などで休養し、アジア大会から本格的な復活を目指しています。
16歳の高校1年生、勝みなみ選手。
ことし4月に国内女子ツアーで史上最年少優勝。
持ち味の攻めるゴルフで大舞台に挑みます。
男子マラソンの川内優輝選手は、粘りが持ち味の公務員ランナー。
直前の国内合宿では、ラストスパートに磨きをかける練習を行い、順調な仕上がりを見せていました。
アーチェリーの川中香緒里選手は、ロンドンオリンピック女子団体で銅メダル。
今大会では日本選手団の旗手を務めます。
競泳男子の入江陵介選手。
おととしのロンドンオリンピックでは、3つのメダルを獲得。
持ち味の後半の伸びで、アジアトップの座は譲りません。
大会はあすから16日間の日程で行われます。
さてこのアジア大会は、36競技439種目が行われます。
NHKでは、総合テレビとBS1でお伝えしていきます。
今夜7時15分から開会式。
そして22日は競泳の決勝。
萩野公介選手に複数の金メダルが期待されます。
27日からは、陸上競技が始まります。
女子はエースの福島千里選手が2連覇を目指すんですね。
28日はレスリングです。
吉田沙保里選手、4連覇なるんでしょうか。
29日は卓球です。
女子はエースの石川佳純選手と、けがから復帰の福原愛選手に注目です。
そして来月3日ですね、夜、男子マラソン。
公務員ランナーの川内優輝選手が、アジアの頂点を目指すということになります。
このインチョンアジア大会は、来月4日まで16日間の日程で行われます。
ではここでニュースをお伝えします。
スコットランドのイギリスからの独立の賛否を問う住民投票で、独立反対の票が投票総数の過半数に達し、反対派の勝利が決まり、スコットランドは独立せず、これまでどおりイギリスにとどまることになりました。
イギリスの公共放送BBCによりますと、日本時間の午後2時10分の時点で、32の自治体のうち、31の自治体で開票が終わり、独立反対が191万4187票と、投票総数の過半数に達し、反対派の勝利が決まりました。
これによって、スコットランドは独立せず、これまでどおりイギリスにとどまることになりました。
独立運動を率いる、スコットランド民族党のサモンド党首は先ほど支持者を前に演説し、スコットランドの人々の民主的な判断を受け入れると述べ、敗北を見とめました。
キャメロン首相は日本時間の午後3時過ぎに、声明を発表することにしています。
住民投票では、大都市グラスゴーや、地盤とされているダンディーなどで、賛成が反対を上回りましたが、賛成への支持は、スコットランド全体には広がりませんでした。
さあ、続いてにっぽんまるごとです。
まずは北海道から。
異常なレールの放置などが次々と明らかになりました。
JR北海道の安全管理研修についてです。
掛橋さん。
異常なレールの放置のほかにも、レールの検査データの改ざんなど、さまざまな問題が発覚するきっかけとなった脱線事故から、きょうで1年となりました。
JR北海道ではきょう、線路の保守点検を担う社員を対象にした研修が行われています。
去年の9月19日、JR函館線で起きた貨物列車の脱線事故。
この事故をきっかけに、補修が必要な異常なレールの放置や、検査データの改ざんなどが次々と明らかになりました。
JRは、9月19日を保線安全の日と定めて、12ある保線所などで安全管理を徹底させる研修を行うことを決めました。
このうち本社で行われた研修には、須田征男会長が出席しました。
会場では脱線事故の発生から一連の問題が発覚するまでのいきさつをまとめたビデオが上映されました。
次は東北からです。
プロ野球・楽天の星野仙一監督が、今シーズンかぎりで退任することになりました。
有田さん。
星野監督は、今シーズンの成績の低迷と、5月に腰の手術を受けるなど、健康上の理由から、今シーズン限りで退任することをきのう、発表しました。
一夜明けたきょう、仙台市内では退任を惜しむ多くの声が聞かれました。
星野監督は67歳。
平成23年に楽天の監督に就任しました。
3年目となった昨シーズンは、田中将大投手などを中心に、チームをまとめ、初めてのリーグ優勝と、日本一に導きました。
初優勝!
一夜明けたきょう、仙台市内では退任を惜しむ多くの声が聞かれました。
楽天球団は、今シーズン終了後、すぐに後任の監督を発表できるよう人選を急ぐとしています。
続いて、にじまると各地の空を散歩するにじさんぽです。
気象予報士の坂下さんです。
大阪は薄く雲が広がっていますね。
そうですね。
日ざしが少なめで気温の上がり方が鈍いです。
各地の今はどうでしょうか。
空の散歩に出かけましょう。
こちらは札幌市の様子です。
やや雲が多めですが、青空も見えていますね。
そうですね。
札幌では午前中は断続的に雨が降っていましたが、今はやんでいるようですね。
ただ北海道、上空に強い寒気が居座っているため、大気の状態、不安定です。
このあとも落雷や突風に注意してください。
かわって宮城県、見えているのは日本三景の一つ、松島です。
こちらはすっきりとした青空です。
そうですね、このあとも晴れが続きそうです。
宮城県内、今はほとんど20度を超えていますが、けさは1桁台まで下がった所もありました。
各地で10月並みの涼しい朝になりました。
金沢市の様子です。
こちらも明るい空が広がっています。
このあとも晴れが続きそうです。
金沢は、けさは15度台まで下がって、この秋、一番低い気温になりました。
さて来年3月の北陸新幹線開業を祝って、七尾市では…古代米の稲で、新幹線の新型車両、ダブル7系を田んぼに描いたそうです。
一足早く、車両が田んぼにお目見えですね。
では全国の予報です。
九州南部や沖縄では、激しい雨の降るおそれがあります。
そして四国でも雨が降りそうです。
また沖縄や奄美では、台風からのうねりが入り、高波に注意が必要です。
気温を見ていきます。
朝は北海道では1桁台まで冷え込む所がありそうです。
全国的に平年を下回る所が多く、9月下旬から10月中旬並みの気温になりそうです。
日中は沖縄では30度を超えますが、東北から九州にかけては25度前後でしょう。
気象情報でした。
先ほど、インチョンアジア大会のニュースの中で、一部の字幕があす開幕となっていましたが、正しくは、今夜開会式が行われて、開幕します。
失礼しました。
2014/09/19(金) 14:10〜14:55
NHK総合1・神戸
情報まるごと[字]

▽大阪発 ▽思い出探して1か月・広島土砂災害 【キャスター】横尾泰輔,田中泉,【気象キャスター】坂下恵理

詳細情報
出演者
【キャスター】横尾泰輔,田中泉,【気象キャスター】坂下恵理

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ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 天気

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