あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県気仙沼市 加藤政志さん」 2014.09.18

宮城県気仙沼市で高速バスの運転手をしている…23人の乗客をショッピングセンターに避難させました。
あの日仙台から気仙沼に向かって高速道路を走っていた加藤さん。
携帯電話の緊急地震速報に気付きとっさにバスを道路脇に止めました。
揺れが収まり一旦近くのパーキングエリアに避難します。
地震から3時間がたっても会社とは全く連絡がつきませんでした。
加藤さんはこの先が通行止めになった事を知り石巻市内のインターチェンジで高速道路から下ります。
市内を走るのは危険だと判断しすぐ近くの道路事務所の駐車場にバスを止めました。
ところが警察官から「この場所は浸水するおそれがある」と聞かされ乗客全員を連れて近くのショッピングセンターに移動します。
避難したショッピングセンターの2階は停電で暖房が使えずとても寒かったといいます。
深夜になってバスの様子を確認しようと道路事務所に立ち寄った時加藤さんはテレビを見て大きなショックを受けます。
自分の家は大丈夫なのか焦りや不安を募らせる乗客たち。
「早くバスを出してほしい」と訴える人もいました。
加藤さんは「落ち着いてほしい」と声をかけ続けます。
震災発生から3日後ようやく気仙沼に向けて出発します。
ショッピングセンターで偶然に出会った同僚の運転手から走行可能なルートを聞いたのです。
こうして乗客全員を気仙沼市に送り届ける事ができました。
津波で営業所は壊れほとんどのバスが流されていましたが幸い職員は全員無事でした。
JRも運転再開のめどが立たず交通機関は完全にまひしていました。
営業所は一刻も早く運転を再開させようとバスを事務所にして仕事を始めます。
震災発生から1週間後。
気仙沼と仙台を結ぶ区間で運転を再開しました。
2014/09/18(木) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県気仙沼市 加藤政志さん」[字]

高速バス運転手の加藤さん。仙台から気仙沼に向かって走行中、緊急地震速報に気づきバスを道路脇に停めた。その後、高速道路を降り乗客をショッピングセンターに避難させた

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した方々の「あの日」の証言。宮城県気仙沼市の高速バスの運転手、加藤さん。仙台から気仙沼に向かって高速道路を走行中に緊急地震速報に気がつき、とっさにバスを道路脇にとめた。揺れが収まると、いったん近くのパーキングエリアに避難した。その後、石巻市内のインターチェンジで高速道路を降りて乗客全員を近くのショッピングセンターに避難させた。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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