news every. 2014.09.18

この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
世界地図を変えるかもしれない、注目の投票が始まりました。
イギリスを構成する4つの地域の一つ、スコットランドで、独立に賛成か、反対かを問う住民投票が日本時間の午後3時から行われています。
イギリス北部、スコットランド。
3時間前、ついに決断の時が来ました。
有権者が続々と投票所に入ってきています。
世界が注目する投票が、ついに始まりました。
イギリスからの独立の賛否を問う住民投票。
スコットランド出身のイギリスのブラウン前首相も投票。
イギリスの命運は。
住民投票の前日、スコットランドでは白熱した戦いが繰り広げられました。
独立賛成派のキーワードは、イエス。
一方、独立反対派のキーワードは、ノー。
賛成派の集会に、イギリス国旗を持った反対派の男性が乱入。
警察に連行される一幕もありました。
大接戦の中、こちらのケーキ店では、独自の世論調査に乗り出しました。
反対はイギリス国旗をあしらったケーキ。
賛成のケーキには、スコットランドの旗。
どちらがいいか、お客さんに選んでもらいました。
結果は。
投票前日に発表された最新の世論調査では、反対48%、賛成43%と、反対が5ポイント上回っています。
しかし態度未定は9%。
この態度未定の人たちの動向が、結果を大きく左右すると見られています。
もしスコットランドが独立すると、何が起きるのか。
経済界からは不安の声が上がっています。
スコットランドの名産品、スコッチウイスキーの業界からは、独立した場合の悪影響を懸念する声が上がっています。
年間およそ7500億円を輸出し、地元の主要産業の一つでもあるスコッチウイスキー。
業界団体は、独立反対を表明しています。
独立賛成派は、独立後も通貨はポンドを使い続けるとしていますが、イギリス政府は、独立した場合、ポンドの使用は認めないとしています。
EUについては、独立賛成派は独立後、EUに加盟するとしていますが、EUが認めるかは不透明です。
スコットランドに本社を置く、イギリスの大手銀行2行は、独立した場合、本拠地をスコットランドから別の地域に移すと表明。
資金の流出につながるおそれもあります。
さらにイギリスの国防政策も、変更を迫られることになります。
スコットランドには、核ミサイルを積んだ原子力潜水艦の母港があります。
独立賛成派は、核を持たない国にすると主張しているため、独立すれば、移転は必至。
イギリス政府は、どこに核兵器を置くのか、難題を抱えることになります。
世界が注目するスコットランドの決断。
大勢は日本時間あすの昼ごろ判明する見通しです。
住宅などの土地を取り引きするときの価格の目安となる基準地価が、きょう公表されました。
東京、名古屋、大阪などの大都市や被災地では、上昇する一方で、それ以外の地方では下落する二極化が鮮明となっています。
そうした中でも、地価が上昇している町があります。
背景には、子育てのしやすさがありました。
先週行われた北陸新幹線の走行試験。
速いね、しかし。
ちょっとびっくりだね。
石川県の金沢駅。
来年3月に、北陸新幹線、長野・金沢間が開業予定です。
その駅前は。
こちら、広岡1丁目の商業地は、上昇率が15.8%。
全国一です。
金沢までは北陸新幹線で、東京から最速で2時間28分。
その途中の富山駅。
北陸新幹線への期待から、駅周辺では、6.5%の上昇となっています。
各都道府県が7月1日時点の土地の価格を調査した基準地価。
住宅地の全国平均は前年に比べ、マイナス1.2%、商業地はマイナス1.1%と、下落幅は縮小傾向ですが、依然として下落が続いています。
そんな中でも上昇したのは、東京や大阪などの都市部や、被災地の宮城、福島など。
都道府県別の平均では、住宅地の上昇率全国1位は東京都で1.3%です。
その理由は。
2020年に開催が決定した東京オリンピックの影響で、月島3丁目は10.8%の上昇となっています。
こちらは宮城県の石巻市。
上昇率は16.7%で、住宅地としては調査した地点の中で、全国1位となりました。
復旧事業の進展や、被災者の移転需要などが上昇の理由です。
さらに、観光地も地価が上昇しています。
京都・東山区四条。
店舗の新規需要で商業地が6.2%上昇しました。
ここ2、3年で海外の方がかなり増えていますね。
地価上昇を後押しするのが、急増している外国人観光客です。
去年初めて、年間1000万人を超えましたが、ことしは8月までに、すでに863万人となりました。
しかし、都道府県別に見ると、住宅地の平均価格は、東京などの都市部や沖縄、そして被災地以外はすべて下落しています。
全国的には二極化が鮮明になっているのです。
中でも最も深刻なのが、秋田県です。
住宅地、商業地ともに、下落率が全国ワースト1位。
商業地の地価の平均は22年、住宅地は16年連続して下落しました。
秋田市内の土地を長年見てきた不動産業者は。
購入したい生産年齢の人たちが、やっぱり少なくなってきているというのが一つ、現状としてはあると思います。
地価が下落する地方が多い中、人口およそ4万2000人、静岡県の長泉町は、地価の上昇が続いています。
その理由は。
やはり一番は交通の利便性にあると思います。
新幹線が停車する三島駅がすぐ近くにあり、さらに。
新東名高速道路長泉沼津インターチェンジです。
こちらが2年前に開通したことによって、長泉町の交通の利便性は高まりました。
便利な交通網を生かし、町は企業の誘致に力を入れています。
また、中学3年生までは医療費が無料になるなど、子育て支援を充実させ、人口も増えています。
さらに住みやすい町として、つくっていきたいという考えは根底にまずあります。
こうした子育てしやすい町というイメージが、地価の上昇にもつながっているといいます。
地価に現れた都市と地方の二極化。
子どもも大人も、暮らしやすい町づくりが地価上昇の鍵を握っているといえそうです。
鎌田さん、地価の上がっている自治体見てみますとね、ユニークな取り組みを行っている自治体もありますよね。
うれしいですね。
大都市や観光地がいいっていうのは、なんか分かるんですけれども、小さな町でも、ちょっと工夫しだいでは、魅力的な町としていろんな人たちが移ってくる、子どもを大事にし、女性を大事にする、そうすると、地価まで上がって、住みやすい地域になり、そこには消費が落ちて、ますます活性化されていく、いいお手本を見させてもらいました。
働く女性が妊娠や出産を理由に、職場で嫌がらせを受けたり、降格など、不当な扱いを受けたりするマタニティハラスメント、いわゆるマタハラが大きな問題となっています。
広島市で働いていた女性は、妊娠をきっかけに降格されたとして、職場を相手取り、裁判を起こしました。
1審、2審では女性が敗訴しましたが、最高裁はきょう、当事者の意見を聞く弁論が開かれました。
これまでの判決が見直される可能性があります。
妊娠・出産した女性に、職場で嫌な思いをしたことがあるか、街で聞いてみると。
上司との会話の中で、まあ、子どもができちゃったら仕事も続けられないしねみたいな感じになっちゃうので。
元の部署に戻りたいって言っても、残業はつくよと、そうではなければ、違う部署に行ってくれとか。
きょう、最高裁で妊娠を理由に不当な扱いを受けたと訴える女性が、職場に対し、損害賠償を求める裁判の弁論が開かれました。
訴えたのは、広島市内の病院で、副主任として働いていた女性。
2008年、妊娠をきっかけに、負担の軽い業務を希望し、別の部署に異動しました。
しかし、異動先では副主任を外され、女性側はこれが不当な降格に当たると主張しています。
女性側は、1審、2審で敗訴したため、最高裁に上告。
きょうの裁判で、女性側は。
なぜ、妊娠したために降格されなくてはならないのかと、苦しみました。
一方、病院側は異動先の職場に副主任を置く必要がなかったため、副主任を外した。
合理的な裁量権の範囲内だと主張。
裁判後、女性の弁護士は。
裁判をしていく中で、やはり自分と同じような人がいるんだなということを感じたと。
マタハラへの関心が高まる中、開かれた裁判。
厚生労働省によりますと、昨年度、妊娠・出産などを理由に、不利益な取り扱いを受けたという女性からの相談件数は、2085件あり、高止まりの状態が続いています。
小酒部さやかさんも、こうした体験をした女性の一人です。
都内の企業で働いていた頃、結婚と同時に、妊娠が判明。
会社ではある業務をたった一人で担当していたため、妊娠中も夜遅くまで働く日が続きました。
ある日、おなかに強烈な痛みを感じ、病院に駆け込むと、流産していることが判明。
ところが。
業務体制を改善してくださいっていうお願いをしたんですけれども、あと2、3年は妊娠なんて考えなくていいんじゃないのって言われてしまって。
その後、再び妊娠した小酒部さん。
体調を崩し、休みを取ると、突然、上司が家を訪れ、退職するよう迫ったといいます。
わがままだなと。
周りとのね、
働く女性が、妊娠や出産を理由に、解雇されたり、職場で嫌がらせなどを受ける、いわゆるマタニティーハラスメント。
小酒部さんも以前、経験したといいます。
1人目を流産したあと、再び妊娠した小酒部さんに対し、当時の上司は、仕事を辞めるよう迫りました。
小酒部さんは、このときのやり取りを録音していました。
君はさ、旦那さん、仕事がないわけではないし、食べていけることはいけるわけじゃない。
ね、無理してお前が毎日来てさ、無理じゃないです、私は健康ですって言っててもさ、ね?気遣うじゃない。
周りのメンバーが、どうしても仕事がしたい場合は、アルバイトで来るしかないんじゃないの?
こうした説得が4時間も続いたといいます。
会社を辞めたくなかった小酒部さんは、この翌日から復帰。
しかし、1週間後、再び流産してしまいました。
その後、退職せざるをえなかったといいます。
法律では、妊娠や出産を理由に、女性に対して不利益な扱いをすることは禁止されています。
小酒部さんが会社を相手に労働審判を申し立てると、会社側が非を認める形で解決しました。
こうしたマタハラについて専門家は。
これから人口減少する中で、やっぱり企業が成長していくためには、どうしても女性の活躍ってことが欠かせないわけですね。
女性たちが一定の時間の中で、どうやって高いパフォーマンスの働き方をするのか。
そのための制度なり、あるいはマネジメントというものを、企業がこれから整えていくってことが、非常に重要なことだと思います。
マタハラへの関心が高まる中、最高裁はどんな判断を示すのか。
判決は、来月23日に言い渡されます。
広島市の土砂災害現場から遺体が見つかりました。
遺体が発見されたのは、依然、行方不明となっている大屋弘子さんの自宅から50メートル下にある県営住宅のそばです。
これで亡くなった方は74人となり、遺体が大屋さんと確認されれば、すべての行方不明者が発見されたことになります。
スマートフォンなどの無料通信アプリのIDを交換したことがきっかけで、わいせつ事件の被害に遭った子どもが、上半期だけで262人に上り、去年の同じ時期と比べて、倍増していることが分かりました。
2014/09/18(木) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。

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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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