(最終回)PSYCHO−PASS サイコパス新編集版 2014.09.19

(槙島)《老いは死と事情がよく似ている》《人によっては事もなげに老いと死に立ち向かうがそれは他人より勇気があるからではなくて想像力に乏しいからだ》《人は愛するものを否認してこそ初めてそれを再びつくり出すことができる》《おそらくは私の書く本もまた私の生身の肉体と同様にいつかは死ぬことになるだろう》《けれども死んでいくのはやむを得ないことと認めなければならない》《10年後には自分自身がいなくなるだろう》《100年後にはもはや自分の本もなくなるだろうという考えを人は受け入れる》《永遠の持続は作品にも人間にも約束されていないのだ》《生まれたから生きている》《生殺与奪の権利を全てシステムに握られているような人間は人間ではない》《家畜だ》《どんなに表面を取り繕っても畜産業者が家畜を友と認めることはない》《不思議だ》《この退屈な社会で家畜扱いされてどうして何も壊さずにいられる?》《この世界に永遠などない》《あるのはあがなう者の魂の輝きだけだ》
(狡噛)一粒の麦は地に落ちて死ななければ一粒のままである。
自分の命を愛する者はそれを失うがこの世で自分の命を憎む人はそれを保って永遠の命に至る。

(槙島)珍しいな。
変な夢を見た。
(征陸)ウカノミタマ・ウイルスの調整ってのはそう簡単にできるもんなのかね?
(六合塚)作業工程自体はほぼ全自動のはずですからね機材さえ生きていれば。
(六合塚)そもそもアップデートのたやすさがウカノミタマの利点ですし…。
(宜野座)善玉ウイルスが本物の病原菌に化けるとはな。
食料自給を守る鉄の壁かと思っていたら実はもろ刃の剣だったわけだ。
(宜野座)出してくれ。

(槙島)「イエスは別の例えを持ち出して言われた」「天の国は次のように例えられる」「ある人が良い種を畑にまいた」「人々が眠っている間に敵が来て麦の中に毒麦をまいていった」
(狡噛)セキュリティーは生きてる。
他に入れそうな場所は…。

(狡噛)ほう…。

(宜野座)くそ…何て広さだ。
(朱)北陸全域に配給するための防御ウイルスを一括管理している工場ですからね。
(征陸)これだけの規模の設備が完全無人化されたまま稼働してるなんてな…。
(朱)ずうたいが大きい獲物ほど狙いやすい。
鯨も殺すほどの毒針を使うとなればなおさら…。
槙島らしい戦術ですよ。
たぶん狡噛さんです。
私たちが着陸するのが見えたんでしょう。
彼もすぐ近くにいます。
常守です。
思いの外早いお出ましだったな。
公安局をなめないでください。
あなただけが槙島を追い詰められるわけじゃありません。
フッ…やつはもう施設内に入ってる。
おそらく管巻がラボに残していった機材を使いウカノミタマの調整に取り掛かっているはずだ。
あるいはもう終わらせているかも…。
あの男の思いどおりにはさせません。
だとしたら時間がない。
やつがいじったウカノミタマをまき散らす前にここの施設そのものを停止させるしかない。
公安局の権限でこの施設への電力供給を遮断できるはずだな。
その場合センターの機能だけでなくセキュリティーシステムも全滅です。
あなたの狙いはそれですね?私たちを利用してセキュリティーを解除させ先回りして槙島を殺すつもりでしょう。
やらせませんよ絶対に…。
槙島はこの国をつぶす気でいる。
今公安局が選べる選択肢は一つだけだ。
電力を止めろ。
それでこの国が救われる。
私はあなたも救います。
狡噛慎也を殺人犯にはさせません。
なら早い者勝ちだな。
この施設セキュリティーシステムの権限だけ農林省から委譲してもらうわけにはいかないんですか?手続きに時間を食う。
その隙に槙島が王手をかけるかもしれん。
ここは狡噛の言うとおり施設そのものを停止させるしか手はない。
六合塚。
予備電源への切り替えコマンドは凍結済みです。
あとは発電所からの送電を止めるだけ。
一つ確認させてください。
もし狡噛さんと遭遇したとき犯罪係数が300を超えてエリミネーターが起動するようなら発砲を控えて私を呼んでください。
君を呼んでどうなる?狡噛さん相手には切り札があります。
大丈夫任せてください。
《私たちはこれから槙島聖護を追う》《協力してくれるわよね》
(ドミネーター)《「無論です」》《ならこの銃セーフティーを解除したまま機能をパラライザーに固定して》《できるでしょ》
(ドミネーター)《「ドミネーターは計測した犯罪係数に基づいて執行モードが決定されます」》《「これは現在の治安維持の根幹であり不可侵のシステムです」》《槙島に立ち向かうにはそれ相応の強力な武器がいる》《私たちだって自分の身は守らなきゃならない》《もしドミネーターが使えないならより原始的な武器に頼るしかなくなるわ》《最悪の場合…》《それで槙島を殺す羽目になるかもしれない》
(ドミネーター)《「それはあなた方の自助努力の欠落によるものです」》《私たちの能力には限界があるし槙島を無事確保できる確率は100%には及ばないわ》《ここであなたたちが一つ特例を認めればその確率を少し改善できる》《何が最善の判断か考えてみなさいよ》《損得勘定は得意でしょ?》
(ドミネーター)《「現時点より槙島聖護捕獲の達成に至るまで該当する端末装置の特例を許可します」》《「セーフティー常時解除」》《「モードノンリーサル・パラライザー」》《「ただし他の捜査官には露見しないよう運用には細心の注意を払ってください」》《分かってるわ》
(征陸)おいお嬢ちゃん…。
局長に呼び出されてからこっちちょっと変だぞ。
何があったのか知らないが何もかもしょい込み過ぎじゃないのか?心配ですか?
(征陸)ああ狡噛のときと一緒だ。
突っ走り過ぎた監視官の末路なんて俺はそう何度も見たかない。
それなら私の犯罪係数確かめてみます?
(征陸)おいおい…。
構いません。
ドミネーターを向けてみてください。
記録は監視官権限で削除しますから。
(ドミネーター)「犯罪係数24」「刑事課登録監視官」ねっ今の私はシステムの望みどおりの人間なんですよ。
(征陸)ああ…。
じゃあ六合塚さんお願いします。
(六合塚)了解施設全域への送電をカットします。
やってくれるな公安局…。
よし!
(征陸)ともかく槙島のバイオテロはこれで完全に失敗だ。
冷静な判断力があればすぐさま逃げ出す算段を打つんじゃないか。
そうでしょうか?槙島のこれまでの行動は確かに周到でしたけど損得勘定だけでは割り切れなかった気がします。
この期に及んであいつがまだ粘ると?手があるとすれば…非常電源。
今はまだ外部からのコマンドで切り替えを遮断してるだけですよね。
(六合塚)ええ。
だったら施設内の制御盤から手動で再起動をかければいい。
もう一度電力を取り戻すチャンスはそこしかない。
中央管制室か…。
網を張るか?
(宜野座)待て。
素直に逃げ出す公算だってじゅうぶんにある。
寄り道はしていられないぞ。
二手に分かれましょう。
私は管制室に。
宜野座さんは大学のラボを当たってください。
(六合塚)私は常守監視官に同伴します。
警備責任者のコンソールから本部の志恩と連携すればせめて施設の監視カメラぐらいはこちらでも制御できるかも。
となると追いかけっこは俺たちのコンビだな。
そう嫌そうな顔をするな荒事は男が引き受けるもんさ。
くそっ!厚生省で何かあったんですか?そんなふうに見えますか?今のあなたは誰よりも前向きなのに誰よりも落ち込んでいるふうに見えます。
立ち止まっていても何一つ解決しない。
今はただ進むしかない。
どんなに小さくても希望はある。
それを諦めないかぎり私は最後まで刑事のままでいられる。
新しい監視官がやって来たとき最初は甘そうなお嬢ちゃんだと思いました。
こんな仕事はとうてい勤まらないって。
うんそうだったかも…。
でもあのときの印象は完全に間違っていた。
今ならそう断言できる。
あなたになら命を預けられます常守さん。
買いかぶり過ぎですよ。
クリア!間に合った…のかな?でもここにホントに槙島が?そうか…誰もいないなんて変だ。
えっ?彼なら私よりも正確に槙島の動きを予測する。
これが正解だったなら狡噛さんが先回りしてなきゃおかしいわ。
どうして…。
何か見落としてる気がする。
一つ確かめておかなきゃならない。
こんなときにどうした?狡噛の逃亡をほう助したな?あんまり老いぼれをいじめんでくれんか。
あんたは狡噛が罪を引っかぶることで結果として悪がついえると思ってる。
それがあんたのような時代遅れの猟犬の野蛮で身勝手な正義感だ。
違うか?結局頼りにしてるのは狡噛だ。
俺には何も期待してない。
槙島を捕らえられる見込みなんてないと思ってるんだろ?
(征陸)あの男も潜在犯で執行官。
俺と同じ穴のむじなだよ。
だがお前は今でも違う道を歩み続けてる。
それでよかったと心底俺は思ってる。
よくもそんな奇麗事が言えたもんだ。
犯人が逃げて刑事が追う…。
それが私たちの先入観。
監視官?でも槙島の見方は違う。
あいつは今…。
私たちがどれだけ窮地に立たされてるか私たち以上に理解してる…。
宜野座さんたちが危ない!待ってください!1人では危険です!あなたは残って…もし槙島が来ても絶対に非常電源に触らせちゃ駄目。
いざとなったらコンソールごと破壊して構わないから!宜野座さん!宜野座監視官!
(ノイズ音)待て!
(爆発音)
(征陸)伸元!
(宜野座)くそ…。
待ってろ!後ろだ!
(征陸)このーっ!道連れに自爆しようってのか?そんなつまらないことをすると思うかい?あっ!絶対にその男を放すな!執行官!あんたは刑事だ!その務めを果たせ!うおーっ!!
(爆発音)とっつぁん…。
くっ…!バカヤロー!!何で犯人を逃がした!何で…!あんたはデカだろ!デカなんて…。
ろくなもんじゃねえよ…。
ハハッ…。
やっぱ親子なんだな〜。
目元なんざ若いころの俺に…。
そっくりだ…。
親父…。
親父ーっ!!何でだ?何で…。
遅過ぎるだろうがーっ!!ハハハハッ!ついにまがい物の正義を捨てて本物の殺意を手に取ったか。
やはり君は僕が期待したとおりの男だった。
(狡噛)そうかい!だが俺は貴様に何の期待もしちゃいない。
(槙島)ここまで来てつれないことを言ってくれるなよ。
(狡噛)いい気になるな!貴様は特別な人間なんかじゃない。
ただ世の中から無視されてきただけのゴミくずだ。
(狡噛)たった一人で人の輪を外れて爪はじきにされてきたのが恨めしいんだろ。
(狡噛)貴様は孤独に耐えられなかっただけだ。
仲間外れは嫌だって泣きわめいてるガキと変わらない。
(槙島)面白いことを言うな〜。
孤独だと?それは僕に限った話か?この社会に孤独でない人間など誰がいる?他者とのつながりが自我の基盤だった時代などとうの昔に終わっている。
誰もがシステムに見守られシステムの規範に沿って生きる世界には人の輪なんて必要ない。
みんな小さな独房の中で自分だけの安らぎに飼いならされているだけだ。

(狡噛)貴様は孤独に耐えられなかっただけだ。
(槙島)この社会に孤独でない人間など誰がいる?誰もがシステムに見守られシステムの規範に沿って生きる世界には人の輪なんて必要ない。
みんな小さな独房の中で自分だけの安らぎに飼いならされているだけだ。
君だってそうだろ?狡噛慎也。
誰も君の正義を認めなかった。
君の怒りを理解しなかった。
だから君は信頼にも友情にも背を向けてたった一つ自分に残された居場所さえかなぐり捨ててここまで来た。
(槙島)そんな君が僕の孤独を笑うのか?だがね…僕はむしろ評価する。
孤独を恐れない者を…。
孤独を武器にしてきた君を…。
お前は成長がないな…狡噛。

(朱)そこまでです。
狡噛さん…。
(朱)動かないでください。
ハァ〜…。
槙島もすぐそばにいるぞ。
分かってます。
あの男も捕まえます。
ここで俺にワッパをかけてあとはあんた一人で槙島を追う気か?そこまで無謀じゃありませんよ私。
セーフティーは解除されたままでパラライザーで固定されてます。
今のあなたにも使えるはずです。
手伝ってください。
槙島はパラライザーでまひさせるだけ。
それ以上のことをしようとしたら私はあなたの足を撃ちます。
(狡噛)驚いたね。
タフになると思っちゃいたが…。
まだもう少しかわいげがあってもよかったと思うぜ。
あんたがどうあっても槙島を殺さないのは…。
違法だからです。
犯罪を見過ごせないからです。
悪人を裁けず人を守れない法律を何でそうまでして守り通そうとするんだ?法が人を守るんじゃない人が法を守るんです。
これまで悪を憎んで正しい生き方を探し求めてきた人々の思いが…。
その積み重ねが法なんです。
それは条文でもシステムでもない。
誰もが心の中に抱えてるもろくて掛け替えのない思いです。
怒りや憎しみの力に比べたらどうしようもなく簡単に壊れてしまうものなんです。
だからより良い世界をつくろうとした過去全ての人たちの祈りを無意味にしてしまわないために…。
それは最後まで頑張って守り通さなきゃいけないんです。
諦めちゃいけないんです。
いつか誰もがそう思うような時代が来れば…。
そのときはシビュラシステムなんて消えちまうだろう。
潜在犯も執行官もいなくなるだろう。
だが…。
チッ!朱!!うっ…!いいかげん僕たちを侮辱するのは…。
やめてほしい。
そうか…。
君は…。
だ…駄目…。
これは俺とあいつだけの問題なんだ。
狡噛さーん!!《誰だって孤独だ》《誰だってうつろだ》《もう誰も他人を必要としない》《どんな才能もスペアが見つかる》《どんな関係でも取り換えが利く》《そんな世界に飽きていた》《でもどうしてかな?》《僕が君以外の誰かに殺される光景は…》《どうしても思い浮かばないんだ》なあどうなんだ?狡噛。
君はこの後僕の代わりを見つけられるのか?いいや…。
もう二度とごめんだね。

(銃声)
2人は初めて出会うより以前から…
ああなる運命だったんだろう
すれ違っていたわけでもない
分かり合えなかったわけでもない
彼らは誰よりもお互いを理解し…
相手のことだけを見詰めていた…
狡噛さん…。
(シビュラ)「槙島聖護の身柄確保については大変遺憾な結果となりました」これで私は用済みってこと?
(シビュラ)「常守朱の能力評価については下方修正を余儀なくされます」「…がそれによってあなたの存在価値がマイナスに転じるわけではありません」「むしろシビュラシステムの運営上あなたは依然として特出した価値を持つ個人です」どういう意味よ?
(シビュラ)「あなたの健康かつ強靱なサイコパスと明晰な頭脳判断力は来たるべき新たな時代の市民に示す指標としてじゅうぶんな理想型といえます」「そしてあなたはシビュラシステムに対し完全に相反する感情的反感と理論的評価を抱いており今なおその葛藤は継続している」「そんなあなたを懐柔する手法が確立できたならわれわれは社会の統制を次の段階に進める上で貴重なサンプルデータを獲得できることでしょう」何をたくらんでいるの?
(シビュラ)「目下のところ世論の情勢を鑑みてシビュラシステムの実体は完全に秘匿されています」「短期的戦略としての隠蔽工作は現状ではまだ容易ですが長期的視野に立った場合これは決して望ましい方針ではない」「いずれわれわれは偽らざる姿を公のものとするべきなのです」「全ての市民がシビュラの正体を認識し了解した上でわれわれによる統制を享受するようになる環境を整えること」「この課題の達成は将来の人類社会により盤石な安定と繁栄をもたらすことでしょう」
(シビュラ)「われわれが引き続きあなたの動向を観察し解析することは未来の市民を懐柔し順応させる方法論を構築する貴重な手掛かりとなるのです」そんなにうまくいくと思ってるの?
(シビュラ)「機密保守を脅かす兆候がないかぎりあなたの生命と行動の自由は保障されるでしょう」「協力的態度を期待します」「自己保存の欲求に従えばあなたに選択の余地はないはずです」そうね犬死にはごめんだし今の世の中がシビュラ抜きでは成り立たないのも事実だし。
(シビュラ)「あなたの順法精神に基づく判断は信頼に値します」尊くあるべきはずの法を何よりもおとしめることは何だか分かってる?それはね守るに値しない法律をつくり運用することよ。
人間を甘く見ないことね。
私たちはいつだってより良い社会を目指してる。
いつか誰かがこの部屋の電源を落としにやって来るわ。
きっと新しい道を見つけてみせる!シビュラシステムあなたたちに未来なんてないのよ!
(シビュラ)「ハハハハ…」「常守朱」「あらがいなさい苦悩しなさい」「われわれに進化をもたらす糧として…」
(宜野座)やあ久しぶり…。
今日は報告に来た。
身の振り方を決めたんでね。
犯罪係数140までいったよ。
もう回復の見込みはない。
だが隔離施設で腐ってるのも性に合わなくてね…。
(宜野座)結局古巣に戻ることにした。
違う道を進めとあんたは言ったがご期待には添えなかったわけだ。
どこまでも親不孝な息子だよ。
でもな不思議と後悔はしてないんだ。
デカなんてろくなもんじゃない。
それでも誰かが引き受けなきゃならない仕事だ。
そうだろ?親父…。
(宜野座)手間をかけさせてすまない。
いえ執行官の外出に同伴するのは服務規程ですから。
(宜野座)ああして墓があるだけ縢よりはましだ。
二係の調査打ち切られたんだろ?ええ…。
きっと縢はもうこの世にいない。
上層部はその確証をつかんだ上で発表せずにうやむやにしてる。
狡噛さんはどこにいるんでしょうね。
あれだけどう猛な猟犬から首輪が外れたらそれはもうオオカミと変わらない。
むしろ野生に戻った分伸び伸びとやってるかもしれん。
そんな…気楽なものでしょうか?執行官だったころのあいつが気楽にやってたわけでもないだろう。
しぶとくて狡猾で諦めの悪い男だった。
どんな過酷な状況だろうとあいつはきっと切り抜ける。
むしろ心配なのは常守監視官…あなたの方だ。
えっ…私?相変わらず心配性ですね宜野座さんは…。
過去よりも未来に目を向けよう。
新任の監視官明日には着任するんだろう?異例の人事ですよね未成年の登用なんて…。
俺たちにも責任の一端はある。
ところでつまんないこと聞いてもいいですか?何だ?眼鏡…ダテだったんですか?自分の顔が嫌いでね。
特に目元が…。
だがもうどうでもよくなったんだ今は…。
(志恩)一係も様変わりしちゃったわよね。
秀君に征さん慎也君…。
みんないなくなっちゃった。
(六合塚)時代遅れな男たちにはこの仕事は向いてないってこと。
(志恩)時代遅れはひどいんじゃない?
(志恩)ロマンチストって言ってあげなよ。
(六合塚)それで慰めになるのかしらね。
あいつら…。
(コミッサ)こちらは公安局刑事課です。
現在この区画は安全のために立ち入りが制限されています。
・あの監視官の常守さんですか?ええ…配属早々に事件とは災難ね。
(美佳)本日付で刑事課に配属になりました。
霜月美佳です。
よろしくお願いします。
悪いけど刑事課の人手不足は深刻なの。
フォローはするけど新米扱いはできない。
承知しています望むところです!いい返事ね。
(美佳)あれは?今から会う連中は同じ人間ではあるけれど君とはまったく違う判断基準で犯罪に対処する。
彼らの行動は時として君の理解を超えたものになるかもしれない。
信頼する分だけ用心もしなさい。
なめてかかると大ケガをする。
それが執行官君が預かる部下たちよ。
(ドミネーター)「携帯型心理診断」「鎮圧執行システム・ドミネーター起動しました」
(汽笛)2014/09/19(金) 01:58〜02:58
関西テレビ1
[終]PSYCHO−PASS サイコパス新編集版[字]

【#11】
再び相まみえる狡噛と槙島。システムの檻に囚えられなかった2つの魂が疾走する。彼らの到達した地平に朱は何を見るのか。そして彼女の出す答えとは。

詳細情報
番組内容
 あらゆる感情、欲望、社会病質的心理傾向はすべて記録され、管理され、大衆は「良き人生」の指標として、その数値的な実現に躍起になっていた。人間の心の在り方、その個人の魂そのものを判定する基準として取り扱われるようになるこの計測値を人々は「PSYCHO−PASS(サイコパス)」の俗称で呼び慣わした。
 犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。
番組内容2
 治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる実働部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。自らが高い犯罪係数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない危険もはらむ“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力を備えたエリートである“監視官”に監視されている。
番組内容3
 公安局刑事課一課のメンバーはそれぞれの思いを胸に、正義のありかを常に突きつけられながら任務を遂行していかなければならない。
 彼らが立ち向かうものの先にあるのは—。
出演者
狡噛慎也: 関智一 
常守朱: 花澤香菜 
宜野座伸元: 野島健児 
征陸智己: 有本欽隆 
縢秀星: 石田彰 
六合塚弥生: 伊藤静 
唐之杜志恩: 沢城みゆき 
槙島聖護: 櫻井孝宏 

ほか
スタッフ
【総監督】
本広克行 

【監督】
塩谷直義 

【ストーリー原案】
虚淵玄(ニトロプラス) 

【脚本】
虚淵玄(ニトロプラス) 
深見真 
高羽彩 

【キャラクター原案】
天野明 

【キャラクターデザイン】
浅野恭司 

【色彩設計】
上野詠美子 

【美術監督】
衛藤功二 

【3D監督】
佐藤敦 

【撮影監督】
荒井栄児 

【編集】
村上義典 

【音楽】
菅野祐悟
スタッフ2
【音響監督】
岩浪美和 

【アニメーション制作】
Production I.G

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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