孤独のグルメSeason4 第11話「大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ」 2014.09.17

《蒲田。
なかなか来ない街》《そうそうこのゴチャゴチャ感。
蒲田蒲田》あ〜宮下さんお世話になっております。
井之頭です。
はいええ明日ですか?はいはい…。
えぇわかりました。
じゃあ明日午後の3時に大井町に伺います。
はいはいよろしくお願いします。
はいありがとうございます。
ああどうも安藤さん。
井之頭ですはい。
例の件ですよね?早いほうがよろしいですね?でしたらあさっての午前中でいかがでしょう?はいじゃああさっての10時に大森で。
はいお伺いします。
はいはい失礼いたします。
はい。
《昨日は川崎と新子安だったし今週は京浜東北線ブームだ》鶴見?久しぶりどうしたの?電話かかってくる予感したよ。
なんとなく流れで。
時間や社会にとらわれず幸福に空腹を満たすときつかの間彼は自分勝手になり自由になる。
誰にも邪魔されず気を遣わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた最高の癒やしといえるのである
失礼します。
三反田社長にお約束いただいてます井之頭と申しますが…。
お世話になっております。
それで井之頭様申し訳ございませんが先ほど三反田から急用が入り遅れるとの連絡がありまして…。
ああそうですか。
もし可能でしたらお待ちいただけますでしょうか?はい大丈夫です。
いらっしゃいませ。
失礼します。
ありがとうございます。
暑いですね。
そうですね。
この暑さいつまで続くんでしょうね?はい?この暑さいつまで続くんでしょうね?あ…いつまででしょうね。
ホントこんなに暑いんだったらもう永遠に続くんじゃないかって思っちゃいますよね。
《思いません》お茶いただきます。
どうぞ。
すみません。
今日はどのようなご用件で?えっ?あ…どのようなあれかなと思いまして。
ああ。
あの御社のですね。
ええ。
あの那須にある保養所のインテリアを見直したいというご依頼だったもので…。
はいはいはいはい!《この事務員何者?白鳥美麗…》あそこのインテリア古臭いですからねご覧になりました?ええまあ…。
それでどういうふうになさるおつもりですか?はい?《なんで座ってんの?》カタログとかあるんですよね?あ…ええまあ。
《何?この状況》《いろんな意味で怖い》全然ダメですね。
えっ!?《はっ?》なんでこんな堅苦しい感じなんですか?あ…これあの非日常のラグジュアリー感を…。
保養所ですよ社員が仕事の疲れを癒やす場所ですよ。
それがこのソファーでこのローテーブルで気が休まると思いますか?はあ…。
女子代表で言わせていただければもっと開放感のある南国リゾート風のインテリアがいいと思うんですよ。
あの社長からのご依頼がヨーロピアンクラシックでということだったんです。
言われたことをそのままやるんなら入社1年目の子だってできますよ。
一流の営業マンっていうのはクライアントのこと本気で考えて場合によってはあえて苦言を呈する。
そういうことなんじゃないんですか?《ダメ出し説教。
ってかこの人誰?》私はですね…。
すみませんお待たせしました。
あれ?白鳥君。
お客様に弊社のことについてご質問されてましたのでお答えしておりました。
《質問してないし》失礼します。
ごゆっくりどうぞ。
さてさて…。
で…これですか?そうなんですがもう一度検討したほうがいいかと思いまして。
そうですか。
でもせっかくですから一応拝見しますよ。
《あちゃ!まずい》いいじゃないですか井之頭さん!さすがですね。
はぁ…ありがとうございます。
この中から選ばせてもらいますよ。
はい…。
《なんだろう?素直に喜べない》あの…。
は?先ほどの女性は…。
あぁ!先週採用したパートのおばちゃんですよ。
先週?パート?何かご無礼がありましたか?あ…いえあの…。
何か失礼でも?いや…入ったばっかりのパートさん…すごいですね。
そうですか?アハハ!《アハハ!じゃないよ》あぁ!《なんだかだんだん腹が立ってきた。
と同時に…。
腹が減った》《うん空きっ腹で腹を立てちゃ体に毒だ。
なんか入れよう》《蒲田蒲田…》《蒲田飯どき行進曲。
中華に韓国。
イタリアン。
蒲田…なんでもありだな》《ん?あれって…。
ベトナム》《ベトナムふるさとの味》《なんかそそるじゃないか》《蒲田で出会ったベトナム料理。
いいかもしれない》《ここでいい…いやここがいい。
ベトナムとふるさとの掛け合わせ…。
こりゃひょっとするとひょっとするぞ》《額入り生春巻き。
なんだか闘志が湧いてくる》《ここがベトナム。
ここがふるさと》いらっしゃいませ。
そちらどうぞ。
いらっしゃいませ。
メニューはそちらです。
どうぞ。
(ベトナム語)《う〜んちんぷんかんぷんだ》《でもきっとうまい》《初めて来たのに懐かしい》《うわべだけではない。
何だろう》《時間だ。
時間の流れが微かに日本と違う。
それがベトナムの空気を作っているんだ》
(笑い声)《どれ…》《まるでベトナム料理観光》《フォーと並ぶベトナム2大料理の一つ生春巻き。
額に入ってたのは海老だったか》《肉海老魚。
こっちは揚げてあるのか。
これもいいな》《バインセオベトナム風お好み焼き。
とりあえず候補》《ベトナム料理ってこんなに多種多彩だったっけ?あっ表で見たページ。
そうか麺もいいよな》《うわっご飯もの。
んっ?とりおこわ。
悩ますな…》いらっしゃいませ。
シンチャオ。
(ベトナム語)《この肉入りおもちってのにしてみるか。
予想のつかないものも入れたい。
よし》すみません。
はい。
え〜っと…海老の生春巻きとえぇ…このチャージョーっていうのはこれ半分になりませんかね?はいお一人様だったら大丈夫ですよ。
あっすみません。
じゃお願いします。
それとえぇ…。
とりおこわとえぇ…肉入りおもちをください。
はい。
お飲み物は?あっ…タマリンドジュース。
はいかしこまりました。
《何?タマリンドって。
思わず頼んじゃったよタマリンドジュース》行こうか。
ごちそうさま。
ごちそうさまです。
また来ますね。
バイバイ。
(ベトナム語)《きっとこっちに住んでいるベトナムの人たちに人気の店なんだな。
いいじゃないか。
ええじゃないか。
BじゃないかCじゃないか》お待たせしました。
タマリンドジュースになります。
《おっきた。
タマリンド》《へぇ〜なんか酸っぱいナシみたい》お待たせしました。
(ベトナム語)あっありがとう。
《おっ俺のか?》《きた!》お待たせしました。
生春巻きです。
いただきます。
《お〜っ!海老が透けて見える。
スケルトンタイプ》《おっうわ〜うまいこれ。
これはいい。
うまいものを食って怒る人はいない。
腹が立ったらおいしいものを食べろ》《お〜っこのタレすごい。
ベトナムふるさと風濃厚味噌ダレ》《額に入れたくなるのもわかる》《ほうチャージョーこうきたかベトナム》《これも巻いて食べろってことか》《葉っぱがありとなしとじゃ趣が違う》《これは麺もいっといたほうがいいな。
でないと後悔しそうな気がする》《牛肉のフォー…いや今の流れなら少し深入りしてみよう》すみません。
はい。
レモングラスのビーフンをください。
はい。
あのここの料理はベトナムのどのあたりの料理なんですか?いろいろですけどいちばん多いのは南のほうですね。
ホーチミンとか。
そうです。
あぁ。
(ベトナム語)《ホーチミンと蒲田似てるのかもしれない。
さて次はこいつだ》《へぇこんな…》《あっあったかい。
口の中がホーチミンだ》《もちとも肉とも長いつきあいなのに何だこのこんなはじめまして感は。
ベトナム料理あなどれんぞ》〜《パクチー大好き。
もはや食べられなかった頃の自分が思い出せません》お待たせしました。
とりおこわになります。
どうぞ。
《ソーセージ写真にはなかった。
でもこれってベトナムソーセージじゃないか。
それならラッキー》《ちょいとスパムっぽいのもアジアだ》《ありゃりゃ見た目と全然ちゃう》《これはごちそうおこわだ》《ベトナムおこわ私の大好物になりました》お待たせしましたブン・ボー・フエです。
《おお新たな食欲がわき上がる香り》こちらのお皿下げますね。
ああはい。
すみません。
ありがとうございます。
あのこれはどうするものなんですか?これは半分ブン・ボー・フエに入れてレモンをしぼって食べてください。
ああわかりました。
どうぞ。
《では…》《ああ…このすっぱ辛さ》《うんうん!》《ソーセージがダブってしまったが最初に食べてしまってなかったことにする》《こりゃスルスル入る》《よし!》〜《東京で食べるベトナムの夏。
こんなふるさとなら誰だって帰りたくなる》〜あ〜!《ベトナムゆっくり行ってみたいな》あ〜ごちそうさまでした。
すみません。
はい。
ベトナムコーヒーをください。
ホットでいいですか?はい。
(ベトナム語)お待たせしましたベトナムコーヒーです。
《ほう…》この中にお湯入ってまして3〜4分を待って練乳と混ぜてください。
熱いので気をつけてください。
はい。
《そういう方式か》《そそくさと店を出ないでこのベトナムの時間にもう少し浸っていこう》《あ〜寝ちゃいそう。
昼寝させてくれないかな?》
原作者久住昌之が実際にお店訪問
ベトナム家庭料理が気軽に楽しめるレストランティティ
これは悩みますね。
空芯菜もいいね。
久住さん悩んだ末ご覧の2品をオーダー。
そして…
飲み物をジュジュース…。
フランスの技術で造られた東洋で一番古いジュースですって書いてありますね。
お待ちください。
ラルージュースベトナムでいちばん飲まれているジュースだそうです。
これは僕が独自に開発した
そんな話をしていると…
失礼します。
こちらラルービール…。
ラルージュースですね。
ジャケットがいいですよね。
ジャケ飲みですよこれは。
おいしい!日本のジュースとちょっと違いますね。
ナンプラーと酢を混ぜた特製ソースにつけていただきます
こういうものなんですね。
さていかがでしょう?
うん!おいしい!他で食べたことのない…おいしい!ジュースにも合うんじゃないかな。
合う!また当てちゃったね。
ティティの五目おかゆは味がしっかりしているので食事にもぴったり
このレンゲのダブったのはどうすればいいんだろう?どう使うんだろう?これで取ってこれで食べるっていうことかな?なんか二度手間君のような気がするんだけど…。
あっでもこれおいしそうだよ。
僕おかゆファンなんですよ。
おかゆ好きの久住さんいかがですか?
ここはイカが入ってきましたね。
おいしい!おかゆなのにちょっと香ばしいにおいがしてちょっともっちりした感じがやっぱお米のせいかな?これはね優しいですよ。
これいいな!
日本にいながらベトナムのゆったりとした時間をも感じさせてくれるティティ。
皆さんもぜひ
2014/09/17(水) 23:58〜00:45
テレビ大阪1
孤独のグルメSeason4 第11話「大田区蒲田の海老の生春巻きととりおこわ」[字]

異色のグルメコミックを松重豊主演で実写ドラマ化する第4弾!雑貨輸入商を営む井之頭五郎は仕事で訪れた町で、ふと店に立ち寄り自由に食事をする。今回は「蒲田」。

詳細情報
ストーリー1
井之頭五郎(松重豊)は蒲田のとある事務所でクライアントの社長を待っていた。しばらくしてお茶を持ってきた制服姿の白鳥美麗(伊佐山ひろ子)がなかなか五郎のそばを離れない。やがて今回の仕事の話を尋ねてきて、五郎が受け答えしていると、突如変貌して驚愕する五郎。

ストーリー2
なんとか仕事を終えると腹がすいてきた。何でもあるこの街で何を食べようか悩んでいると、「ベトナムふるさとの味」という文字が目に入り、そそられた五郎は中に入ってみる。そこではベトナム語が心地よく流れていた。
出演者
【出演者】
 井之頭五郎…松重豊

【第11話ゲスト】
 白鳥美麗…伊佐山ひろ子
原作脚本
【原作】「孤独のグルメ」
作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊SPA!)
【脚本】田口佳宏
音楽
The Screen Tones(久住昌之、フクムラマサトシ、河野文彦、西村Shake克哉、栗木健)
監督・演出
溝口憲司
プレゼント告知
【プレゼントクイズ】
<松重豊さん直筆サイン入り「孤独のグルメSeason4」番組公式ポスター>プレゼント!
ドラマの中にクイズの答えが隠されていますので、お見逃しなく!
公式ホームページの応募フォームからご応募お待ちしております。
関連情報
【ホームページ】

http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume4/

【Twitter】

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ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
情報/ワイドショー – グルメ・料理

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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