ためしてガッテン「新ジャガ!感動5連発 常識破り調理で新食感」 2014.09.18

「ガッテン」今日のテーマはみんなの愛しの食材…今はまさに取れたての「新ジャガ」の季節!「新」って付くだけでうれしくなっちゃういいイメージありますよね〜。
うんうん。
ですよね!そう!何だって新しいのが一番!ほら見て!この新ジャガのみずみずしさ!何てったって新ジャガは収穫後すぐに店頭に並べられるもの。
倉庫で保存された普通のジャガイモとは全く別物なんです。
そのおいしさはどれほど違うのか新ジャガと保存したジャガイモを食べ比べてもらうと…。
やっぱり!人気の差は歴然!見事新ジャガが圧勝!と思ったら…あれっ?皆さんが「おいしい」と選んだのは保存したジャガイモ!?ひょっとして新ジャガってただ…ねえ先生!どうなの?…と語るのはビタミンCの専門家。
なんと新ジャガは3倍もビタミンCが!すご〜い!でも栄養だけ?新ジャガに秘められた「あるパワー」を引き出すとなんと新ジャガが驚きのおいしさに!えっパリパリ?シャキシャキに?もちもちまで!?まさに変幻自在!夢の食感に!これを生かさないなんてもったいな〜い!こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
まあ「新」を付ければ何となくフレッシュな感じがいたしまして…。
でもご覧下さいよこれ。
今日始めるにあたってこんなに盛り下がるデータもないですよ。
(笑い声)新ジャガに付いてる「新」はどんな「新」なんだろう?
(有野)全然考えた事なかったんですけど…。
(笑い声)でも「新ジャガ」って聞いただけで…新ジャガの好きなところは…さて一年間で…日本人が…。
(有野)何?
(大沢)そんな重いんですか?食べる…ジャガイモの…1人当たりの量が…25kgなんです。
(笑い声)何にも入ってないんじゃないですか?25kgだったら多いんじゃないですかね?
(小野)いえ…
(一同)へえ〜。
じつは一番食べている国は…。
(大沢有野)え〜!?
(大沢)うそでしょ…。
年間1人当たり170kg。
(一同)え〜!世界一ジャガイモを食べている国の名は…。
「ベ」?違います。
ガッテン!はい?国じゃねえよ!
(笑い声)違うんですか?さあご紹介しましょう。
この国です。
この国の方に「新ジャガなんて別に…」って言いましたところものすごい反応を頂きました。
そうです!よくお分かりになりました。
上から目線で「ほんとに情けない」…そういう感じで…。
世界一のジャガイモ国ベラルーシの新ジャガ観はこういう事なんでございます。
世界一ジャガイモを食べる国ベラルーシ。
それはロシアとポーランドの間にあります。
国土の広さは本州ほど。
そこに1,000万人が暮らしています。
寒さが厳しいベラルーシは小麦がなかなか育ちません。
そこで寒さに強いジャガイモが主食になったんですって。
どんなジャガイモ料理があるのか?とあるレストランにお邪魔します。
えっ日本語?そう!じつはこのお店東京にあるベラルーシ料理のレストランなんです。
メニューにはジャガイモを使う料理がいっぱい。
その数じつに20種類以上。
さすが世界一!こちらがベラルーシ自慢のジャガイモのフルコース。
まずは…そして欠かせないのが…。
これはベラルーシ人の大好きなもの。
裏ごししたジャガイモに牛乳とバターを混ぜて作ったピュレ。
これ単なる付け合わせじゃありません。
ピュレはベラルーシ人の主食。
日本でいえばご飯に当たるものなんです。
さっぱりとしてどんな料理にも合うんですって。
いろんなジャガイモ料理を作るのにこの店で使っているのがこちらのジャガイモ。
保存しておいたジャガイモだと甘みが出てしまい料理の味を損なっちゃうんですって。
ジャガイモは甘すぎちゃうと…うちのお母さんああいう感じのジャガイモをむいた時は…え〜!そこまで新ジャガにこだわるとは…。
そんな新ジャガ命のベラルーシ人が特に愛する新ジャガ料理がこちら!これがベラルーシの家庭料理「ドラニキ」。
新鮮な新ジャガイモがいいです。
新ジャガを使ったパンケーキ「ドラニキ」。
その意外な食感はスタジオで!
(山瀬)へえ〜。
さあこのお料理の名前ですけれども…。
「ドラニキ」といいます。
(山瀬)おいしそうだった。
(大沢)パンケーキみたい…。
ゲストの皆さんもどうぞ。
(大沢)食べてみます。
おいしい…えっ?
(有野)これジャガイモですか?何でこんなもちもちしてるの?
(山瀬)わ〜おいしい。
もちもち。
そうなんです。
新ジャガの本当の魅力はこれです。
(大沢)へえ〜。
ベラルーシの方々は新ジャガだからこそこれなのよっていう。
これじゃあできないのよ。
もっと言うとこっちはもうジャガイモじゃない…。
「捨てる」とおっしゃってましたね。
なんか…ジャガイモを愛してる国はこっちしか得られないものを知ってるんです。
それの一つがこれでございました。
でも日本にだって新ジャガはあるという事は…ね?そうなんです。
北海道でございます。
そこにはその方々だけが知ってたんですよ。
その方々だけが楽しんでた。
何だ?何?
(大沢)気になる気になる。
新ジャガの魅力をこちらの方々に教えて頂きました。
やって来たのは北の大地!ジャガイモ生産量日本一の北海道。
見て!取れたての新ジャガ。
今はまさに収穫の最盛期なんです。
そんな北海道ならではのジャガイモの食べ方って何ですか?えっ「いも餅」?そこまで愛されてきた北海道の郷土食いも餅とは…。
ありました!これがいも餅ですか。
ゆでたジャガイモを丹念につぶして片栗粉を加えてよくこねます。
それをフライパンで焼くと出来上がり〜。
このいも餅もちもちした食感が人気なんです。
でも……という情報が!取材班が急行したのが北海道最南端の町…ごめんくださ〜い。
訪ねたのは地元の料理に詳しい阪本信さん。
新ジャガならではのもちもち料理があるんですって。
一体どんな料理なのか?早速取れたての新ジャガで作って頂く事に。
「どったら餅」を作ると聞きご近所の方たちも手伝いに来ました。
いや〜仲良し3人組。
…と思ったら。
そんなに大変な料理なの?新ジャガをゆでる事30分。
いよいよ謎のもちもち料理作りが始まります!とここで3人が見つけたのが…。
あ〜よかった!ん?これは…それをゆでたての新ジャガにのっけて…。
これは確かにおいしそう!ホクホクの新ジャガを味わう最高にぜいたくな食べ方なんですって。
…と小腹を満たしたところで作業再開。
ゆでた新ジャガをすり鉢に入れて何かしています。
すると…。
何じゃこの粘りは!?じねんじょみたいにネバネバだ〜!だからね最低でも3人で交代で。
押さえる人もいなきゃいけないしね。
な〜るほど!「一人じゃ作れない」というのはこういう事だったんですね。
この不思議などったら餅の食べ方は…。
めんつゆにつけて頂くのが地元の楽しみ方なんですって。
(秋本)はいいただきま〜す。
う〜んおいしい。
おいしい。
おいしい。
新ジャガすご〜い!でも…え〜?え〜すごい!何であんな…餅になるんだろう?
(大沢)ジャガイモだけじゃないですよね多分何か入れてますよね。
ではおばさんたちは一体何を入れていたんでしょうか。
手元を見てみますと…。
(大沢)何?なんと…。
何も入れてません。
(一同)え〜!?
(大沢)それであの粘り?はい。
すりこぎですっていただけです。
(有野)何か入ってるでしょ?
(笑い声)これが時間とともにだんだん減っていったりするんです。
新ジャガだけをすってこねているうちにこんなになっちゃったって事ですね。
(大沢)え〜うそだ〜。
やらせて下さい。
触ってみてよこの粘りを。
(大沢)うわ〜!すごい!新ジャガだけですよ。
言っときますけど。
(山瀬)それがまだ信じられないんですよ。
何で?
(有野)これすごいですよ。
粘るんです。
(大沢)マッシュトポテトみたいなサラサラな感じじゃないんですよね。
この事が分かった事で生まれたある食べ物を皆さんにこれから召し上がって頂きます。
これは…こんな事言ってなんですけど驚くよ。
(笑い声)食べたい。
えっ?食べたい。
コロッケです。
新ジャガコロッケ。
あっうまい。
(大沢)おいしい!何これ!?はい。
イモしか入ってないんです。
切ると何に皆さんが驚いておられるかが分かると思います。
こんな状態なんです。
(大沢)ふわっふわのもっちもちですね。
ドロッとすんねや。
へえ〜すごい。
ね!全てはこの粘りけですよね。
そうです。
ただ新ジャガをすっただけ。
それでこのネバネバになったりトロトロになったりするんです。
へえ〜。
すりこぎでやってるだけで。
という事は新ジャガと寝かせたジャガイモの中に何か違いがあるんですよ。
そうですよね。
さあそれを模型で分かりやすくご説明をいたします。
新ジャガです。
よっこらしょ…。
中に黄色い粒と赤い粒で表しましたのが…。
赤が糖分そして黄色はでんぷんです。
これが新ジャガの状態だと思って下さい。
さあこれが…色気が出てくるの?色気が出てくる。
ジャガイモに色気は出てこぉへんやろ。
(笑い声)
(笑い声)つまり今言いたかった事はでんぷんが糖に変わっていくんだろうと…。
いかがでしょう?そのとおりです。
おかげで街頭インタビューをしますと皆さん口々におっしゃいました。
「寝かせといた方が甘いしねやっぱり新ジャガより普通の寝かせたジャガイモよ」とおっしゃってたのはここに理由があるようです。
しかし新ジャガは…こうです。
でんぷんのままです。
糖には変わっておりません。
ですから甘みを求める方にはおすすめできません。
でもそれが今回あのトロットロのすばらしいコロッケ。
はい。
ネバネバトロトロの理由をそれではご説明します。
どうしてあのトロトロが出るか。
でんぷんを1つ取り出します。
このでんぷんというのはこういうものなんです。
あぁ〜。
これ自体が一つの細胞になっていて「貯蔵細胞」といいます。
貯蔵細胞の中に白い粒がたくさん入っていました。
この白い粒は…どういう性質を持っているかお見せします。
これが新ジャガのでんぷん粒。
水に溶かしそして加熱すると…。
(大沢)あら!のりになります。
この時ミクロの世界で何が起きているか。
顕微鏡の映像でご覧頂きます。
水を吸ってでんぷん粒が加熱されて…。
(大沢)わ〜大きくなって…おぉ〜すごいすごい。
大きく膨らみます。
水分を吸って大きく膨らむ。
この時粘りけが生まれます。
(大沢)なるほど。
ははぁ。
という事はすり鉢でとにかく…。
(山瀬)開けるんだ!そのカプセルを。
そうなんです。
すり鉢でジャガイモをあたるという事はこれを開ける事なんです。
あ〜そうかそうか。
つまり今もちもちだったねと喜んだコロッケのもとはこのでんぷん粒がもたらすもちもち感。
はい。
そしてそのでんぷん粒が入っている貯蔵細胞黄色いでんぷんの塊一個一個がものすごく多いのが新ジャガっていうわけです。
なるほど。
でもじつは重大なポイントがあるんです。
(大沢)ほらやっぱり!あのすり棒ですよ。
(有野)棒かな。
(山瀬)何か付けてたね。
その秘密はですね先ほど召し上がって頂いた「トロトロコロッケ」。
作り方をよ〜く見て頂くと分かります。
(2人)今日はジャガイモでコロッケを作ります!登場したのは双子のそっくり姉妹。
姉のまいかと…。
妹のゆいかです。
この2人料理の腕前までそっくり!使う道具や材料ももちろんそっくりおんなじです。
用意したのはどちらも30分ほどゆでた新ジャガ。
ではコロッケ作り始め〜!まずは2人ともゆでた新ジャガを力いっぱいつぶします。
それを手で丸めたら小麦粉卵パン粉につけていきます。
ここまでは2人とも全く同じ。
いよいよコロッケを揚げます。
揚げ時間は…。
やはり2人とも同じ2分でした。
出来上がったのがこちら。
姉が作った方はごく普通のホクホクのコロッケですね。
一方妹のは…。
おっ!トロネバのクリームコロッケ!じつは2人に渡した新ジャガにある違いがあったんです。
何だか分かります?さあ早押しで答えて…。
(大沢山瀬)え〜?スタッフが姉妹にジャガイモを渡したところから映像を巻き戻していきます。
戻っていきます。
(大沢)髪形も一緒でしょ?Tシャツも一緒でしょ?さあ渡す前のジャガイモに大きな…。
ガッテン!あっと!早いねまみちゃん。
ていうか早押しはガッテンボタンでよかったんですか?
(笑い声)何でしょう?冷蔵庫を見ましたね?
(山瀬)うん。
「凍らせていた」。
違います。
ガッテン!あかねちゃん。
皆さんいいですか。
手前の…
(大沢)これでしょ!
(山瀬)あかねちゃん鋭いな。
つまりうちわで何を…。
優しく語りかけながら…「冷ましていた」。
見てみましょう。
(大沢)あっ…あっ!そうなんです。
大正解。
あらあかねちゃんすごいですね。
じつはお姉さんの方に渡したジャガイモは鍋から取り出した熱々。
妹さんに渡した方はうちわであおいで冷ましたものでした。
温度も…86度と26度。
全然違いました。
(有野)あっほんまや。
さっきそれこそブレークしてたじゃないですか。
ブレーク?塩辛?
(山瀬)ブレークタイム。
ブレークタイムしてたじゃないですか。
あの時間じゃないですか?そうなんです。
どったら餅作り新ジャガをゆでたあと塩辛をつけて食べながらジャガイモを冷ましていました。
鍋からすり鉢に移した時のジャガイモの温度。
(有野)あっ低い。
およそ22度。
しっかり冷ましたジャガイモをするとこの粘りが出るんです。
(有野)へえ〜。
(山瀬)でも…よく書いてあるんですよね。
味付けとかも。
鉄則なのかと思っていました。
そうですよね。
じつは「ガッテン」でもこれを鉄則としてご紹介した事がありました。
「ガッテン流コロッケの作り方」。
この鉄則のせいでじつは新ジャガの持つ本当の実力に私たちはどうやら気付けずにきたようなんです。
そうかそうか。
冷ますと粘りけが出る。
(山瀬)何でだ?ですよね。
模型でご説明します。
熱々の新ジャガをつぶすというのはどういう事かというと…。
加熱スタート。
湯気が出てまいりました。
こうなった時じつは新ジャガの中のでんぷんは…。
ちょっと触ってみて下さい。
柔らかい。
フニャフニャです。
(山瀬)ほんとだ。
さっきのカプセルみたいにパカッといきません。
柔らかいです。
このように熱で柔らかく…。
貯蔵細胞外側の容器自体が柔らかくなってしまっています。
そうすると変形するばかりでつぶれてはくれません。
(山瀬)何が何でもやろうと…。
(笑い声)しかしこれを冷ますと…。
こうしてうちわであおいでいるうちにどんどん冷めていきました。
はい湯気が収まりました。
冷めたジャガイモのでんぷんの貯蔵容器はさっきとは違います。
触ってみて下さい。
フニャフニャだったのがもう完全にガラスボールのようになりました。
(山瀬)ほんと。
このように固くなった貯蔵容器はじつはすり鉢に入れてすりこぎでつぶすと…。
(大沢有野)うわ〜!うわ…うわ〜!
(大沢)ネバネバが出てきた!そうなんです。
そうするとあのネバネバになるんです。
なるほど〜。
ちなみにすりつぶした新ジャガの内部を顕微鏡で見てみました。
まずは熱々の場合です。
このようにくっきりと細胞壁が見えています。
貯蔵細胞が壊れていないんです。
でも冷ましてからつぶした方は…。
(大沢)あっ。
壁が写っていません。
つまりあの壁を壊して中のでんぷんを出したという意味なんです。
ふ〜ん。
(大沢)なるほど〜。
(山瀬)よく気付いたなあこんなの。
(大沢)ね!そこによく気付きましたよね。
じつはやれるらしいですよ。
「どったら」ができるんですか?
(大沢)うれしい。
もう十分冷ましてありますしあとはひたすらするだけです。
あかねちゃんから順番にどうぞ。
分かりました。
結構大変ですねこれ。
まだ全然おイモ状態です。
(大沢)結構力要る。
これが先ほどの粘りけに変わるなんていう事は今見てる限りでは…あっ。
(大沢)ちょっときたかもよ。
きてない?
(有野)放送終わっちゃいますよ。
(笑い声)あっでも少しずつ…。
あ〜普通のジャガイモより圧倒的に粘り出は早いです。
はいどうぞ。
あっ俺?
(大沢)さすが男の人は力が違う。
では皆さんに頑張って頂いている間に新ジャガの粘りけのすごさこちらの実験でお見せいたします。
この白い粉新ジャガのでんぷん粒。
これを水に溶かして加熱して出来るものはのりでしたよね。
これは接着剤としても実際に使われています。
(山瀬)あっそうなんだ。
角材に塗ってくっつけその一方をトラックにつなぎもう一方を…。
(スタジオ一同)え〜!?重さ12tの大型バスを引いております。
(大沢)すご〜い!引いた。
動いたんです。
(山瀬)すごい。
皆さん手が休んでます。
(有野)あっ…。
(笑い声)建築現場でもでんぷんのりって使われてるんでしょ?はい。
どうです?はいもう十分でございます。
見事です!うわ〜出来た出来た。
やった〜。
(拍手)
(山瀬)食べたい。
食べたいですよね。
(大沢)あっめんつゆのやつだ。
あぁ!何これ!
(有野)おやつみたい。
(大沢)何だろうこれ不思議な食感。
ん〜。
(有野)おいしい。
食感がいいな。
(山瀬)おいしいこれ。
よかった。
うわ〜そうか新ジャガでないと出ない。
じつはこの発展形でもう一つ。
出来上がったどったら餅をオムレツに。
混ぜてそれから焼いたんです。
どったら餅のオムレツです。
おぉ〜。
(有野)あっうまい。
おいしい。
ふわふわや。
どったら餅を卵に入れてよくかき混ぜてそれから焼いたら空気をたくさん閉じ込めてくれたんです。
そうするとこのふわふわ感が冷めてもず〜っと残る事が分かりました。
(有野)卵と一緒に混ぜると…。
う〜ん!
(有野)おいしい。
というわけで見事な粘りけ新ジャガだけのもち世界。
ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!ありがとうございました。
ある食品メーカーの研究所。
ここにも新ジャガにこだわる人たちがいます。
ここで開発しているのが…ただいま出荷する商品の仕上がりを厳しく検査中。
ちょっと油っぽい?そう!特に厳密に見極めているのが色です。
油で揚げた時の色がこんなふうに白っぽいほどいい仕上がりなんですって。
ここで試しに取れたての新ジャガと冷蔵保存したジャガイモでポテトチップを作ってみると…。
あら!保存したジャガイモは焦げちゃった。
でも新ジャガは大丈夫。
糖分が少ない分焦げにくいんです。
そこでこのメーカーでは保存したジャガイモでも糖分が増え過ぎないようにいろいろと工夫しているんですって。
これがきれいじゃない?
(川崎)これかな。
これですね。
新ジャガならではの白くてきれいなポテトチップ。
皆さんも探してみては?さてここでもう一つ最後に…。
新ジャガと水が加わるととんでもない事になるんだそうでございますよ。
新ジャガがもちもちになる事にさっき驚いて頂きましたが全く違う状態にも大変身するものなんです。
新ジャガのもう一つの世界楽しんで下さいこちらです。
はいテーマです。
新ジャガもう一化けします。
新ジャガに秘められた更なるパワーとは?その手がかりを長野県で発見しました。
江戸時代から続く温泉地の情緒をとどめる…名物といえばやっぱり野沢菜の漬物ですよね。
でもじつはここに地元で古くから愛されてきた新ジャガ料理があるんです。
それがこちら。
初めて食べた人の感想は…。
あっウリね。
え〜?ジャガイモ料理なのにどうして?その秘密はこの料理の独特な作り方にあるといいます。
なぜか作るのは決まって…厨房から響くのは何かを洗うような…一体どんな料理なの?
(大沢)何だろう…あれっ?野沢温泉長野県の北部にあります。
そちらに伝わる郷土料理。
では召し上がってみて頂きます。
(大沢)えっ何これ!?漬物みたい。
(山瀬大沢)おいしい!そのとおり!そうです。
料理名…おいしい。
さっぱりしてる。
(山瀬)シャキシャキだ。
(有野)もっちりがええとこじゃないねや。
何で?え〜?夜でしょ…。
水の音がして…って言ってましたもんね。
(有野)温泉地でしょ。
やっぱでんぷんは「ホクッ」とか「もちっ」とかするから…ああ!作り方お見せしましょう。
決まって夜に行われるという調理作業。
まずはできるだけ薄く細く切ります。
そしてそれをボウルに入れてよ〜く洗います。
洗ったあとで更に流水にさらします。
ここで時間がかかるので一晩かかるんです。
そして…すると完成です。
実際どのくらいでんぷんが…。
でんぷんが実際にどれぐらい出るかっていうのを見るの?ここで?はい。
何も出てないじゃないですか。
いやいや底に沈んでいるものが。
えっ?
(大沢)白いの?はい。
つまりこれでんぷんなんです。
あっ…あ〜!
(大沢)ほんとだ!
(有野)濁ってきた。
こんなに!
(大沢)うわ〜!すご〜い。
そうです。
じつはこれまさに水溶きかたくり粉。
(山瀬)なんかそれ使えそう。
ね!これを上からかけると元に…。
(大沢)いやいや。
(笑い声)ダメです。
戻しちゃダメです。
まったくもう。
(笑い声)あらまあ。
じゃでんぷんを洗い流してしまうなら別に新ジャガじゃなくても何のジャガイモでもよさそうなものですよね。
ですけどこのシャキシャキ感のもとは細胞壁なんです。
その細胞壁には新ジャガの時に水分がたっぷり含まれていてだからみずみずしい食感が生まれるんです。
(大沢)新ジャガならではなんですね。
新ジャガからもちもちの分のでんぷんを引きますと今度はシャキシャキ感が残りましてなますなどにはもってこい。
すごいですねいろんな顔を見せてくれますね新ジャガ。
やっぱ新ジャガの方がいいですね。
(笑い声)今日はシャキシャキともちもち両方の新ジャガの世界ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
ニューポテトクッキング!
(笑い声)料理研究家林幸子さんです。
どうぞ!
(拍手)
(一同)よろしくお願いします。
やっぱり新ジャガは崩れやすいとか柔らかすぎるとかお料理的には負の方が多いような感じがしてたんですが。
いや新ジャガって水分がある分でんぷんとうまくくっついて形がきっちり成される。
そういう点での良さが出せるというか。
なるほどなるほど。
さあお料理。
まず大沢さんに作って頂きます。
「ジャガイモのうなきゅう」。
(林)まずは千切りを作んないといけないんですね。
シャカシャカと…。
気を付けて下さいね。
水にさらすの何分ぐらいでしょうか?
(林)お米をとぐような要領で2回ほど洗って頂ければそれでいいです。
ゆでるんですけどもシャカシャカと混ぜて頂いて。
全体がちょっと透き通ったらもうそれでOKです。
(大沢)どうでしょう?
(林)はいいいと思います。
ここできっちり水分を取る。
キュキュッと押しやって下さい。
それを巻いていきましょう。
のりを縦に置くんです。
この半分ぐらい…。
すし飯のようにこれぐらいのせて。
こういうふうにしたらしそを。
(大沢)そしてキュウリさんとうなぎさんを置いて。
(林)それごとキューッと。
(大沢林)クルクルクルクル…。
(林)いけたかな?あっ巻けてる!いけた。
はい半分に切って。
(大沢)あ〜きれい。
(林)きれいにいけました。
「ジャガイモのうなきゅう」完成です。
どのような味になるのか楽しみにいたしまして…。
次のお料理は有野晋哉さんに作って頂きます。
「チージャガ」。
おジャガを皮付きのまますりおろして下さい。
(林)このもちもち感を生かそうと思ったらちょっと水分をきった方が。
オリーブオイルをちょっとね。
じゃあこれを流して下さい。
(大沢)へえ〜楽しみ。
(林)手際いいですね。
(大沢)うん上手。
ちょっと透き通った感じになってきましたよね。
千切りのジャガイモを上にのっけちゃって下さい。
(有野大沢)え〜!塩・こしょうで味付け状態です。
「チージャガ」の「チー」はチーズです。
ナチュラルチーズグリュイエールチーズを用意しました。
(林)これでチーズをのせます。
上手に重ねるように3枚。
ハッ!
(大沢)おぉ〜。
(林)もうOKです。
「チージャガ」の完成です。
(大沢)あ〜おいしそう!
(拍手)まみちゃんお待たせしました。
「どったこ」です。
「どったこ」?
(大沢)ふ〜ん。
(有野)へえ〜。
どったら餅200g。
(林)全部混ぜて下さい。
紅ショウガ粉かつお青のりしょうゆゴマ油。
それを練り練りして…。
(山瀬)あっそうだったすごい粘るんだった。
いいと思います。
はい。
(林)そしたらば手水をつけて手に取ってこのタコを入れる。
あっそうかそうか。
タコを入れ忘れたらね…。
(林)たこ焼きにならないので。
(山瀬)で包む?
(林)はい。
これが小麦粉とかたくり粉を同割に合わせてあるんですね。
こういうふうにして…。
揚げる時にはできるだけ高い温度で。
200度ぐらいの高温で。
入れていっちゃいましょう。
あ〜いいね!膨れてきた感じとか色がついた感じが…ほら少し色がついてますよね。
(山瀬)きれい。
(林)そしたらもう大丈夫。
上げちゃって下さい。
(大沢)うわ〜きれいきれい。
ほんとたこ焼きみたい。
(林)ね!
(山瀬)わ〜いい!
(林)すばらしく出来上がり。
はい完成です。
「どったこ」です。
(林)美しい!
(拍手)それではいただきます。
(一同)いただきま〜す!「ジャガイモのうなきゅう」から。
(大沢)おすしみたいになってる。
おしょうゆ要らず。
ん!おいしい。
(大沢)おいしい!ご飯と全然違う。
(山瀬)おいしいこれ!
(大沢)夏にぴったりですね!
(林)でしょ?
(山瀬大沢)爽やかだ。
次のお料理「チージャガ」。
おいしいこれ。
ほんといろんな食感が口の中で楽しめる。
シャキシャキ。
(有野)もちもちもある。
(林)じっくり焼いちゃうとシャキシャキ感はなくなるので…。
早めに上げる。
(大沢)先生すごいわやっぱ。
最後の…。
「どったこ」です。
面白い。
ソースないのにたこ焼きや。
(大沢)何で!?
(有野)ん!おいしい。
(大沢)ふわっとトロッとしたたこ焼き。
新ジャガすごいわ〜。
レベル高いわ。
ごちそうさまでございました。
(一同)ありがとうございました。
(拍手)いかがでございましたか?何にも分からず「新ジャガだ!」って買うよりかはこうやって知っていろんな料理に使えるっていいですよね。
(山瀬)こんなに魅力的な食材だと思わなかったから新ジャガを待ち遠しく暮らしそうですよね。
そうですね。
そういうわけでこの番組見て頂いて増えるんじゃないんでしょうかね。
新ジャガの…。
(笑い声)すごい。
うまい。
どうよ?
(笑い声)
(大沢)ははぁ〜!それでは次回も「ためして」…。
(一同)「ガッテン」!ありがとうございました。
(拍手)最後に「知っ得メモ」。
まずはどったら餅で作る「トロトロコロッケ」。
用意するのは30分ほどゆでて冷ました新ジャガ。
衣を付けて…このどったら餅オムレツに混ぜればふわっふわに!お試し下さい!
(基子)家庭教師に参りました内藤と申します。
2014/09/18(木) 02:40〜03:23
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「新ジャガ!感動5連発 常識破り調理で新食感」[解][字][再]

今が旬の新ジャガ。でもただの「新鮮なジャガイモ」と思ったら大間違い!新ジャガだけが持つ驚きの変身パワーをいかせば、極上のトロトロもちもちフワフワ食感が自由自在!

詳細情報
番組内容
今が旬の新ジャガ。でもただの「新鮮なジャガイモ」と思ったら大間違い。とれたての新ジャガには、驚異の“変身パワー”があったのだ!新ジャガだけが持つそのパワーをいかせば、ジャガイモとは思えないモッチモチの極上食感から、シャキシャキの心地よい歯ざわりまで、さまざまな「未知のおいしさ」があなたのものに!これがジャガイモ!?という驚きの新レシピの連続に、スタジオも大興奮。新ジャガの真の価値がついに明らかに!
出演者
【ゲスト】大沢あかね,山瀬まみ,有野晋哉,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】生野文治

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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